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GBRCニューズレター No.169

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Global Business Research Center Newsletter
GBRCニューズレター No.169  2005年8月8日号 (毎週月曜日発行)
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今週の目次

☆GBRCニュース 『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.7 発行!!
             ダウンロード数ランキングも更新

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☆GBRCニュース 『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.7 発行!!
             ダウンロード数ランキングも更新
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『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.4, No.7が発行されました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/index.html
今回、このウェッブの目次ページのフォントを大きくしました。さらに、ブラウ
ザの「表示」→「文字のサイズ」で「大」以上を選んでいただければ、どの文字
も大きくなります。一度お試しください。

目次と要約は下記の通りですが、先々月から、コンテンツ・シンポジウムの講演
要旨の連載と「解説」という形でネットワーク分析用ソフトウェアのマニュアル
の掲載を始めました。研究会報告は無料でダウンロードできます。

1. 〔連載:コンテンツ・ビジネスの未来〕 pp. 323-342
第三回 コンテンツ産業論の現在
  武石 彰  「音楽産業と技術革新:大規模技術システムとしての進化」
  小橋 麗香 「日本の家庭用ゲームソフト会社のソフト開発プロセスと
         人材マネジメント」
  岡田 美弥子「マンガビジネスの成長要因」
 前回までの連載では、コンテンツ産業を実際にてがけている方から、ビジネス
の現場における現状や問題点を取り上げてきた。第三回は、研究者の立場から、
コンテンツ産業に対してどのような研究成果をあげられてきたか、また今後どの
ような研究アプローチをとるべきか、といった点について論じていく。経済学、
経営学の研究者にとって、研究対象として一般的だった製造業とは異なるコンテ
ンツ産業に取り組む場合、いきなりアプローチまで新しくすることは有益ではな
い。新しい対象に既存のアプローチや研究蓄積を利用しながら取り組み、その中
から共通性や異質性を解明していくことが研究の発展につながる。
 コンテンツ産業に対する本格的な研究は、まだ非常に少ない。その中から、三
つの研究報告を取り上げた。第一の武石論文では、音楽を対象にして、ラジオか
らネット配信に至る長い発展の歴史を、大規模システムのイノベーションという
アプローチをベースにして解明している。第二の小橋論文は、ゲームソフトを対
象にして、製品開発研究としてアプローチしている。最後の岡田論文は、マンガ
を対象にして、事業戦略論からアプローチしている。対象もアプローチも異なる
3論文だが、いずれもそれぞれの分野で先導的な研究であり、今後の研究方向に
多大な示唆を与えてくれるものである。(要約:新宅純二郎)

2. 桑嶋 健一  pp. 343-364
 〔連載:ケース研究  機能性化学品の製品開発 第一回〕
 「液晶用光学補償フィルムの製品開発とビジネスモデル
  ―富士写真フイルム「ワイドビュー・フィルム」―」
  本稿では、機能性化学品における製品開発の成功事例のひとつとして、富士写
真フイルムの液晶用光学補償フィルム「ワイドビュー・フィルム」を取り上げ、
その製品開発マネジメントについて検討する。事例分析より、製品開発プロセス
においては、「顧客の顧客」への直接アプローチによる的確なニーズ情報収集が
重要だったこと、さらに、製品開発成功後に、「単一商品戦略」「製品開発情報
提供の前倒し」といった “仕掛け” や “ビジネスモデル” を戦略的に構築・
実施したことが、事業としての成功につながったことなどが明らかにされる。
キーワード:製品開発、機能性化学品、“顧客の顧客” 戦略

3. 竹嶋 斎・稲水 伸行  pp. 365-386
 「解説 ネットワーク可視化の技法―NetDrawの使い方」
  連載「ネットワーク分析と可視化の技法」の第三部である「ネットワーク可視
化の技法―NetDrawの使い方」では、UCINETに組み込まれているネットワーク描
画ソフトウェア、NetDrawの解説を行う。
 NetDrawは、Steve Borgatti氏によって作成された、ネットワークの描画に特
化したフリーソフトである。第二部で紹介したPajekと異なり、NetDrawではネッ
トワーク分析の指標を計算することはできない。しかし、ドット単位でのノード
の位置調整やフルカラー1677万色に対応した色表示などが行え、Pajekよりも豊
富な描画機能を有しているといえる。特に、図を平易なルールで書かれたプログ
ラムファイルとして保存できる機能は秀逸である。「VNAファイル」と呼ばれて
いるこのファイルはテキストエディターで開くことができる。そのため、WEBサ
イトに用いられているHTMLファイルのように、ビジュアル的な編集をテキスト
ベースで行えるのである。
 本解説は3-1から3-10までの10項目で構成されている。前半の3-1から3-5で
は、NetDrawの基本的な操作法を簡潔に解説する。後半の3-6から3-10では、VNA
ファイルと図の関連性を紹介しつつ、テキストベースで見やすく美しい図を作成
する方法を説明していく。
 本解説では、ネットワーク分析の指標などにはふれず、ネットワークの描画だ
けに焦点を絞って解説しているが、本解説がネットワーク可視化の技法習得の入
り口になれば幸いである。

