BLPCパソコンメモ

BLPCパソコンメモ:2019年1月臨時号

読者の皆さん、あけましておめでとうございます。
BLPCのメールマガジン、BLPCパソコンメモです。
昨年は、本メールマガジンをご購読いただき、誠にありがとうございます。
本年も、有益な情報、便利なアプリやグッズ、面白いトピックを
お届けしていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、通常は本メールマガジンは毎月末日に発行していますが、
今回は、少しでも早くお届けすべきと思う情報がありましたので、
臨時号を発行いたしました。

ーーーーーーーーーーー目次ここからーーーーーーーーーーー
1.ついに出た!! iOSデイジー図書再生アプリ「Voice of DAISY5」を徹底解説
2.お詫びと訂正
ーーーーーーーーーーー目次ここまでーーーーーーーーーーー

1.ついに出た!! iOSデイジー図書再生アプリ「Voice of DAISY5」を徹底解説

           小川 敏一

1.はじめに

皆さんは、普段どのようにして読書をしていますか?
拡大読書器や高倍率ルーペを使って墨字本を読む。
スキャナを使って墨字本をテキストデータ化して読み上げさせる。
紙の点字本を触読する。
点字データをブレイルメモなどの端末に転送して読む。
パソコンのソフトやプレクストークなどを使ってデイジー図書を読む。
最近では、
スマートフォンを使って電子書籍を読む。
オーディオブックを購入して聞く。
スマートフォンのアプリを使って点字データやデイジーデータを聞く。
などの読書の方法もあります。
筆者は、「三度の飯とどっちが好き?」と聞かれたら三度の飯と答えますが、
それでも読書が大好き。
最近はスマートフォンで動画配信の視聴(画面が見えないので厳密には聴取?)に
はまってしまい、読書量がちょっと減ってはいますが。
やっぱり読書は楽しいです。
そんな筆者が愛用していたデイジー再生アプリ、「Voice of DAISY」が、
昨年末にバージョン5として生まれ変わり、
2018年12月30日に販売開始となりました。
生まれ変わったという表現は伊達ではなく、大きな変更が加えられ、
従来のバージョン4とは全くの別アプリとしてリリースされました。
これに伴い、混乱を避けるために従来のバージョンはAppStoreから
削除されています。
新しいバージョンは、1月31日までは
発売記念キャンペーンとして1,400円で販売されています。
以降は通常価格3,100円での販売を予定しているということです。
以前にも「Voice of DAISY」について執筆したことがあり、
今回1月末まではキャンペーン価格で提供されているということもあり、
いち早く読者の皆さんに新機能や使い勝手をお届けしたいと思い、
臨時号という形でメールマガジンを発行することにしました。
原稿執筆時点での使用環境を以下に記載します。
端末:iPhone XS 256GBモデル
OS:iOS 12.1.2
仕様アプリ:Voice of DAISY 5 Version 5.0.2

なお、過去に掲載した記事と同様に、Voice of DAISYをVODと略します。
また旧バージョンとの区別のため、旧バージョンをバージョン4、
今回取り上げる新バージョンをバージョン5と記載します。

2.大きな変更点

バージョン5になってから大きな変更点としては次の4つが挙げられます。
(1)「オンラインサービスに対応
これまでも、Safariなどのブラウザアプリからサピエにアクセスし、
デイジーデータをダウンロードすることはできましたが、
バージョン5からはアプリ内でデイジーデータの検索、ダウンロード、定期購読が
可能になりました。
「サピエ デイジー オンライン」のほかにも、
デイジーデータを提供しているオンラインサービスを利用することができます。
PTR3やPTP1-LINK、マイブック、ブレイルセンスのように、
簡単にサピエオンラインで検索し、ダウンロードすることができます。
ただし、現状では、検索した図書のダウンロードには、
Wi-Fiの無線LANに接続する必要があります。
携帯キャリアの大容量、高速LTEプランを契約していても、
(2)テキストデイジーの読み上げに対応
バージョン4までは、音声データの入ったデイジーしか
再生することができませんでしたが、バージョン5からは
テキストデイジーの再生も可能になりました。
読み上げに使用する音声エンジンは、iOS標準のVoiceOverで使用する音声に加え、
ドキュメントトーカーの音声エンジンを使用することもできます。
ドキュメントトーカー音声エンジンはアプリをインストールするときに
一緒にインストールされるので、自分でダウンロードする必要はありません。
(3)本棚が作成可能になった
バージョン4までは、デイジーデータは取り込んだ順に一覧表示されていました。
取り込んだ数が増えてくると、再生したいタイトルを選ぶのも一苦労でしたが、
バージョン5からは、自分で本棚を作成し、種類別、用途別などにまとめることができるようになりました。
(4)移動の際のレベル改装を指定できるようになった。
バージョン4では一番深い階層のレベルでしか移動できませんでしたが、
バージョン5からは上位のレベルでも移動できるようになりました。
このおかげでレベルが複数の改装になったデイジーデータも、
目的の箇所に移動するのが楽になりました。

