T-mode 遠山清彦の国会奮戦記

[T-mode]No.193 イラン・メソポタミア湿原の視察へ行きます

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■■■ T−mode  〜参議院議員・遠山清彦のメールマガジン〜 ■■■     
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                     【No.193】 2004年(平成16年)2月23日発行

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      【タイトル】 イラン・メソポタミア湿原の視察へ行きます
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みなさん、こんにちは。

今、23日の早朝です。今日の昼に成田を出発し、イランへ向かいますが、
その準備中です。昨日は大学講師時代の教え子の結婚式に出席してきま
した。とてもすばらしい挙式でしたが、「教え子の結婚式」などという
と、急に歳を取ったような、複雑な気分にもなりました。いずれにせよ、
国際結婚をした若い2人の末永い幸せを心から祈ります。

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1.メソポタミア湿原の復元のために行動開始
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さて、イラン視察ですが、浜四津敏子代表代行を団長とし、私や青年局
次長の西田まこと氏など、総勢6名で現地へ行きます。行きはドイツ経由、
帰りはイギリス経由なんですが、それぞれ20時間前後の長旅です。

現地には月曜日の深夜に到着。翌日は、首都テヘランでイラン政府の内
務省、外務省、そして環境庁の高官等と意見交換する予定です。私自身
は、昨年2回イランに党派遣団の一員として行かせていただいているの
で、内務・外務両省で会う予定の要人は旧知の方となります。やはり外
交も「継続は力なり」という面があって、定期的に直接会って人脈を築
くことが本当に重要だと思います。

しかし今回の視察の目的は、2日目のメソポタミア湿原の現地調査にあ
ります。公明党は、イラク支援の次の目玉として、国会などで日本政府
に対し、イラクとイランにまたがって20年前まで広大な地域に広がって
いたメソポタミア湿原の復元にイニシアティブを発揮するよう強く要請
してきました。そこで、今回は、早速現地へ行こうということで、行動
を開始したわけです。

2日目は、テヘランの南西(おそらく1000キロ以上離れている)、イラク
国境に近い主要都市アバダンに日帰りで行ってきます。アバダンを訪問
するのは今回初めてですが、イラクのバスラ(英軍駐留中)から車で1時
間ほどの所だと聞いていますので、本当に国境地帯にあるのだと思いま
す。1980年代のイラン・イラク戦争の時代には、最大の激戦地であった
とも聞いています。

そのアバダンですが、チグリス川とユーフラテス川の下流地域にあり、
以前は四国ほどの大きさがあった湿原地帯に非常に近接したところにあ
ります。私たちはその町から車で郊外へ行き、湿原の現状について視察
し、またイラクから逃れてきた難民が再び帰還する際に通るチェックポ
イントにも立ち寄る予定です。

ちなみに、メソポタミア湿原の実に9割近くはサダム・フセイン統治時
代の意図的な干拓政策(=湿原を拠点とするシーア派の弾圧と、イラン
・イラク戦争中に戦車を通りやすくするためにとった事実上の破壊政策)
によって消失してしまったと言われています。この湿原を復元すること
ができれば、環境問題という観点からだけでなく、イラク・イランの経
済社会発展にも大きく貢献することになると思います。

何分、知らない土地なので不安もありますが、せっかく党から派遣され
るのですから、実のある成果が出せるよう全力を尽くしたいと思います。

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2.アナン事務総長が来日
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そういえば、アナン国連事務総長が来日中ですね。昨日は川口外務大臣
と会談したようですが、イラク復興に関して国連のより積極的な関与を
示唆したとのこと。また、すでにイラク南部を中心に活動している日本
の自衛隊の役割を高く評価したことが報じられています。

イラクへの自衛隊派遣に関しては、日本の一部報道であたかも国連の意
に反して日米同盟の枠組み優先で実施されたかのように言われています
が、今回のアナン発言でその誤解は解けたのではないかと思います。ア
ナン事務総長も、米国の対イラク政策を全て肯定しているとは思いませ
んが、イラク再建のため人道復興支援に従事する各国の部隊に対しては
感謝と敬意の念を抱いていることは間違いないと思います。

先日も民主党議員とイラク問題を議論しましたが、国際情勢に対して内
向き志向であることと、単に今の政府・与党を批判するためだけの「た
めにする議論」であることを感じました。野党だから当然といってしま
えばそれまでですが、しかし、国際社会の現実をどこまで直視している
のか、疑問です。また批判は激しくやっても、全くオルターナティブ
(別の現実的選択肢)を提示していないのは、やはり無責任の謗りを免
れないと思います。

米国に対しても、短絡的な反米主義の域を出ないような民主党議員が目
立ちます。国際社会も国連も日本も、米国の存在を無視して成り立ちえ
ないことは自明のことなわけですから、それを前提にどこまで現実を理
想に一歩でも二歩でも近づけることができるか、その努力と構想力が問
われているのではないでしょうか。テレビ受けする威勢のいい言説をす
るのはかまいませんが、結局その本人はまったく現実世界の蚊帳の外の
傍観者になってしまっていることに気づくべきです。


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遠山清彦(とおやま きよひこ)    

参議院議員、平和学博士(Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,    
UK,1998)    

参議院:厚生労働委員会、沖縄北方特別委員会理事、決算委員会委員    
公明党:参議院国会対策副委員長、青年局長、宣伝局長、国際局次長、
    遊説局次長、東京都本部副代表、沖縄県本部、山梨県本部顧問    

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発行部数: 3649部(2004年2月23日現在)
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