武道通信かわら版

武道通信かわら版5月20日号 通算339号

===============================================================
―――――――■――■――――――――――【武道通信かわら版】
――――■■■■■■■―――――――――5/20 2016 通算339号 
―――――――■―■――――――――――
―――――■―■――■―――――――――インターネットで読む
―――――■―■―――■――――――――『武道通信』
――――■■■■■■■―■―――――――WEBマガジン
==============================================================
http://www.budotusin.net        東京都 国立市東3-4-8
 sugiyama@budotusin.net       杉山頴男(ひでお)事務所
                   042-580-6428 (fax は遮断)
/////////////////////////////////////////////////////////////////

       “ジョーカー”(トランプ)の出現が
          あの黒人奴隷の親子三代
     「クンタ・キンテ」を再出現(リメイク)させる

           ドイツ移民の親子三代の
       “ジョーカー”も聴率45%のABCの
         「ROOTS」を観ていただろう

            あれから40年
      他民族国家の溝の架け橋の<アメリカの夢>が
               上流階級の出現で醒めた

      移民国家の国民の「ROOTS」探しがはじまった
        上流階層の一人のドイツ移民の三代目も
           仲間の上流階級をも罵倒し
          「ROOTS」捜しをはじめた


     ………………………………………………

1 お知らせ
2 北朝鮮の弱点を狙え! ……加藤 健
  ◎国会で北朝鮮スパイ問題の質疑実現!
3 英米の罠から目を醒ませ、日本人よ! …… 鎖帷子剣士
  ◎防衛費を上回る、「男女共同参画推進予算」の怪
4 忙中閑あり  ……杉山頴男
  ◎先祖返りの「入口」

■お知らせ───────────────────────────

一、 『「地政学」は殺傷力のある武器である』 兵頭二十八
      本体1700円 徳間書店

    ☆兵頭二十八ネット私塾「読書余論」
     5月期(119回)は5月25日配信 
     目次は告知版 http://p.tl/fy2P

二、 第40回全日本戸山流居合道連盟全国大会
 
    日時:5月22日(日)
    時間:午前9時から受付開始
    場所:町田市立サン町田旭体育館
       東京都町田市旭町3丁目20番60号
        
    1 土壇 (2枚巻藁を横に積み重ね、直角位置で斬る)
    2 戸山流形 (初段・二、三段・四段以上の各部) 
    3 試斬 (各部にて5段、6段斬り 水平斬りなど)
    4 団体戦 (1本の巻藁を6段斬り)
           *決勝から2枚巻藁
    5 籏谷杯 (40回大会を記念し、籏谷杯を設ける)
    6 撃剣 (準決勝・三位決定戦までソフト刀。決勝のみ
          特殊防具)


■北朝鮮の弱点を狙え! ご協力の呼びかけ《142》─────────

                                      加藤健 

北朝鮮スパイの実名が国会で取り上げられたのは、今回が初めてではな
いでしょうか? 外務大臣は「許してはならない」と答弁し、国立大学
から排除していくことが事実上決まりました。大きな一歩です。
とにかく税金で運営される京大原子炉実験所に、北朝鮮スパイがいる現
実はムチャクチャすぎます。なんとかしないといけません。


  ◎国会で北朝鮮スパイ問題の質疑実現!

★ 松原仁先生が神質問!

在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、朗報があります! 元拉
致問題担当大臣の松原仁先生が、5月12日の衆議院拉致問題特別委員会
で科協(在日本朝鮮人科学技術協会)について、素晴らしい質問をして
くださいました! 政府からしっかりした答弁を引き出しています! 松
原先生に大感謝です!

議事録はまだ発表されていませんが、「衆議院TV」で動画をご覧いた
だくことができます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45868&media_type=fp

最初に松原先生は、公安調査庁に「科協はどういう組織か?」と質問し
ます。それに対して公安調査庁次長は、「朝鮮総連の傘下団体で、主な
活動目的は科学技術によって北朝鮮を支援することである」「重大な関
心を持って調査を進めている」と答弁しました。これはもう「スパイで
す」と言っているのと同じです。
次に警察庁外事情報部長は同じ質問に対し、「朝鮮総連傘下団体の一つ
で、在日朝鮮人の科学者・技術者などで構成される。そのような性格の
団体なので、公共の安全と秩序を維持するという観点から、様々な情報
収集活動を行っている、刑罰法令に違反する行為があれば、厳正に対処
する」と述べ、複数の摘発事例を例示しました。分かりやすく書けば、
「違法行為を行っている危険団体。また逮捕するから乞うご期待!」と
いうことです。


