ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2600 ★ 女工哀歌

================================================2009/8/24==
                        -vol.2600--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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ひっそりと2600号です。

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まあ10万円しますが…
これはさすがに0円にはならないだろうなぁ…

今日は『女工哀歌』です。
ドキュメンタリーがつづきます。
今日もフィルムセンターに行く予定なので、明日もドキュメンタリー
ですが。


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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 女工哀歌

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■ 今日の映画 - 女工哀歌

<1行コメント>
世界で売られるジーンズを作る中国の少女たち、まさに現代の奴隷。


--cinema2495------------

 女工哀歌

 China Blue
 2005年,アメリカ,88分

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<キャスト&クルー>

監督 ミカ・X・ペレド
撮影 ミカ・X・ペレド
音楽 ミリアム・カトラー

キャスト ドキュメンタリー


<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 中国広東省にあるジーンズ工場、四川から出稼ぎにやってきた16
歳のジャスミンはそこで働き始める。仕事は過酷で朝から夜中まで、
休日もなく、自給はおよそ8円。それでも彼女は働き続ける…
 世界中で売られる安価なジーンズの背後にある世界安い労働力、
その実態をミカ・X・ペレドが4年にわたる取材の末描き出した力
作。


<レビュー>

 カーテンで仕切られた12人一部屋の寮に住み、一日中数時間の働
く生活、時給は約8円で給料もきっちり払われない。労働組合はな
く、そもそも中国ではストや団交の権利は認められていない。はっ
きり言って彼女たちは奴隷だ。遅刻すれば罰金、欠勤しても罰金、
末は外出しただけで罰金、わずかな金で縛られた奴隷なのだ。

 そしてそんな彼女達を生み出しているのはグローバル企業と中国
政府である。そもそも社会主義体制である中国に資本主義を導入す
るということに無理がある。労働者の権利は認められず、官と民は
癒着し、金持ちはどんどん金持ちになり、貧乏人はどんどん貧乏に
なる。

 コストを抑えて価格を低くし利潤を上げようとするグローバル企
業はそんな搾取構造に加担する。こういう告発がなされて、グロー
バル企業も多少は生産者に眼を向けるようになっているが、搾取は
止まない。

 映画は更なる衝撃的な事実を次々と映す。それは自分の眼で見て
欲しいからここには書かないが、こんなシステムはおかしいと誰も
が思う。

 そしてこの作品の映像が工場内部やオーキッドの故郷の村を除い
ては隠し撮りのように撮られているのも重要だ。中国政府は基本的
にこの撮影を許さず、この工場が撮影を許可してくれたおかげで作
品はようやく完成させることができた。撮影を許可したことから察
してもこの工場の労働条件は比較的いいほうだということだ。これ
でいいほうということは、厳しい労働条件の工場というのはいった
いどんな環境なのか、はっきり言って想像することすら出来ない。

 この映画を見てどうしても考えてしまうのは、私たちに何ができ
るのかということだ。こういう搾取を行っている企業はどこなのか。
こういう搾取の末に生産された作品を避けるには何をすればいいの
か。1000円以下のデニムを売るユニクロやイオンを見ても生産地の
労働者についての記述は見つからない。環境や品質に気を使う無印
良品でさえも生産者については触れていない。となると、中国やベ
トナムやカンボジア、インドネシアといった労働者の権利が確立さ
れていない国の製品はフェアトレードと銘打ってあるもの以外はす
べて避けなければならないということになるが、そうなるとはっき
り言って買えるものなどほとんどない。

 この映画が提示するのは今の世の中はもはやグローバル企業の影
響下にないものなど皆無だということだ。彼女たちを救うためには
世界のあり方を変えるしかない。彼女がせめて週に1日くらいは休
めて年に1度くらいは帰省できる社会がなぜ実現できないのだろう。
本当に歯がゆい。



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 『女工哀歌』
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<今日のお勧め>

 関連作品

 『未来を写した子どもたち』
  http://tinyurl.com/lowe7h

 『おいしいコーヒーの真実』
  http://tinyurl.com/d4up4c

 「放浪のデニム―グローバル経済に翻弄されるジーンズの世界」
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                     日々是映画第2600号
                      2009年8月25日発行
                     発行:cinema-today
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