武道通信かわら版

武道通信かわら版 6月20日号 通算433号


カテゴリー: 2018年06月20日
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─────■─■─■■─────────【武道通信かわら版】
────■■■■■■■■────────6/20 2018 通算433号
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─────■─■■─■─────────インターネットで読む
─────■─■───■────────『武道通信』
────■■■■■■■─■───────サブマガジ
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  http://www.budotusin.net        東京都 国立市東3-4-8
 sugiyama@budotusin.net       杉山頴男(ひでお)事務所
                    042-580-6428 
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どこから どこまでが 本当で
どこから どこまでが 嘘か
海千山千の商売人
の云うことはわからぬ

が 海千山千の商売人トランプの
無意識を辿れば
本当と 嘘が どこから出てきたか
見えてくる
ドイツからアメリカへ移民した
理容師の意識と無意識

どこからどこまでが 意識で
どこからどこまでが 無意識か
でない

意識と無意識は別ものでない
相互に関係を有する相対
相互作用する

無意識には 
胎児のとき聴いた音調だけでなく
遠い祖先の記憶が仕込まれている

日本男児なら 
勝負どきは
Y染色体の記憶の遺伝子の
無意識の奥へ奥へ
立ち返れ

何万年前から
生存競争に勝ち残ってきた
日本列島の
Y染色体のふるさとへ帰れ


   …………………………………………

1 お知らせ
2 北朝鮮の弱点を狙え! ……加藤 健
  ◎アメリカ上院に制裁破り阻止を訴えよう!
3 英米の罠から目を醒ませ、日本人よ!
    ◎幹部自衛官、野党議員に罵声 訓戒を受ける
    〈その1〉メディアの偏向報道と軽薄な解説
4 忙中閑あり  ……杉山頴男
  ◎無意識のチカラと武士道
    ──日本列島固有種[武士]を考究する

■お知らせ───────────────────────────

一、 
   『読書余論 合本 number48~95』(48ヶ月分)刊行
    HP「無名刀」を読み、注文くだされ
    6月25日刊行(配信)
    容量が40MBなので添付送信でなく
    宅ふぁいる便にアップロードします。
    「杉山頴男事務所様から、ファイルのお預かりをお知らせ
    するメールです」とのメールが届きますから
    <h28gatupon(1)>ダウンロードしてください。簡単です。    

    6月25日から無料となる「読書余論」は
    「今月の読書余論」は目下、ERROR
         しばし、「無名刀」にUPします。ご了承くだされ
      
二、  日本部道具「小柄工房」が全日空のHPで紹介
        http://urx3.nu/KCr9 
    昨年の観光庁の「東京で参加し体験できる伝統工芸」に
    つづいて。「You」の日本必須体験の場となることだろう。

三、  軍学者の新刊 
   『空母を持って自衛隊は何をするのか
      ---朝鮮半島危機後の安全保障を再考する』 
       税込み1890円  徳間書店
   
   『AI戦争論──進化する戦場で自衛隊は全滅する』 
    飛鳥新社 税込み1500円
      もさらに進撃中!



■北朝鮮の弱点を狙え! ご協力の呼びかけ《188》─────────

                                             加藤 健


今週、外務副大臣に面会できることになりました。制裁破り阻止の策を
しっかり説明してきます。

  ◎アメリカ上院に制裁破り阻止を訴えよう!


