GBRCニューズレター

GBRCニューズレター No.168

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Global Business Research Center Newsletter
GBRCニューズレター No.168  2005年8月1日号 (毎週月曜日発行)
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今週の目次

☆GBRCニュース GBRCのホーム・ページの字が大きくなりました

☆GBRCニュース 「ものづくりインストラクター養成スクール」の関連記事が
        『日経産業新聞』に掲載されました

☆社会ネットワーク研究会のお知らせ(第22回)

☆組織論の文献解題シリーズ(7) Hedberg (1981)

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☆GBRCニュース GBRCのホーム・ページの字が大きくなりました
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お気づきでしたでしょうか。先週から段階的に、GBRCのホーム・ページ
http://www.gbrc.jp/
の字が大きくなりました。さらに、トップ・ページのニュースに関しては、ユー
ザー側の設定が反映されるようにいたしました。具体的には、IE5.0以上であれ
ば、ブラウザのメニューの「表示」→「文字のサイズ」で大きくすることができ
ます。

ニュース本体の方はWordを使用しているため、固定になりますが、こちらの字も
大きくなっております。一度、ご覧になってください。

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☆GBRCニュース 「ものづくりインストラクター養成スクール」の関連記事が
        『日経産業新聞』に掲載されました
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6月13日号(No.161)でも御報告いたしましたが、東京大学大学院経済学研究科の
「ものづくりインストラクター養成スクール」が、経済産業省が2005年度から始
めた「産学連携製造中核人材育成事業」として採択されました。既に2005年6月5
日付『朝日新聞』でも紹介されましたが、このほど『日経産業新聞』にも紹介記
事が掲載されました。

◎2004年7月25日付『日経産業新聞』18面
「育て!『ものづくりエリート』 『団塊』退職に危機感」

「ものづくりインストラクター養成スクール」は藤本隆宏教授(GBRC理事)が中心
になっているプロジェクトで、東京大学21世紀COEものづくり経営研究センター
(MMRC)に拠点が形成されます。GBRCもバックアップする予定です。

ちなみに、今回の記事は、いくつかの大学において、ものづくり人材の育成を産
学連携で試みる動きをまとめたもので、「ものづくりインストラクター養成ス
クール」については、藤本教授が多忙で都合がつかなかったために、高橋伸夫教
授(GBRC理事長)がインタビューに答えています。

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☆社会ネットワーク研究会のお知らせ(第22回)
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[日 時] 2005年8月5日(金) 19:00〜21:00
[テーマ] 「複雑ネットワークの科学
  〜 スケールフリー・ネットワークとネットワーク上の相互作用過程など」
[報告者] 増田直紀(理化学研究所 脳科学総合研究センター)
[趣 旨] スモールワールド・ネットワークやスケールフリー・ネットワークな
どのモデルに端を発する複雑ネットワークの科学は、社会ネットワークの研究に
も大きな影響を及ぼしつつある。本報告では複雑ネットワーク学の歩みを概観す
る。個論としては、「複雑ネットワークの科学」増田直紀・今野紀雄 (2005年
産業図書より出版)にて紹介されたBAモデル、頂点非活性化モデル、適応度モ
デルなどのスケールフリー・ネットワークの特性、および、複雑ネットワーク上
の確率モデル (社会的相互作用などのモデル) についてわかりやすく説明する。
複雑ネットワークの手法が社会ネットワーク研究にどのような新しいツールを提
供できるかについても考えたい。
[共 催] 東京大学COE「ものづくり経営研究センター」(MMRC)
[場 所] 特定非営利活動法人グローバルビジネスリサーチセンター(GBRC)
  〒100-6309 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング9階 960区
[参加費] 一般 2,000円   学生 100円
[連絡先] ご出席をご希望の方は、8月4日(木)までに
 安田雪 yyasuda@gbrc.jp までご予約をお願いいたします。
 お弁当のご用意はいたしませんので必要なかたは、各自ご持参ください。

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☆組織論の文献解題シリーズ(7) Hedberg (1981)
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最初に言い訳……
※ できるだけ面白さを伝えたいので、いわゆる内容の要約とは異なります。
※ 何人かの担当者の輪番制で執筆しますので、微妙に書き方が異なります。

Hedberg, B. (1981).
How organizations learn and unlearn.
In P. C. Nystrom & W. H. Starbuck (Eds.), Handbook of organizational design.
New York: Oxford University Press. pp.3-27.

 March & Olsen (1976)は学習のサイクルを、個人の行動が組織の行為を導きそ
れが環境の反応を呼び起こすという刺激-反応(stimulus-response)のシステムと
して表している。このSRモデルは組織学習における個人と組織との間の相互作用
を説明している。(詳しくは、前号No.167の解説を参照のこと)
 組織学習の際に見られる組織と環境との間の実験的な関係は、科学的な実験と
は少なくとも次の三つの重要な相違点がある:
(1)組織環境は頻繁に変化し、実験環境が次々と別のものに入れ替わる。そのた
 めに、理解は、新たな知識を学ぶことと陳腐化した知識を消去すること
 (discarding)の両方からなる。この消去活動がアンラーニング(unlearning)で
 あり、新しい知識を付加することと同様に重要である。
(2)科学的実験では環境を所与と考えるが、実験者としての組織は、環境への適
 応的調整だけではなく、イナクトメントも混合して行う。
(3)科学的実験では、March & Olsen (1976)の完全な学習サイクルのように、反
 応 の前に刺激があり、行動の結果を観察した後に知識や確信が変化すること
 が仮定 されている。しかしMarch & Olsen (1976)も指摘するように、組織学
 習は不完全なサイクルの下でも生起するかもしれない。
この論文では、学習に関する先行研究をレビューの上、SRモデルが採用され、組
織学習のプロセスが記述される。

1. 学習サイクルが完全であることを仮定した場合の組織学習
 この場合、組織学習には三つのモードがある。
(a)調整学習(adjustment learning)
(b)入替学習(turnover learning)
(c)再生学習(turnaround learning)
このうち、(b)の入替学習のとき、アンラーニングが起き、新しい行動との入替
が起こる。また(c)の再生学習は、メタレベルの学習(ダブルループ学習)であ
り、(i)知覚する刺激を選択し解釈する、(ii)知覚された刺激に合った反応を組
み立てるという二つのメタレベルのシステムのどちらかまたは両方が再構築され
る。アンラーニングや再構築によって組織の環境間移動が可能となる。

2. 学習サイクルが不完全であることを仮定した場合の組織学習
 学習のサイクルはしばしば断絶して、不完全なサイクルとなる。March &
Olsen (1976)はこの不完全性を次の4種類に分類した: 役割制約的学習、傍観者
的学習、迷信的学習、あいまい性下の学習。不完全な学習サイクルは現実の描写
についての妥当性や因果関係の理解の程度が低い行為の理論を導出するが、それ
でも、この不完全な行為の理論のおかげで、組織は行動し学習できるのである。
(担当NK)

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このニューズレターに掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。
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発行周期: 週刊 最新号:  2019/02/18 部数:  1,027部

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