武道通信かわら版

武道通信かわら版 9月20日号 通算439号


カテゴリー: 2018年09月20日
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─────■─■─■■─────────【武道通信かわら版】
────■■■■■■■■────────9/20 2018 通算439号
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─────■─■■─■─────────インターネットで読む
─────■─■───■────────『武道通信』
────■■■■■■■─■───────サブマガジ
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  http://www.budotusin.net        東京都 国立市東3-4-8
 sugiyama@budotusin.net       杉山頴男(ひでお)事務所
                    042-580-6428 
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              USAは
          セクハラ パワハラ 性差別
            だらけの国だった

            South America
             Middle East
           Near and Middle East
                            African
        のデキの良い中学生は気づき始めた

           民主主義の国USAと
          ジジ・ババから教わった
     Far Eastのデキの良い中学生は疾う気づいる

        建国以来の人種差別のトラウマが
     セクハラ パワハラ 性差別を多発させることに
        USAのデキの良い大人は気づいている
       私の幸福追求が一番 国益より優先の
     理想の国の賞味期限が終わったのを知っている
          USAのデキの良い大人は
     敗戦国にしたFar Eastの負け方を知っているだろか
      受身をとった負け方を学ぶことができるだろか


             …………………………………………


1 お知らせ
2 北朝鮮の弱点を狙え! ……加藤 健
   ◎
3 英米の罠から目を醒ませ、日本人よ!……鎖帷子剣士
   ◎東京五輪から北朝鮮を排除しよう!
4 忙中閑あり  ……杉山頴男
   ◎武士の負け方作法「殿{しんがり}」
    ──日本列島固有種[武士]を考究する


■お知らせ───────────────────────────


一、 兵頭二十八 net私塾「読書余論」
   無銘刀(掲示板)に
   9月25日に <2018-9月期 number147>をアップ
    http://www.budotusin.net


二、 兵頭二十八 新刊
   日本転覆テロの怖すぎる手口 スリーパー・セルからローンウルフまで
    発売中  定価 800円+税 発行:PHP研究所
    http://urx2.nu/Lmeg


■北朝鮮の弱点を狙え! ご協力の呼びかけ《194》─────────

  
                                           加藤 健

  ◎東京五輪から北朝鮮を排除しよう!


★ チャンネル桜で解説

9月8日公開のチャンネル桜の人気討論番組「闘論!倒論!討論!」に
出演し、朝鮮総連破産の必要性を力説する機会を得ました。番組最後で、
水島社長と増元さんから力強い賛同メッセージをいただき感謝です!
下記で御覧いただけます。ユーチューブだけで14万アクセス以上きて
います。
https://youtu.be/PF3O71XtBnk?t=32m5s

今回もうひとつ解説の機会を得たのは、東京オリンピックからの北朝鮮
排除です。
もしも2020年までに拉致被害者が全員救出されていなければ、北朝
鮮参加なんてありえません。断固お断り。私たちの同胞が監禁されたま
ま日本に帰国できないのに、北朝鮮の体制宣伝チームだけが日本に入国
できるなんて、そんなバカな話はありません。南北統一チームになろう
がなるまいが、とにかく拉致被害者を解放しない限り、北の人間は一切
入れられません。オリンピックを「拉致を忘れる祭典」にしては絶対に
ダメです。妥協の余地はありません。

残念ながら、基本的に主催国は入国拒否できないことになっています。
IOCが選手やコーチを認証すると、その認証がビザ代わりになるシス
テムです。
しかし例外はあります。2012年に開催されたロンドンオリンピック
でイギリス政府は、アサド政権やシリア政府軍との関係を理由にシリア
オリンピック委員会委員長のモワファク・ジョウマー将軍の入国を拒否
しました。世論は当然視し、なにも問題は起きませんでした。
この前例を応用すれば、日本人拉致に責任がある北朝鮮政府および朝鮮
労働党との関係を理由に、北朝鮮関係者を入国拒否できます。シリアの
戦争犯罪と同じように、北朝鮮の拉致も現在進行形の国家犯罪です。諸
外国の理解は得られます。番組の下記部分で解説しました。
https://youtu.be/PF3O71XtBnk?t=2h8m29s

オリンピック参加拒否は、拉致被害者を救出するうえで有効な圧力とな
ります。なにしろ「最高尊厳」の金正恩が「東京オリンピックに参加す
る」と言ってしまったのです。北朝鮮外務省は何が何でも実現する必要
に迫られています。失敗すれば、責任を取らされて農場送りになる可能
性があるのです。当然の帰着として、日本から入国拒否を食らわないよ
うに「拉致被害者を返したほうがいいのでは」と正恩に言うようになる
でしょう。

ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。首
相官邸ホームページ「ご意見募集」から、「東京オリンピックから北朝
鮮を排除してください!」と総理宛にメールをお送りいただきたいので
す。国民の支持が総理を後押しします。
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

同様の意見を外務省の「御意見・御感想」にもお送りください。
https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html

拉致被害者を取り返すためには、あの手この手を考えて、次々と仕掛け
ていく必要があります。安倍総理が「オリンピック参加拒否」をカード
として使えるように、どんどん要請メールをお送りください。よろしく
お願いします。


★ 新たなタカリのネタ「強制連行」

チャンネル桜の討論で出てきたように、これから韓国・北朝鮮は徴用工
問題で日本攻撃を仕掛けてきます。徴用の規模について北朝鮮代表部は
国連人権理事会で2006年6月20日、「拉致は解決済。我が国と日
本の間で未解決の問題は、第2次大戦時の日本による840万人の強制
連行であり、100万人の虐殺だ」と途方もない数字を出してきていま
す。その翌月にも北朝鮮外務省の李炳徳研究員が日本記者団に、「10
0余万の朝鮮人を虐殺し840万の強制連行を行い、20万の慰安婦を
つくったことに日本側は謝罪せず、拉致問題にかみ付こうとしている」
と述べています。

これがどれほどバカげた数字であるかは、皆様すでにご存じのことと思
います。繰り返しません。
今回は朝鮮人将校について書きたいと思います。チャンネル桜でも少し
話しました。当時の現実はどうだったのか、感じていただけたらと思い
ます。

韓国の朴正煕大統領は、満州国陸軍軍官学校に日系将校枠で入学してい
ます。当時朴青年は23歳で、年齢制限をオーバーしていたため血書嘆
願を行いました。美談として取り上げた昭和14年3月31日の『満州
新聞』によれば、嘆願書に次のように書かれていました。

甚だ僭越にて恐懼の至と存じますけれども御無理を申しあげて是非国軍
に御採用下さいませんでせうか。(中略)日本人として恥ぢざるだけの
精神と気魄とを以て一死御奉公の堅い決心でございます。しっかりやり
ます。命のつづく限り忠誠を盡す覚悟でございます。

朴青年は満州国陸軍軍官学校を主席で卒業すると、日本男児の最精鋭が
集う陸軍士官学校への留学を果たし、昭和19年に卒業しています。
そのとき大日本帝国陸軍では、李王家当主の李王垠殿下が陸軍中将とし
て航空軍司令官の要職につかれていたほか、のちに日本に帰化された
李鍵公殿下は陸軍中佐として陸軍戦車学校研究部主事をされ、李鍝公
殿下は陸軍少佐として陸軍大学校研究部主事をされていました。当時
李王家は大日本帝国の「王公族」として皇族に準じる存在だったので
す。つまり近衛家など旧摂関家の公家や、公爵位を授けられた徳川宗
家より上ということです。李王垠殿下は皇族の梨本宮方子女王殿下と
結婚されています。

容姿端麗で知られた李鍝公殿下は学習院から陸軍幼年学校、陸軍士官
学校に進まれ、昭和8年に陸軍砲兵少尉に任官されました。昭和17
年3月から陸軍大学校で日本の国体について研究され、皇軍統帥の大
義に関する立派な論文を書かれています。同期生によれば日本の古典
をよく読まれ、国体への深い識見をお持ちでした。昭和19年の歌
御会始のお題は「海上日出」でしたが、殿下は「つはものかさゝぐる
つゝにてりはえてみなみのうみにはつひかかやく」と詠われています。
翌年、広島で被爆され戦死されました。新聞で大きく報道され、阿南
惟幾陸軍大臣謹話が発表されました。お付き武官だった吉成弘中佐は、
殿下を守り切れなかった責任を感じて自決しています。

ほかにも多くの朝鮮人将校がおり、最高位は洪思翊中将でした。大東
亜戦争で陸軍の戦闘機乗りとして活躍した金貞烈大尉は、その後韓国
の空軍参謀総長、国防長官、駐米大使、サムスン物産社長を歴任し、
昭和62年に韓国の首相になっています。これらの人が北朝鮮による
「840万人強制連行、100万人虐殺」のホラ話を聞いたら、あき
れ果てたことでしょう。 




■英米の罠から目を醒ませ、日本人よ!  《69》──────────
                               
                                              鎖帷子剣士
 

 ◎女性自衛官の、配置制限の全廃に思う
    ――女性が戦時の男社会のきずなに溶け込む、未知の領域――

 

