ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2230 ★ 黒いジャガー

================================================2008/2/22==
                        -vol.2230--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2230号です。

なんだか昨日から鼻が出ます。鼻水が出ること自体は珍しく
ないのですが、これは花粉症だろうか?
花粉症対策もいろいろと新製品が出ています。
気になるのは花粉を鼻でブロックするという塗り薬
http://tinyurl.com/3c6mwg
その名も「花粉鼻でブロック」。これはいいのかも。
あとは、TVでCMもやっていますが、痛くない鼻うがい
http://tinyurl.com/3c3ykk
これもいいかもしれません。
そもそも私は花粉症なのか… それが問題だ。


プレゼント応募締め切りは明日です!!
present2008@cinema-today.netまで、作品賞だけでも投票して
応募してくださいね。
 <作品賞候補>
  グアンタナモ、僕達が見た真実
  善き人のためのソナタ
  ボルベール <帰郷>
  ヘアスプレー
  再会の街で
  ブラックブック
 詳しくは下のほうです。

今日は『黒いジャガー』です。黒人ものが続きますが、これも
隠れた特集だったりします…


みんなの日々是映画(再開してます)
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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 黒いジャガー

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 黒いジャガー


--cinema2159-----------

 黒いジャガー

 Shaft
 1971年,アメリカ,101分

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<キャスト&クルー>

監督 ゴードン・パークス
原作 アーネスト・タイディマン
脚本 アーネスト・タイディマン
   ジョン・D・F・ブラック
撮影 アース・ファーラー
音楽 アイザック・ヘイズ

キャスト リチャード・ラウンドトゥリー
     モーゼス・ガン
     チャールズ・シオッフィ
     クリストファー・セント・ジョン

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 黒人の私立探偵ジョン・シャフトは自分を探す2人組がいると聞
く。その2人組に出会うと格闘の末、ひとりが窓から落ちて死んで
しまう。なじみの刑事に協力を求められた彼はそれを突っぱねるが、
話に出たギャングの親玉バンビーと連絡を取る…
 白人と対等に渡り合う黒人探偵シャフトが黒人の観客に受け大ヒッ
トしたブラック・ムービーで続編も作られた。なんといってもアイ
ザック・ヘイズによる音楽が格好いい。


<レビュー>

 スパイク・リーなり何なりのブラック・ムービーを見ていると必
ず名前が出てくるのがこの『黒いジャガー』である。この映画は黒
人にとってはひとつの金字塔であり、ここからブラック・ムービー
の歴史が始まったといっても過言ではないのだ。それは、ハリウッ
ドというのが長らく白人によって支配され、黒人は脇役(しかも多
くの場合敵役か召使)に押しやられてきたからであり、黒人が主人
公の映画など皆無に等しかったからだ。
 しかし、歴史は変わった。それはハリウッドが観客としての黒人
をマーケットと認めたということが最大の理由ではあるが、それで
も黒人がハリウッドを動かせるようになったということだ。もう1
本の伝説的なブラックムービー『スウィート・スウィートバック』
も71年の作品だから、1971年はまさにブラック・ムービー元年だっ
たのだ。今からは想像も出来ないが、71年なんていうのはまだまだ
そういう時代だったということだ。

