インド・ガネーシャ通信

★インド・ガネーシャ通信 NO.476★SNSの使われ方

カテゴリー: 2018年12月26日
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  インド・ガネーシャ通信   NO.476
   
             2018.12.26

    http://www.makaibari.co.jp 
       tea@makaibari.co.jp 

  インドをもっと知りたい方 必読!!! 
  
     <2001年8月3日創刊>

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◆インドで生活している人はどんな生活をしているんだろう。


デリー在住 インド人、インド・ネール大学日本研究センター
プレム・モトワニ教授が「今のインド」を様々な角度からお届け
しています。


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お久しぶりです。

11月号を10月の終わりに出しましたので、
少し間が空きました。

2018年も残り1週間になりました。

今年はモディ首相が10月28日、29日に来日されて、
政府間での日印関係の緊密さが、メディアで
伝えられました。

来年の日印関係はどのようになるでしょうか?

モトワニ教授の「今のインドの記事」は、メディアでは
報道されない様々なインドを伝えてくれます。


今号の記事は「SNSの使われ方」です。

~インドではSNSが通常の使われ方以外に社会問題を
暴露する手段としてよく使われている。~(本文より)




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 ◇◆インド人からのインド便り No.61◇◆        
   

インド・デリー在住    by-プレム・モトワニ
                       (インド・ネール大学教授)



日印文化比較(51):SNSの使われ方

ネット環境さえあれば、自由に使えるSNS
(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が
世界各国でスマホとともに日常生活において
不可欠なものになっている。

一口でSNSと言ってもFacebook, Instagram, 
Twitter, Line, Whatapp, You tube, Google+等
いろいろなものがある。

先進国の場合SNSが情報入手・発信や交流の手段
として使われるのが普通だが、インドではSNSが
通常の使われ方以外に社会問題を暴露する手段と
してよく使われている。

ここで、それについて紹介したい。

●・・・インドは世界最大の民主主義国家だと
言われるが、未だに「官尊民卑」社会である。

インドでは官僚や警察による賄賂や一般人に
対する横暴な態度がよくある。

しかし、最近それをおとり捜査又は盗み撮りし、
SNSにアップロードして暴露するという手が
よく使われ、大勢の官僚や警官が首にもなっている。

以前交通警察自体による交通ルールの違反
(例えば、運転中の携帯電話の使用、ヘルメットの
無着用、逆走等)のシーンが一般人によってFacebookに
載せられ、多くの警官が免職されたことが話題を呼んだ。


●・・・同じく消費者向けのサービスに重大な
ミスがあるときも裁判だと何年もかかるが、SNSを
使って苦情を迅速に取り上げてもらうことも
一般化している。

昨年、ある私立病院で喘息を患う7歳の女の子がデング熱で
入院していて入院が長引き、病院側がその時点までの治療代
160万ルピー(約210万円)を親に請求したため、親が子供を
他の病気へ移すと言い出し、他の病院へ運ばれる途中に患者が
死亡する事件があった。

同事件がSNSを通じて大きな社会問題になり、結局病院側が
法外な料金を取っていることが明るみに出て、政府当局が
病院側に全額を親に払い戻すよう命じた。

それだけではなく、政府がさまざまな病気の場合治療代の
上限を決めることにもなった。


●各町内会でも住民がお互いに情報を交換したり、
共通の問題点について市役所にプレッシャーをかけたり
するためにSNSを使うことも一般的である。

こういう傾向を受けて、政府当局や市役所等もSNSの
パワーを評価し、最近では国民・市民に対するサービスを
改善するためにSNSを利用することも一般的である。

今インドで「インド清掃キャンペーン」の一環として、
ゴミが捨てられている場合、その写真を撮って市役所に
送れば、24時間以内にアクションを起こされることに
なっている。

当然このような例は他の国にもある。

例えば、「ブラック企業」や「Me too」(私も)問題も
SNSを通じて社会的に問題視されるようになった。

しかし、インドの場合違うのは、上述のSNSの利用が
日常的で、大きな効果を発揮していることである。


            (了)





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【読者の感想】

SNSによって、これまで政府やマスメディア等によって
占有されてきた発信手段を個人が持つようになったことは
画期的なことですね。
ただし、もろ刃の剣でもあります。
匿名の個人から不特定多数への発信が今後社会をどこに
向かわせるのか、政府がどう介入・規制してくるのか、
引き返せない領域に我々は入ってしまったようです。



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【最後に】

このインド・ガネーシャ通信は2001年8月3日創刊号から
今月号の476号まで、約16年半続けてまいりました。

創刊号は「美人大国インド」石井吉浩執筆でした。
https://archives.mag2.com/0000073045/00000000000000000.html

今読み返しても、違和感のないインド情報です。

創刊号2001年の頃は、インドについて日本社会では、今ほどに
情報が新聞、テレビ、雑誌等で紹介されておりませんでした。

私どもが創刊した【インド・ガネーシャ通信】の意義も大きかった
と思います。

しかし、最近はインドの存在が、日本だけでなく世界でも、
重要になりインドについての情報が日々伝わってきます。

それでも、なお、モトワニ教授の「今のインド」情報は
大変貴重であると思っております。

どうぞ今後ともよろしくご愛読お願い申し上げます。

来年3月にはモトワニ教授の来日が予定されています。



★ 最後まで読んでいただきましてありがとうございます。




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 インド・ガネーシャ通信管理人:石井 洋子
 (インド・ダージリン・マカイバリ茶園総代理店)
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発行周期: ほぼ 月刊 最新号:  2018/12/26 部数:  966部

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