そのうえで松原先生は、マスコミ報道等を引用し、再入国禁止対象とな
った科協構成員の京都大学原子炉実験所准教授が、北朝鮮系団体から原
子力研究で奨励金を受け取っていたことや、東大出身で博士号を持つエ
ンジン技術者が、経産省ブラックリストに掲載された北朝鮮企業の社長
を務めていたことなどを説明します。そして拉致問題の観点からも、国
際社会から見た場合も、絶対に許されないことだと力説しました。

ここで松原先生は、熟練の技を使います。再入国禁止対象者3人の実名
を出したのですが、普通なら「事実か?」と質問するところを、あえて
「感想」を尋ねました。事実かどうか聞いても政府は答えませんが、感
想なら逃げにくいからです。

大臣の「感想」は、驚くほど率直なものでした。岸田文雄・外務大臣は、
「我が国の科学技術が流出することによって我が国の国民の生命や暮ら
しや安全保障が脅かされるとしたなら、由々しきことであり許してはな
らない」と答弁しました。加藤勝信・拉致問題担当大臣も、「我が国の
国公立大学で研究している者が我が国の安全保障にたいへん脅威のある
国に情報を持って出るということは、断固として許してはならない」と
述べています。

次に、北朝鮮に核・ミサイル技術を提供することが、違法行為かどうか
質問しました。岸田外相は「規制されているものと承知している」と述
べ、高木陽介・経済産業副大臣は、外為法第25条で定められた許可を取
らずに技術を提供した場合は「外為法違反」と明言しました。この点に
ついて、規制されていないとの誤解が一部にありますが、現行法規で重
大な犯罪行為であることが改めて明確になりました。

最後に松原先生が、科協構成員を核・ミサイル技術に触れさせないため
の採用時スクリーニングについて質問したところ、経済産業省と文科省
は、協議して対策を練っていくと約束しました。警察庁と公安調査庁は、
スクリーニングに協力する意向を明らかにしました。
以前ならこういうとき、人権がどうのこうのと言って、所属団体や信条
で差別できないと答弁したはずです。それに比べたら、大きな進歩です。
日本国民の生命、そして日本に住む在日朝鮮人の生命をも核ミサイルか
ら守る重要性が、正しく認識されているようです。

日本のスパイ対策の歴史上、大きな一歩となる質疑でした。


★ たたかう庶民派、松原仁先生

私は質問案を練る段階で、意見を述べる機会をいただき、朝の10時半か
ら夜の7時まで議員会館に詰め、松原先生の事務所に出たり入ったりし
ながら打合せに参加しました。
事務所はまさに戦場。猛烈な忙しさでした。

松原先生は早朝に地元で街頭遊説をしてから、事務所に入られました。
普通の人ならこの段階で、疲れたので今日は終わりにしたいと思うとこ
ろです。ところがその後、たった一日の間に外務省、内閣官房、警察庁、
法務省、公安調査庁、経済産業省、文科省、拉致対の官僚を次々と呼び
出し、説明を受け、質問し、議論していました。さらに大手企業役員は
じめ多くの来客があり、瞬時に頭を切り替えて別件の打合せをされてい
ました。途中、委員会にも出席しました。地元の支援者からひっきりな
しに電話が入り、多くは秘書さんが応対していましたが、一部は松原先
生も出ていました。その合間に何度も打合せを行い、質問案を練り上げ
ていったのです。

松原先生の凄まじい頭脳の酷使ぶりに、度肝を抜かれました。一日中ボ
クシングの試合に出ているような激しさなのです。しかもそれが数か月
に一度ではなく、毎日なのです。
「たたかう庶民派」の看板に、いつわりはありませんでした。本当に必
死で闘っていることが、近くで見てよく分かりました。
帰りに秘書さんと話していたら、「いや、本当に鉄人ですよ」と言って
いました。松原先生には、今後とも日本のため頑張っていただきたいと
思います。


★ いま一度国連に直訴を!

