日中韓環境情報メールマガジン “伝所鳩”

日中韓環境情報MM  “伝所鳩” No.419

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   (・>|\/|   日中韓環境情報メールマガジン
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  / /       “伝所鳩” No.419(2012.8.24)
  /"~k_       http://www.enviroasia.info/

   発行:NPO法人東アジア環境情報発伝所 http://www.eden-j.org/

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 8月15日前後を境に、領土をめぐって日中、日韓の政府間の関係が急速に悪
化しています。日本においても街頭の声を聞くと、日本政府に対して、もっと
強い態度にでることを望んでいる人が多いという報道もなあり、日中国交正常
化から40年という記念すべき日を1カ月後に控え、大変残念な状況です。しか
し、そんな時だからこそ、10年以上前から東アジアという視点に立って活動を
してきた発伝所として、中韓の友人たちと共にますます頑張っていかねばと想
いをあらたにしています。(H)

今週の内容
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▼今週の注目ニュース
日本発
・発電を続けて半世紀~中国地方の小水力発電を訪ねて(8/24)

▼環境ニュースヘッドライン
中国発
・済南で20トンの廃油が漏出し河を汚染、沿岸住民は不調(7/25)
・北京の大洪水に、コンクリートジャングルの危機を改めて考える(7/25)

▼飼育係より

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▼今週の注目ニュース

【日本】発電を続けて半世紀~中国地方の小水力発電を訪ねて(8/24)

 広島が原爆の業火に焼かれたあの日、私は広島市から車である場所に向かっ
ていた。なんと半世紀以上も発電を続ける小水力発電設備があると言うのだ。 

 広島市から車で1時間、東広島市の志和地区にある「志和堀発電所」は1954
年に発電を始めた。近くの川に小さなダムを建設して取水し、1.5kmの水路を通
ってきた水を鉄管を通じて水を落として水車を回して発電している。出力は95
kWだ。 

 建設当時、志和地区には3つの村があり、村ごとに農業協同組合があったが、
そのうちのひとつ志和堀村の人たちが、農村の電化のために制定された「農山
漁村電気導入法」の施行を受けお金を出しあって建設した。しかし、志和地区
の村々が合併する時に、志和堀の人たちは合併する農業協同組合から発電事業
だけを切り離して「志和堀電化農業協同組合」を設立させ、地域の財産として
発電事業を続けることになった。以来、半世紀以上にわたって連綿と発電して
きた。 

 発電された電力は全て中国電力に売電しているが、志和堀電化農協の年間予
算は1,000万円ほど、このうち700万円で設備管理費に充てている。水路に土砂
や落ち葉が入っていくるため、そうしたものが鉄管に入らないよう、3名のス
タッフが交代で管理しなければならない。スタッフはこう語る。「鉄管の老朽
化が著しい。摩耗して穴が空きそうな箇所には鉄板を巻いておりツギハギ状態
だ」もし、鉄管を交換しようとすると5,000万円以上かかるが、現在の収支では
とても無理だ。7月には、再生可能エネルギーを全て高い価格で買い取る制度
が始まったが、対象は新設でこの発電所のような既設は対象にならない。 

 私を案内してくれた中国小水力発電協会の土井さんはこう提案した。「現在
の売電単価はkW時あたり9円に過ぎないが、14~15円に引き上げてもらえたら
設備更新が可能になる。これを買い取り最低価格として保証してもらえたら良
いのだが」 

 地域の人たちが自分たちの財産として必死に守ってきた発電所は、老朽化に
伴う設備更新ができなければ廃止されてしまう。脱原発に向けて、再生可能エ
ネルギーがますます重要になる中こうした発電所がもっと保護されるべきでは
ないだろうか。

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J12082401J

▼環境ニュースダイジェスト

【中国】済南で20トンの廃油が漏出し河を汚染、沿岸住民は不調(7/25)

 2012年7月21日、藍星石油有限公司済南支社(以下、藍星製油)が油流出事
故を起こし、小清河やその支流の梁王河(別称、石河)に大量の廃油汚染が見
られた。…

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C12072501J

【中国】北京の大洪水にコンクリートジャングルの危機を改めて考える(7/25)

 発展は必然であるが、自然は容赦ない。世界は工業文明の流れの中で「生態
文明」を捨てた。世界は工業文明繁栄の輝きの中、一歩ずつ生態環境危機の泥
沼に入り込んでいる。中国も例外ではなく、特に経済発展のスピードがこのよ
うに早い今日、生態環境の犠牲は経済発展にとって不可避の代価であるかのよ
うだ。…

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C12072502J

▼飼育係より

 発伝所が事務局を置く市民運動全国センターは、ビルの最上階の窓際で気を
付けないと屋内でも熱中症になりそうな状況です。お盆を越えてもまだまだ暑
い日が続いております。みなさまもどうぞご自愛ください。(H)

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