T-mode 遠山清彦の国会奮戦記

[T-mode]No.209 イラク:残る人質2人も解放される

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■■■ T−mode  〜参議院議員・遠山清彦のメールマガジン〜 ■■■     
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              【No. 209】 2004年(平成16年)4月19日発行

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    【タイトル】 「イラク:残る人質2人も解放される」
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みなさん、こんにちは。今日は週末の土曜日。東京は快晴で、気温も26度く
らいでしょうか。夏日です。日中は国会、夜は川崎と小金井で講演会があり、
話をしてきました。

<2人の行方不明者も解放>
国会の事務所で仕事中に、イラクで拉致されたと思われる邦人2人解放のニュ
ースを知りました。2人とも元気な様子でテレビに映っており、これでひとま
ず邦人人質事件は全て解決となりました。本当によかったと思います。

ところで夜自宅に戻って共同通信の配信をチェックしてみると、気になる記事
がありました。イラクで今日解放された安田さんというフリージャーナリスト
と現地で行動をともにしたNGO代表の相沢氏が福島県内の講演会で、「市民
の力が聖職者を動かした。国はいらないんだなという印象を持った」と発言し
たというのです。

私は、驚くと同時に、怒りを覚えました。この人には政府の関係者がどれだけ
の苦労をして人質救出にあたったのか、まったく理解しようという姿勢があり
ません。もちろん言論の自由がありますから、このような無政府主義者的な発
言をするのは自由ですが、こういう人は誰の共感も得られないと思います。他
人の立場に立つことができない人を「バカ」という―これは昨年ベストセラー
になった『バカの壁』という本のなかでの定義ですが、是非相沢氏に一読を勧
めたいものです。

<政府対応に対する世論の高い評価>
共同通信の配信で嬉しいニュースもありました。16、17日の緊急世論調査
の結果、人質事件解決に向けた政府の取り組みを評価する人が68.4%と、
評価しない人22.1%を大きく上回っているのです。

さらに、自衛隊撤退要求を政府が拒否したことについて、「妥当だった」と回
答した人が61.3%で、「妥当ではなかった」8.8%を、これも大きく上
回っているのです。当然の結果だと思います。あたかも世論がこれとは違う方
向性であるかのように報じたり、あるいは違う方向に誘導しようとしたメディ
ア関係者や野党の方々は、この数字を見てきちんと反省していただきたいと思
います。

<山本一太氏とメディアリテラシーについて語る>
そういえば、昨夜は朝日ニュースターの番組収録で自民党の山本一太議員と対
談しました(放映は未定ですが、来週の金曜日と土曜日とか。10回ほど再放
送するそうです。ただし、ケーブルチャンネルの朝日ニュースターが見られる
テレビのみ、視聴可能です)。その中で人質事件も話題になりましたが、やは
りメディアと世論の問題が出てきて、二人でメディア・リテラシーの大切さを
共有しました。

メディア・リテラシーというのは、メディアが流している情報の真偽を判断す
る基準を国民ひとりひとりが持つことをさします。私と山本氏は、日本の国民
が次第にその力をつけてきたのではないか、ということで意見が一致しました。
テレビや新聞等で流される情報は重要だが、必ずしも真実とは限らないという
ことを自覚するだけでも、私たちの社会生活は大きく変わります。私もささや
かですが、このメルマガ配信で一般メディアとは違った視点に基づく情報を提
供していくつもりです。

<渡航禁止を法制化することには反対>
ところで、与党の議員の一部から、今回の事件を受けてイラクなど危険な地域
に邦人の渡航を禁止することを法律に明記すべきとの意見が出ています。この
ような意見を主張したくなる気持ちは理解しますが、私は反対です。

たしかに今回人質になった人たちの意識や言動をみるとあまりに素人的で、事
件再発防止のためには、民間の邦人が渡航できないようにしたいという意見が
あってもおかしくないのですが、外国移住や渡航の自由を保障した憲法との兼
ね合いもありますし、また「自己責任」と「危機管理」を徹底した上で仕事の
内容上(たとえば、取材・人道支援・ODA・国際協力等)行かざるをえない
人も今後もいるでしょう。そのような人たちまで一律に渡航禁止にしてしまう
のは、やや行き過ぎの反応と私は感じています。

今回の事件を受けて良識をもつ人たちや団体は、自らの責任で現地の情勢をよ
り慎重に判断して適切な行動を取っていくと思います。全てを性悪説で扱うこ
とは、この場合やめたほうがよいと思います。

<来週の国会の焦点:年金>
いま、国会というか衆議院が荒れています。年金改革法案の審議をめぐり与野
党が紛糾し、委員会が正常に開けない状況です。民主党と社民党は年金問題と
はほとんど関係のない「日歯連」問題の集中審議を求めて、その要求が容れら
れるまでは審議拒否をする立場のようです。

しかし、これは笑止千万な話です。特に民主党。対案を自ら国会に出しておい
て、その審議を自分で拒否していたら、わけがわかりません。政府案と民主党
の対案、両方を堂々と審議して採決すればいいだけのことです。議会制は多数
決ですから野党は勝てないということで、いじけてこういう単なる時間稼ぎの
暴挙をしてるんでしょうが、今頃そんなこと言ったって、昨年11月の選挙で与
党に勝てなかったのだから、しょうがないじゃないですか。そんなの、誰のせ
いでもなく、勝てなかった民主党執行部の責任でしょう。

そもそも対案出したのですから、堂々と国民の前で論戦をはって、国民から「
さすが民主党の対案だ、こちらのほうがよい」と評価されればいいだけの話で
す。そうなれば、与党だって多数にまかせて強行採決はできませんよ。そうい
う正攻法をやらずに、騒ぎ立てるいまのやり方を見ていると、私なんかは「あ
あ、民主党は自分の対案に自信がないんだなあ」と思うだけです。国民の多く
も、冷ややかに見ているのではないでしょうか。

いずれにしても、年金改革は待ったなしの課題ですから、与党は無責任な野党
に負けず、国民のためにしっかり政府与党案を今国会で成立させていく決意で
す。まずは、衆議院、そして、その後は参議院です。がんばります。
                            (4月17日)
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遠山清彦(とおやま きよひこ)    

参議院議員、平和学博士(Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,    
UK,1998)    

参議院:厚生労働委員会・沖縄北方特別委員会理事、決算委員会委員    
公明党:参議院国会対策副委員長、青年局長、宣伝局長、国際局次長、
    遊説局次長、東京都本部副代表、沖縄県本部・山梨県本部顧問    
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発行部数:  3761部(2004年4月19日現在)
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