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。前
回、前々回も送りましたが、再度安保理理事国の国連代表部にメールを
送って、科協を国連制裁対象にするよう訴えていただきたいのです。

北朝鮮の核実験は、いつ行われてもおかしくない状態です。核実験後の
次の安保理決議で、科協が制裁対象になる確率が高まってきました。新
たな制裁決議である以上、前回より強力にする必要があります。安保理
としても、良い制裁案がほしいところだと思います。

それでは皆様、最後のひと押しをよろしくお願いします。


送り先
press@russiaun.ru, france@franceonu.org, uk@un.int, USUNPolFax@state.gov, 
themission@angolaun.org, egypt@un.int, pr.egypt@un.int, p-m-j@dn.mofa.go.jp, 
japan.mission@dn.mofa.go.jp, mwnewyorkun@kln.gov.my, nzpmun@gmail.com, 
senegal.mission@yahoo.fr, Rep.nuevayorkonu@maec.es, uno_us@mfa.gov.ua, 
uruguay@urudeleg.org, uruguay@un.int, misionvenezuelaonu@gmail.com

例文
件名: North Korean spy organization in Japan
本文:
Your Excellency,

I am writing to urge the Security Council to impose sanctions against an 
organization of North Korean scientists living in Japan called the Korean 
Association of Science and Technology in Japan (Kwahyop).

The Japanese National Police Agency has made it clear in its official 
report, Focus, that Kwahyop has been engaged in WMD proliferation 
activities. The English version of 273rd volume of Focus says: “In arrests 
related to the illegal export to Iran of materials usable in missiles by a 
machinery manufacturer in 2003, the MPD detected documentation indicating 
that the manufacturer had exported jet mills and related peripheral 
equipment to North Korea multiple times. Of these, in March 1994, one was 
exported to a North Korean paints manufacturer via Kwahyop, … In October 
2005, the MPD arrested two executives of Kwahyop on suspicion of violating 
the Pharmaceutical Affairs Law, and searched related locations. During the 
searches, documentation related to the Japan Defense Agency was detected at 
a software firm operated by the executives. These documents were found to 
contain description that may fall under defense secret.”
https://www.npa.go.jp/archive/keibi/syouten/syouten273/english/p02.html

Our petition to the Japanese government on this issue has been reported by 
the South China Morning Post.
http://www.scmp.com/news/asia/east-asia/article/1935730/north-koreas-defacto
-embassy-japan-secretly-obtaining-missile

Thank you for your consideration.

Yours truly,
(あなた様のお名前)

訳文
大使閣下
国連安保理が、日本に住む北朝鮮系科学者の団体である在日本朝鮮人科
学技術協会(科協)に制裁措置を科すよう求めます。
日本の警察庁は広報誌『焦点』のなかで、科協が大量破壊兵器拡散に関
わっていると明記しています。焦点273号の英語版は次のように記して
います。「警視庁が2003年に検挙した機械メーカーによるイラン向けミ
サイル関連貨物不正輸出事件では、押収資料から、同メーカーが数回に
わたって、北朝鮮にジェット・ミル及び周辺機器の輸出を行っており、
このうち1994年3月には、科協を仲介させ、北朝鮮内の塗料会社あてに
輸出したことが明らかとなっています」「警視庁は2005年に、薬事法違
反の容疑で、科協の幹部2人を逮捕するとともに、関係箇所を捜索しまし
た。その際、当該幹部の経営するソフトウェア会社の事務所から、防衛
庁に関する資料が発見され、その一部に防衛上の秘密に当たる可能性の
ある記載が認められました」
(英語版へのリンク)
私どもが本件で日本政府に提出した要望書については、サウスチャイナ
・モーニング・ポスト紙が報じました。
(記事へのリンク)
ご検討ありがとうございます。
敬具


■英米の罠から目を醒ませ、日本人よ! 《31》─────────

                    鎖帷子剣士

  ◎防衛費を上回る、「男女共同参画推進予算」の怪

 『四大新聞を始め、多くのマスメディアが同一の論調を張る時、その
裏には必ず大きな意思が働いていることに注意せよ』とは、80年以上も
前に、ラジオ講演や著述を通して、アメリカ国民に、『米国を対日戦に
巻き込もうとしている者達の正体』を訴え続けた、元アメリカの外交官、
ラルフ・タウンゼント氏の言葉です。

 氏は、コロンビア大学教師を経て国務省に入省。1931年、米国の上海
副領事として、第一次上海事変を体験。その後福建省の副領事。1933年
に帰国した後は、外交官を辞め、親日派の言論を展開したため、日本の
真珠湾攻撃の後、ルーズベルト政権により、1年間投獄され、言論活動
を封じられ、以後言論人として世に出ることはできませんでした。

