ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2223 ★ 陽気なギャングが地球を回す

================================================2008/2/13==
                        -vol.2223--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2223号です。

プレゼント企画実施中です。
詳しくは映画の後をご覧ください。
が、昨日は肝心のプレゼントが何なのかを書くのを忘れました。
今回のプレゼントは1名様に映画鑑賞券、1名様にプレスシート
詰め合わせを差し上げます。
鑑賞券のほうは基本的には『潜水服は蝶の夢を見る』にしようと
思うのですが、「もう見た」とか「上映がない」という場合には
他の作品に差し替えます。
どしどしご応募ください。

さて、明日はバレンタインデー、今日は手作りチョコの準備なん
て方もいるかもしれませんね。
私は手作りチョコは作ったことはありませんが、ガトーショコラ
は焼いたことがあるなぁ… もちろんバレンタインデーのためで
はなく、自分が食べたかったからですが、成功したかどうかは記
憶にありません。
お菓子はそもそも余り得意ではないので。でも料理は好きです。
料理本も結構好きでいろいろ見るんですが、先日見つけたイタリ
ア料理のこの本↓
http://tinyurl.com/2te98t
は面白かったです。
写真がきれいでおいしそうだし、単なるレシピ本ではなくてそれ
ぞれのレシピに関する思い出なんかも語られていて、それぞれの
料理に思いが込められているようでいいです。ついつい熟読して
しまいました。
ただ、分量なんかはかなりアバウトで初心者向きではないので、
読むよりも作るのに力点をおきたいという方は、同じ著者のわか
りやすいほうの本をどうぞ↓
http://tinyurl.com/2rrdyl
ここに載っていた「鯛のクスクス」を作ってみましたが、ものす
ごくおいしかったです。今度はぜひ手作りパスタを作ってみたい
ものです。

あー、今日は『陽気なギャングが地球を回す』です。
原作はかなり面白いですが、映画は果たして…


みんなの日々是映画(再開してます)
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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 陽気なギャングが地球を回す

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 陽気なギャングが地球を回す


--cinema2153-----------

 陽気なギャングが地球を回す

 2006年,日本,92分

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<キャスト&クルー>

監督 前田哲
原作 伊坂幸太郎
脚本 長谷川隆
   前田哲
   丑尾健太郎
撮影 山本英夫
音楽 佐藤“フィッシャー”五魚

キャスト 大沢たかお
     鈴木京香
     松田翔太
     佐藤浩市
     大倉孝二
     加藤ローサ
     古田新太

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 四人組の銀行強盗、人質たちを集めて演説を始めた饗野が風変わ
りな話をしている間に、他のふたりが金を集め、時間ぴったりに銀
行を出て車で逃げる。しかし、警察から逃げ切ったとたん目だし帽
の4人組に襲われ、盗んだ4000万を奪われてしまう…
 演説上手の饗野、スリの名手久遠、人の嘘を見破る成瀬、正確な
体内時計を持つ運転の名手雪子、変わった四人組の銀行強盗をめぐ
るサスペンスコメディ。


<レビュー>

 最初の強盗シーンはなかなかのスピード感があり、それぞれの登
場人物の特徴もそれなりに描けていて面白い。しかし、原作を読ん
でいないと成瀬が人の嘘を見破れるとか、饗野の演説が人を引き込
んでしまうということはわからないかもしれない。それでもまあこ
の4人組の雰囲気はうまく伝わっていると思う。
 しかし、いいのはここまで。この後のCGを駆使したカーチェイ
スの出来の悪さで作品のリアリティは台無しになり、何度も入る文
字のインタータイトルは物語の流れを邪魔する。
 長編を原作にした映画というのは小説の物語を短縮して1時間半
ないし2時間の映画にしなければならない。そのとき、原作を丁寧
に映画化するとしたら核となる物語以外の余計な部分をどれだけそ
ぎ落とせるのかが重要になってくるはずだ。しかし、この作品は物
語を伝えることよりも映画として格好つけることにばかり気を取ら
れてしまって肝心の物語がおろそかになってしまっている印象だ。
運転の名手雪子が警察から逃げる部分なんてのはさらりと流して、
他の部分に力を入れるべきだと思った。
 それに、この作品は映像でイメージを伝えられるという映画の特
性を利用することが出来ておらず、逆に映像で伝えるがために大事
な伏線がネタばれしてしまうという危険を冒している。肝心の黒幕
も盗聴している男もその正体が簡単にわかってしまう… これでは
サスペンスの最後のカタルシスを演出ことが出来ず、尻すぼみになっ
てしまう。出だしがなかなかよかっただけに、どんどん尻すぼみに
なっていく展開はなんとも残念でならない。原作うんぬんを言わな
くてもこれは平凡な作品だが、原作が素晴らしいだけに完全な失敗
作となってしまったという印象は否めない。映画を見て逆にもう一
度原作を読み直したくなった。

