ネットワークのおべんきょしませんか?

ネットワークのおべんきょしませんか? Vol.1491

カテゴリー: 2018年09月28日
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日本語で勉強できる!CCIE Routing & Switching 実践ワークブック
      http://www.n-study.com/library-new/ccie-rs-workbook/

CCIEに合格するために、何をやったらいいかわからない困っている方は、

     「このワークブックを隅から隅までやってください」

とオススメします。繰り返しラボを実践すると、CCIE合格レベルの実力が身に
つくでしょう。

ワークブック ラボ02 Troubleshootingの一部の動画解説です。
https://www.youtube.com/watch?v=KrtbctKgzUI
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2018/9/28 Vol.1491 発行部数 約30000

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有料版PREMIUM: http://www.n-study.com/premium/index.htm

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~INDEX~

        ◆はじめに
        ◆ルーティングテーブル その2
	◆Youtube Gene Channel 技術解説動画
    ◆終わりに

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  MPLS-VPNトラブルシュートシナリオ Vol.1
  http://www.n-study.com/library-new/mpls-vpn-lab/
  MPLS-VPN演習シナリオ Vol.1
  http://www.n-study.com/library-new/mpls-vpn-troubleshooting/
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※CCIEv5では、MPLS-VPNはとても重要です。MPLS-VPNの仕組みを理解して、Cisco
  での設定と確認をする手順を学ぶための役に立てるコンテンツです!

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  「はじめに」


こんにちは、発行者のGene(じーん)です。

ルーティングテーブルは、

・ルータが認識しているネットワーク構成
・パケットの転送経路

とも考えることができます。今回はこの2点について解説しています。


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  「ルーティングテーブル その2」

~ルータが認識しているネットワーク構成~

ルーティングテーブルは、ルータが認識しているネットワーク構成ということ
もできます。例に挙げたルーティングテーブルを持つルータ R1がどんな風に
ネットワーク構成を認識しているかを見ていきます。
ルーティングテーブルの中で最も基本的なルート情報は、ルータに直接接続さ
れているネットワークのルート情報です。Ciscoルータでは、先頭に「C」と表
示されているのが直接接続されているネットワークのルート情報です。例のル
ータは、以下の2つのネットワークを直接接続していることがルーティングテ
ーブルから読み取れます。

・10.1.1.0/24 FastEthernet0/0
・10.1.2.0/24 Serial0/1

※「FastEthernet0/0」や「Serial0/1」はルータのインタフェースを表してい
ます。また、サブネットマスクは「10.0.0.0/24 is subnetted, 3 subnets」
という部分から「/24」となっています。この部分は、「10.0.0.0というネッ
トワークアドレスを/24のサブネットマスクで3つのサブネットに分割している」
という意味です。


http://www.n-study.com/wp-content/uploads/2018/09/routing_table07.png
図 直接接続のルート情報


次に先頭に「S」と表示されているルート情報が以下の3つあります。

・172.16.0.0/16
・172.17.0.0/16
・192.168.1.0/24

これは、スタティックルートの設定によってルーティングテーブルに登録され
たルート情報であることを表しています。3つのルート情報で「via 10.1.2.2」
と共通しています。この部分はネクストホップアドレスで次に転送するべき隣
のルータのIPアドレスです。
10.1.2.0/24のネットワーク上には10.1.2.2というIPアドレスのルータが存在
していて、そのルータの向こう側に3つのネットワークがあると認識していま
す。


http://www.n-study.com/wp-content/uploads/2018/09/routing_table08.png
図 スタティックルートのルート情報


なお、R1が認識しているのは3つのネットワークが10.1.2.2のIPアドレスを持
つルータの向う側にあるということだけです。10.1.2.2のルータに直接接続さ
れているのではなく、さらに他のルータを経由しなければいけないかもしれま
せん。
そして、もう1つ「R」と表示されている10.1.3.0/24のネットワークがありま
す。「R」はRIPというルーティングプロトコルによってルーティングテーブル
に登録されたルート情報であることを意味しています。ネクストホップは「10.1.2.2」
で、このIPアドレスのルータの先に10.1.3.0/24のネットワークがあります。
RIPのようなルーティングプロトコルで登録されたルート情報には、距離が載
せられています。「[120/1]」の部分が距離です。このルーティングテーブル
を持つR1から[120/1]だけ離れたところに10.1.3.0/24のネットワークがあるこ
とがわかります。RIPの場合、経由するルータ台数を距離とみなします。つま
り、10.1.3.0/24は10.1.2.2のルータに直接接続されているということがわか
ります。

 
http://www.n-study.com/wp-content/uploads/2018/09/routing_table09.png
図 RIPのルート情報