 タウンゼント氏の著書、『アメリカはアジアに介入するな!』は、今
日の日本では簡単に入手できますが、特にタウンゼント氏の、アメリカ
国民に対する警告の秀逸さは、真珠湾攻撃開始の4年以上前から、アメリ
カのマスコミ、ルーズベルト政権内部に巣食う、「国際主義者」、言い
換えれば「共産主義者」がいることを問題にし、大きな危機感をもって、
不安視していることです。
 即ち、戦後日本の思想、政治行政の骨組みを作ったGHQの主流を占
めた、いわゆるニューディラ―たちは、彼が強く言論で批判していた連
中であり、本当に戦争を欲しているのは誰なのかを、彼は強く訴えてい
ます。
 入獄したタウンゼントを助けようとした人物に、大物共和党議員・ロ
バート・タフトや、「翼よあれがパリの灯だ」、のチャールズ・リンド
バーグの名が見えることからも、彼の交友関係と信頼が伺われます。

 当時の、ルーズベルト政権の悪意のプロパガンダの数々を知れば、初
めから「国際主義者」は、日本とアメリカを戦わせようという狡猾なる
意図を抱いていたことが解かり、シナ事変以降の日米外交において、日
本側がどんなに和平を模索しても所詮は無駄だったという思いに駆られ、
日本は今も昔も、「国際主義者」の謀略に、ものの見事に乗せられてい
ることが、あらためて確認できます。

★「男女共同参画推進」に秘められた「日本文化破壊」の意思

 本題に入ります。
 タウンゼント氏の警告に従えば、最近の四大新聞とマスメディアの論
調で気になるのが、『男女共同参画基本法』のプロパガンダであり、毎
日、紙面のどこかに日本の女性立ち上がれ!や、平和構築へもっと女性
を、女性が働くキャンペーンや、女性の地位向上を主題にした、NHKの
「朝ドラ」もまた然り。

 驚くことに、何を根拠か、『日本の「男女平等」度は142か国中104位
という低さだ』などと、堂々と新聞記事にしています。
 世界各国に、家族と共に赴任している多数の日本人ビジネスマンが、
現地社会を見ている今日、142か国中104位だなぞ、何を見て評価してい
るのか、日本人ビジネスマンの目は節穴ではない。ならば、どこの国が
一位なのか? 無知で傲慢で、見かけの日本文化しか分からない、外国
人の独りよがりのさかしらさに、怒りが沸いてきます。

 夫婦別性・ジェンダーフリー・女系天皇擁立・男女共同参画基本法・
婚外子の同等権利・同性婚等、戦後の日本の社会が陥っている危険な罠
に、国民は一日も早く気付くべきです。
 特に、「男女共同参画基本法」などという法律が、多くの国民も知
らぬ間に成立し日本の社会に甚大な影響を与え続けています。
 一時、この法律に関連する予算は、日本の防衛費の倍近い9兆円以上
を記録し、国家予算の異常さを示しているのに、誰も触れることを恐
れ、国会議員も発言しません。

 この傾向は、平成27年度「男女共同参画基本計画関係予算額」約7兆
9,043億円、平成26年度・約7兆7,310億円、平成25年度・約6兆5,102億
円と上昇してきています。
 これに対する、陸海空三自衛隊を合わせた防衛費は、平成27年度・約
4兆8,220億円、平成26年度・約4兆7,838億円、平成20年度で見ても、約
4兆7,426億円で、殆んど変化していません。
 国防以上に大事な「男女共同参画基本法」とはいかなる法の精神なの
か。
 国家が滅びれば、男女共同参画など、外国の男が喜んで参画してくれ
ることでしょう。
 
 ★欧米のフェミニズム運動の本質は「闘争」
 
 元文部大臣の赤松 良子氏は、男女平等・女子差別撤廃に生涯をささ
げてきた過去を振り返り、『日本女性に強い愛情と共感を抱いたベア
・シロタ・ゴードンさんのような人が憲法草案に関わらなければ、日本
の女性の地位は戦前と大して変わることがなかったかもしれません』と
話し、『ベアテの贈り物』として高く評価しています。
  
 ベアテ・シロタ・ゴードンを、滞日50年の英国人記者、ヘンリー・S
・ストークス氏は、『スタッフ(GHQ)のなかに無学な、若いユダヤ人
・ドイツ系の女性がいた。
 法律については、まったく無知だった。この一家は日本によってナチ
スの迫害から救われて、日本にやってきた。両親は音楽家だった。彼女
はたった一人で、憲法草案の、女性の権利に関する条項を書くことを任
せられた。
 彼女、ベアテ・シロタは日本に対する大恩をそっちのけにして、日本
の生活文化を破壊して、浅はかなものに置き換えたことを、晩年まで得
意気に自慢した。
 日本ほど、女性が恵まれている國はない。だから女性の平均寿命が、
世界のどの国よりも高い。ベアテは占領軍に媚びて、日本の女性が男性
から虐待されていると、偽った。』と、手厳しく述べています。
 ベアテの父も本人も、コミンテルンの要員であり、ベアテはアメリカ
に「帰国」するとアメリカ共産党に加わり、そしてGHQの一員として日
本に「帰国」したというわけです。