4. コンピュータ産業研究会 pp. 387-398
 神野 新「情報通信産業で進行中の世紀の構造変革
      ―“地上最大の企業” AT&Tの崩壊を中心とした考察―」
 現在、世界のIT情報通信産業においては、(1)アナログからデジタル/IP化へ
の移行、(2)ブロードバンドとワイヤレスによる代替を受けた固定通信市場の急
速な融解、(3)固定通信と移動通信の融合、及び、通信と放送の融合など、「100
年に一度」級の大変革が生じているが、そのようなメガトレンドに対して、各事
業者がどのような戦略を展開してきたのか、また、適応に失敗した事業者の事例
として、AT&T買収による同社の消滅を取り上げ、世紀の大変革期の中で戦略転換
を模索する事業者の実態を紹介する。
キーワード:情報通信産業、戦略転換、AT&T
 
また『赤門マネジメント・レビュー』(AMR)のダウンロード数ランキングも更
新しました。
http://www.gbrc.jp/GBRC.files/journal/amr/rank.html
このうち、有料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングの部分をご紹介し
ます。ライブ感を出すために、ニューズレターの読者のため特別に、( )内に先
月(2005年5月25日現在)のランキングと1ヶ月間のダウンロード数も入れてみまし
た。

1 (1→) 高橋伸夫 「論説:日本型年功制の再評価」 546 (+14)
2 (2→) 高橋伸夫 「連載:英文論文のススメ」 465 (+16)
3 (3→) 藤本隆宏 「連載:Field-Based Research Methods」 444 (+18)
4 (5→) 高橋伸夫 「連載:ぬるま湯的体質の研究が出来るまで」 377 (+18)
5 (4→) 高橋伸夫・新宅純二郎 「Resource-Based Viewの形成」 368 (+10)
6 (6→) 高橋伸夫 「ペンローズ『会社成長の理論』を読む」 328 (+16)
7 (7→) 森 摂 「潮流2003 第五回 2006年問題の衝撃(下)」 305 (+3)
8 (8→) 藤本隆宏 「新製品開発組織と競争力」 293 (+13)
9 (9→) 阿部 誠 「連載:消費者行動のメカニズムを探る」 262 (+12)
10(10→) 森 摂 「潮流2003 第四回 2006年問題の衝撃(上)」 230 (+3)

無料コンテンツ・ダウンロード数(累計)ランキングもご紹介しましょう。今回、
MMRCの特任研究員でもある小川氏の論文がトップに躍り出ましたが、藤本先生の
論文も含め、上位2本はダウンロード数が1,000を超えました。

1 (2↑) 小川紘一 「光ディスク産業のビジネス・アーキテクチャとその変遷」
    1011 (+82)
2 (1↓) 藤本隆宏 「生産システムの進化論」 1007 (+44)
3 (3→) g新部 裕 「フリーソフトウェア活動と国際協力」 838 (+9)
4 (4→) 原田信行 「日本におけるコンテンツ産業の可能性」 797 (+11)
5 (6→) 林 隆一 「電子部品企業のビジネスモデル」 751 (+18)
6 (5→) 田中辰雄 「携帯電話産業におけるネットワーク外部性の実証」
    743 (+15)
7 (7→) 松原義継 「あるビデオゲームの開発事例」 730 (+7)
8 (8→) 椙山泰生・太田原準「中国企業の競争力と製品アーキテクチャ」
    706 (+15)
9 (9→) 金光 淳  「社会ネットワーク分析パッケージSociometorica」
    639 (+43)
10(10→)枷場博文 「境界と限界を超えるコミュニティ・イノベーション」
    651 (+20)

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このニューズレターに掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。
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発行周期: 週刊 最新号:  2019/02/18 部数:  1,030部

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