ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2226 ★ 口紅殺人事件

================================================2008/2/17==
                        -vol.2226--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2226号です。

なんだか毎日寒いですが、今日はそう東京マラソンです。
テレビも何時間も放送があってちょっと騒ぎすぎかなという気は
しますが、参加された方はお疲れ様でした。

昨今は本当にマラソンブームですね。
私は長距離を走るというのはあまり好きではないですが、ジムで
マシンで走るのは結構好きです。走りながらデータがいろいろ見
られるのがゲームっぽくていいんでしょうね。
しかし、やはり走るのはあまり… なので、自転車にサイクル・
コンピュータ↓でもつけてトレーニングしようかな…
http://tinyurl.com/2qdzvy

今日は市川崑ではなくフリッツ・ラングの『口紅殺人事件』です。
しばらく古めの作品が続くかもしれません。

プレゼント企画実施中です。
日々是映画的アカデミー賞。詳細は映画のあとをご覧ください。
まだまだ応募はわずか! 応募してね。


みんなの日々是映画(再開してます)
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日々是映画をほぼ一行に凝縮版@楽天広場(サボり中)
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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 口紅殺人事件

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 口紅殺人事件


--cinema2155------------

 口紅殺人事件

 While The City Sleeps
 1956年,アメリカ,100分

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<キャスト&クルー>

監督 フリッツ・ラング
原作 チャールズ・アインシュタイン
脚本 ケイシー・ロビンソン
撮影 アーネスト・ラズロ
音楽 ハーシェル・バーク・ギルバート

キャスト ダナ・アンドリュース
     ジョージ・サンダース
     ハワード・ダフ
     アイダ・ルピノ
     ヴィンセント・プライス

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 一人暮らしの女性の部屋に品物を届けた雑貨店の男、怪しい目を
したその男は、再び部屋を訪れ女性を殺害し、口紅で壁にメッセー
ジを残した。新聞記者のエドワード・モブリーは新聞社の社長の死
に伴って権力闘争に巻き込まれ、この事件を追わざるを得なくなる。
 フリッツ・ラングがハリウッド最後の年に撮ったサスペンス・ド
ラマ。


<レビュー>

 最初のシーン、目をぎらぎらとさせた男が女性に目をつけ襲い掛
かる隙をうかがっている。このシーンだけでぐっと引き込まれてし
まう。ここにはフィルム・ノワールのような暗いムードがあり、サ
スペンスらしいスリルに満ちている。
 このままフィルム・ノワール風に展開していくのかと思いきや主
人公の新聞記者エドが登場すると、その明るさが映画の雰囲気を一
変させる。しかもエドは誰からも好かれる好青年で恋人もいる。こ
こだけ見るとまるでフランク・キャプラ風のスクリューボール・コ
メディでも始まりそうだ。
 この対照的な雰囲気を持つ二つのシークエンスがエドを買ってい
る社長の死によって絡み合っていく。ただ好青年なだけでなく有能
で、警察に友人もいるエドは社長を継いだ前社長の息子が仕掛けた
権力闘争に巻き込まれ、この事件を追及していかざるを得なくなる。
その権力闘争はエドの友人であるグリフィスやエドの恋人ナンシー
の上司であるラヴィングが繰り広げ、ナンシーも巻き込まれざるを
得ない。さらに現社長の夫人や他の記者まで絡み合ってきて、複雑
さを増していく。
 しばらくは、犯人は差し置かれこの権力闘争のほうばかりが展開
されていくのだけれど、その人間関係はこじれてはいるけれど同じ
会社の中だけに根源的に反目するというところまでは行かない微妙
なところで展開されていく。このあたりは非常に地味ではあるけれ
ど、何でもかんでも対立が先鋭化してしまう昨今のハリウッド映画
とはかなり違う味わいで面白く見ることができる。
 この権力闘争が本格的にこじれてきたところでいよいよ事件の解
決となる。ここでも複雑さは維持され、偶然に頼りすぎているとい
う感も無いではないが大団円に向けて一気に物語りは展開する。こ
のカタルシスもさすがという感じだ。

 まあ、しかし全体的に見れば飛びぬけて面白いという作品という
わけではなく、どこかB級テイストもあるようななかなか面白いサ
スペンス映画というところだろう。
 フリッツ・ラングはこの年もう1作品(日本未公開)を撮ってハ
リウッドをあとにした。理由はハリウッドの製作システムがストレ
スであったということらしいが、ドイツ(西ドイツ)に帰ったあと
もわずか3本の映画を撮っただけで映画制作から身を引いてしまっ
た。晩年、ゴダールに請われて『軽蔑』に出演したが、それを除い
ては(主にアメリカで)静かな老後を過ごしたようだ。



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□ ヒビコレリンク

 



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:口紅殺人事件>

 『口紅殺人事件』のDVDは未発売。


<今日のお勧め>

 フリッツ・ラングの名作

 『メトロポリス 特別編 新訳版 』
  http://tinyurl.com/32u7tk

 『暗黒街の弾痕』
  http://tinyurl.com/3ae8cc

 『ニーベルンゲン クリティカル・エディション』
  http://tinyurl.com/2qh79u


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♪♪♪♪♪♪ 2222号記念プレゼント ♪♪♪♪♪♪


日々是映画的アカデミー賞、投票受付中!

2007年公開の映画から、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女
優賞を選びましょう。
一応私なりの候補をあげておきますが、見た作品だけからなの
で、どんどんほかの作品や人を上げてください。
他の部門を勝手に作ってプッシュしていただいてもかまいませ
ん。挙がってきた候補などは、随時お知らせしようと思います。

とりあえず、今のところの候補は

<作品賞>
グアンタナモ、僕達が見た真実
善き人のためのソナタ
ボルベール <帰郷>
ヘアスプレー
再会の街で
ブラックブック

<監督賞>
周防正行『それでもボクはやってない』
マイケル・ウィンターボトム『グアンタナモ、僕達が見た真実』
             『マイティ・ハート/愛と絆』
ペドロ・アルモドバル 『ボルベール <帰郷>』
ソフィア・コッポラ 『マリー・アントワネット』
ジョン・キャメロン・ミッチェル 『ショートバス』

<主演男優賞>
アダム・サンドラー 『再会の街で』
ジミー・ツトム・ミリキタニ 『ミリキタニの猫』

<主演女優賞>
ロモーラ・ガライ 『エンジェル』
サラ・ポーリー 『あなたになら言える秘密のこと』
ペネロペ・クルス 『ボルベール <帰郷>』
アンジェリーナ・ジョリー 『マイティ・ハート/愛と絆』

というところです。主演男優賞が今ひとつ思いつかず。

締め切りはアカデミー賞にあわせて2/23日です。

応募は present2008@cinema-today.net まで。
各賞への投票などなどに加えて、お名前(ハンドルネーム可)、
メールアドレスをお書き添えください。

プレゼントは1名様に映画鑑賞券、1名様にプレスシート詰め
合わせを差し上げます。


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 下記アドレスで手続きをしてください。こちらでは対処しきれな
 い場合もございますので。
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                     日々是映画第2225号
                      2007年2月16日発行
                     発行:cinema-today
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