ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2593 ★ チェ 28歳の革命

================================================2009/8/14==
                        -vol.2593--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2593号です。

お盆な気分ですが、休みというわけでもなのでなんだか中途半端。
全米プロみたいけど、放送が明け方でこれまた中途半端。
あー、やはりすいている東京でびしっと映画でも見るのがいいです
かね。
東京に残っている人は映画に行きましょう。

今日は『チェ 28歳の革命』です。
ナンだ、面白いじゃん。

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-------- 目次 --------

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 チェ 28歳の革命

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■ 今日の映画 - チェ 28歳の革命

<1行コメント>
若きチェと革命、ソダーバーグが見事に語ったその人間性と闘争。


--cinema2488------------

 チェ 28歳の革命

 Che: Part One
 2008年,アメリカ=フランス=スペイン,132分

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<キャスト&クルー>

監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 ピーター・バックマン
撮影 ピーター・アンドリュース
音楽 アルベルト・イグレシアス

キャスト ベニチオ・デル・トロ
     デミアン・ビチル
     サンティアゴ・カブレラ
     エルビラ・ミンゲス
     カタリーナ・サンディノ・モレノ

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 1955年メキシコ、アルゼンチン人の医師エルネスト・ゲバラは友
人のフィデル・カストロの家族と食卓を囲み、カストロの祖国キュー
バに渡りバティスタ政権に対する革命を遂行することを決意する。
 1964年ニューヨーク、ゲバラは国連総会に出席するためアメリカ
に渡り、インタビューを受けていた。彼の話は過去の闘争に至り…
 ソダーバーグがチェ・ゲバラの半生を描いた4時間半にわたる大
作の前篇。時間軸が錯綜する語りもスリルを演出する映像も秀逸で
ゲバラ映画の決定版となりそう。ただ見る前にキューバ革命につい
て多少の予備知識はあったほうがいいかもしれない。



<レビュー>

 革命闘争を開始する1955年のゲバラと革命後ニューヨークに滞在
する1964年のゲバラ、この2つの時間にさらにその間のさまざまな
時間を混在させながらモザイク状にゲバラの行動を追っていく。前
半は彼が革命に参加し、カストロと共闘し、そして首都ハバナへと
乗り込む直前までが描かれる。

 常に死と隣り合わせのゲリラ闘争におけるチェの人間性、それが
この前篇の肝だろう。カストロに信頼されながらアルゼンチン人で
あるがために仲間からは信用されないこともあるチェ、しかし彼は
確固たる信念を持ち、自分がどうあろうと仲間と農民のために戦う。
その信念こそが彼をヒーローにしたのだ。

 そしてソダーバーグはそんなチェを物語の中心にすえながら、そ
の周辺で起きることを巧みに描いて彼の人間性を際立たせてゆく。
たとえば革命軍の何人かが脱走し、カストロの命令だと偽って農民
から金品を騙し取るというエピソードがある。このエピソードは誰
が見てもひどいのだが、ソダーバーグはそれをすぐに解決するので
はなく、別のプロットをある程度展開させた後でそこに戻ってきて
解決する。これは物語を複雑にし、展開をわかりにくくしてしまう
訳だが、そのような未解決のエピソードがいくつか平行することで
それらに次々に対処してゆくチェという人物の像をより鮮明にして
いくのだ。

 そしてこの複数のプロットが並行するというのは、この前篇のク
ライマックスともいえるサンタ・アナでの戦闘シーンにも効果的に
使われる。このシーンでも単にチェの行動を追っていくのではなく、
それぞれの兵士が町を制圧するためにさまざまな作戦を遂行する様
子を平行して描き、それが組み合わさって全体像を描く。

 個々の作戦に対して説明がなく、ちょっと観ただけではそれがど
のように組み合わさるのかわからないのだが、進むにつれてそれぞ
れが意味を持ち始め、最後には収束してゆく。その組み方がなんと
もうまい。たとえば列車の前にたむろする敵兵を襲撃するシーンが
あるのだが、多くの兵士が列車に乗って逃走した後しばらくして曲
げられた線路が一瞬映る。これはもちろん列車を脱線させるための
仕掛けなのだが、その脱線はすぐ起こるわけではなく、他の作戦の
様子が描かれた後起きるのだ。だから観客は常に展開を中止してゆ
くことになるし、その“引っ張り”が緊張感を増す。爆破などの特
殊効果は決して派手ではないのにこの戦闘シーンがスリリングなの
はそんな編集の妙にあるのだ。

 そしてそんな速い展開の中、チェのぶっきらぼうではあるが温か
い人柄もよりいっそう浮き上がる。個々からの展開も大いに気にな
る絶品な前篇だった。後篇ではチェを通して



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                     日々是映画第2593号
                      2009年8月14日発行
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