ルビュ言語文化教育

サンプル誌

[2001-11-15] Revue Langue et Culture
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[ 週刊 ] ル ビ ュ 言 語 文 化 (RLC) ── 創刊号

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■ もくじ ■
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 ◇ 編集長より ‥‥ 創刊のごあいさつ

 ◇ 連載:研究室より ‥‥ 合本『個から社会へ,社会から個へ』より
 ◇ 連載:院生からひとこと ‥‥ 香り高き手作りパン工房へようこそ
  ― メールマガジン発行に寄せて ..................... 蛇抜 優子

 ◇ おしらせ ‥‥ 日文協シンポジウム─〈外国語〉としての日本語,国語
  と日本語の連携を考える会
 ◇ 出版情報 ‥‥ 論集ひととことば創刊号,21世紀の日本事情第3号
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■ 編集長より ■
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□ 創刊のごあいさつ ──────── 編集・発行責任者:細川英雄
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 このたび,早稲田大学大学院日本語教育研究科言語文化研究室では,メ
ールマガジン「ルビュ言語文化」(Revue Langue et Culture)を発行す
ることになりました。内容は,ことば・文化・教育に関するお知らせ・提
案・情報などです。大学休暇中を除いた,毎週木曜日発行をめざします。
 当研究室ではこれまで,いろいろなお知らせをしてきましたが,このRLC
をもって,今後の情報提供に代えさせていただきたいと思います。このRLC
および研究室活動に関するご意見・ご質問・ご感想等は,従来どおり,HP
の掲示板へお寄せください。
 このRLCの定期自動配信をご希望の方は,下記HPにてご登録をお願いしま
す(無料)。

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◆ 早稲田大学大学院日本語教育研究科言語文化研究室 ◆
  □□ http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/
  □□ 今,早稲田の日本語教育がおもしろい。
  □□ ニュースでホットな日本語教育研究科へようこそ。
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■ 連載: 研究室より ■
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□ 合本『個から社会へ,社会から個へ』
  http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/reports.htm
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 合本『個から社会へ,社会から個へ』は,1999年4月から2000年3
月までの2年間4期にわたる早稲田大学日本語研究教育センターでの留学生日
本語クラス「総合」プロジェクトにおけるレポート集の合本である。

第1分冊(1999年春学期)「私の早稲田・東京・日本」
第2分冊(1999年秋学期)「来た,見た,書いた」
第3分冊(2000年春学期)「55億の「私」」
第4分冊(2000年秋学期)「日本語で語る「私」」

 この「総合」プロジェクトでの留学生の活動は,この「レポートを書く」と
いう活動に集約されるが,ここに共通するのは,自ら考え,行動し,自分のこ
とばで表現することによって,各自が自律的な精神世界を構築しようとしてい
ることである。そのありさまを記録しつつ,全体として名づけたのが,「個か
ら社会へ,社会から個へ」という合本のタイトルだった。

 このクラスのテーマは,つねに「○○と私」。ここではみな,自分を語るこ
とからはじまっている。ただ,「私」を語ることは,そうたやすいことではな
い。また,「私」を語った後には,他者との厳しいインターアクションが待っ
ている。さらに,その後には,自分の最終的な立場をしっかり他者に伝えなけ
ればならない。こうした活動の中で,参加者一人一人は,自らのアイデンティ
ティを自分のことばとしての日本語で自覚する。それは,自らの文体を体得し
ていくことにもつながっている。

 こんな「総合」クラスのイメージを思い浮かべながら,コミュニケーション
とは決してトラブルを恐れて円滑さだけを求めることではなく,いわば悪路を
歩く愉しみを覚えることだ,としゃべったら,「じゃ,学習者が危険な目にあ
ってもいいですか」という質問をもらった。だから,参加者は自分で悪路を歩
く愉しみを感じればいいのであって,ここが危ない,そこが危険だ,とおせっ
かいを焼く必要はない,と付け加えたら,「じゃ,日本語教師の仕事って何で
すか」という追い討ちを受けた。

 危険なこと,危ないことは避けて,安全な道,歩きやすい舗道ばかり歩いて
いたら,人は道歩きの本当の喜びを失ってしまうではないか。おせっかいな世
話焼き職業としての日本語教師をめざすならともかく,生きる喜び,考える喜
びのために,わたしたちはもっと創造的な生き方ができるはずだ。

 この冊子のタイトル「個から社会へ,社会から個へ」は,この参加者一人一
人としての個人が社会としての他者とどう向き合うか,という視点からつけら
れたものである。このレポート集を見ると,「日本人は・・・」「中国人は・
・・」という集団類型的な観念はかなり影が薄くなっている。もちろん,そう
したステレオタイプから抜け出せずにもがいている姿もちらほらとは見えるが
,それはむしろ,この社会の中で自分がどのように生きていくかを模索する姿
であるといってもいい。こうした総合活動型日本語教育の試みはまだ緒につい
たばかりである。山積する課題をめぐって,大方のご教示,ご叱正をいただけ
れば幸いである。

