ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.1593 ★ 山の音


カテゴリー: 2005年09月22日
====================================================2005/9/22==
                          -vol.1593--
  ほぼ日刊 日々是映画           発行:cinema-today
                  http://www.cinema-today.net/
             http://cinema-today.hp.infoseek.co.jp/
=====c====i====n====e====m====a====-====t====o====d====a====y==

┌ [ad]「保険料を安くしたい!」という方は今すぐお見積り ┐
└ http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=U9ERB+3OROOI+FY6+60H7N ┘
   ↑1日1クリック、お願いしますm(_ _)m

1593号です。

きのうは、どら焼どら焼と騒いでいましたが、結局どら焼を食べました。
それは、日本橋はうさぎやのどらやき。1個178円↓
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0303.htm
どら焼にしてはなかなか高価ですが、それだけの価値はありました。
皮がふわっとしているのに、口あたりは少しもちっとしていて、中の餡は
少しゆるめの粒餡がたっぷり。うーん、たまりません。
似たような名前の店はたくさんありますが、それはどら焼の元祖といわれ
るのが上野のうさぎやだからなのかも知れません。上野のうさぎやのもの
は食べた事はありませんが、ともかくこの日本橋のうさぎやのどらやきは
日本橋にある2店舗でしか買うことが出来ません。
東京まで買いにいけないけど、どうしても食べたい! という人は、この
本のダウンロード版を東京にいる友達にプレゼントして、買ってきてもら
いましょう。
http://www.cinema-today.net/jump/jump2201.html

この間はお土産に両口屋是清のエキスポ千なりをもらったし、しばらくは
どら焼ブームが続くかもしれません。

さて、映画は成瀬『山の音』です。


ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kn2/
掲示板はこちら!
http://www.cinema-today.net/cgis/yybbs/yybbs.cgi
携帯の方はコチラ
http://cinema-today.seesaa.net/


=========================================================[ad]==========
■■■■■■■■■■ 結婚相手を自分で探す! ■■■■■■■■■■■■
■ 結婚を真剣に考える当センター4.5万人の正会員の中から、あなたの■
■ 希望に合ったお相手の写真付紹介書を数名分厳選し無料で郵送します ■
http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=U95D1+GAFZN6+8C+5ZMCJ
■■■■■■ 紹介人数No.1 株式会社 結婚情報センター ■■■■■■
=========================================================[ad]==========



--cinema1566------------------------------------------
山の音
                   1954年,日本,95分
------------------------------------------------------

<キャスト&クルー>

監督 成瀬巳喜男
原作 川端康成
脚本 水木洋子
撮影 玉井正夫
音楽 斎藤一郎

キャスト 原節子
     上原謙
     山村聡
     長岡輝子
     中北千枝子
     杉葉子
     丹阿弥谷津子
     角梨枝子
     金子信夫


<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 尾形家の嫁菊子は義父の信吾にかわいがられ、幸福な生活を送っていたが、夫
の修一は遅くまで家に帰ってこず、女のかげがちらついていた。そんな中、夫と
折り合いの悪い修一の妹房子が実家を飛び出して転がり込んでくる。信吾は実の
娘の房子よりも菊子にやさしく振舞って房子の反感を買う…
 原節子と老夫婦の話ということで、小津作品を思い出すが、この作品に流れる
空気は小津のとはまた別の種類のもの。成瀬が描こうとしているのは親子ではな
くあくまでも夫婦の関係なのだ。