★ 世界的投資家から仰天のメール!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、米朝首脳会談には落胆さ
せられましたね。問題点は広く報道されている通りです。もう話にもな
りません。

ちょうど首脳会談が行われているとき、北朝鮮投資を推奨してきた世界
的投資家ジム・ロジャーズ氏から私に、驚くべき内容の勝利宣言メール
が届きました。産経新聞の田村秀男さんが記事にしてくれたので引用し
ます。

 「今や世界全体はお前がバカだと知ることになったぞ」-。シンガポ
ール在住の著名投資家、ジム・ロジャース氏は12日、トランプ米大統
領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が握手する
や、ただちに日本の市民団体「アジア調査機構」の加藤健さんに対して、
子供じみた電子メールを送り付けてきた。
 加藤さんは長年にわたって対北朝鮮国連制裁破りを調べ、各国政府や
議会、国連に告発活動を続けてきた。対北投資を推奨するロジャース氏
については、国連安保理、米財務省、さらに米上下院議員百数十人に不
当だと訴えた。加藤さんは本人にも直接、警告した。
 ロジャース氏はかなりのプレッシャーを感じていたようだ。米朝首脳
が「非核化で合意」したなら、今後は国際社会の対北経済制裁が緩和さ
れ、西側からの対北投資のチャンスになる。どうだ、俺の投資判断は正
しい、とうれしさ爆発というわけだ。
https://www.sankei.com/premium/news/180616/prm1806160006-n1.html

ロジャーズ氏のメールの日本語訳は次のとおりです。「メディアに晒し
てやろうか?」とあるので、公開可と判断させていただきました。

「今や世界全体はお前がバカだと知ることになったぞ。今や世界中の誰
もが、お前の団体などインチキだと知っている。1年前にオレは、お前
は恥を知るべきだといった。しかしお前は、世界に自分のバカさ加減と
無知を知らせるだけの行為を堂々とやると返信してきやがった。
これからお前は、全世界に自分がどれほどバカでイカサマでインチキだ
ったか認める手紙送付キャンペーンを始めるのか?
これからお前は、全世界に自分がアホでイカサマだったと知らせるか? 
それともオレが国際メディアにお前を晒してやろうか? お前の住所は
知っているぞ。お前が21世紀の大バカ者の一人だったと晒すため、世
界のメディアを派遣してやろうか?
お前は真面目な愛国者だといっていたな。ならば、自分自身と日本と世
界に恥をかかせましたと認める手紙送付キャンペーンを始めるんだろう
な」


ロジャーズ氏は、「ロジャーズ国際コモディティ指数」という商品指数
まで開発したような世界的大物です(暴落しましたが)。私はロジャー
ズ氏の北朝鮮投資を告発し、本人と深夜までやりあったこともあるので、
相当嫌われていることは間違いないと思います(下記は告発を呼びかけ
たブログ記事)。
http://kenkato.blog.jp/archives/70669195.html
しかしこんな子供みたいなメールを寄こすとは信じられず、メールのヘ
ッダー情報を確認しました。確かにロジャーズ氏の会社で間違いありま
せんでした。
私たちがかけた圧力が、予想以上に効いていることが確認できました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

メールを読み、「マズいことになった!」と思いました。ロジャーズ氏
は再び、大々的に北朝鮮投資を推奨するはずです。日本にとって危険で
す。
なにしろ1970年代に10年間で3365%(33倍!)のリターンを記録した伝
説的投資家ですから、ロジャーズ氏が推奨すれば中国人投資家は動きま
す。それによって何千億円、何兆円もの投資マネーが北朝鮮に殺到すれ
ば、国連制裁も、日本の「援助」というエサも、まったく無効になって
しまいます。日本は拉致被害者を救出する交渉カードを失います。むろ
ん非核化の失敗は確定です。
なんとしてでも止める必要があります!

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。ア
メリカ上院議会のボブ・コーカー外交委員会委員長にメールを送り、北
朝鮮投資推奨を禁止する法律を制定するよう要請していただきたいので
す。例文をコピーするだけなら1分です。

国連制裁もアメリカの独自制裁も、まだ解除されていません。ボブ・コ
ーカー委員長なら、制裁を無力化させる投資推奨がどれだけ有害かすぐ
に理解してくれるはずです。

いますぐメールをお送りいただけると幸いです。よろしくお願いいたし
ます。


送り先(上院外交委員会のメールアドレス)
Web_inquiry@foreign.senate.gov

例文
件名: US Citizen Funding the North Korean Regime など (タイトル
は個々別々のほうがいいので、できれば変更してください。From ・・・
と自分の名前を入れても構いません)
本文:
Dear Chairman Bob Corker,

I am writing to respectfully request for legislation to prohibit US citizen 
from recommending investment in North Korea. As you are well aware, North 
Korean sanctions have not been lifted yet and it is the key to 
denuclearization.