3.各画面の構造

デイジーデータを一つも取り込んでいない状態でアプリを起動すると、
書籍をアプリにダウンロードするよう指示されます。
ここからヘルプを見ることもできます。

3.1 トップ画面

トップ画面は上、中央、下の三つのブロックに分かれています。
上ブロックは左から、
「本棚」
「オンラインサービス」
「編集・完了」
の順に並んでいます。
「編集」を実行するとそのボタンは「完了」に変わります。

中央ブロックは上ブロックで選んだ項目によって表示が変わります。
「本棚」を選んでいる場合は作成した本棚が表示されます。
「ダウンロード済み」は必ず表示されています。
「オンラインサービス」を選んでいる場合は、
追加したオンラインサービスが表示されます。

下ブロックは左から、
「情報」
「ヘルプ」
「本棚追加(本棚洗濯時)」
「オンラインサービス追加(オンラインサービス選択時)」
「設定」
の順に並んでいます。

3.2 本棚画面

アプリをインストールした直後は、
本棚は「ダウンロード済み」のみが登録されています。
下ブロックの「本棚追加」をダブルタップすると、
本棚のタイトルを入力する画面になります。
任意のタイトルをつけて[OK]ボタンをダブルタップすると新しい本棚が追加されます。
本棚は、一番上に「ダウンロード済み」が、そのあとは追加した順に並びます。
原稿執筆時点では、一度登録した本棚の名前を変更したり、
任意で並び替えることはできません。
また、本棚の中にさらに本棚を作ることもできません。
本棚を選択して上下フリックして「削除」を選んでダブルタップすると
本棚を削除することができます。

本棚を選択してダブルタップすると、
その本棚に登録されているタイトルが一覧表示されます。

各本棚の画面は、
上ブロックが左から、
「戻る」
「本棚名」
「選択・完了」
中央ブロックが登録されているタイトルの一覧。
下ブロックが左から
「本棚に登録」
「削除」
「本棚設定」
となっています。
上ブロックの「選択」を選んでダブルタップすると、
中央ブロックの本が選択できるようになります。
この状態だとボタンは「完了」に変化します。
選択したい本を選んでダブルタップすると選択状態になります。
もう一度ダブルタップすると選択が解除されます。
複数の本をまとめて選択することができます。
本を選択した状態では、
下ブロックの「本棚に登録」、「削除」が実行できるようになります。
「本棚に登録」を実行すると、登録先の本棚を選択する画面になります。
あらかじめ本棚を追加しておく必要があります。
希望する本棚、あるいは「キャンセル」を選んでダブルタップします。
一つの本を複数の本棚に登録することもできます。
「ダウンロード済み」には、初期設定ではどの本棚にも登録していない本のみが
表示されます。
「

「削除」を実行すると、選択した本の冊数が表示されその下に、
「本棚から登録解除」
「本を完全に削除」
「キャンセル」
とボタンが縦に並んでいます。
「本棚から登録解除」は、自身で作成した本棚を開いているときのみ表示されます「本を完全に削除」は、アプリから完全に本を削除します。

