T-mode 遠山清彦の国会奮戦記

[T-mode]No.183 2004年・新年のご挨拶とイラク・サマワ視察について

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■■■ T−mode  〜参議院議員・遠山清彦のメールマガジン〜 ■■■     
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                     【No.183】 2004年(平成16年)1月9日発行

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      【タイトル】 2004年・新年のご挨拶とイラク・サマワ視察について
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みなさん、新年あけましておめでとうございます!

昨年は、党員・支持者のみなさまをはじめ、多くの方々に支えられ、党
にとっても、私個人にとっても、大変に有意義な勝利の一年間でありま
した。特に、昨年4月の統一地方選挙、11月の衆院選挙では歴史的大勝利
を飾ることができ、心より感謝申し上げる次第です。本当にありがとうご
ざいました。

本年も、全力で戦ってまいりますので、よろしくお願いします!

(それから、メルマガもちゃんと定期的に配信するよう努力します!昨
年後半は頻度が減り、すいませんでした。反省しています。)

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1.神崎代表とイラク・サマワを訪問
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昨年も、私は多くの海外視察をさせていただき、議員外交分野で貴重な
経験をさせていただきましたが、なんといっても12月20日に神崎代表と
ともにイラク・サマワを訪問したことは、生涯忘れがたい体験となりま
した。

私たちの訪問については、さまざまな報道もあり、また公明新聞等でも
その成果や意義についてはご説明申し上げてきたので、ここでは詳しく
書きませんが、ともかく「百聞は一見にしかず」で、現場を見なければ
わからない多くのことを理解することができました。

マスコミや野党の一部には、私たちのサマワ視察が2−3時間という短い
時間であったことを批判する人々がいます。確かに、短い時間の現地視
察であったことは、認めます。しかし、自ら命がけの行動をしていない
人々に、そのような批判をする資格があるのか、私はそれをまず問いた
いと思います。人の命がけの行動に難癖つけるひまがあったら、自分が
どんな行動を取れるのか考えて、実行してもらったほうがよほど価値的
だと思います。傍観者は所詮いつまでも傍観者に過ぎず、決して現実に
(良かれ悪しかれ)影響を与えることはない、ということを知るべきです。

それから、上に書いたように、「百聞は一見にしかず」ということわざ
通り、やはり100回新聞やテレビニュースで「聞く」よりも、1回現実を
「見る」ことのほうが、実情が理解できるということについて、批判者
は改めて考えていただきたいと思います。このことは、海外旅行などの
経験がある人は、すぐわかるでしょう。私が6年あまり住んだ英国につい
て、行く前と行った後では、必ず印象が違うはずです。

2−3時間という時間が視察として長いか短いか、という点ですが、私は
時間的量の話だけではなく、その視察の質も問うべきだと思います。い
ずれ、私たちの視察の報告書概要もメルマガで配信しようと思っていま
すが、私はかなり効果的に視察をこなしたと自負しています。

そもそも、もし他の国会議員で批判をする人がいたら聞きたいのは、
「じゃ、あなたたちが、日本の国内を現地視察するとき、2−3時間以上
滞在して視察した場所がどれくらいあるのか、考えてもらいたい」とい
うことです。私も含めて政治家は忙しい(あるいは忙しいふりをするの
がうまい人)ですから、国内で視察するときも、パッパと回ることが意
外と多く、2時間も3時間も1ヶ所にとどまることは少ないはずです。それ
でも、一度でもある現場を見ようものなら、国会の委員会かなんかで、
「私は○○に実際に行ってきたんですが・・・(ゴホン!)」なーんて、
結構自慢げに質問するんですよ。

ともあれ、「短い時間の視察だったから意味がない」なんて、無責任に
言う人がいたら、私はかみつくことを宣言します(私の愛犬も物理的に
かみついたりするかも。冗談です)。