Legendary investor Mr. Jim Rogers, who co-founded the Quantum Fund with Mr. 
George Soros that returned 3,365% in the 1970s, has been strongly and 
repeatedly recommending investment in North Korea. For example, on May 2015, 
Mr. Rogers told CNN: “Yes! I’m very excited about North Korea. If I could 
put all of my money into North Korea, I would. Massive changes are taking 
place there. I would not have invested in Kim Jong Un’s father or 
grandfather by any stretch of the imagination, but that’s like saying that 
in 1980 you shouldn’t invest in China because of Mao Zedong. Mao was dead 
and Deng Xiaoping was making huge changes. They are making huge changes in 
North Korea. The kid is making astonishing changes.”
http://money.cnn.com/2015/05/04/investing/jim-rogers-north-korea-russia-china/
I believe the world renowned investment guru’s guarantee has resulted in in 
hundreds of millions - possibly billions - of dollars of investment in North 
Korea and funded the country’s nuclear and missile programs.

On February 11, 2016, Mr. Rogers acquired 150,000 shares of Unaforte Limited 
in Hong Kong that has established the First Eastern Bank in North Korea. 
Paragraph 221 of 2017 UN Panel of Experts report warned prospective 
customers of the First Eastern Bank: “The Panel notes that foreign 
nationals holding accounts in banks of the Democratic People’s Republic of 
Korea would be a violation under resolution 2321 (2016). … The Panel wrote 
to China on all the above cases and continues its investigation.”
https://www.un.org/sc/suborg/en/sanctions/1718/panel_experts/reports

Any action that causes, assists, or promotes sanctions violation needs to be 
prohibited.

Thank you for your consideration.

Yours truly,
(あなた様のお名前)

翻訳文
ボブ・コーカー委員長
アメリカ国民による北朝鮮投資推奨を禁止する法律を制定いただきたく、
謹んでお願い申し上げます。ご承知のとおり北朝鮮制裁はいまだ解除さ
れておらず、非核化のカギとなるものです。
ジョージ・ソロス氏とともにクォンタム・ファンドを設立し、1970年代
に3,365%の配当を記録した伝説的投資家ジム・ロジャーズ氏は、北朝鮮
投資を強く、かつ繰り返し推奨してきました。例えば2015年5月にロジャ
ーズ氏はCNNに出演し、次のように述べました。「そう! 北朝鮮に興
味津々だ。もし全財産を北朝鮮に投資できるなら、実行するつ 
もりだ。あの地で大いなる変革が行われている。金正恩の父親や祖父の
代に投資することは想像もできなかったが、それは1980年に毛沢東がい
たから中国に投資するなと言っているようなものだ。毛沢東は死んでい
て、鄧小平が巨大な変革を引き起こしている最中だった。北朝鮮で大い
なる変革が行われている。あの子(金正恩)は驚くべき変化をもたらし
ている」
(CNN記事URL)
世界的に著名な投資の教祖による太鼓判は数億ドル、場合によっては数
十億ドル単位の投資を北朝鮮にもたらし、核・ミサイル計画の資金源と
なったはずです。
2016年2月11日にロジャーズ氏は、北朝鮮でファースト・イースタン銀
行を設立した香港企業ユナフォルテの株を15万株分取得しています。20
17年度国連専門家パネル報告書はパラグラフ221で、ファースト・イー
スタン銀行の見込み客に次のように警告しました。「当パネルは、北朝
鮮に銀行口座を保有する外国人は決議2321号(2016年採択)違反になり
うると注意喚起する。(中略)当パネルは上記事案すべてについて中国
に照会し、調査を継続している」
(国連報告書ダンロードページURL)
制裁破りを引き起こす、または幇助する、または教唆するいかなる行為
も、禁止する必要があります。
ご検討ありがとうございます