 しかし、佐藤浩市と大倉孝二はよかったと思う。佐藤浩市は破天
荒なキャラクターを見事に演じ、演説のシーンでも饗野のキャラク
ターにあった説得力のある話し方を疲労する。おかしな格好もなぜ
だか板についているし、仕草や表情でうまく内面を表現していると
思った。
 大倉孝二のほうは脇役だが、その癖のある演技で予定調和の物語
にひとつ楔を打ち込んでいるように見えた。この映画の主人公4人
はみな善人というわけではないが、好感を持てるキャラクターたち
ばかりだ。そんな4人だけでは退屈しがちな物語を大倉孝二がうま
くかき乱していた。本当は松田翔太が演じた久遠も多少その役割を
担うべきだったのだろうが、そこは役者としての力量の差だろうか。
 大沢たかおと鈴木京香は可もなく不可もなくというところだろう
か。ふたりともちょっと入り込みすぎていてこのキャラクターに対
してはミスキャストという印象もあるが、まあそれほどひどくはな
い。
 原作の物語の面白さと佐藤浩市で何とか及第点という感じだが、
この監督はちょっと… これまでの作品を見てみると『パコダテ人』
とか『棒たおし!』とか… 脚本・監督を換えてもう一度映画化し
てくれないだろうか…


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□ ヒビコレリンク

 『パコダテ人』
  http://www.cinema-today.net/0301/24p.html


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:陽気なギャングが地球を回す>

 『陽気なギャングが地球を回す』
  http://tinyurl.com/y7n4fe


<今日のお勧め>

 原作は面白いだよ!原作は!

 「陽気なギャングが地球を回す」
  http://tinyurl.com/3x7wuj

 続編:「陽気なギャングの日常と襲撃」
  http://tinyurl.com/3dgm4y

 伊坂幸太郎の映画/ドラマ化作品

 『アヒルと鴨のコインロッカー』
  http://tinyurl.com/2qrfyk

 『チルドレン』
  http://tinyurl.com/3asrym




♪♪♪♪♪♪ 2222号記念プレゼント ♪♪♪♪♪♪


日々是映画的アカデミー賞、投票受付中!

2007年公開の映画から、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女
優賞を選びましょう。
一応私なりの候補をあげておきますが、見た作品だけからなの
で、どんどんほかの作品や人を上げてください。
他の部門を勝手に作ってプッシュしていただいてもかまいませ
ん。挙がってきた候補などは、随時お知らせしようと思います。

とりあえず、今のところの候補は

<作品賞>
グアンタナモ、僕達が見た真実
善き人のためのソナタ
ボルベール <帰郷>
ヘアスプレー
再会の街で
ブラックブック

<監督賞>
周防正行『それでもボクはやってない』
マイケル・ウィンターボトム『グアンタナモ、僕達が見た真実』
             『マイティ・ハート/愛と絆』
ペドロ・アルモドバル 『ボルベール <帰郷>』
ソフィア・コッポラ 『マリー・アントワネット』
ジョン・キャメロン・ミッチェル 『ショートバス』

<主演男優賞>
アダム・サンドラー 『再会の街で』
ジミー・ツトム・ミリキタニ 『ミリキタニの猫』

<主演女優賞>
ロモーラ・ガライ 『エンジェル』
サラ・ポーリー 『あなたになら言える秘密のこと』
ペネロペ・クルス 『ボルベール <帰郷>』
アンジェリーナ・ジョリー 『マイティ・ハート/愛と絆』

というところです。主演男優賞が今ひとつ思いつかず。

締め切りはアカデミー賞にあわせて2/23日です。

応募は present2008@cinema-today.net まで。
各賞への投票などなどに加えて、お名前(ハンドルネーム可)、
メールアドレスをお書き添えください。

プレゼントは1名様に映画鑑賞券、1名様にプレスシート詰め
合わせを差し上げます。


♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪



*購読解除や、アドレス変更の際はお手数ですが、まぐまぐまたは
 下記アドレスで手続きをしてください。こちらでは対処しきれな
 い場合もございますので。
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 メルマガページ http://cinema-today.net/magazine.html




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                     日々是映画第2223号
                      2008年2月13日発行
                     発行:cinema-today
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