日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信

あなたも「現状維持バイアス」の罠にハマってませんか?

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┃THE STANDARD JOURNAL~アメリカ通信~┃ http://www.realist.jp
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├ 2018年10月29日 あなたも「現状維持バイアス」の罠にハマってませんか?
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★今日(10月29日)は20時~
株式会社ベンチャー広報代表:野澤直人(@naohito_nozawa)さんとの生放送、
テーマは「明治維新否定本の研究」です。

薩長同盟、吉田松陰、明治維新etc...全部ウソだった?!
~明治維新否定本 の研究|ゲスト:野沢直人(株式会社ベンチャー広報代表)
|【20時スタート】OTB代表:和田憲治のTSJ1|

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FRESH!|https://freshlive.tv/otb

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こんにちは、おくやまです。

当然ですが、今回の「米中冷戦」の開始について、
それを認めようとしない人間というのは多くいます。

そのような認めようとしない人間のほとんどは、

「いやいや、そんなこと言っても、
 アメリカは本気で中国をつぶす覚悟を
 しているわけじゃないでしょ?」

「このままダラダラと今までのような日常がつづくのでは?」

という意見を持っている人々だと思います。

このような考えは、やや専門的な言葉でいうと
「現状維持バイアス」といいまして、
未知なる事態や状況に直面したときに、
その変化を認めたがらない人間の心理作用のことです。

ようするに、これは人間が根本的に変化を嫌う存在である
ということを指摘しているわけですが、
これはどうも人間の「知性の高低」や
「知識の豊富さ・貧困さ」とは関係がないようです。

今回、その一例として挙げたいのが、
ケヴィン・ラッドという人物です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
この方はオーストラリアの首相を
二度つとめたことのある元政治家です。

現在はニューヨークにある
アジア・ソサイェティの理事長をつとめながら、
イギリスのオックスフォード大学で、
習近平について博士号論文を執筆中という、
実務と学問を両立させようとする尊敬すべき人物であります。

もちろん政界に入る前には豪国立大学で
「中国学」を勉強していたこともあり、北京語が流暢に話せるため、
中国との強いパイプを持っております。

ここで注目すべきは、ラッド氏が
今回の米中冷戦が始まったことがささやかれる中で、
アメリカのメディアを中心に「中国通」として
次々とコメントを求められていることです。

ここでの彼のスタンスは以前から一貫して
「もっと中国を理解しよう」というもの。

私はこの彼の意見には、全面的に賛成ですし、
このような中国寄りとも思える意見を、
「中国のエージェントだ」
として批判するつもりはまったくありません。

実際のところ、彼が中国通であることを理由に、
「ラッドは中国のスパイだ」とするのも、
おそらく大きな間違いであると考えております。

ただし私が指摘しておきたいのが、
彼が「北京側の意見を知っている」という部分と、
彼が西洋と中国の間の橋渡しになっているからこそ、
そのスタンスに強烈な「現状維持バイアス」がかかっている、
という点です。

つまり、彼の実際の考えや、求められる役割が何であろうと、
彼の行動や言動は、米中関係における
北京側の意向を図る「ヤード・スティック」や
「リトマス試験紙」になりえる、ということです。

その点で印象的だったのが、
一時的に来日中だった先週の水曜日に、
ジャパンタイムズ紙のインタビュー(https://goo.gl/hfTuCG)で

「今回の米中対立を冷戦(cold war)というのはまちがい」

「前回の本物の冷戦に比べて、その劣度は全然ちがう。
経済交流も人的交流もあるから
冷戦という言葉を軽々しく使うべきではない」

という客観的かつ慎重な意見を述べていたことです。

私はこの意見は「米中冷戦を防ごう」
という立場の人間からすれば、
極めて真っ当な分析だと考えております。

ただし、もし本当に「冷戦」が始まっているとしたら、
もう彼の言うように「煽るな」というのは
遅すぎる提案なのではないでしょうか?

ようするに、彼のような「中国通」でさえも、
「このまま米中関係をなんとかマネージしたい」という
「現状維持バイアス」に毒されているといえるのではないでしょうか?

あなたは今、まさにケヴィン・ラッド氏のように
このような変化する未来を想定しているでしょうか?
そこから目をそらしているだけでしょうか?

もし変化することを理解できたとして、
具体的には何を変えて準備をしようとしているのでしょうか?

今回、緊急来日したルトワックと話し合った内容や、
英語圏のメディアやシンクタンクなどで示された様々な証言、
そして国際政治の大きな枠組みにおける分析などを中心に、

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