※スタティックルートのルート情報には「[1/0]」という距離の情報がありま
すが、スタティックルートの場合は、基本的に距離は意味がありません。

以上のように、ルーティングテーブルによって、そのルータがどのようなネッ
トワーク構成であるかを認識しています。ただし、ネットワーク全体の詳細な
構成ではなく、自身を中心としてネクストホップ(隣のルータ)の向こう側にど
んなネットワークが存在するかというレベルです。IPによるエンドツーエンド
の通信は、同じネットワーク上の転送を繰り返していくわけなので、隣のルー
タまで転送できればよいです。隣のルータの先のネットワーク構成の詳細まで
知っておく必要はありません。

ルーティングテーブル上で認識できないネットワーク宛てのIPパケットはすべ
て破棄します。そのため、ルータがきちんとルーティングするためにはルーテ
ィングテーブルに必要なルート情報をすべてもれなく登録しておかなければい
けません。これは1台のルータだけではなく、ネットワーク上のすべてのルー
タです。そして、ネットワーク上のすべてのルータのルーティングテーブルに
必要なルート情報が登録されている状態を指して「コンバージェンス(収束)」
と呼びます。


~パケットの転送経路~

ルーティングテーブルは、ルータが認識しているネットワーク構成であると同
時にパケットの転送経路を表してもいます。ルーティングテーブルには、宛先
ネットワークへの最適ルートのみが登録されます。宛先ネットワークまでのル
ートが冗長化されている場合、迂回ルートはルーティングテーブルには載せら
れていません。各ルータのルーティングテーブルをたどっていくことで、パケ
ットが転送される経路がわかります。


http://www.n-study.com/wp-content/uploads/2018/09/routing_table10.png
図 パケットの転送経路

※ルーティングプロトコルによっては、迂回ルートもルーティングテーブルに
載せられることがあります。

そして、ネットワークの障害などでネットワーク構成が変化した場合は、パケ
ットの転送経路となるルーティングテーブルを更新しなければいけません。ル
ーティングテーブルの更新もコンバージェンスの一種です。ルーティングテー
ブルが適切に更新されなければ、パケットのルーティングが正常にできずに通
信できなくなってしまいます。

 
http://www.n-study.com/wp-content/uploads/2018/09/routing_table11.png
図 ルーティングテーブルの更新



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17年前、Geneはネットワーク技術のことをまったく知らない状態でした。2000
年5月の創刊号からずっと日経NETWORKを購読して、最初の一年は日経NETWORK
を繰り返し読んで、それをベースにWebサイトなどを調べて勉強していきました。

          「ネットワーク技術の勉強したい!!!」

という方には、日経NETWORKを購読して「繰り返し読む」ということをオスス
メします。

日経NETWORKの詳細とご購読は下記URLから。
http://www.n-study.com/books/2005/06/network.html
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  「Youtube Gene Channel 技術解説動画」


これまで有料版のPREMIUMで月に1回動画解説を配信しています。もうかれこれ
5年以上続けているので、60個ぐらいあります。
PREMIUM用の動画解説に加えて、ちょこちょこ動画解説を作っていくことにし
ました。主にCiscoルータでの設定と検証の様子を解説しています。


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IPSec DMVPN(NHRP Phase1) 
https://www.youtube.com/watch?v=kopwQcYe13Y

Ciscoルータを使ったIPSecのDMVPNの設定と検証の様子です。NHRP Phase1でハ
ブ&スポーク構成の部分を公開しています。NHRP Phase2およびNHRP Phase3の
設定については、「ネットワークのおべんきょしませんか? PREMIUM」の2015
年8月分の動画解説コンテンツです。
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不連続サブネットにおけるEIGRPの設定
https://www.youtube.com/watch?v=KDwK3EGmExU

不連続サブネットでのEIGRPの設定についての注意点です。自動集約が有効に
なって-いると、ルーティングテーブルに正しくルートが登録されなくなって
しまいます。
CCNAでよく問題が出てきますね。自動集約が有効なときと無効なときのルート
のアド-バタイズ、そして、ルーティングテーブル上のルートがどのようにな
っているかを見てく-ださい。
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MPLS VPNのトラブル その1 
https://www.youtube.com/watch?v=-ygnvEIyPHw

