T-mode 遠山清彦の国会奮戦記

[T-mode]No.77 政治家になるには

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                     【No. 77】 2002年(平成14年)6月28日発行

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      【タイトル】政治家になるには
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1.『朝日』の投稿が英字紙にも
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みなさん、こんにちは。ちょっとごぶさたしておりました。最近、党のプロジェ
クトや、個人的に力を入れている政策推進で多忙になり、ばたばたしております。
おかげで、机の上は、大変な散らかりようで、何の書類がどこにあるのかわから
ない状況です。今日は、何とか時間を見つけて整理整頓をしたいと思っています。

さて、表題の話に移る前に、今週月曜日に朝日新聞に掲載された私の記事について。
多くの方から非常に好意的な反響を頂き、大変に勇気付けられました。やっぱり全
国紙で主張すると、インパクトが違いますね。感想の声をメール等で届けてくださ
った方、本当にありがとうございました。

ところで、掲載後、朝日新聞から連絡があり、私の主張を英訳して英字紙にも載せた
いとのこと。即了解し、昨日英訳原稿のチェックを終えたので、来週中には載ると思
います。Point of Viewという欄ですが、インターネットの朝日新聞HP英語版のとこ
ろにも掲載されると予想しています(アドレスはhttp://www.asahi.com/english/english.html)。
私が以前務めていた宮崎国際大学の外国人の同僚教員にも読んでもらえるよう、連絡
するつもりです。

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2.「これだ、という道はない」
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さて、今書店に行くと、『政治家になるには』というタイトルの書籍が売っていま
す。(細川珠生著、ぺりかん社)私も昨年当選していらい、若者を中心に「政治家に
なりたいのだけれど、どうしたらいいか。どんな勉強・仕事をしたらいいか。」とい
うような質問が寄せられていたので、購入して速読してみました。

政治家というのは、国会議員だけのことを指すのではなく、地方議員や、市長・県知
事のような地方自治体の首長も含みます。要は、国民・住民の代表として選挙で選ば
れ、国民生活に大きな影響を与える法律・政策の立案あるいはそれらの実行をする立
場の人間です。

政治家になるにはどうしたらいいのか−この質問に対し、私は常日頃、「これだ、と
いう道はありません」と答えています。政治家になるということは、選挙に立候補す
ることが第一歩なのですが、その際、何か難しい試験があるわけでもありませんし、
立候補できる年齢の下限はありますが、上限はありません。また、学歴も立候補前の
仕事についても、特段の条件はありません。簡単に言えば、日本の一般市民は誰でも
立候補することができます。ただ、出ることは容易なのですが、選挙で勝って政治家
になるのは、なかなか難しいのが現状です。

立候補しても、よほど有名人でない限り、誰も自分の名前は知りませんから、選挙運
動をして名前や自分が政治家になったら実現したい政策を公約として訴えます。選挙
運動は法的範囲でやっても際限のない作業であり、率直にいって、金と時間と手間が
かかります。そこで、日本を含む近代民主国家においては、政党政治が一般的で、候
補者のほとんどが政治結社である政党の推薦とサポートをもらって選挙戦を戦いま
す。公明党は、「出たい人より出したい人」という基本原則があって、周囲の人々が
推す「何か」を持った人物を候補として公認することが多いです。

この話と共通することが、前述の本にも書かれていました。この本の著者が多くの政
治家にインタビューした結果、「政治家になりたいのなら、自分の得意技をつくりな
さい」という答えが多かったというのです。私も同感です。政治家として政治につい
ての知識もなければいけませんが、今の社会は各分野とも非常に専門化しており、実
効性のある政策を立案・実現しようとすれば、専門的な知識や経験は不可欠です。私
は外交・安保問題が得意といえば得意なのですが、公明党の政治家の中にも、弁護
士、教員、タレント(芸術文化)、医者、学者、官僚など様々な職歴を持つ方がおり
ます。それぞれがそれぞれの得意技を活かし、政治を動かさなければ、社会の多様な
ニーズにこたえられないのです。この点でも、「政治家になる道は、これだ」という
のがないことが理解いただけると思います。

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3.具体的なビジョンと行動があるか
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また、上の本の中では、政治家としての長期的視点や社会観・国家観をしっかりもっ
ていることが重要と指摘されていますが、その通りだと思います。その部分をちょっ
と引用します。

「残念ながら、選挙で当選することが目的となってしまっている政治家も、とても多
いのが実態です。政治家とは、そもそも自分のやりたい政策があり、それは政治家に
ならなければ実現できないという理由で志すべきものです。ただ漠然と、「世の中の
ため」、「国のため」というだけでなく、具体的にめざすべき社会像や国家観などを
しっかりともっていることが必要なのです」(136p)。

このポイントは、本当に大切です。仮に周囲から強く推されて選挙に出馬し、当選し
て議員になったとしても、出馬の決断をしたのは自分自身ですから、自分の責任の下
に、国民・住民の代表として恥ずかしくないビジョンを持ち、行動することが求めら
れます。

近代社会の抱える諸問題は多岐にわたり、非常に複雑です。非常なやる気をもって政
界入りしても、これらの諸問題に圧倒される感覚を持つことが多いのが現実です。し
かし、選挙で選ばれた以上、はらを決めてそれらの諸問題の解決に取り組むことが政
治家の使命です。この点を自覚するか否かで、政治家の価値も大きく変わってくるよ
うに思います。

生意気なことを書いてしまいましたが、私もまだ1年生国会議員。これからも多くの
ことを謙虚に学びながら、しかし、初当選以来の勢いを失わずに、全力で戦っていき
たいと思います。ただ、最後にあえて要望を言えば、もっともっと若い世代の政治家
が日本の国会でも増えてほしい、ということでしょうか。そうしたら、もっと活力あ
ふれる永田町になると思うんですが……。

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遠山清彦(とおやま きよひこ)    

参議院議員、平和学博士(Ph.D in Peace Studies, University of Bradford,    
UK,1998)    
参議院外交防衛・決算・沖縄北方特別各委員会委員    
公明党国際局次長、公明党沖縄県本部顧問、公明党東京都本部副代表    

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発行部数: 3128部(2002年6月28日現在)
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