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2.サマワの治安悪化問題について
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ところで、私たちが帰国してから報道でサマワの治安悪化が言われてい
ます。数百人規模のデモがあったり、強盗事件があったりで、死傷者も
出ているようです。ただ、見逃してはならないポイントは、強盗事件は
通常の犯罪でありテロではないことと、デモや暴動の原因もCPA(占領
当局)や治安維持を担当しているオランダ軍に対する反発や抗議ではな
く、高い失業率を背景にサマワ市当局に対して民衆の不満が高まってい
るということです。

最後のポイントは、明らかに反米・反連合軍感情を背景にしたテロ・襲
撃事件が頻発しているバグダッドおよびその北部地域とは、明らかに質
が違うことを示している点で重要です。その意味で、私は私たちが昨年
暮れに視察した後に結論として出した「比較的安定している」という状
況からそれほど変わっていないと思っています。

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3.サマワが比較的安定している3つの理由
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神崎代表と私の視察では、本当に様々な発見がありました。その全てを
今日ここに掲載はしませんが、まとめれば、サマワが比較的安定してい
るという判断をした理由は3つあります。

1.シーア派イスラム教徒の多いサマワ地域では(サダム統治時代に迫
害を受けたため)、オランダ軍をはじめ占領当局(CPA)に対する反感が
低い。オランダ軍とサマワ市民の関係は良好である。

2.サマワ市街地の様子は平穏であり、一般家庭への武器(特に自動小
銃)の流通があるにもかかわらず、イラク戦後今日まで市民の武装蜂起
やオランダ軍に対するテロ攻撃は1度も発生していない。

3.多様な支援ニーズが存在し、市民の日本の自衛隊が行う人道復興支
援に対する期待が高い。

最後の支援ニーズの点に関連して、私たちがサマワに駐留するオランダ
軍の話をきいて驚いたことがあります。それは、オランダ軍大隊のサマ
ワでの主要任務は「治安維持」であるわけですが、来てみると地元市民
から様々な要請を受けてしまい、結局200以上の民生支援プロジェクト
をこの半年間続けてきたという事実です。だから、オランダ軍司令官の
オペルガー中佐は、「人道復興支援を主要任務としてくる日本の自衛隊
が来てくれたら、本当に助かります」と発言していました。世間では
「自衛隊が行ってやることあるの?」という質問をする人もいますが、
現地に行った私からすると「ある」どころか「ありすぎてこなせないこ
と」の方が心配なほどと言えます。

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4.自衛隊先遣隊の派遣
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自衛隊先遣隊の派遣の是非をめぐって、今日の午前中公明党は緊急会議
を開きました。そこでは色々な意見が出されましたが、発言者の全員が
派遣に前向きな基本姿勢を示しました。まずは、先遣隊に行ってもらい、
さらに現地の実情について徹底調査をしてもらうことが何よりも重要だ
からです。

その先遣隊の派遣は、公明党の了承が出れば来週実施され、さらにその
1週間後に先遣隊の現地評価が伝えられる予定です。その時点、つまり1
月下旬の時点で陸上自衛隊本体の派遣について改めて党内議論を深め、
最終判断をすることになると思います。

この最終判断の際には、私たちの12月の視察や先遣隊の報告内容だけで
なく、国際社会の動向や現地の治安情勢の変化、日本の国益や国際的な
テロ対策など、多くの観点から総合的な対応を取ると思います。私たち
の判断が人の命の問題に直結するだけに、真剣に情報収集しつつ、判断
を誤ることがないようにしたいと思っております。


(1月8日)


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遠山清彦(とおやま きよひこ)    

参議院議員、平和学博士(Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,    
UK,1998)    

参議院:厚生労働委員会、沖縄北方特別委員会理事、決算委員会委員    
公明党:参議院国会対策副委員長、青年局長、宣伝局長、国際局次長、
    遊説局次長、東京都本部副代表、沖縄県本部、山梨県本部顧問  

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発行部数: 3434部(2004年1月9日現在)
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