ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2587 ★ What Would Jesus Buy?

=================================================2009/8/5==
                        -vol.2587--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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-------- 目次 --------

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 What Would Jesus Buy?

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■ 今日の映画 - What Would Jesus Buy?

<1行コメント>
「買い物するな教会」はおかしいけれど言っていることは正しい。


--cinema2481------------

 What Would Jesus Buy?

 What Would Jesus Buy?
 2007年,アメリカ,91分

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<キャスト&クルー>

監督 ロブ・ヴァン・アルケメイド
撮影 アラン・ダッチ
   ダニエル・マラチーノ
   マーティン・パラフォックス
   アレックス・スティキッチ
   ロブ・ヴァン・アルケメイド
音楽 スティーヴ・ホロウィッツ
   ウィリアム・モーゼス

キャスト ビリー牧師

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 アメリカ各地で1ヶ月間繰り広げられるクリスマス商戦、みんな
が狂ったように買い物をする姿に危機感を覚えたビリー牧師は“買
い物やめろ教会”を作ってみんなに買い物をやめるよう訴え始めた。
ただの酔狂のように見える活動だが、その裏にはアメリカ社会には
びこる問題の深い根が…
 消費大国アメリカの実情に宗教という視点から迫ったドキュメン
タリー。かなり作りこまれているのでどこまで信じていいものかわ
からないが、エンターテインメントとしてはいい出来。


<レビュー>

 消費大国アメリカの買い物の規模たるやすごいものだとは思って
いたが、クリスマスシーズン1ヶ月のショッピングの金額が1000億
ドルと聞いてびっくり、10兆円ものお金が1つの国で1ヶ月に使わ
れるとはいったい… しかも、その大半は現金ではなくカードによ
るもの、みんなこの1ヶ月の買い物で出来た借金を残りの11ヶ月で
返そうというんだから本当に一体何を考えているのか。

 そんな風に思った人なら、このビリー牧師の考えには共感できる
はず。クリスマスが買い物イベントと化してしまったことに危惧を
覚えたビリー牧師は風変わりな菓子の賛美歌を歌うゴスペル隊を連
れて各地のモールを回って“買い物するな”教会の教えを伝道する。
しかしもちろん買い物をしに来ている人はそんな言葉に聞く耳を持
つはずもなく、「キリストだったらクリスマスに何を買うと思いま
すか?」という質問に「XOBXじゃない?」と無邪気に答える。

 それでもめげずにど派手なパフォーマンスで「買い物やめろ!」
と叫び続けるビリー牧師は面白い。そしてその牧師の手綱をしっか
りと握っている奥さんとのコンビがとてもいい。

 買い物に来ている人々よりも店の人のほうがむしろビリー牧師の
思想に敏感だったりして、隠しカメラ風の映像が「いわれてみれば
ちょっと行き過ぎよね」なんて話している店員の姿をとらえるのが
面白い。そして、一番おかしかったのがビリー牧師とゴスペル隊が
家々を回ってクリスマスの賛美歌の替え歌を歌うシーン、画面の下
に表示された歌詞をビリー牧師の生首(顔?)が指し、パロディ賛
美歌を歌う。この歌詞がまた最高。これをやっていけばこのコミッ
クバンド(!?)のファンは増えるだろう。

 そんなバカなことばかりをやっているビリー牧師だが、彼の指摘
は最もだ以前取り上げた『Maxed out』というドキュメンタリー映画
でも指摘されているようにアメリカのカード破産の現実は悲惨なも
ので、その破産にこのクリスマスが大きく寄与していることは疑い
ようもない。途中で登場したお母さんが子供にはお金を惜しまない
と言い、新しく作ったカードの限度額まで使うと語るその屈託のな
さになんとも背筋が凍る思いがする。

 そして、モールで売られている大量生産品が途上国の労働者たち
の犠牲のもとに安価で提供されているという問題、クリスマスとい
う人々に幸せをもたらすはずの日が多くの人々にとっては苦痛をも
たらす結果になっている。そこに問題を見出す。

 そして、ビリー牧師の最終的な目的はクリスマスの本来の意味を
人々に思い出させること。彼の言うとおりモールで買ったプレゼン
トをもらって本当にその相手を愛することができるのか。作品の最
後にプレゼントをもらって大喜びの女の子の映像があり、それを見
るとやはりプレゼントって言うのは人を喜ばせるのだとは思うけれ
ど、そのこが果たしてどれだけの間そのおもちゃで遊ぶのか、子供
はそんなたいそうなプレゼントを上げなくても、ちょっとしたもの
でも自分で工夫をして遊ぶもの。

 人に物をあげるというのは一種のコミュニケーションである。ビ
リー牧師が異を唱えるクリスマスの問題点は、そのコミュニケーショ
ンがモノ(しかも大量生産品)を通して年に1回しか行われないと
いうことに対してなのかもしれない。彼はおそらくモノもそれが人
と人とのコミュニケーションの手段になるなら買い物は悪ではない
と考えているのだろう。彼が「メイド・イン・アメリカ」にこだわ
るのは、それならば生産者との間にコミュニケーションが成り立つ
と彼が考えるからだ。彼の考え方ははっきり言って甘い(メイド・
イン・アメリカだからと言ってすべてがアメリカで作られているわ
けではない。彼が買ったセーターの原料となる羊毛を作っているの
は一体どこの誰なのか?)が、その発想は理解できる。

 彼はどう見てもパフォーマーに過ぎないが、彼自身は誠実な人間
で言っていることもまともだ。彼のようなやり方で人々のころに届
くとは思えないが、それをドキュメンタリー映画という形で拾って
いく人もいる。それによって思想は少しずつ広がりを見せる。まあ
そういうのもありかな。



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 『Maxed out』
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 『What Would Jesus Buy』
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<今日のお勧め>

  未公開映画を観るTVバックナンバー(全部輸入版)

 『Wal-Mart: The High Cost of Low Price』(第1回)
  http://tinyurl.com/d3ztzs

 『Yes Men』(第2回)
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 『MAXED OUT』(第3回)
  http://tinyurl.com/chluk9

 『Jesus Camp』(第4回)
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 『Super High Me』(第5回)
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                     日々是映画第2587号
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