JFSウィークリー

文化や伝統がつくる「絆」 【JFS ウィークリー】


カテゴリー: 2018年07月31日
【JFS ウィークリー】 (2018/07/24 - 07/30)

------------------------------------------------------------------------
『震災からの復興』

文化や伝統がつくる「絆」
https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id036130.html

 東日本大震災の被災者支援プロジェクト「JKSK結結プロジェクト」が、東京 
 新聞への連載を通じて被災地復興の様子を伝える「東北復興日記」。今回は、
 住民自身がつくり出す絆につながる文化や伝統について書かれた記事をご紹 
 介します。
------------------------------------------------------------------------

仙台市若林区は人口約136,000人、面積約50平方キロメートルと、市内で一番小
さい区です。2011年3月の東日本大震災では区域の半分以上が浸水し、300人を
超える尊い命が失われるなど甚大な被害を受けました。 

2017年に生誕450年を迎えた藩祖・伊達政宗公が、晩年の居城を設けたのは若林
区。杜の都の中でも、とりわけ豊かな自然に恵まれ、歴史と伝統に育まれた地域
でした。沿岸部を見渡せば、かつて仙台唯一の海水浴場としてにぎわった深沼海
岸に人影はなく、美しい松林も跡が残るだけです。 

市内に約1,500戸あった避難者用のプレハブ仮設住宅は2016度末で撤去が完了。
区内13カ所の復興公営住宅と6カ所の防災集団移転地で、新たな暮らしとコミュ
ニティーが生まれています。 

ただ、順調なことばかりではなく、県内の他市町や福島県から避難し、みなし仮
設に住まい続けている方も少なくありません。震災は広大な地域を一度に襲いま
したが、復旧や復興はまだらに進み、そのことが多くの人の心に重くのしかかり
ます。住まいやなりわいが再建できても、心の傷が癒やされるのはこれから。復
興とは、被災者一人ひとりにとって異なり、恐ろしく息の長い事業であることを
改めて実感します。 

被災した場所で再建に取り組む六郷東部地区で先日、震災後初の「ふるさと交流
祭」が開かれました。閉校した東六郷小学校に残る「黒潮太鼓」の伝統は、お隣
の六郷小学校に引き継がれ、児童たちの力強い演奏が、涙と笑顔を誘いました。

震災後、「絆」という言葉が注目されましたが、確かな絆は住民自身がつくり出
すものであり、そこには祭りや神楽・太鼓など、古くから受け継がれてきた文化
や伝統が大きな力を果たすことを、もっと見直すべきではないでしょうか。そん
な大切なものの価値を発信していくのも、私たちの重要な役割だと思っています。 

仙台市若林区長
白川由利枝


------------------------------------------------------------------------
『生物多様性・食糧・水』

東京都文京区「こども宅食」で新しいセーフティネット作り
https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id036132.html
------------------------------------------------------------------------

経済的に厳しい状況を抱えている子育て世帯を対象に新しいセーフティネットを
作る取組み「こども宅食」プロジェクトが東京都文京区で始まっている。「こど
も宅食」は、1~2ヶ月に1回のペースで必要な家庭に食品5~7kgを宅配する。
食品配送を通じて子どもと家庭を見守り、困りごとが起きる前に必要な支援に繋
げるなど、地域や社会からの孤立を防ぐことが大きなねらい。 

東京都文京区と5つの団体による社会問題の解決を目指する共同運営や、「ふる
さと納税」を活用した活動資金の調達、食品の配送希望者が書類を書いたり、窓
口を訪れずにLINEで利用申込が可能など、新しい形での事業モデルが注目を集め
ている。 

2017年の事業開始初年度は、目標金額2000万円に対して8000万円以上の寄付が集
まり、150世帯に食品配送を実施。2018年度4月には、利用申込のあった450世帯
の全家庭に食品配送が行われた。 

事業を通して、これまで行政で実施が難しかった経済的課題を抱える層への定期
的アンケートを通じたデータ収集も積極的に行い、今後も新たな問題発見と、手
法の改善につなげていく予定。


------------------------------------------------------------------------
『生物多様性・食糧・水』

農林水産省と環境省、食品ロスの削減に関する啓発資材を公表
https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id036134.html
------------------------------------------------------------------------

農林水産省及び環境省は2018年4月17日、食品ロスの削減に関する啓発資材を公
表した。実証実験では、店頭に啓発資材を掲示することにより、消費者がメッセー
ジに共感したことや食品ロスに対する職員の意識向上が図られたこと等から、実
験店舗における廃棄率や値引率等が改善したことが確認された。 

日本では、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている、いわゆる「食品ロス」
が毎年大量に発生しており、2015年度における食品ロスの量の推計値は日本全体
で646万トンとなった。このような食品ロスを削減するため、流通経済研究所が
2017年度農林水産省補助事業を活用して食品ロス削減のための商慣習検討ワーキ
ングチームを、小売事業者の参画の下で開催。食品ロスについて訴求効果の高い
資材を小売店舗で活用できるようにするため、啓発資材を作成した上でその効果
の店舗実証を行い、報告書を取りまとめた。 

また環境省では、食品ロス削減に向けた地方自治体等の取組の支援の一環として、
地方自治体等が、自らの名前を追加等して利用できる啓発資材を作成した。普及
啓発資材は、農林水産省と環境省のホームページからダウンロードして活用でき
る。 

