暮らしの中の仏教語

暮らしの中の仏教語  今日の法話 第1372話

カテゴリー: 2019年03月20日
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--------暮らしの中の仏教語 第1372話------------

*******今回のお話は「ありのみ 菴羅 梨」*****************

                     毎月10.20.30日発行
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第1372話 ありのみ 菴羅 梨

 梨の産地に看板があり、「ありのみ」と書かれていました。
「なし」は無しに通じるから、
縁起を担いで「有りの実」と言うのだそうです。
葦は「あし」と読むのですが、
これも「悪し(あし)」に通じるから「よし(善し)」と呼んでいますね。
「すりばち」を「あたりばち」と言い換えるのも、その口でしょう。

 ところで梨については、単なる言い換えではなさそうです。
インドの樹・菴羅(あんら)は桃に似て桃に非ず、
梨の類と見なされて天竺梨と呼ばれました。
菴羅の実「ありのみ」は、10~20センチの卵型の実で、
美味しいものとして珍重されました。今のマンゴーがそれでしょうか。

 経典中には「菴羅果・ありのみ」の話がたくさん出て来ます。
「なし」と言いたくないから「あり」だ、なんて理屈をつけたのは最近です。
天竺梨にあやかって、一般の梨も「ありのみ」と呼んだ事によるようですね。
どちらにしても、「あり・なし」は、仏教に深い関わりのある言葉です。

 インド仏教の最大の外護者だったアショカ王は、
晩年に重い病気にかかり、
自分の意志で仏教教団に布施する力が無くなってしまいました。
そんな王に大臣たちは、菴羅の実の半分だけを差し出したのです。
アショカ王は「私に残された自由はこの半果のみか」と悲しみながら、
その半果を衆僧に供養されたそうです。
栄枯盛衰は世の習い・富貴は必ず消滅するとは言いながら、
悲しくも又美しい話ではありませんか。

 仏教の第一の教えとして、「諸行無常」がありますね。
栄枯盛衰ばかりでなく、生者必滅・会者定離・離合集散など、
世間の波は「常であること」を知りません。
「有・無」を言わせずに移ろい行く月日を、如何に生き抜くか? 
シッカリと生きたいものです。  
 
                          終わり
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編集後記

 諸行は無常ですね。
壱日壱日をシッカリ生きたいと思いながら、
ウッカリ生きてしまう毎日を、過ごしています。
老人の壱日です。
 
今回もお読みいただき、有難うございました。
                         A.K.
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発行周期: 10日・20日・30日 最新号:  2019/03/20 部数:  449部

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