■英米の罠から目を醒ませ、日本人よ!  《66》──────────
                               
                                              鎖帷子剣士
 

  ◎幹部自衛官、野党議員に罵声 訓戒を受ける
    〈その1〉メディアの偏向報道と軽薄な解説

 
★「問われる文民統制」に始まる、新聞の大げさ見出し

 去る4月16日夜9時頃、防衛省統合幕僚監部指揮通信システム部に
所属する30代の男性3等空佐が国会周辺をランニング中、参院議員会
館付近の路上で、民進党の小西洋之参院議員と偶然遭遇。
 小西氏によると、3佐は約15分間、「おまえは国民の敵だ」、「お
まえの議員活動は気持ち悪い」などとののしったという。
 近くにいた複数の警察官が駆け付けた後も同様の発言を繰り返し、
小西氏が制止してもやめなかった。小西氏がその場から防衛省の人事担
当者に電話で連絡したところ、最終的に発言を撤回した。
 以上は、4月18日付けの東京新聞の朝刊から引用しましたが、当該
3佐の発言を全面公開した産経新聞とは、大分ニュアンスが異なるよう
です。 
 警察官立ち合いのもと、当該3佐は小西氏に謝罪し、小西氏もこれ
を受け入れ、このトラブルはこれでケースクローズになった、私的暴
言事件だと、私は産経新聞から全体像を把握したつもりだったのです
が、翌17日の参院外交防衛委員会で小西議員は「自衛隊員として許
されない」と事実関係の調査を要求しているのです。
 「何だこいつチクったのか、男らしくねえな」と感じたのが、私の
小西議員に対する第一印象でした。
 小西議員の調査要求に対して、小野寺五典防衛相は「適正に対応す
る」と応じ、同日、統幕トップの河野(かわの)克俊統合幕僚長は、
小西議員に面会して謝罪をしています。
 小西議員は国会でイラク派遣日報問題を連日取り上げており、マスコ
ミの取材に対して「自衛官が国会議員に暴言を吐くとは空前絶後の大事
件で身の毛がよだつ。河野統幕長は即刻辞任すべきだ」と、東京新聞は
報道しています。
 「空前絶後」「身の毛がよだつ」「即刻辞任すべきだ」、なんと小心
な過剰過敏発言かと思いましたが、どうも左傾マスコミの認識はそうで
はないようです。

 以下に、いくつか列記してみます。
 毎日:「このまま『個人の暴走』で幕引きしていいのか。……防衛省は
この自衛官を懲戒処分より軽い訓戒処分にしたが、『文民統制の危機が
露呈した』と懸念する声が上がっている。『いつか来た道』を再び歩ま
ないよう、立ち止まって考えたい」
 朝日:「幹部自衛官が、国民の代表である国会議員を罵倒する異常事態
に対して、この処分(訓戒)は軽すぎる。防衛省は問題の深刻さを見誤
っていないか。」「3佐の言動は、政治が軍事に優越するシビリアンコ
ントロールの原則を明らかに逸脱している。……甘い処分は統制を形骸
化させ、将来に禍根を残す。」
 西日本新聞:「今回の暴言は1938年に帝国議会で起きた『黙れ事件』
を想起させる。議会の法案の説明にきた陸軍中佐が、国会議員に対し
『黙れ』と一喝した事件である。軍が議会を軽視して暴走し、無謀な
戦争に突入していった歴史を象徴する出来事だ」
 メディアは、1938年(昭和13年)3月の国会「黙れ」事件を持ち
出したり、「いつか来た道」などと、賢(さか)しらに解説していま
すが、これを「牽強付会」というのです、時代背景が対支関係が、ま
ったく今日とは異なっています。
 その前年の7月、「通州事件」では幼児12名を含む日本人居留民
223名が虐殺、婦女子に対する多数の猟奇事件を含め、日本中が憤怒
にかられ激高する中、更に8月、「第二次上海事変」では、日本は突
然ドイツ軍事顧問団に指導された蒋介石軍の武力侵略を受け、引き揚
げ中の邦人約2万2千人の保護のため、日露戦争につぐ大被害、死傷
者約4万、戦死者1万余を出した、国家的危機の社会情勢でした。
 海軍の「上海陸戦隊」の活躍で有名な事変ですが、当時の日本は外
交上も、我慢に我慢を重ねていたのです。

