ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.1111 ★ ジーン・セバーグの日記

====================================================2004/1/15==
                          -vol.1111--
  ほぼ日刊 日々是映画           発行:cinema-today
                  http://www.cinema-today.net/
             http://cinema-today.hp.infoseek.co.jp/
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1111号です。
ゾロ目です。次のゾロ目は2222号なので非常に貴重です。

本日はプレゼント当選者はっぴょー!!
ですが、それは映画の後です。

ところで、わたくし最近、パソコンでDVDを見られるようにいたし
まして、その結果、パソコンのグレードアップを迫られています。
今使っているのは多分4年位前に自作したパソコンで、ディスプレイに
いたってはそろそろ10年になるのではないかというベテラン。
ここは大型液晶ディスプレイでも導入して、パソコン前で優雅に映画鑑
賞。さらに、ハードディスクも大増量してバンバン録画などという夢を
抱いてみましたが、予算の都合上無理そうなので、どこを増強するか悩
み中です。

今日の映画は『ジーン・セバーグの日記』onDVDです。


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--cinema1057------------------------------------------
ジーン・セバーグの日記
From the Journals of Jean Seberg 1995年,アメリカ,100分
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<キャスト&クルー>

監督 マーク・ラパポート
脚本 マーク・ラパポート
撮影 マーク・ダニエルズ

キャスト メアリー・ベス・ハート

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 『勝手にしやがれ』で日本でも知られる女優ジーン・セバーグ。そのジーン・セ
バーグが17歳のとき『聖女ジャンヌ』のオーディションによってデビューしてから
40歳でこの世を去るまでを日記風に綴る。
 映画はメアリー・ベス・ハートがジーン・セバーグに扮して、自らの人生を振り
返るという形式がとられ、同世代の女優であるジェーン・フォンダやヴァネッサ・
レッドグレイヴにもスポットを当てながら、歴史を振り返っていく。



<レビュー>

 最初のほうは、なんだかただジーン・セバーグの女優人生を愚痴をたれながら語っ
ているだけで、かったるいという印象である。自伝というか、思うがままに人生を
振り返った手記のようなものがあって、それを映像を織り込みながら読んでいるだ
けという印象である。それでも『聖なるジャンヌ』の火刑のシーンの話などはなか
なか面白く、淡々としていながらもなかなか楽しめるものなんじゃないかと期待さ
せる。
 それが『勝手にしやがれ』の話になって、さらには自分の夫たちの話になるあた
りからどんどん変わってくる。夫が自分の映画で妻に娼婦を演じさせるという話は
なるほどそのとおりで、まったくなぜにそんなことになるのかと訝しく思ったりす
る。この夫ロマンとの関係、彼の女の見方の話のところはかなり面白い。このロマ
ンという人が面白いというのもあるが、このあたりのわき道にそれるというか、思
うがままに話を展開していく感じがまさに日記らしく、いわゆる伝記的なドキュメ
ンタリーと違っていて面白いというのもある。
 そして、話はさらに大きくなり、私生児であるロマンの父親が俳優のイヴァン・
モジューヒンであるという話になる。この俳優のことはもちろん知らないが、この
映画の中で無声映画時代にフランスで活躍したロシア人の俳優であるとわかる。そ
して、映画史的に有名なクレショフ効果の実験の話(クレショフ効果は無表情な役
者を撮り、棺と遊ぶ子供と食べ物のカットを交互に挿入することで表情が違って見
えてくるというモンタージュの基本的な作用)になり、その実験映像に出ていたの
がモジューヒンであると明かされる。
 なんだかたいしたことないような気もするけれど、逆に実はたいしたことである
ような気もする。このクレショフ効果はその出演者がジーン・セバーグにとって義
理の父親にあたるということを差し置いても、彼女にとって非常に意味深いもので
あって、この映画の中でこの後たびたび登場し、様々な場面で重要な役割を担う。
 こんなエピソードを経て、この映画はまるで「ジーン・セバーグの映画史」とで
も言うのがふさわしいような壮大な語りへと発展していく。ひとりの女優の人生の
物語が、ある一つの映画史へ、あるいはある一つのアメリカ史へ、そのような広が
りを見せる。
 もちろん、そのような広がりを見せても、この映画はモノローグであり、ジーン・
セバーグという個人の視点から見た世界でしかないわけだけれど、そのような非常
に主観的な物語であるところにいわゆる伝記的なドキュメンタリーとは違う感触を
感じられていい。
 自伝が映画化されると、大概それはフィクションになる。誰かがその主人公を演
じて、カタルシスのあるひとつの物語を築く。しかし、この映画はそのようなこと
はせず、あえて現実に存在する映像を積み重ねてドキュメンタリーという形にした。
しかし、最初にメアリー・ベス・ハートが「彼女は」ではなく「私は」と語り始め
た時点で、ドキュメンタリーではないはずなのだ。それでもその後もドキュメンタ
リーという体をとりつづけ、見ている側にもドキュメンタリーと納得させるような
つくりなのだ。最初からこの映画はドキュメンタリーであることを否定していなが
ら、そしていわゆるドキュメンタリーの展開を裏切っていきながらも、ドキュメン
タリー然としているのだ。
 そんな展開の仕方が非常に面白く、よくわからない魅力に引き込まれてしまうと
いう非常に不思議な魅力に溢れた作品である。





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!!!!!!!!!!! プレゼント当選者の発表 !!!!!!!!!!

さて、プレゼントの当選者です。

1の「サルグッズ」はーーーーーーー
ジャン!!
boban さん です。

2の映画鑑賞券(『ミスティック・リバー』)はーーーーーー
ジャン!!
ちはる さん です。

おふたりには追って当選メールをお送りいたしますので、
クビを長〜くしてまっててね。

はずれてしまった方は、次回1200号でまた挑戦してね。

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                            日々是映画第1111号
                             2004年1月15日発行
                            発行:cinema-today
                          マガジンID:0000032940
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