609studio

609studio No.860 ◆現代時評《憲法「改正」は日本をどこに導くか(6)》松岡正喜(年金生活者)

─────────────────────────────────────
【609 Studio】email newsletter 2018年6月5日 No.860
──────────────────────────────────────
  フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサ
ハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載!
──────────────────────────────────────

                 お知らせ

        *グラフ誌Lapiz22018夏号は6月10日発行です!

   Lapiz Site  http://lapiz-international.com/

──────────────────────────────────────
               好評発売中!

          《サハリン逍遥》 片山通夫写真集

 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人
々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと
らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。

        群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税

        群像社サイトからお買い求めいただけます!!
       http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/

        サハリン逍遥が電子ブックになりました!
       http://www.shinanobook.com/genre/book/3775
──────────────────────────────────────
                         【著書案内】

     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著

  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
    への逆密航」を語る貴重な証言!!

    凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

           定価 1900円+税
──────────────────────────────────────
◆現代時評《憲法「改正」は日本をどこに導くか(6)》松岡正喜(年金生活者)
──────────────────────────────────────
 「マッカーサー回想録」の中で述べられたことがどうもそうではない、つまり
昭和天皇の「わが身はどうなってもいい。自分の指示や命令に従った者には責任
はない」発言は、マッカーサーを最高権力者とするGHQ と日本の旧体制側に
与する政治家や官僚によって作り上げられた物語にすぎないという疑念は払拭で
きない。
 話が横道にそれるが、アメリカはアジア・太平洋戦争が開始された当初は日本
に劣勢を強いられていた。日本海軍の奇襲と機動作戦に圧倒されていた。
 しかし、すぐさま攻勢に転じた。と同時に日本の敗戦を予想し、戦後の統治の
あり方をめぐって研究をスタートさせていた。その一つが明治憲法を廃止して、
新しい憲法を作ることであった。また、その憲法で他の問題も含めて天皇をどう
位置付けるかが大きな課題であった。そのために、国防省・国務省の下に軍人は
言うまでもなく、官僚・大学教授・研究者・日本通の人物を糾合して研究に当た
らせた。明治憲法が施行されたのが1890年(明治23年)。この時までに5
0いくつとも、また一説には100ほどとも言われた民間憲法草案が出されてい
た。議会設立と憲法制定を要求する自由民権運動の高まりがその背景にあった。
アメリカは明治初期の日本の近代化の中で、民間によって模索されていた憲法草
案も研究の対象にしていた。植木枝盛の「東洋大日本国国憲案」の国民主権を求
める内容や、民衆の側からの抵抗権・革命権も認めていたことに注目していた。
50年あまり前に発見され、現在の憲法にも通底する優れた私擬憲法案である「
五日市憲法草案」はペンタゴンや国務省の目には触れなかったが、この時期に起
草されている。アメリカは戦争中のこれらの研究を通して、確実に日本人の民衆
の中に民主主義を求めた歴史があったことを把握していた。
「歴史は音もなくめくられた」ではないが、敗戦を受け入れ戦争を終結する天皇
の「玉音放送」を聞いた時、天皇に対して表立って責任追及に及ぶ者はいなかっ
た。その周りにいた人に対しても抗議の行動に出る人もいなかった。人々は長き
にわたった戦争の終結に安堵感を抱きこそすれ、何をどうすればいいのか見通し
が持てなかった。アメリカはこの様子をよく観察していた。「音もなくめくら
れていく歴史」の瞬間に立ち会い、実質的支配者としてその後の戦略を練ってい
た。そして日本には昨日まで戦争を進めていた軍人・政治家・官僚が多く生き残
り、依然としてその地位に就いていた。枢軸国の一員であったドイツとは様子が
異なっていた。ドイツでは頂点に立っていた人物が自ら命を絶ち、組織体として
の国家は消滅していた。ポツダム宣言を受け入れ戦争を終結するまでも、それ以
前においても「国体」の維持をいかに確保できるのか、戦争指導者の議論は前線
の兵士や国民大衆の運命は眼中になかったといえる。歴史の大転換を迎えても、
旧体制の中心にいた指導者は旧体制を維持することにしか関心はなかった。
──────────────────────────────────────
新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》

 大山勝男 著
定価(本体2,600円+税)
2016年2月10日発行
http://koujinnotomo.com/

──────────────────────────────────────
◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
──────────────────────────────────────
◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/

◆《News Digest》:609studio編集部
──────────────────────────────────────
◇きな臭い話、こぼれ話
──────────────────────────────────────
加計学園「自治体騙し」自認文書で、「安倍政権側ストーリー」崩壊の危険
安倍首相は、その日に加計理事長と会った事実を否定し、政府与党側からは、そ
の記載について、「伝聞の伝聞」だとして、証拠価値を疑問視する声が上がって
いた。
https://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/pm-abe-story_a_23446510/

【朝日速報】韓国の文在寅氏と北朝鮮の金正恩氏は26日、2度目の首脳会談を
板門店で行った
http://www.asahi.com/skh/201805260001.html?ref=flashmail

アマゾンのスピーカーが夫婦の会話を録音、勝手に他人に送信
https://www.cnn.co.jp/tech/35119780.html

北朝鮮、地下核実験場の坑道爆破【5月24日速報】
https://mainichi.jp/articles/20180525/k00/00m/030/073000c?fm=mnm

米朝会談中止、トランプ氏「世界に大きな後退」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30950790V20C18A5000000/?n_cid=NMAIL007

【朝日速報】森友学園前理事長の籠池泰典被告と妻諄子被告が保釈された。逮捕
から約10カ月
https://digital.asahi.com/articles/ASL5T566ZL5TPTIL018.html?ref=flashmail

露大統領補佐官:平和条約締結のためには、日本は南クリルのロシアへの移行の
合法性を認めなければならない 
https://jp.sputniknews.com/politics/201805244908372/

(耕論)「最強官庁」は幻想か 小幡績さん、福岡伸一さん、戸高一成さん
https://goo.gl/ER68gu

(政治季評)忖度を生むリーダー 辞めぬ限り混乱は続く 豊永郁子
https://goo.gl/dRQanj

北朝鮮が拉致を「解決済み」と切り捨て。日本外交4つの「誤算」とは?
http://bunshun.jp/articles/-/7400
────────────────────────────────────
◆編集長から:片山通夫
────────────────────────────────────
 6月に入った。季節は変われども相変わらずの国会と政権。この状況で安倍首
相が解散に打って出たら、安倍圧勝だというデータがあった。
 でたらめもほどほどにしてもらいたいものだ。

 トランプ大統領、フェイクなのかブラフなのか、やたら世間の目を引き付ける
術にたけている。安倍政権など右往左往の体たらく・・・・。

 さて当初の通りの米朝トップ会談は予定通りなら来週の火曜日開催される。
どうなることやら・・・・。しかし戦争だけはやめてもらいたい。
───────────────────────────────────
  発行    2018年6月5日 No.860
  FB  https://www.facebook.com/michio.katayama.5
 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236
  MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020
  contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html
  website http://www.609studio.com/
      投稿   http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
   購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html

           ◇禁・無断転載◇
────────────────────────────────────

609studio

発行周期: 週刊 最新号:  2018/12/11 部数:  214部

ついでに読みたい

609studio

発行周期:  週刊 最新号:  2018/12/11 部数:  214部

他のメルマガを読む