<レビュー>

 夫婦とは何なのか、成瀬は原節子を子供のいない専業主婦という立場に押し込
んでそれを問おうとしている。成瀬は一人の俳優に同じような役柄を繰り返しあ
てることが多いのだが、原節子にはこの子供のいない妻という役柄をあてている。
『めし』では同じ上原謙との(『夫婦』でも原節子の夫婦を起用する予定だった
らしいが原節子が休養中であったため杉葉子が代わりに演じた)、『驟雨』では
佐野周二との夫婦を演じている。そのどれもが倦怠期にある子供のいない夫婦で、
しかも仕事を持たず昼間は家にこもって家事労働ばかりをしているのだ。
 そして、夫に女がいるということが大きな問題となって夫婦間に亀裂が走る。
この作品はその亀裂が生じることそのものを描いている。夫がどうして女を作っ
たのか、そして妻と義父の関係がどうしてそこまで親密なのか、その理由はこの
作品では具体的には述べられていないが、その関係こそが亀裂を生む原因である
ことを語り、そのような関係が生じた原因には、夫婦が互いに相手によって埋め
られない部分を持っていることが考えられるとほのめかされている。
 上原謙演じる修一は妻のことを「子供だ」と盛んに言う。妻には女としての魅
力がかけているというのだ。それは的外れな指摘ではない。むしろ全ての原因は
そこにあると言ってもよいのだ。菊子は精神的な子供っぽさを持っているがゆえ
に、父親に庇護されることを求めている。本来は夫がその役割を果たすべきなの
だが、自分自身も子供っぽさを持っている修一にはそれが出来ず、菊子はその父
親の役割を義父に求める。修一のほうは自分の満たされない部分(精神的に寄り
かかれる存在を求めているということ)を他の女に求める。彼はその女・絹子に
暴力を振るうと繰り返し言及されるが、それは彼の子供っぽさの表れである。子
供っぽいわがままがゆえに、自分の要求を聞き入れられないと暴力に訴える。そ
んな子供っぽさが彼を妻から遠ざける。

 ふたりは互いを愛していないわけではない。しかし、双方の子供っぽさがその
結びつきを疎外している。封建的な価値観から言えば、包容力のない情けない夫
が原因ということが出来る。両親が主張するように二人だけで所帯を持って修一
に責任感が生まれればそれで解決するのだと。しかし成瀬はそれでは済ませない。
現代社会においては夫婦は平等であって、妻も自分の権利を主張するべきだとい
う考えを持っている。
 そのために問題はさらにこじれる。菊子が自ら決断をすることで物語りは大き
く転換する。菊子はそこで大人になるのだ。大人になることで義父に対する精神
的な依存をやめ、自立した個人となる。修一は子供のままで情けなさを露呈する。
菊子が自立したことでいきなり複雑な立場に置かれた義父信吾は菊子や修一の愛
人の絹子に女の強さを教えられるのだ。
 自立した女と情けない男、成瀬の映画には常にその構図が付きまとう。



気に入ったらバックナンバー買ってね!
ココから → 
http://www.digbook.jp/product_info.php/products_id/4917


=========================================================[ad]==========
DVD買うならAmzon.co.jp

↓山の音 
http://www.cinema-today.net/jump/jump221.html
↓成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS 2(今なら20% OFF!!)
http://www.cinema-today.net/jump/jump222.html
=========================================================[ad]==========



*購読解除や、アドレス変更の際はお手数ですが、まぐまぐまたは下記アドレス
 で手続きをしてください。こちらでは対処しきれない場合もございますので。
 まぐまぐ http://www.mag2.co.jp マガジンID:0000032940
 メルマガページ http://cinema-today.net/magazine.html




                   ====================================
                            日々是映画第1593号
                             2005年9月22日発行
                            発行:cinema-today
                          マガジンID:0000032940
                    Mail to: webmaster@cinema-today.net
                   ====================================
                                  掲示板
                  http://bbs3.otd.co.jp/309529/bbs_plain
                   ====================================
                           購読解除はこちらから
                   http://cinema-today.net/magazine.html
                   ====================================

▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲

このメルマガは現在休刊中です

ほぼ日刊日々是映画

RSSを登録する
発行周期 日刊
最新号 2016/05/25
部数 856部

このメルマガは
現在休刊中です

ついでに読みたい

ほぼ日刊日々是映画

RSSを登録する
発行周期 日刊
最新号 2016/05/25
部数 856部

このメルマガは
現在休刊中です

今週のおすすめ!メルマガ3選

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

親鸞に学ぶ幸福論
【あなたを幸せにさせない理由はただ一つの心にあった。その心がなくなった瞬間に人生は一変する】と親鸞は解き明かします。 「本当の幸福とは何か」はっきり示す親鸞の教えを、初めての方にもわかるよう、身近な切り口から仏教講師が語ります。登録者にもれなく『あなたを幸せにさせない5つの間違った常識』小冊子プレゼント中。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン
サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

アーカイブ

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング