モバイルオフィスの作り方

[モバイルオフィスの作り方 Vol.0617] 神戸港コレクション

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◇  もう師走・・・・                     第617
 ☆モバイルオフィスの作り方 ★
                                 Vol.0617

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□   神戸港コレクション
□   今日の星空ーシリウスを発見する

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☆ 神戸港コレクション
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恐ろしいことに今年も師走がやってきました。
忙しい!忙しい!と言っているうちにキンモクセイの季節は過ぎ、少し寒くなっ
たと思ったらもう12月です。

◇ プログラマの学習
 今日は私達プログラマが、どのようにして世間の仕事を学習するのかをお話し
 ます。
 
 私の会社はソフト会社には珍しく(珍しいらしい)特定の業種の仕事を専門には
 していません。
 ご依頼をいただいたらどんな業種のお仕事でもします。
 
 したがってソフトや独特の成功したソフトができたから同業種に売りに行こ
 う・・というのはありません。
 
 しかも、世間で汎用的に使えそうなソフトのご依頼もありません。
 大抵は世界中でここだけが使うようなソフトの制作のご依頼が多いのです。
 もちろんどの仕事も最初は全く仕事の内容がわからないのでお客様からお仕事
 の内容を伺いながら制作します。
 
 そうしてたくさんの業種の仕事を承っているうちに様々なビジネスを学習しま
 す。ただし、学習すると行ってもデータの流れを学習するだけで、実務につい
 ては相変わらず素人ですが・・・・
 
◇ 世の中には実に様々な仕事が・・・・
 そもそも私どもにご依頼が来るのは他に例を見ないような珍しい仕事か、他の
 ソフトやさんが引き受けないような難解な仕事(猫またぎソフト)が多いので
 す。
 
 儲かるか???毎度苦しんでは技術開発をするので儲かるはずがありません。
 ではなぜそんな仕事を????
 
 とっても面白いのです。
 業務システムを作るということはかなり深い部分でお客様の仕事を理解しない
 とできません。
 ソフトを作ること自体も面白いのですが、それぞれの業種で微妙な工夫や努力
 をしている様子を見学することができ、実際にその仕事をするわけではないの
 ですが実に様々な仕事を見学できて、それは面白いのですよ。
 
 人生は物見遊山・・・・と考えると最もよい席で拝見できるのですから多少の
 苦労はいといません。
 
◇ 神戸港コレクション
 他にも沢山の種類の仕事をしていますが、中でも神戸で仕事をしていますから
 開運関係の仕事も多いのです。
 そしてこれは驚くほど精密にできた有機体で、びっくりするほどたくさんの仕
 事が支え合って成り立っています。
 
 貿易や開運といえば船会社や貿易会社を思い浮かべられると思いますが、実際
 にはもっとたくさんの仕事があります。
 
 ・ 船会社
  いわゆるオペレーターで、海運といえば思い浮かべる仕事すね。
  有名なところでは商船三井とか日本郵船がありますが、これが実にざまざま
  な形態があり、歴史も複雑で実に興味深いのです。
  
  私も古くからこの船会社のシステムを手がけていますが、この会社は先祖を
  たどると江戸時代の樽廻船をしていた会社まで遡れるそうです。
  
 ・ 貿易会社
  輸出・輸入の両方で複数のお客様がおられます。
  これもダイナミックな仕事で、驚くことに見知らぬ海外の顧客に商品を輸出
  したりしますが、この商品を見ることなく書類の上だけでコントロールして
  遠い国に商品が届き、お代をいただきます。
  物流の中心におられますが、不思議なビジネスです。
 
 ・乙仲
  通関代行を行う会社ですが、これもなかなかおもしろいですね。
  1社、担当していますが、とても難しい仕事で、見知らぬ国から輸入された
  商品や遠くに輸出する商品を税関に申告して関税を立て替え払いをしたりフ
  レイト(海上運賃)を支払ったりします。
  
 ・ 倉庫
  今は倉庫業のお客様はおられませんが、以前は保税倉庫の仕事をしていまし
  た。
  倉庫というのは貨物を預かる仕事ですが、実際には海運の貨物の集荷や引受
  など物理的にかなり中心存在する仕事です。
  難解といえばかなり難解な仕組みでした。
  