★政治家にシビリアンコントロールの実力はあるのか?

 馬鹿の一つ覚えではあるまいに、「いつか来た道?」、「無謀な戦
争?」、記者はしっかり時代背景を勉強してから書け、というのです。
さらには、お決まりのフレーズ、「民主国家の大原則、シビリアン
コントロールの危機?」。
 戦争をするかしないか、また戦争になったら何時戦争をやめるのか
を、政治即ちシビリアンが決める以上、政治家は戦争が何であるかを
表裏の歴史と共に、よく知っておく必要があります。

 ところが、シビリアンコントロールの必要性を声高に叫んでいる憲
法9条絶対主義者は、政治家が戦争について勉強することすら、拒否
しています。戦争を勉強してはいけないということは、自衛隊を有効
にコントロールすることが出来る政治家を育ててはいけないというこ
とに等しく、このようなうぶで無教養な政治家に、政治を任せるわけ
には行きません。

 第一、各国軍隊は国際法の規定、即ちネガティブリスト(禁止規則)
=「~はしてはいけない」という単純明快な法規定の下にあるのに、
我が国の自衛隊だけは、国際舞台においても、警察と同じポジティブ
リスト=「~の場合は~してもよい」という、自由度が全く与えられ
ていない、雁字搦めの「軍隊」なのです。世界中の軍隊が自国の憲法
と軍法(戦時国際法)を厳然と分けており、それゆえに軍人は、シビ
リアンや警察官とは世界を異にした、特別な身分とされるのです。

 これでは自衛隊は戦えない、自分の身の危険すら守れない。
 ならば憲法改正を待たず、せめてPKOなどの場合は、戦時国際法
に従って動けるように現実に則した法改正をしてあげるのが、シビリ
アンコントロールの役目というものです。

 軍事・外交を統括する専門諜報機関すらない日本で、米国情報のみ
に頼り切った無知な政治家が、表の歴史である「東京裁判史観」の素
養しか持ち合わせていないとなれば、このような人材に日本の政治、
外交を任せることの悲劇が、十分予見されるではありませんか。

 今後とも日本は、ルーズベルト、チャーチル、スターリン、ヒット
ラー、毛沢東クラスの恐るべき人材と対峙せねばならず、戦後もケネ
ディ大統領はじめ、米欧でも多くの政治家が、シークレットサービス
を受けながら不審死を遂げている世界で、消されぬように発言と行動
に細心の注意を払い、日本の国益を追求して行かねばならないのです
よ。トランプやプーチンの孤独が、少しは解かろうというものです。

 大東亜戦争開戦の悲劇こそ、軍事と外交の分裂であり、情報を分析
統括した諜報機関の見解が、御前会議にはいささかも反映されている
ようには見えないのです。それどころか、御前会議の内容が、米側に
筒抜けになっていた事実こそ、重要閣僚に裏切り者がいた可能性があ
るのです。

★小西議員こそ国会で言いたい放題の非常識
 当該空自3佐は、一体小西議員の何に反感を感じていたのか推測し
てみましょう。小西議員の一連の発言・行動を時系列的に見てみます。