 「共産主義=国際主義」にとって、家族制度の廃止は、愛国心の廃止
・全ての宗教の廃止と共に、隠された狙いであり、たとえ追求しても、
『それは誤解です。我々の真の目的は、人類を一つの良き幸せな家族に
仕立てることです』と言い張ります。
 フェミニズム運動に利用されている多くの女性たちが、そこまで本当
に理解しているのかどうか。
 『自由で平等であれ。さすれば汝らは世界主義者にして世界市民足る
であろう』、筋金入りの闘士にとっては、破壊こそが進歩であり、世界
革命のためには、相手の思想が気に入らなければ、その人物を消しても
罪にはならない、「目的は手段を正当化する」恐ろしさを持っています。

 赤松氏の女性差別撤廃は、彼女の正義感から発した善意であったもの
なのでしょう。
 しかし、欧米のフェミニズム運動の本質は闘争であり、男と女の間に、
険悪な敵意と反感を醸成してしまいました。男女の間が、暴力的になっ
てしまったのです。
 これに対して、我が國の成り立ちは、伊邪那岐の神と伊邪那美の神が、
互いに「あなにやし、えおとめを」(あなたは、なんていい女なんだろ
う!)、そして「あなにやし、えおとこを」(あなたは、なんていい男
なんでしょう!)と仰せになって交わり、國生みをなさったのです。
 このおおらかな天地自然の喜びの感情は、アダムとイブと蛇に象徴さ
れる、楽園追放の「原罪」の悲劇から男女の関係が始まる、一神教の世
界とは無縁なのです。
 神と、男と女と、サタンと、原初から深刻な対立が始まっています。
 
 
■忙中閑あり《336》───────────────────────
  
                                            杉山頴男
 ◎先祖返りの「入口」

 “ジョーカー”と同年生まれの拙者もテレビ朝日で「ROOTS」の
吹き替え版を観ていた。
 で、「ROOTS」を探った。

 三代前の祖父は遺影でしか知らない。(杉山家)ご先祖さまの生き証
人は祖母だった。
 包丁を研ぐのは男の仕事だと、ご先祖さまの生き証人に云われ、小学
六年生男子が包丁を研ぐ役目となった。
 
 日本列島の石器時代、拙者の「ROOTS」は石の鏃{やじり}を研
いでいたろう。同時代の地球上の人種に比べ、ダントツの研ぎの技を持
っていたろう。
 なぜなら千年前に、いまある日本刀は完成していなかったはずだ。
 
 <鍛錬、心金造り、素延べ、土置き(刃文)、焼入れ>が鍛冶のオー
ケストラなら、研師は指揮者。指揮者がいてはじめて聴衆の心を揺さぶ
る曲となる。「研磨」があって日本刀は完成する

 研師に転職した室町大名がいたほど「研磨」は高貴な技であった。
 もの打ち(刀鍛冶)なされた天皇も、きっと研ぎもなされたろう。

 大陸の漢字「研磨」は、ただすって粉末にする。日本列島の「研磨」
は清らかにする、清明にするのである。
12345678901234567890123456789012 
 「研磨」との思考の形は、鉄製の剣を最初に作った古代インド人にも
ゲルマン族、アングロサクソン族らにもない。
 
 包丁(刃物)を研ぐことは「男を磨く」ことになると、ご先祖さまの
生き証人は信じていたに違いない。そう教わったていたに違いない。
 
 包丁(刃物)を研ぐことが、古代日本列島住人への先祖返りの「入口」
だったと<記憶の遺伝子>が伝えてきたのだ。

 イチ家系のご先祖さまとの対話の装置の墓石、仏壇の前に立つのもよ
いが、古代日本列島民族のご先祖さまとの対話の装置をもっともっと見
つけ出すことが吾らの「ROOTS」捜しとなる。
 

/////////////////////////////////////////////////////////////////

武道通信かわら版

発行周期: 月2回 最新号:  2019/03/20 部数:  945部

ついでに読みたい

武道通信かわら版

発行周期:  月2回 最新号:  2019/03/20 部数:  945部

他のメルマガを読む