 いまこの作品を見ると、これは非常にオーソドックスな探偵もの
に写る。主人公のシャフトは確かに格好いい。強固な意志を持ち、
脅しに決して屈せず、正直である。その彼が黒人のギャングのボス
に頼まれて誘拐された彼の娘を探す。彼はそれを警察に告げること
はせず、しかし警察ともうまくやっている。決してスーパーマンで
はなく、失敗したりやられたりもするのだが、意志の強さとスマー
トさで解決に向けてまっすぐに進んでいくのだ。なんでも暴力に訴
えるのではなく、頭を使ってスマートに解決するというところが、
非常によかったと思う。派手なアクションで敵をなぎ倒していった
ほうがエンターテインメントとしては楽しいのかもしれないが、黒
人という弱い立場の彼が探偵として成功していくには何よりもまず
スマートだが必要だった。そのことが観客である黒人たちの共感を
得たのではないかと思うのだ。
 そして、警察の側で彼の相棒になる白人の刑事の存在も大きい。
彼がいるおかげでシャフトは探偵としてやっていけるわけだし、映
画としてもこのような理解のある白人を登場させることで白人観客
の反感を抑えることが出来るし、白人と黒人の理想の関係を描くこ
とが出来るのだ。この黒人と白人の相棒関係というのは脈々と受け
継がれて、いろいろと面白い作品を生み出しているのではないかと
思う。たとえば『ビバリーヒルズ・コップ』なんかもその系譜にあ
る作品のひとつだろう。
 この『シャフト』はブラックムービーの歴史に名を残す作品だが、
同時にハリウッドの刑事ものの歴史にも大きな影響を与えた作品な
のではないだろうか。ブラックムービーといいながら、思想的な面
で特にメッセージを打ち出しているわけではないし、今から見れば
黒人文化/社会に対する影響より映画界に対する影響のほうが強かっ
たのではないかという気がする。もちろんこの作品によってブラッ
ク・ムービーが数多く作られるようになり、間接的には黒人文化に
影響を与えているわけだけれど、直接的にはこれは目新しい娯楽映
画という意味のほうが大きかったのだと思う。

 だからこそ今見ても十分に面白い。まったく説教臭くなく、時代
背景を知らなくても見ることが出来るし、なんといってもこの時代
のファンクな音楽が格好いい。レトロな格好よさを持つ探偵もの、
単純にそう考えてみてもいいだろうし、そこからブラックムービー
への興味が起きたりもするだろう。



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□ DVD今日の買い!

<今日の作品:黒いジャガー>

 『黒いジャガー』
  http://tinyurl.com/2s4qf6


<今日のお勧め>

 とりあえずシリーズ

 『黒いジャガー/シャフト旋風』
  http://tinyurl.com/3cg8um

 『黒いジャガー/アフリカ作戦』
  http://tinyurl.com/2mv7gd

 リメイク版です。

 『シャフト』
  http://tinyurl.com/37dgc8




♪♪♪♪♪♪ 2222号記念プレゼント ♪♪♪♪♪♪


日々是映画的アカデミー賞、投票受付中!

2007年公開の映画から、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女
優賞を選びましょう。
一応私なりの候補をあげておきますが、見た作品だけからなの
で、どんどんほかの作品や人を上げてください。
他の部門を勝手に作ってプッシュしていただいてもかまいませ
ん。挙がってきた候補などは、随時お知らせしようと思います。

とりあえず、今のところの候補は

<作品賞>
グアンタナモ、僕達が見た真実
善き人のためのソナタ
ボルベール <帰郷>
ヘアスプレー
再会の街で
ブラックブック

<監督賞>
周防正行『それでもボクはやってない』
マイケル・ウィンターボトム『グアンタナモ、僕達が見た真実』
             『マイティ・ハート/愛と絆』
ペドロ・アルモドバル 『ボルベール <帰郷>』
ソフィア・コッポラ 『マリー・アントワネット』
ジョン・キャメロン・ミッチェル 『ショートバス』

<主演男優賞>
アダム・サンドラー 『再会の街で』
ジミー・ツトム・ミリキタニ 『ミリキタニの猫』

<主演女優賞>
ロモーラ・ガライ 『エンジェル』
サラ・ポーリー 『あなたになら言える秘密のこと』
ペネロペ・クルス 『ボルベール <帰郷>』
アンジェリーナ・ジョリー 『マイティ・ハート/愛と絆』

というところです。主演男優賞が今ひとつ思いつかず。

締め切りはアカデミー賞にあわせて2/23日です。

応募は present2008@cinema-today.net まで。
各賞への投票などなどに加えて、お名前(ハンドルネーム可)、
メールアドレスをお書き添えください。

プレゼントは1名様に映画鑑賞券、1名様にプレスシート詰め
合わせを差し上げます。


♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪



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 下記アドレスで手続きをしてください。こちらでは対処しきれな
 い場合もございますので。
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                     日々是映画第2230号
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