NHK経営委員の交代を要求
 2014年3月12日、参議員予算委員会の質疑において、日本国憲法を
批判していたNHK経営委員会の長谷川三千子について「こういう方
がこの世にいるのかと驚いた」「NHK経営委員として適格ではない」
と批判。それに対して安倍首相は「居丈高にならず落ち着いて聞いて
欲しい」「自分と考え方の違う人の存在を許さないという狭量な考え
方は、極めて危険と言わざるを得ない」と答弁。

参議員予算委員会における発言
 2015年3月20日の参議院予算委員会において、集団的自衛権の行使
を容認する2014年7月の憲法解釈変更の閣議決定について、「安倍
首相が行ったことは法令解釈ではない。日本の法秩序を根底から覆す
クーデターだ」「憲法を何も分からない首相とそれを支える外務官僚
を中心とした狂信的な官僚集団」と発言した。直後に岸宏一予算委員
長から「発言中に不適切な言質があるとの指摘があった。十分気を付
けて発言をお願いしたい」と注意を受ける。

 「官僚を処分する」発言
 2015年6月9日の参院外交防衛委員会で小西議員は中谷元防衛相の
秘書官が防衛相に耳打ちして「憲法違反の答弁」を補佐したと主張し、
「解釈改憲、安保法制、これ憲法違反のお先棒をかつぐというような
官僚の皆さんは、絶対に許さない。政権を奪い返してから、必ず、皆
さんを処分する」と発言。枝野幸男幹事長は翌日の記者会見で、「少
し言葉が過ぎるのではないか。思いは分かるが、十分注意するよう指
摘したい」と述べ、党として注意する意向を示した。

 平和安全法制の採決の際の行動
 9月17日の参院平和安全法制特別委員会で採決の際、鴻池委員長が
手にする議事進行表を奪おうとしたが、自民党議員などが反対派議員
の採決妨害を阻止するため議長席を囲んだ際、小西議員は窓枠によじ
登り頭上から議長席に飛び込んだが、自民党の佐藤正久議員に顔を払
いのけられ防がれた。小西議員は「佐藤氏に殴られた」と主張した。
 このテレビ画面、目にした方も多いと思います。

 安保法制をめぐる発言
 2015年9月30日、小西議員は自身のTwitterに「自衛隊員の母親の
望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるの
である」と記したが、非難を受け削除した。翌10月1日のTwitter
で、「自衛隊の集団的自衛権行使を受ける国の子供達は、自衛隊員を
『恐怖の使徒』と思うだろう。違憲立法から自衛隊員を救わなければ
ならない」との投稿に差し替えた。これに対して自民党参議員議員の
佐藤正久(イラクPKO派遣のひげの隊長)は、「いくら法案反対で
も非常識すぎる」と怒りを露わにし、小西議員を批判した。

テロ等準備罪(共謀罪)をめぐる発言
 2017年4月19日、自身のTwitterで「共謀罪が成立すると本気で国
外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」との表現で法案
を批判した。この発言に対して民進党の野田佳彦幹事長は、「(小西)
はとかく表現が過激になりがちなので、全体としてこの問題を含めて
よく指導していきたい」と党の立場から苦言を呈した。

 なお、「共謀罪」について説明しておきますと、IS(イスラム国)
などのテロ集団とか麻薬密売組織とか、犯罪が国際化してる中、日本
の警察も世界の捜査機関と連携して犯罪を未然に防止したい。
しかし日本は国連の条約「国際組織犯罪防止条約(TOC条約)」を
結ぶ条件を満たしていないため、自らの法律を改正しなければなりま
せんでした。この条約は世界で殆んどの国、180か国以上が参加して
います。例えば、反日国家から日本国内の反日団体への送金も、この
法改正で警察は法的根拠をもって強制捜査することができます。
 小西議員は世界180か国以外の国に亡命せざるを得ず、亡命受け入
れ国の選択はかなり難しいですね、生活環境は相当落ちます。

