暮らしの中の仏教語

暮らしの中の仏教語  今日の法話 第1318話

カテゴリー: 2018年08月30日
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--------暮らしの中の仏教語 第1318話------------

*******今回のお話は「しがみつく 顰め面 顰蹙」*****************

                     毎月10.20.30日発行
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  第1318話 しがみつく 顰め面 顰蹙
 
「しがみつく」を漢字にすると、「獅噛みつく」になるでしょう。 
持国天の甲冑の肩部分には、「獅噛み」と呼ばれる飾りが見られます。
彫り物や細工物にもこの獅噛みが見られますし、
日本建築で木鼻等のしゃくれた部分を獅噛みとも言います。
昔、足の部分に獅噛みのある、獅噛み火鉢もありました。
 
 獅子の前頭部から前歯までが威嚇的な形相で彫られており、
噛みつかんばかりです。いや、しっかりと噛みついているのです。
歯には凄い力がありますから、単に取り付いたり縋り付く以上に、
離れがたくなります。
「獅噛みつく・しがみつく」とは、
どんな付き方か想像いただけると思います。
 
 しがみつく時の形相は凄いと思われますが、
「しかめ面」ではありません。
碧巌録に見られる顰蹙(ひんしゅく)の「顰」が
「顰める」の語を生みました。迷惑がってしかめ面をする事です。
「しがみ」も「しかめ」も仏教語ですが、
意味も違うし、語源的には結びつきません。

 徳川家康は、敗戦の反省資料として、
自分の顰め面の自画像を残しました。
「顰眉顧視・ひんみこし」という句があります。
眉を顰めて顧みることですが、大切な事と言えましょう。
私達は、自分の失敗を早く忘れたがりますが、
失敗こそ、二度と繰り返さないために、
シッカリ思い出さなければならない事ではないでしょうか。

 人の上に立つものは、人と違う精進をしているものですね。
家康が残した家訓「人の一生は 重荷を負いて 
遠き道を行くが如し いそぐべからず」は、
現代の世にもよく伝えられています。
成功を急いだり、
思い出したくない失敗や重荷を切り取ってしまったり、
格好のよい事ばかり追求するようでは、
立派な人間になることなど及びもつかないでしょう。

                        終わり
 

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編集後記

 夏やすみも終わり、元の生活に戻りました。
まだ、残暑が厳しいですが、ご自愛してお過ごしください。
 
今回もお読みいただき、有難うございました。
                         A.K.
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発行周期: 10日・20日・30日 最新号:  2018/12/10 部数:  455部

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