「本棚設定」は、本棚内の並び順などを設定できます。
「未登録のみダウンロード済みに表示」をオフにすれば、「ダウンロード済み」に
すべての本が表示されます。

3.3 オンラインサービス

「オンラインサービス」を選ぶと、
追加したオンラインサービスが一覧表示されます。
アプリをインストールした直後は、何も登録されていません。
下ブロックの「オンラインサービス追加」をダブルタップすると、
追加するオンラインサービスを選択する画面になります。
本校執筆時点で選択できる項目は、
「サピエ デイジー オンライン」
「Webページおすすめから選択」
「WebページURL入力」
の3つです。

「Webページおすすめから追加」は、ダブルタップすると
さらに追加可能なサービスが一覧表示されます。
希望のサービスを選択してダブルタップすると追加されます。

「WebページURL入力」を選んでダブルタップすると、URL入力画面になります。

上ブロックの「編集」を選んでダブルタップすると、
追加したオンラインサービスから任意のものを選んで削除することができます。
削除したいサービスを選んで上あるいはしたフリックすると
「削除」という項目が出てくるので、ここでダブルタップすると
オンラインサービスを削除できます。

冒頭でも書いたた通り、、現状では、検索した図書のダウンロードには、
Wi-Fiの無線LANに接続する必要があります。
携帯キャリアの大容量、高速LTEプランを契約していても、
警告画面が表示されてダウンロードできません。
旅行など、長期人わたって出かける際には、
あらかじめ自宅など、安定したWi-Fi環境下でで本をダウンロードしておきましょう。
4.「サピエ デイジー オンライン」の使い方

バージョン5では、従来のバージョン4童謡、
iTunesを使用したり、DropBoxなどのクラウドストレージ、ブラウザアプリなどから
zip圧縮形式として保存されたデイジーデータを取り込むことができます。
バージョン5からは、これらの方法に加えて
オンラインサービスに接続して、
直接デイジーデータをダウンロードすることができるようになりました。
中でも、「サピエ デイジー オンライン」は、
プレクストークやマイブックでも利用できるので
知名度は最も高いといえるでしょう。
以降では、「サピエ デイジー オンライン 」を登録し、
そこからデイジーデータをダウンロードする方法を解説します。

4.1 「サピエ デイジー オンライン」の追加

「「オンラインサービス追加」画面で
「サピエ デイジー オンライン」を選んでダブルタップすると、
サピエのユーザー名とパスワードを入力する画面になります
自分のサピエユーザーIDとパスワードを入力して「OK」でダブルタップします。
認証されるとその旨が表示されます。
認証に成功した後にもう一度「オンラインサービス」に追加した
「サピエ デイジー オンライン」を選んでダブルタップすると、
「サピエ デイジー オンライン」の画面になります。

4.2 選択できる項目

「サピエ デイジー オンライン」を開くと、次の項目が選択できます。
「図書検索」
「雑誌検索」
「サービスメニュー」
「閲覧リスト」
「定期配信の新着」
「お知らせ」
「アカウント設定」

「図書検索」か「雑誌検索」を選んでダブルタップすると、
音声検索に関しての注意事項が表示されます。

4.3 デイジーデータおダウンロードする

「サピエ デイジー オンライン」では、基本的に次の手順で
デイジーデータをダウンロードします。

(1)デイジーデータを検索する
(2)一覧から希望のデイジーデータを選ぶ
(3)ダウンロードする

ここでは、例として「図書検索」を利用してダウンロードする手順を開設します。
(1)まず、「オンラインサービスメニューの中の
「サピエ デイジー オンライン」を開き、「図書検索」を選択して
ダブルタップします。
この画面には、
「音声入力開始」
「検索文字を入力」
「検索」
があります。
(2)タイトルか著者名を入力して検索します。
「音声入力開始」ボタンを押すと、効果音が鳴ります。
検索したいタイトルか著者名をマイクに向かって話します。
しばらく操作しないとまた効果音がなって入力が確定します。
1本指ダブルタップをしてしまうと前の画面に戻ってしまうので注意しましょう。
「検索文字を入力」でダブルタップすると、
キーボードが表示されて文字入力状態になります。
検索語句はひらがなやカタカナでも大丈夫です。
音声入力かキーボード入力で検索語句を入力したら、
「検索」ボタンをダブルタップします。
検索語句にヒットするデイジーデータが見つかるとそれらが一覧表示されます。
タイトル名、著者名どちらを入れても構いません。
タイトル名と著者名の両方を入れると、
それぞれに該当する検索結果が一覧表示されます。
タイトル名と著者名の両方にヒットするもののみを検索したい場合は、
「サピエ デイジー オンライン」のトップ画面の中の「サービスメニュー」
を開き、、その中の「図書検索」をに入り、「文字入力検索」を開き、
「絞り込み検索」を開きます。
まず、「タイトル」か著者」のどちらかを入力して、
さらにその他の条件を入力します。。
タイトルや著者のほかに複数条件を付けることができます。