 ・ ワッチマン
  このあたりからちょっとディープな世界になりますが、代理店とか代理人と
  か行った仕事です。
  一般的な警備業と違って、港で荷役の観察を行い、荷主に報告することで収
  入を得る仕事です。
  現在もシステムを1社、担当しています。
  
 ・ サーベイヤー
  これも比較的最近まで知らなかった業種ですが、海運では必ず保険をかけま
  す。”CIF上海”とか行ったインボイスに記載される文言は”コスト+インシ
  ュアランス+フレイト→上海”という意味で、国内運賃+海上保険+海上運賃
  を出荷元が負担し、上海港で引き渡すという意味で、この内インシュアラン
  スが保険です。
  
  さて、いざ保険を適用する必要のあるような事案では保険を申請した人と保
  険会社の間で妥当な保険金額を算出するための公正中立な人が必要で、これ
  がサーベイヤーと呼ばれる会社です。
  
  現在も1社担当しています。
  
 ・ マンニング会社
  オペレータ(船会社)から見たら船はオブジェクトで積地や仕向地を指示すれ
  ば船はそこで仕事をします。
  しかし実際の”船”には乗組員がおり、食料や備品の供給など様々な仕事が
  必要です。
  そのような船の実際の運用にまつわる仕事をする会社がマンニング会社で、
  現在は担当していませんが非常に興味深い仕事でした。
  
 ・ A工業
  さて、この会社のことをなんと説明すべきでしょうか?
  海外の船会社は膨大な数のコンテナを保有し、世界中で稼働しています。
  それがたまたま神戸港で破損したので修理が必要な場合に、そのコンテナの
  所有会社の代わりに事故や破損の様子を確認し、修理価格を交渉することを
  仕事にしている会社です。
  利益代理人という言葉を学んだ事例でした。
  
 ・ ヘブライ取り
  神戸港では”早駒運輸”という会社が有名ですが、外国から大型の貨物船が
  神戸港に入港しようとしたとき、誰かが突堤で待っていて太いライン(船の
  係留索)をビットにかけて上げる必要があります。
  
  出港の際はその逆でラインやスプリングを外す人が陸上に必要です。
  この会社の仕事はしたことがないのですが(アルバイトをしたことがある
  )、考えれば絶対に必要だけれど、普通は思いつかない仕事ですね。
  
 主に貨物を扱ったり、船の周りの仕事を取り上げましたが、海運や貿易という
 のはお互いに見知らぬ人同士が遠くに離れていてもちゃんと貨物が到着すると
 いう摩訶不思議な世界です。
 
 その精密さはコンピュータプログラムと比べても決して引けを取りませんが、
 それでもちゃんと成り立っているのです。
 

◇ 知らない仕事がまだいっぱいありそうだ
 長い間、神戸で プログラマをしているのですがまだ私の知らない仕事がたく
 さんありそうです。
 
 検数会社というものを聞いたことがありますし、コンテナを運ぶガントリーを
 操作する会社もありますね。
 
 珍しいところでは”輸出梱包”を専門にする会社もあるようですし、外航船の
 ゴミを回収する仕事もあるようです。
 
 また古くは東洋信号という会社があり、この会社のことなど調べると時間がい
 くらあっても足りないくらい面白そうです。


そもそもこの話題はMS-DOSの時代に税関に通関の申請をするのに、すでにオンラ
インでできていたことをお話したくて始めたのですが、そこまで届きませんでし
た。A工業もMSーDOSの時代にヨーロッパからデータのメンテナンスを通信でして
いたことも話題にしたいところです。次回にします。
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☆ 今日の星空ーシリウスを発見する
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ここしばらく会社の帰り(片道1kmほど)にお天気が良い夜はいつも国立天文台
の”今日の星空”で見えている星を確認しながら帰ります。