★F-15戦闘機パイロットに女性自衛官を登用

 防衛省はこのほど、海上自衛隊の潜水艦の乗組員について、女性自衛
官を登用することを発表しました。中国の海洋進出に加え、北朝鮮の密
輸を監視する任務も加わり、各艦艇で定員割れが常態化しているためで
あり、安倍政権が掲げる「女性活躍推進」の一環でもあるのでしょう。
自衛隊には常に批判的なメディアも、女性活躍には肯定的な様子です。

 私は航海学科を卒業していますが、潜水艦の運用は全く知りませんの
で論評は控えますが、航空自衛隊で飛行訓練を受けた身からしますと、
この女性パイロットの方には心より敬意を表します。

 私どもが受けた、初級操縦課程の単発エンジンのプロペラ機によるア
クロバット飛行でも、連続ループ(宙返り)4回のクローバーリーフ(
上から見るとクローバーの4枚葉が咲き誇る形)や連続エルロンロール
(横転)、スピン(失速螺旋降下)の繰り返しで、無理やり流し込んだ朝
食などいっぺんで吐き戻し、飛行服のジッパーを開き胸元に吐き入れ、
鹿皮の飛行手袋に吐き出し、後席教官から「呑め―っ! 癖になる、呑
み込めっ~!」なども、今は懐かしい往時の訓練風景でした。

 厳しい訓練ですが、パイロット生命がかかっているのです、パワハラ
などと感じたことはありません。

 それを、F-15の大推力のJET戦闘機でアクロバット飛行の空戦をこな
すのですから、我々大型民間JETの、言わば「アホウ鳥」の世界から見
れば、「喧嘩鳥」の凄さには最敬礼なのです。

 民間航空では「冷静沈着」は重要な資質であり、飛行の計画性や管理
能力は大事な自己研鑚の部分ですが、戦闘機乗りにはそれ以上のものが
求められます。つまり、命のやり取りをするわけですから、凄まじい攻
撃精神と果敢な積極性が求められます。

 さらに編隊長(リーダー)ともなれば、部下(ウイングマン)の絶大
な信頼を、技量的にも人格的にも得る必要があります。
 戦闘は個人の技量のみならず、以心伝心のコミュニケーション能力と、
お互いをカバーしながらの集団力で戦うものです。単なる個人戦技を誇
る戦士(ウオーリア)の闘いではありません。

 それ故に、古来から上官は部下との一心同体を得るために、日々心を
砕いてきたのです。民間機でも機長は部下の尊敬と親しみを得ることは、
コミュニケーションを通して安全性を確保するための、日々の努力であ
り、艦船勤務もまた同様に思います。

 艦長が朝、自室のドアを開けたら床に人糞が巨大なトグロを巻き、吸
い殻の燃えさしの5~6本も差してあれば、とてものこと海戦など覚束
ないと聞き及びます。学校の先生で言えば、「学級崩壊」ですね。

 興味のある方は、武勲艦「駆逐艦・雪風」の艦長、機関長以下の士官
同士のコミュニケ―ションの在り方などが、一つの参考になりましょう。
また反面教師としては、「ケイン号の反乱」「バウンティ号の反乱」の
両艦長像が。ケイン号のクイーグ艦長はフィクションですが、バウンテ
ィ号のCAPTブライは実在の人物です。

 
★戦場に、自衛隊の広告塔としての起用は暗愚

 それはさておき、私の一番危惧することは、もし近隣諸国との紛争が
発生した場合、出撃した女性パイロットが支離滅裂の儒教圏国家の領土
や領海にベイルアウト(緊急脱出)した場合に何が起こるか?

 最近の事例でも、ベイルアウトして捕虜になったシリア軍の戦闘機パ
イロットが如何なる目にあったのか?

 Tシャツ一枚の裸にされ引き回された挙句、生きたまま焼き殺されま
したね。ユーチューブでこの無残な映像をご覧になった方もいると思い
ますが、こんな状況はパイロット仲間も国民も受け入れがたいことであ
り、パイロットを武力救出できない、自衛隊の現状に国民の不満と怒り
が激しくぶつけられるでしょう。

 
 ことの深刻さを弁える女性自衛官は、最初から死を覚悟し、捕虜にな
ったら自決するつもりでしょうが、敗者、降者に対して全く容赦のない
残虐な文化を、古来から我が國近隣諸国は保持していることを、戦後の
日本国民の殆んどが知りません。筆舌に尽くしがたい残虐性なので、不
明な読者は、「通州事件」「済南事件」などを、PCで検索してみて下さ
い。特有な文化が如何なるものか、理解できるでしょう。