ただし、サピエ デイジー オンラインの使用で
検索結果が300件を超えると表示できません。
その場合は、合計で何件ヒットしたかということと、
300件を超えた場合は表示できない旨のメッセージが表示されます。
「OK」ボタンを押すと図書検索画面に戻ります。
検索語句を増やしたり、「絞り込み検索」を使って候補を絞り込む必要があります。
残念ながら、「シネマデイジー」と入力して、
現在ダウンロードできるシネマデイジーを一覧するということは
できませんでした。
それだけシネマデイジーの件数が多くなっているということなので
むしろうれしいことです。
)3)検索結果の一覧からダウンロードしたいタイトルを選んで
ダブルタップします。
(4)選択した本を利用するか尋ねる画面に切り替わります。
「OK」、「詳細」、キャンセル」
の中から希望するものを選んでダブルタップします。
「OK」を実行するとすぐにダウンロードが始まり、
ダウンロード後自動的に展開されます。
ダウンロード中は左右フリックで進行状況やファイルサイズを確認できます。
また、ダウンロードをキャンセルすることもできます。
Safariなどのブラウザでダウンロードを実行したときのように、
ダウンロード後の操作を問い合わせる画面は表示されません。
簡単にダウンロードから展開までできるので楽な反面、
DropBoxなどのオンラインストレージに保存するということはできません。
そういうことをしたい場合は、ブラウザアプリから通常の手順で
ダウンロードします。
「詳細」を実行すると、選択したデイジーデータの詳細情報を表示します。
詳細画面の中にも「OK」ボタンと「キャンセル」ボタンがあります。
ダウンロードした本は「ダウンロード済み」フォルダに自動的に登録されます。
(5)ダウンロード結果画面に切り替わります。
「戻る」ボタンと「今すぐ再生」ボタンがあります。
「戻る」ボタンを実行すると検索結果一覧画面に戻ります。
「今すぐ再生」ボタンを実行するとデイジーデータの目次画面に切り替わります。

デイジーデータの検索方法は今回紹介したキーワード検索の他にも
いくつかあります。
「サピエ デイジー オンライン」のトップ画面の中にある
「サービスメニュー」を開くと、より細かな検索が可能です。
「サービスメニュー」の中には、
「前回の検索結果一覧」
「図書検索」
「雑誌検索」
「雑誌の定期配信」
「タイトル削除依頼」
のメニューがあります。
この中の「図書検索」、「雑誌検索」の中には、
「新着管制情報」や「人気のある本」、「タイトル順で検索」
などの項目があります。「図書検索」と「雑誌検索」では
表示される項目が異なります。
「雑誌の定期配信」では、定期配信を行っている雑誌の登録や解除ができます。

ちなみに「閲覧リスト」は、
今まで検索して閲覧したタイトルが一覧されているのですが、
この画面の右上にある「削除」ぼたんは、
現バージョンでは実行してもきちんと動作しませんでした。
閲覧リストを削除したい場合は、削除したいタイトルを選んで上下フリックで
「削除」を選んでダブルタップです。

注意:デイジーデータには、
本来一つ一つ異なるIDが与えられなければならないのですが、
実際は重複しているデータがあります。
「アプリのトップ画面、あるいは再生画面の「詳細」の中の
「データインポート」の項目で、「更新された本を上書き」がオンの場合は、
同一IDのデータが取り込まれたときに古いデータが消えてしまいます。
この項目をオフにしておけば、同一IDのデータを取り込んだ時に
古いデータが上書きされることをぼうしできます 。
ちなみに、筆者は前後編に分かれた小説をダウンロードしたとき、
本来「ダウンロード済み」に二つ登録されているはずが1つしか登録されていないので焦りました。
上記の設定項目は、初期設定状態だとオンになっているので注意してください。