◇ シリウスを発見する
 シリウスというのは全天で最も明るい星だそうで、今までも目にしていたはず
 なのに気づきませんでした。
 
 冬の夜空ではオリオン星座はすぐに目に付きますが、オリオンのベルトの三ツ
 星を左下にたどると青くて明るい星が見つかります。
 
 これがシリウスです。
 この星がシリウスだということは”今日の星空”で確認するまで知りませんで
 した。
 
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9
 
 NHKの”コズミックフロント”によるとシリウスはもとが明るいだけではなく
 、アルファ・ケンタウリ(地球からわずか4光年)の次に地球に近い恒星だそう
 で、美しい星です。
 
◇ シリウスは連星
 さて、そのシリウスは微妙に揺れ動くのだそうで19世紀にはすでに1000分の
 数度を数十年かけて揺れ動くことが発見されていたそうです。
 (どうやって????)
 
 そしてそのときに見えないけれど連星があり、その連星との公転が地球から見
 たら揺れに見えるはず・・・と考えられたそうです。
 
 そして20世紀になって大口径の望遠鏡が作られるようになってから伴星が発見
 されたとか・・・
 
 その伴星は大きさは地球ほどですが重さは太陽ほどある白色矮星というタイプ
 の星だそうで、想像しかできなかったものが見えたのだそうです。
 
 それにしても1000分の数度の揺れから伴星を想像し、それを発見する人々の執
 念には感動させられます。
 

◇ 連星が多数派?
 私達の太陽が連星ではない?ので連星と言われると珍しいように思いますが星
 は連星のほうが多数派のようで、太陽も本当に連星ではないかどうかはわから
 ないようです。
 
 数億年の公転軌道を持った伴星があったとしてもとても近い太陽では観測でき
 ないのだそうです。そもそも太陽が揺れた場合、太陽系が一緒に揺れるので地
 球からは観測できません。
 
 ところで連星は必ずしも2個とは限らず、ふたご座のカストルという星は6重連
 星です。
 地球から見たら1個の星にしか見えないのですが、実は6個の恒星が複雑に公転
 しているそうです。
 
 プラネット9と言って、太陽家の第9惑星があるはずだという研究をしておられ
 る天文学者が大勢おられますが、実は惑星ではなく遠くに恒星があるのかもし
 れませんね。
 
 第9惑星がないと海王星の軌道や天王星の傾きの説明ができないのだそうです。


◇ どれほど遠いのか??
 ところで先程わずか4光年と言いましたが、海王星や天王星、そして太陽系の
 外縁部のオールトの雲のはるかはるか先にその”わずか4光年”はあるわけで
 、気の遠くなうような距離です。
 
 ホーキング先生は地球からレーザー照射し続ける事による推進力で小さな探査
 衛星を高速の数%まで加速し、アルファ・ケンタウリに私達の世代に探査衛星
 を送り込めるとおっしゃっていましたが、指示を与える信号が届くのに4年、
 答えが帰ってくるのに4年かかるわけで、かなり自身で判断する仕組みを組み
 込んでおかないと探査機は何もできません。
 
 電波は光の一種ですから4光年先に届くのは4年かかるのだそうです。
 

◇ テクノロジーよりコンテンツ
 私達プログラマはいかに華麗にデータを表示するかを懸命に考えます。
 一方、国立天文台の”今日の星空”は古色蒼然たるテクノロジーで、WEBが出
 始めたことのようなソフトですが、そんなことは全く気にならずに毎日使って
 います。
 
 https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
 
 スティーブ・ジョブスのプレゼンテーション以来、伝える方法が華麗であるこ
 とが尊ばれる世の中ですが、大切なことは何を伝えるか・・ですね。
 
 ”今日の星空”はテクノロジーについても深く考えさせられるものです。

アルファ・ケンタウリやシリウスのそばに行っていたいとは思いませんが木星や
土星のそばには行ってみたいですね。
きっととても寒いのでしょうが・・・・
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[モバイルオフィスの作り方] はサボのマナベが日々気づいたこ
とや思ったことをお天気の良い日の縁側に座ってポツリポツリと
お話しするようなマガ ジンです。
ご意見などもあることと思います。
もしご意見等がありましたらお寄せいただければ随時話題にして
いきたいと思います。


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発行周期:  週刊 最新号:  2019/03/19 部数:  148部

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