 最近のスエーデン軍の実状は知りませんが、米軍関係者は世界一男女
平等が進んでいると言われるスエーデンの軍の高官に、「貴国の軍隊に
は、なぜ女性の戦闘員がいないのですか?」と質問したところ、「我が
国は米国の軍隊のごとく十分な火力や輸送力は保持していません。もし
戦場で負け戦ともなれば、女性兵士を収容できず戦地に残したまま撤収
せざるを得ないケースも起こり得ます。その場合、何が起こるか想像で
きるでしょう? 我が国の男は、そのような屈辱には耐えられません」
と答えています。

 ならば、そうした危険性の高い戦場には女性パイロットは投入しなけ
ればいいだろうと考える人々が、政治家・官僚を筆頭に、一般的に多数
存在するでしょうが、一心同体の現場でそんな配慮をすることは、深い
覚悟を決めた彼女たちにとって大変な屈辱であり、戦友仲間に顔向けで
きない、一生苦しむ心の負い目になりましょう。

 
★生き残った者の、消えない心のしこり

 私の尊敬する、心をかけて頂いた大先輩で、海軍兵科予備学生出身の
故・Y元中尉は、終戦も間近い昭和20年3月上旬、急遽東京の〇〇本
部に転勤命令が出され、愛する部下を現地に残し、部隊司令の命令によ
り真夜中に九州の鹿屋の航空基地から迎えに来た海軍の96陸攻で、決
戦前夜の沖縄を脱出したのですが、以下はY中尉の手記の一部です。

 『……これが最後となり、部下はこの悲惨な勝ち目のない戦いの中に空
しく死んでいった。そして私のみが生き残った。
 これが私にとって、非常な負い目になってしまった。どう説明してよ
いか良く分からないしこりが強く心に残ってしまった。
 死ぬのは一緒だと約束して、涙ながらにつらい夜間斬りこみ訓練を積
み重ねて来たのに、命令とはいえ、結果的に私だけが生き残って、そし
て戦争は敗けたのだ。

 戦場の食料は乏しく、兵器も貧弱、でも心には帝國海軍の誇りと栄光
があった。しかし残されたのは敗残という屈辱である。何という変動と
ドラマであろう。

 戦死した戦友には変わることのない深い愛惜の情が残っている一方、
申し訳ない、すまないというような感情と、さらに、犯罪をおかしてし
まったような気分というか何かしこりの様なものが残ってしまって私の
心より消し去ることが出来ないものとなってしまった。』
 
 さらに、手記は続きます。『去年のことであるが、湾岸戦争の米軍の
総司令官が退役して、もと戦ったベトナム戦争の戦跡を訪ねて、涙して
いるテレビを見た。彼はベトナム戦の頃は陸軍の中隊長で、密林の中で、
何処からともなく出没するベトコンに部下がつぎつぎと殺されてゆく敗
戦の中を苦しみ呻吟した。涙を流し、昔を回顧している姿をみて、彼の
人間性を知らされ、私は感動した。』

 
 『同じ目的のため、同じ釜の飯を喰い、苦楽を共にし、金も不用、地
位も不用、そして最後の命までも捨てた男同士の飾りのない心のつなが
りは深く、互いに助け合う素直な人間となる。そして涙もろくなる。
 私達は互いの悲しみを知り、少しのことでもよく戦場では肩を組んで
幾度か泣いたものである。』――1994年・1月2日――

 故・Y元中尉とは、沖縄慰霊の旅に、また鹿屋の航空基地にも同行致
しましたが、没後は速やかに、冥土に先だった部下の霊に必ずや再会の
約束を果たしたものと、今も私は確信しています。

 戦後10年以上も、Y中尉は部下と共に米軍の幕舎への夜間斬りこみ
突入の夢を、幾度となく繰り返し見ているのです。
 もし女性自衛官の戦闘配置を、人集めの広告塔と考えているなら、
当事者達は重い課題を負うことになります。命のやり取りの戦闘の深
刻さが存在する限り、警視庁の女性白バイ隊員のような広報目的には
使えません。

★旧軍の人命軽視を言うのなら……

 ならば、なぜ米軍には女性パイロットの戦闘配置が容認できるのか?
一つには、米軍の持つCSAR(シーサーと読む、Combat Search and
Rescue)戦闘捜索救難能力が強力であり、この力はパイロットやその
家族も含め、現場の士気を高めていることでしょう。

 米空軍では、パラ・レスキュージャンパー(PJ)と呼ばれる特殊部隊
要員がいます。彼らは敵性地域に降下したパイロットを救出するため、
パラシュートで降下し、少数で戦闘を行いつつ、捜索・救難を行います。
そのため、地上での戦闘能力は空挺部隊並みの力量が必用になりますし、
航空機を誘導するため、航空や通信にも熟知していないとなりません。

 さらに、医療スキルも資格も必須です。重傷者にはモルヒネの投与が
必用です、これは認めてもらわねばなりません。
 彼らの育成には、多大な時間と教育訓練費用を要します。また、敵性
地に彼らを速やかに投入、回収するためには、小型ではない、専門の武
装救難ヘリの必要性が発生するでしょう。
 
 何としても、不時着した乗員に対する敵方の捜索収容以前に救出する
ことが求められ、作戦には救出を阻止する敵に対する上空からの掃討、
制圧が、夜間や悪天候でも必要となり、日本では航空自衛隊の航空救難
団・救難隊がその役割を担っています。

 彼らの力量は大変なもので、警察、消防、海上保安庁では救出不可能
な状況では、彼らが最後の切り札です。確かに空自の航空救難隊は、高
い飛行技術を持ったパイロットと、驚くほど屈強なメディック達で構成
されているものの、特殊部隊と言えるほどの、敵勢力圏内での高い戦闘
能力や武器までは装備されていないのが現状と推察します。

 こうした装備・部隊を作り上げることは、大変な道のりでしょう。
 米軍のレスキュー部隊の活躍は朝鮮戦争でも有名ですが、必ずや脱出
した乗員を確保収容出来た訳ではありません。

 女性戦闘機パイロットの起用を、遅すぎた、自衛隊は効率の点からも、
もっと早く養成すべきであったと批評する航空評論家がいますが、パイ
ロット養成の効率だけでは解決の方向は見えません。満足できるCSAR
(シーサー)能力も自衛隊に付与せぬまま第一線に送り出すなど、ハリ
ウッド製の米軍最強の映画ではあるまいし、軽率というべきです。
 
 これは伝聞ですが、40年ほど前、山東昭子議員が空挺に女性隊員がい
ないのはおかしいから検証する、と言って若手の女性議員や女性官僚な
どを引き連れて習志野に来たらしいのですが、降下装備の装着だけで女
性には無理と判断されたそうです。

 米軍ほどの、圧倒的な制空権も制海権もない我が国にとって、自衛隊
も女性隊員を増やすのならば、後方支援の部署に限定し、特性を活かせ
る配置をした方が良いと思うのが、今でも多くの国民の一般的な判断で
しょう。

 そもそも命のやり取りの戦場に、広告塔を持ち込むなど、武に対する
冒涜ではないか、と考える日本人もまだ多数いるのです。
 

 
 
■忙中閑あり《386》───────────────────────

                         杉山頴男

    ◎武士の作法「殿{しんがり}」
            ──日本列島固有種[武士]を考究する

 敗戦後少年も老いる。老いて見えてきたものがある。敗戦直後の家人
は、隣近所の大人たちは受身をとっていた。
 受身に回るべきときの軍人の失敗に気づいたから即、受身をとってい
た。「負けてよかった」
 
 首と背を丸め、クルリと回転し、頭を打たずに受身をとった。「負け
てよかった」<の>受け身をとった。
 「負けてよかった」<の>受け身をとったから即、スクッと立ち上が
り、子らを飢えから救った。牛革のランドセルを背負わせた。
 
 信長敗走の金ヶ崎の戦いの殿は秀吉軍。敗戦濃厚となると、殿様がい
る本隊が敗走する。その際、本隊の後退を掩護し、自らも生き残ろうと
するのが軍事用語での「殿」。ビリのシンガリではない。

 武門のはじめより、武勇誉高き武人の役目とされたきた。なぜなら殿
の戦い方で一つで、次の合戦の気運が違う。敗走金ヶ崎の戦いの次、姉
川の戦いで信長、大勝利を収める。
 
 大東亜戦争も「殿」がいた。武勇誉れ高き帝国軍人だけではない。き
のうまで大学生だった学徒出陣兵の「殿」もいた。海軍・陸軍の特攻隊。
 大本営の受身に回る作戦失敗から、生き残ることはしない、死に身の
殿作戦となる。
 敗戦後少年は、この死に身の殿がいたから、子供ながらに受け身をと
れた。「今度は勝つぞ」<の>受け身をとった。

 敗戦後少年も老いる。いまの世の子らに「今度は勝ってくれ」<の>
の老いの受け身をどうとるか。
 裏店の傘貼り浪人風情ながら「殿」となるには、どんな“特攻”がで
きるか。まだ多少、ときはある。傘を貼りながら思案するとしよう。
 
 
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