5.再生について

デイジーの再生の操作は従来のバージョン4とほぼ同じです。
本棚に登録したデイジーデータを開くと「目次」画面になります。
「目次」画面で「開始・再生」ボタンを押すか、
再生したい個所を選んでダブルタップすると「再生」画面に切り替わり、
自動的に再生が始まります。

5.1 「目次」画面

「目次」画面の構成は、
一番上の段が、左から
「(本棚に)戻る」
「目次」
「開始・再生」
その下の段が、左から
「書籍情報」
「本の題名」、
「本の題名」の下に「著者名」
さらに下の段に、左から
「目次」
「ページ」
「しおり」、
そしてそれらの下に、選択したリストが一覧表示されます。

「書籍情報」を選んでダブルタップすると、
開いている本の詳しい情報を確認することができます。

「目次」を選べば、目次が一覧表示され、「ページ」を選べばページが一覧表示されます。
「しおり」は再生画面で登録したしおりが一覧されます。

画面右上の「開始・再生」ボタンをダブルタップするか、
リストの中から目的の箇所を選んでダブルタップすると
「再生」画面に切り替わり再生が始まります。
右上のボタンは、一度も再生したことがなければ「開始」になり、
先頭から再生を開始します。
一度でも再生したことがあれば「再生」になり、
最後に読み上げを停止した位置から再生を始めます。
設定で、アプリを起動した直後に、
すぐに最後の位置から再生することもできます。

5.2 「再生」画面

「目次画面から目的の箇所を選んでダブルタップすると「再生」画面に切り替わり、指定した位置から再生が始まります。
「再生」画面の構成は、設定によって2種類があります。

「設定」の中の、「「本文非表示」がオフの場合は、
上ブロック、中央ブロック、下ブロックの三つに分かれます。
上ブロックは、左から
「目次に戻る」
「本の題名」
中央ブロックは本の内容
(デイジーデータの種類によって表示される内容が異なります。)
下ブロックは、左から
「設定」
「表示」
「速度」
「前」
「再生・一時停止」
「次」
「移動単位」
「しおり」
の順に並んでいます。

中央ブロックに表示される内容のうち
リンクになっている個所をダブルタップすると、そこに移動して再生を始めます。

こちらの画面表示では、中央ブロックの本文表示エリアで目的の箇所を探して
すぐに移動することができます。
画面を目視で操作している場合は「目次」画面に戻らずに移動できるので
便利でしょう。
また、テキストデイジーや
テキスト情報が収録されたマルチメディアデイジーならば、
読み上げ中の本文が表示されるので感じの確認などが可能です。

「設定」の中の、「「本文非表示」がオンの場合は、
一番上に、左から「
目次に戻る」
「本の題名」
が表示され、その下には再生や設定に関するボタンが表示されます。
ボタンの並びは、
上の列が、左から
「ジャンプ」
「移動単位」
「しおり」
中央の列が左から
「前」
「再生・一時停止」
「次」
下の列が、左から
「速度」
「設定」
の順です。

VoiceOverの音声読み上げ機能のみでVODを操作しているときは、
それぞれのボタンとボタンの感覚が広いので押し間違えることが
少なくなりますし、本文中のリンクを意図せずに押してしまい迷子になることを
避けられます。