食品ロス削減に向けた消費者による取組の1つとして、「すぐに食べる」商品に
ついては、賞味期限や消費期限がより長い商品を選択的に購入するのではなく、
陳列順に購入することが挙げられる。 

今後、本啓発資材の積極的な活用を促すため、各小売団体や地方公共団体への働
きかけ等を予定している。


------------------------------------------------------------------------
『震災からの復興』

ふくしま潮目 次の一歩へ
https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id036136.html

 東日本大震災の被災者支援プロジェクト「JKSK結結プロジェクト」が、東京 
 新聞への連載を通じて被災地復興の様子を伝える「東北復興日記」。今回は、
 世界に展開するふくしまオーガニックコットンについて書かれた記事をご紹 
 介します。
------------------------------------------------------------------------

私たちが生産する「ふくしまオーガニックコットン」の生地を、商品として販売
する英国の化粧品メーカー「LUSH(ラッシュ)」から、同社主催のイベント「ラッ
シュ・サミット」に招かれ、2018年2月中旬にロンドンに行きました。 

サミットは関係企業や一般客向け展示会のようなものです。会場で「英国は福島
の情報が入ってこないから、福島の人から話を聞けてうれしかった。原発事故か
ら立ち上がる希望の存在になってください」などの意見をうかがいました。 

会場では、環境、資源、人権問題に関するトークイベントなど、来場者が今後の
活動にどうつなげていくかを考えるプログラムが多くありました。 

参加して感じたことは「個人の選択の積み重ねこそが、確実により良い世界を作っ
ていける」ということ。そして、ふくしまオーガニックコットンと、自社ブラン
ド「ふくしま潮目」の製品は、その選択肢になり得ると実感しました。 

2015年にラッシュ・ジャパンとのつながりが生まれ、ふくしまオーガニックコッ
トンの生地が同社製品「Knot Wrap(ノット・ラップ、風呂敷)」として採用さ
れました。昨年は念願だったグローバル展開も実現しました。 

今月には、手拭い型のノット・ラップも販売となりました。ふくしま潮目が丁寧
にこだわりを持って作ってきた手拭いが持つ機能性や、日本の生活文化が英国本
社に認められたのです。また世界の多くの方の暮らしに届くことを想像すると、
本当にうれしいです。 

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトがスタートして今春で7年目に突入。
さらなるステップアップへ向けた大きなチャレンジの年です。責任の重圧よりワ
クワク感が勝っています。大きな一歩が踏み出せそうです。 

いわきおてんとSUN企業組合
オーガニックコットン事業部長
酒井悠太


# # #

先にお知らせいたしましたとおり、ジャパン・フォー・サステナビリティは本日
をもちまして、活動および情報発信を休止いたします。

JFSウェブサイトにつきましては、日本のサステナビリティに関する過去16年間
の足跡を残す資料として、今後少なくとも3年間は、アーカイブとしてご覧いた
だけるようにいたします。記事検索も引き続きご利用いただけますので、ぜひ、
お役立てください。

JFSウィークリーは本号で最終となりますが、JFSのパートナー組織である幸せ経
済社会研究所(https://www.ishes.org/)では、これまでJFSが発信してきたよ
うな日本のサステナビリティ情報を、小規模ながら、世界に向けて発信していき
ます。

悪化する気候変動が示すように人間活動の影響が地球の限界を超えている現在、
経済成長至上主義や近視眼的な利益の最大化ではなく、本当の意味での持続可能
で幸せな社会を創っていくために、何が必要なのでしょうか。新しいパラダイム
が求められている今、東洋の知恵はどのように役立てるのでしょうか。

課題先進国・日本は、急速な人口減少や高齢化、地域の衰退等など、多くの問題
に直面しています。日本はどのようにこうした問題を乗り越えようとしているの
でしょうか。そこから世界に伝えられる教訓やベストプラクティスにはどのよう
なものがあるのでしょうか。

幸せ経済社会研究所の英語ニュースレターは、東洋思想の知恵にブレークスルー
のヒントを探り、日本で展開されているさまざまな取り組みを伝えていきます。

英語のみの発信となりますが、日本が世界に伝えるべき情報は何なのか、ご興味
のある方はぜひ、ご登録ください。
https://www.ishes.org/en/newsletter/index.html

# # #

このメールは日本の環境情報を世界に発信するための非営利コミュニケーション・
プラットフォーム、ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)の最新記事、
最新情報をお伝えするものです。ご自由に転送いただいて結構です。是非お知り
合い、お友達にもご紹介ください。

ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)
http://www.japanfs.org/ja/

Copyright (c) 2018, Japan for Sustainability All Rights Reserved.


JFSウィークリー

RSSを登録する
発行周期 週刊
最新号 2018/07/31
部数 2,501部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

JFSウィークリー

RSSを登録する
発行周期 週刊
最新号 2018/07/31
部数 2,501部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

親鸞に学ぶ幸福論
【あなたを幸せにさせない理由はただ一つの心にあった。その心がなくなった瞬間に人生は一変する】と親鸞は解き明かします。 「本当の幸福とは何か」はっきり示す親鸞の教えを、初めての方にもわかるよう、身近な切り口から仏教講師が語ります。登録者にもれなく『あなたを幸せにさせない5つの間違った常識』小冊子プレゼント中。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン
サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

アーカイブ

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング