ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2935 ★ カンパニー・メン

=================================================2013/2/9==
                        -vol.2935-
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
=======c===i===n===e===m===a===-===t===o===d===a===y=======

2935号です。

今日は肉の日!
なので、むしろ逆に菜食ドキュメンタリーに
しようかと思ったんですが、せっかくなので
肉を食べたいということで別の映画にします。

肉といえばジンギスカン!が好きなんですよ。
東京にもジンギスカン屋がありますが、
やはり本場北海道のほうが美味しいのは仕方が
ありません。ので、北海道の物産ショップなどで
パックされたのを買ったりするわけですが、
有名なあれやこれやよりも美味しいのが、
帯広の「白樺」というところのものです。

こちら
http://j.mp/WK8Dwl
なんだ楽天でも売ってるんじゃないか!
一袋400gということで何人前?と思うかも
しれませんが、2人でぺろりと食べられます。
羊肉を食べてくなったら是非どうぞ。
私も今度買います。

さて、今日の映画は『カンパニー・メン』です。


ワンクリック投票実施中!


ほぼ日刊日々是映画 ブログ版
 http://www.eigablog.com/
携帯の方もコチラにどうぞ。
 http://www.eigablog.com/


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 カンパニー・メン

□ ワンクリック投票

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 - カンパニー・メン


<1行コメント>
意外にも現代社会の革新的問題を突いたサラリーマンドラマ


--cinema2751------------

 カンパニー・メン

 The Company Men
 2010年,アメリカ,104分

-----------------------

<キャスト&クルー>

監督 ジョン・ウェルズ
脚本 ジョン・ウェルズ
撮影 ロジャー・ディーキンス
音楽 アーロン・ジグマン

キャスト ベン・アフレック
     クリス・クーパー
     ケヴィン・コスナー
     マリア・ベロ
     ローズマリー・デウィット
     トミー・リー・ジョーンズ

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 腕利きの営業マン・ボビー・ウォーカーが勤める
大企業GTXにも不景気からリストラの波が襲ってくる。
自分には関係ないと思っていたボビーだったが簡単に
リストラされてしまう。すぐに再就職できると高を
くくっていたボビーだったが現実は甘くなく、ついには
自慢の車や家を手放し、見下していた義兄のジャックの
建築業を手伝うことに…

 金融資本主義に支配される現代のグローバル経済を
描いたヒューマンドラマ。「ER 救急救命室」などの
人気TVシリーズを手がけてきたジョン・ウェルズの
劇場用長編映画監督デビュー作。


<レビュー>

 高級スポーツカーに乗ったエリートサラリーマンが
突然リストラされ、自分は優秀だからすぐに再就職
できると高をくくっていたが、何ヶ月たってもできずに
どんどん落ちぶれていくという話。導入のリストラと
会社に斡旋された再就職センターで出会う人々などから、
リストラされた人が最初は高望みしていたのがどんどん
条件を下げていって、最後には「どんな仕事でもいいから」
というようになるという話だろうというのはわかるので、
驚きのあるストーリーというわけではない。

 オーソドックスな話をオーソドックスに展開して
いって、それなりに面白く、小さな笑いがあったり
小さな感動があったり、家族の絆が描かれていたり、
そういう話だ。一つポイントになるのは「どんな
仕事でもいい」というその仕事というのが主人公ボビーの
義兄のジャックがやっている建築現場の仕事なのだが、
このジャックを演じているのがケヴィン・コスナー。
一昔前からは想像できないようないかにも土建屋の
親父風なルックスは役作りなのか、それとも今の
そのままの姿なのか、そこに少し驚いた。物語としては、
ブルーカラーののジャックとホワイトカラーのボビーの
立場が逆転することでボビーの気持ちに変化が生まれ、
嫌われていると思っていたジャックの気持ちを
推し量るようになったりと人間的に成長する姿が描かれて
いる。

 もう一つサブプロットとして展開するのが、ボビーが
リストラされた会社GTXの経営について。ボビーも信頼する
重役で創立メンバーでもあるジーンがCEOのジェームズの
ジェームズと対立。ジーンは社員を大切にすることを
主張するのに対し、ジェームズは株主への責任を重視する。
このサブプロットが意外に面白かった。これはまさに今の
アメリカ社会やグローバル経済が抱えている金融資本主義の
行き詰まりという問題を顕在化させたものだ。会社の
価値が株価で決まる現在の金融資本主義体制のもとでは、
企業は短期的に利益が出る事業に資本を集中させざるを
えない。果たしてそれでいいのか、ジーンが主張する
ように一時的には損失が出るとしても長期的に多くの
社員を養えるような事業に資本を投下していくべきでは
ないのか、それは企業のグローバル化が進む中で、
サステナブルな経営とは何かという事を考える際に常に
問題になる対立軸だ。

 映画自体は決してそういった社会的問題をことさらに
取り上げて問いかけるようなものではないのだけれど、
単にリストラされたサラリーマンとその家族の絆の物語に
するのではなく、その背後にある現代の経済構造の
問題点というものを顕在化させているところには好感が
持てる。結末を見ても、脚本も書いた監督のジョン・
ウェルズがこの問題を意識的に描いていることは明らかだ。
この結末は楽観的すぎるとは思うが、根本的な解決方法を
探り出そうとする映画ではないし、そんなことをしよう
としたらこんな「いい映画」は作れなかっただろう。

 いわゆる社会派映画でもなく、いわゆるヒューマンドラマ
でもないということで、中途半端という印象も与えるかも
しれないけれど、世の中が単純ではなくなってくると
やはりそれを描いた映画も単純ではいられなくなって
しまう。極端に単純化されたファンタジックな世界を描く
映画もいいけれど、こういう複雑な現実を単純化しすぎずに
描く映画というのもいいなと思った。 




□ ワンクリック投票

 今日のメルマガは?
 面白かった! http://clap.mag2.com/giobeclous?good2935
 つまらなかった http://clap.mag2.com/giobeclous?bad2935
 普通 http://clap.mag2.com/giobeclous?ave2935



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:カンパニー・メン>

 『カンパニー・メン』
  http://amzn.to/UNBAdV


<今日のお勧め>

 ジョン・ウェルズ製作TVシリーズ

 『ER 緊急救命室 〈ファイナル・シーズン〉セット1』
  http://amzn.to/W6qVI5

 『ザ・ホワイトハウス ― ファースト・シーズン コレクターズ ボッ

クス』
  http://amzn.to/W6r4LF

 『サード・ウォッチ DVDスペシャル・コレクターズセット1』
  http://amzn.to/W6raTy

 『アメリカン・クライム』
  http://amzn.to/W6rnWQ



*購読解除や、アドレス変更の際はお手数ですが、まぐまぐまたは
 下記アドレスで手続きをしてください。こちらでは対処しきれな
 い場合もございますので。
 まぐまぐ http://www.mag2.co.jp マガジンID:0000032940
 メルマガページ http://cinema-today.net/magazine.html




          ========================================
                     日々是映画第2935号
                      2013年2月9日発行
                     発行:cinema-today
                   マガジンID:0000032940
             Mail to: webmaster@cinema-today.net
          ========================================
                    購読解除はこちらから
            http://cinema-today.net/magazine.html
          ========================================

▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲

このメルマガは現在休刊中です

ついでに読みたい

このメルマガは
現在休刊中です

他のメルマガを読む