MPLS-VPNのトラブルシュートの例です。

動画で解説している内容は、以下のWebページに載せています。
http://www.n-study.com/network/2010/0...
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MPLS-VPNのさまざまな接続性 フルメッシュ(Any-to-Any) 
https://www.youtube.com/watch?v=BAldXCPQnHM

CiscoルータでのMPLS-VPNの設定例です。最も基本的な拠点間のフルメッシュ
の接続性についてです。
ここで解説している内容は、以下のWebページにまとめています。

MPLS-VPNのさまざまな接続性 フルメッシュ(Any-to-Any)
http://www.n-study.com/network/2014/08/mplsvpn_anytoany.html

※有料メールマガジン「ネットワークのおべんきょしませんか? PREMIUM
(http://www.mag2.com/m/P0000264.html)」の2014年8月のバックナンバーを購
入していただくと、フルメッシュだけではなくエクストラネット、セントラル
サービス、ハブ&スポーク構成のすべての動画解説をダウンロードしていただ
けます。
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日本語で勉強できる!CCIE R&S ワークブック ラボ#02 Troubleshoot サンプル TT01
https://www.youtube.com/watch?v=KrtbctKgzUI

日本語で勉強できる!CCIE R&S ワークブック ラボ#02 Troubleshoot サンプ
ルです。TroubleTicket01についての動画解説です。TroubleTicket01は、基本
的なPPPリンクの設定ミスです。レイヤ2レベルの切り分けができないと、その
あと、まるごとできなくなってしまうので、レイヤ2レベルのトラブルシュー
トは、とても重要です。

以下のWebページに動画で解説している内容を掲載しています。
http://www.n-study.com/network/2015/04/ccie_rs_02_troubleshoot.html

日本語で勉強できる!CCIE R&S ワークブック
http://www.n-study.com/library/2015/04/ccie_rs.html
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Anycast RP with MSDP
https://www.youtube.com/watch?v=KVsy6oz-UWI
マルチキャストルーティングのRPの冗長化と負荷分散を行うAnycast RP with MSDP
の設定についてです。
解説しているStepは、以下のURLに載せています。

http://www.n-study.com/network/2009/02/anycast_rp_3.html
http://www.n-study.com/network/2009/02/anycast_rp_4.html
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PIM SM Basic Configuration Static RP
https://www.youtube.com/watch?v=LnvjbAsX44o
PIM-SMの基本設定でのスタティックRPの設定の様子をステップバイステップで
解説しています。

この動画は以下のURLのWebページの内容についての解説です。
PIM-SMの設定演習 [スタティックRP]
http://www.n-study.com/network/2015/02/pimsm_rp.html

RPの設定だけではなく、同一セグメントに複数のPIMルータがいる場合はDRに
よってマルチキャストパケットの転送経路が決まることも重要なポイントです。
スタティックRP以外の設定の様子は、有料版メールマガジン「ネットワークの
おべんきょしませんか? PREMIUM」の2015年3月の動画解説コンテンツです。
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BGPの基本的な設定 トラブルシュート
https://www.youtube.com/watch?v=8yDXXD7yotw
BGPの設定ミスを切り分けるトラブルシュートの簡単な解説です。
設定ミスのないBGPのネットワーク構成は、以下のURLで解説しています。

BGPの基本的な設定
http://www.n-study.com/network/2015/01/bgp_9.html

この動画は、以下のURLに基づいた解説です。
BGPの基本的な設定 トラブルシュート
http://www.n-study.com/network/2015/02/bgp_10.html

CCIEv5では、トラブルシュートセクションについてかなり敷居が高く感じる方
が多いようです。決して技術的には難しくありませんが、トポロジを構成する
台数が多いため難しい印象があるようです。CCIEを受験される方は、このぐら
いの切り分けと修復がさくさくできるレベルを目指しましょう。
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VRFとtunnelインタフェース(GRE over IPSec) 
https://www.youtube.com/watch?v=LmijJlJ3qsg

VRF LiteでGRE over IPSecを構成する場合の設定例について、設定と確認の様
子をステップバイステップで解説しています。
CCIEv5 Routing & Switchingラボ試験でとても重要です。

この動画での解説の内容は、以下のWebページにあります。
http://www.n-study.com/network/2014/12/vrftunnelgre_over_ipsec.html
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  「終わりに」

もう9月が終わりですね。すっかりと秋らしくなりました。また、台風が近づ
いているようです。今年は自然災害の影響が大きいですね、ホントに。今度の
台風は、大したことないことを祈っています。


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発行周期: 週3回程度 最新号:  2018/12/14 部数:  10,725部

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