5.3 各ボタンの働き
「設定」:「設定」画面を呼び出す。
アプリのトップ画面右下にある「設定」ボタンと同じ働きです。「
「表示」:画面表示の設定画面を呼び出す。
文字サイズや画面カラーなどを設定できます。
設定したい項目を選んでダブルタップし、
開いた画面の設定値をピッカー(1本指上下フリック)で調整します。
「速度」:読み上げに関する設定を呼び出す。
読み上げ速度やトーン、読み上げ感覚などを設定できます。
テキストデイジーを再生している場合は、
ここで読み上げに使用する音声エンジンを選べます。
現バージョンでは、テキストデイジーの読み上げエンジンを変更すると、
その時点で読み上げが始まってしまいます。
各設定値はピッカーになっているので1本指上下フリックで調整します。
「前」:「移動単位」で指定した単位で前に戻る。
「再生・一時停止」:再生や一時停止をする。
ボタン表示は一時停止中は「再生」に、「再生中は「一時停止」になります。
「次:「移動単位」で指定した単位で次に進む。
「移動単位」:「前」、「次」ボタンで移動する単位を選択する。
バージョン5からは各レベルも選択できるようになりました。
ただし、レベルは1から6まで選択できますが、すべてのデイジーデータにそこまでのレベルが割り当てられているわけではありません。
たいていのデイジーデータは、初めのほうに何階層までレベルが設定されているか
収録されています。
ピッカーになっているので1本指上下フリックで選択します。
「しおり」:現在位置にしおりを付ける。
登録したしおりは「目次」画面で表示を「しおり」にすることで一覧表示できます
しおりを削除したい場合は「目次」画面で表示をしおりに切り替え、
目的のしおりを選択して上下フリックし、「削除」を選んでダブルタップします。
「ジャンプ」:ページ番号を指定して移動する。
「ページ番号を入力する画面になるので、
目的のページ番号を入力して「OK」をダブルタップします。
たいていのデイジーデータは、はじめのほうに目次があり、
そこで各項目のページ番号を確認できます。

6.使ってみての感想

旧バージョンから順当にバージョンアップし、
デイジープレイヤーとして十分使えると思います。
しかし、いくつか不満な点もあります。
(1)再生速度を高速にした時に「プツプツ」というノイズが入る
視聴できないほどノイズがひどいわけではありませんが、気になると
気が散ってしまいます。
(2)再生時間や残り時間、ページ数や総ページ数などを確認できない
プレクストークシリーズでは簡単に確認できるので、VODでもこの機能はほしいと
思います。
(3)取り込んだ本のキーワード検索ができない
取り込んだ本は基本的に「ダウンロード済み」フォルダに入ります。
そのあと、自分で本棚を作り登録することができ、
本棚内の本の並び順は一定のルールで変更できます。
しかし、本の題名などで検索することはできません。
取り込んだ本が増えてきて、あとで読み返したい時などに
検索機能があれば便利だなと思います。

上に上げた不満点は、あくまで筆者が使ったときに感じたことです。
人によっては気にならないでしょうし、
著しく使いにくい、聞きにくいというわけではありません。
上記に上げた不満点を差し引いても、
今回のバージョンアップはメリットの方が多いと思います。

7.最後に

現在は、デイジー図書を聞く方法はいくつかあります。
その中で、VODはiOSで動作するというのが最大の特徴です。
メールやSNS、オンラインショッピングなど、
普段スマートフォンで行っている操作と
シームレスに切り替えてデイジーが聞けるというのは
筆者にとっては大きな利点です。
アプリ自体も、専用のソフトウェアや機械に比べれば
高額というわけではないので、もともとiOS端末を持っていて、
デイジー図書の再生手段がほかにない。
専用のソフトウェアや機械は給付を受けられずに購入できない。
持ち歩く端末を一つに集約したい。
という要望には十分応えてくれると思います。
また、ヘッドセットのリモコンや
キーボードのショートカットにも対応しているので、満員電車など、
あまりiPhoneを手に持ったままというのが難しい、
あるいは危険な場合でも、バッグにiPhoneをしまい、
手元で再生と送り、戻しをすることができるのも大きな強みです。
この記事が、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

参考URL
CYPAC
http://www.cypac.co.jp/ja/

ボイス オブ デイジー 5 iOS用 :: CYPAC
http://www.cypac.co.jp/ja/products/vodi5/

「ボイス オブ デイジー 5」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%AA%E3%83%96-%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC-5/id1401723604

2.お詫び 

先日、12月31日号のメールマガジンにて、「盲難聴者がLINEを使う方法」
の記事を掲載しましたが、その中に誤りがございました。 
記事中「4.実際に使ってみる」の中に、

> Googleアカウントのパスワードを入力して、エンターキーを押すと、 

と記載しましたが、正しくは「LINEアカウントのパスワード」の誤りでした。 お詫びして訂正いたします。 

    編集担当 小川敏一

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発行周期: 毎月月末に発行 最新号:  2019/01/08 部数:  841部

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