 まあ出るは出るは、以上の小西議員の発言や行動を見ても、廻りか
ら度々たしなめられるような、過激で失礼な発言が目立っており、当
該自衛官の暴言ばかりを取り立てるマスコミも、非常に偏っています。
国民の代表である国会議員の暴言は許されても、自衛官は、たとえ私
的な立場での発言であっても許されないのであるならば、あまりに傲
慢であり、公平を欠くというものです。

 当該自衛官に対する訓戒処分(口頭注意)は極めて妥当。
 左翼の思惑とは違い、当該自衛官の発言を支持する人のほうが、イ
ンターネット上のブログ書き込みでは多数と見受けます。
 正確に数えた訳ではありませんが、7対3といったところでしょう
か、当該自衛官は発言を否定していますが、『おまえは國民の敵だ』
発言に同調する意見もあり、腹に据えかねている様子が伝わります。

★國民は長年の、自衛隊に対する偏向報道を忘れていない

 ノーベル文学賞受賞者の「防大生は僕らの世代の若い日本人の弱み、
一つの恥辱だと思っている」の偽善発言から、雫石の全日空機と自衛
隊機の衝突、潜水艦なだしおと第一富士丸の衝突事故、「自衛隊がた
るんでいるからこのような事故が起きるのだ」の大合唱。

 極め付けは2008年2月の「あたご事件」、房総半島野島崎沖で海
上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突し、漁
船は沈没、乗組員2名が認定死亡、あたごの当直水雷長と航海長の2
名が起訴されたが、防衛省はまだ結論を見ないうちに、艦長を含む3
名を懲戒処分とした。しかも石破防衛大臣は制服着用の3名を連れ、
遺族に対して謝罪を繰り返している。しかし、2013年6月東京高等
裁判所の刑事裁判にて、当該当直士官2名の無罪が確定。

 裁判結果も出ないうちから懲戒処分とは、これでも法治国家かよ?
判決が出るまでは、原則、乗務停止の自宅待機、何だこの防衛大臣は、
部下を守る気はないようだな……こいつは自己保身の政治家だな……
というのが、民間航空機長仲間の感慨でした。

 さらには、航空幕僚長の懸賞論文問題、いわゆる「田母神事件」。
応募作品が政府見解と異なるとされ幕僚長を更迭。政府、マスコミ、
経済界、学界、言論界はヒステリーのごとく徹底的に叩きましたね。
 戦後長らく国民を騙してきた敗戦利権構造が暴かれて、よほど都合
が悪かったのでしょう。自民党の中にすらGHQに迎合する裏切り者
が多数存在することが、よっくわかりました。

 田母神閣下は参議員防衛委員会に参考人招致されましたが、論文内
容を否定するつもりのないことを改めて強調。当然でしょう。
 自衛官たるもの歴史に学び戦史に学び、いくら同盟国とはいえ、戦
勝国が何をしたか位、知っておくのは敗戦国の軍人の一般教養という
ものです。
 それと、もうひと方印象深かったのは、「なだしお事件」のときの
東山海上幕僚長、総監部の遺体安置所にて遺族らにきちんと謝罪して
いますが、メディアにマイクを突き付けられ、「自衛隊の責任はどう
なってるんですか!」に対して「そういうことは、裁判が終わってか
らにして下さい、私は部下を信頼しております」と答え、おおっ立派
だな! と思ったものです。「俺達も、こういう運航部長が欲しいよ
な……」が、当時の機長達の居酒屋でのつぶやきでした。

 これで海上自衛隊の士気は保たれたと思いました。民間海運会社や
民間航空では、こうは言えないものです。自衛隊だからこそ、旧海軍
のプライドが、毅然たる武人の態度を支えているものと、当時、感じ
入った事件でした。
 