 この一連の活動について各当該年度の早稲田大学日本語研究教育センター一
般研究費および2001年度早稲田大学特定課題研究「総合活動型日本語教育とし
ての問題発見解決学習の理論と実践」(課題番号2001B-046)の助成を受けた。
また,活動の資料整理等では,2001年4月から始まった大学院日本語教育研究
科の大学院生諸君の協力を得た。記して謝意を表したい。



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■ 連載: 院生からひとこと ■
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□ 香り高き手作りパン工房へようこそ ― メールマガジン発行に寄せて
  ────────────────── M1(01春期生)蛇抜 優子
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 「細川研究室」という場に「ことば・文化・教育」のイースト菌と「人
間」という粉を注ぎ込み,「往還関係」という工程から生まれるのが「文
化リテラシー」という手作りパン。
 この謎解きをお望みの方のための水先案内人として,このたびメールマ
ガジンが発行されます。
 現在,院生11名とこまねずみのように動き回っているこの部屋の主とで,
文字通り開きっ放しの研究室はにぎわっています。千客万来出入り自由。
言いたいこと言い放題。室内雑然。でも不思議と心地良い空間。ふーん,
主の環境設定の賜物か???
 主担当の「言語文化論演習」では研究対象の観察・分析。「言語文化研
究」で理論研究。「日本事情教育実践研究」で実践のウォーミングアップ。
そして「総合」で日本語学習者と実践現場を創造。すべてのクラスは修士
論文作成に向けて面白いくらい有機的に関係しあい緊張感漂う。これこそ
21世紀の学びの場と称するに値すると自負しているのは主ばかりではない
でしょう。
 乞うご期待。香り高い手作りパンを!



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■ おしらせ ■
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□ 日本文学協会(日文協)シンポジウム
□ 〈外国語〉としての日本語 ―教育と文学研究の在処― 
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●日 時:2001年11月17(土)13:30開場 14:00開始
●会 場:青山学院大学青山キャンパス
     地図:http://www.bb.aoyama.ac.jp/daigaku/ipr/gotosc.html
     (青山通りに面した正門よりお入りください)
●話 題:国語教育の視点から
●報告1:子どもの自立と共生を求めて 
     ―国語教育における文学の<読み>を問い直す
     中村龍一(習志野市教育センター)
●報告2:「私」をくぐらせることの意味
     ―ラングからパロールの言語学習支援へ
     細川英雄(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
●報告3:「日本語」で書くということ
     川村湊(文芸評論家・法政大学)

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□ 第9回 国語と日本語の連携を考える会
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来聴自由! 事前申し込み等不要です。
みなさまふるってご参加ください。

●テーマ:自立を育てる言語教育
●期 日:2002年1月26日
●会 場:早稲田大学22号館(黄色いビル)
●話題1:Critical Thinkingからパラグラフ・ライティングへ
     加納なおみ(東京水産大学)
●話題2:自立を支援する ―ジェンダー・センシティヴの総合的教育実践
     を手がかりに
     飯田睦美(山梨県増穂南小学校)



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■ 出版情報 ■
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□ 「論集ひととことば」創刊号
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 大学院日本語教育研究科開設に伴い,従来の「ひととことば」(ひつじ
書房発売)を一新し,当研究室での活動を中心にした電子媒体による新方
式の交流誌を刊行します。半期1冊のペースで,大学院生のレポート等を
掲載します。内容は,以下のページからPDFで見られます。乞アクセス。
 http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/htkt_jn.htm

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□ 「21世紀の「日本事情」―日本語教育から文化リテラシーへ」第3号
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 今,最も新しい「日本事情」研究の専門誌です。最先端の理論と実践が
満載,この雑誌を知らずして「日本事情」はもはや語れません。くろしお
出版刊。全国書店にて好評発売中。投稿熱烈歓迎。


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◆ 早稲田大学日本語教育研究科 ◆
◇ http://www.waseda.ac.jp/gsjal/ ◇
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 発行日:2001年11月15日(毎週木曜日発行)
 発行者:言語文化研究室
     〒169-8050 新宿区西早稲田1-7-14
     早稲田大学日本語教育研究科
 編集責任者:細川英雄
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/
 配信システム:まぐまぐ
     http://http://www.mag2.com/
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 登録,解除の手続きは,
     http://faculty.web.waseda.ac.jp/hosokawa/mmaga.htm
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(c) 2001 Hosokawa, H. Lab. 無断転載を禁じます。

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ルビュ言語文化教育

発行周期:  ほぼ 週刊 最新号:  2019/03/23 部数:  2,087部

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