 今回の空自3佐の暴言事件程度で、トップの統合幕僚長自ら謝罪す
るような案件ではないと思いますが、これだけ日本のマスメディアが
左傾化した今日、彼らの機先を制して挙げた拳を宙に浮かせたのは深
謀遠慮、速やかな「政治的行動」であったと推察します。多くの国民
が、もういい加減にしろと、メディアに対して思っています。

 もし、東山幕僚長のような応対をすれば、メディアは蜂の巣をつつ
いたように騒ぎ立て、もし統合幕僚長が更迭でもされれば、自衛官た
ちの激しい不満は、地下にマグマのごとく更に鬱積されたでしょう。
今日まで、自衛隊を守ってくれた政治家が見当たらないのです。
 しかし、今や時代は変わりました。次回は自衛隊と國民との、相互
の信頼と期待から語りましょう。
 

■忙中閑あり《380》───────────────────────

                         杉山頴男

  ◎無意識のチカラと武士道
    ──日本列島固有種[武士]を考究する

 まずハジメにウンチクを一つだけ。
 脳の活動の99%以上が、無意識下で活動している。99%以上だ。意識
は0.001%やも知れぬ。オワリ。

 『葉隠』山本定朝の父が好きな言葉。「曲者」。
 当然、現代訳の「あやしい者」「ひとくせある人」ではない。戦国の
世までは残っていた「異常な能力をそなえた者」の意味がある。杉山流
解釈。摩訶不思議な力を突然に発揮する御仁である。

 「父が常々に云っていたことを書き留めていたが、そのうちのいくつ
か」との前置きがあって、箇条書きになっている。(聞書一ノ60)
 その箇条書きの一つに、「曲者は、信頼できる。」

 戦さビトの父は、命のやり取りの修羅場を何度もくぐってきた。生き
残る者、勝ち残る者は、意識で動いているのではない、脳は使わす、無
意識で動き回っていたからと気づいていた。いまの世の脳科学の最前線
を戦国武士は知っていた。

 《父は常々、「武士は曲者といわれる一種類でよい」申されていた》
(聞書二ノ48)にも出てくる。「曲者」が大好きなのだ。
 「曲者」になるための修練を息子に説く。
 聞書一の箇条書に戻る。
 「書物を読むは公家の仕事。中野一門は樫の木をつかんで振っていれ
ばよい。武辺{ぶへん}(軍事・戦闘)が役目。」

 武士は、脳を信用するな、と息子に云いたいのだ。経験値から。

 父の「曲者」になるための修練は、三島由紀夫が大好きな箇所。
 「六十年前までの武士は、毎朝、行水をつかい、月代さかやきを剃り、
髪に香をたきしめ、手足の爪を切って軽石でこすり、今日こそ討死と毎
日覚悟を決めている身として……」

 学問すきな泰平の世の息子に諭しているのだ。
 父には、祖父の、そして主君の言葉が身に染みている。

 《勝敗はときの運。死ぬ覚悟があればよい。負けたら、すぐ仕返しせ
よ。これには知恵も業{わざ}をいるものか。しゃにむに死狂いするま
でである。そこから迷いも醒める》(聞書一ノ55)
 
 《「武士道は死狂いなり。死狂った者一人の殺すには数十人かかっても
手にあまるものだと、直茂公は仰せになられた。正気では大業はできな
い。気違いになって死狂いするまで。また武道においても分別が生まれ
れば遅れをとる。忠も孝もいらぬ。武士道は死狂いなり。》(聞書一ノ114)

 まあ、そうは云うものの、戦国武士の武士道にはついてはいけぬ。
 いまの世の吾ら、爪の垢を煎じて飲んだとして、こう心得ておこう。
 で、杉山流「曲者」とは。
 善、悪の判断に自分の軸を持つ。法でもない、世論でもない。自己責
任を持って、自分で決着をつけられる者。その結果に後悔しない者。忖
度も良いが、その結果に自己責任を持つ。

 いまのご時世、コレ、男に限ったことではない。


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