ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.761 ★ 6IXTYNIN9 シックスティナイン

===================================================2002/10/25==
                          --vol.761--
  ほぼ日刊 日々是映画           発行:cinema-today
                    http://cinema-today.net/
                http://cinema-today.hoops.ne.jp/
=====c====i====n====e====m====a====-====t====o====d====a====y==

━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ★<理想の人と結婚したいなぁ>☆<理想の人に会えるかな?>★   
  ☆――――――――――――――□―――――――――――――☆   
    ┗>>積極的に理想を求める事が成功につながります<<┛     
       ┗>>理想の人とのパートナーシミュレーション<<┛   
 ⇒  http://adcharge.com/j.cgi?02hd011102rt10ud01524ea27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ adcharge.com ━━


761号です。

今夜のファンタを皮切りに、東京国際映画祭が始まりますね。
近年、有料試写会化しているといわれ、評判が悪いですが、コンペやアジアの
風ではなかなかいい作品をやっています。イラン映画はちょっとチェックした
いですね。後は、井上梅次が自作を香港でリメイクしたという『香港ノクター
ン』も注目かと思います。

で、今日の作品は『6IXTYNIN9 シックスティナイン』なのですが、
この作品の監督ペンエーグ・ラッタナルアーンも『わすれな歌』という新作を
出品していますので注目しましょう。


書き込み大熱望!掲示板はこちら!
http://bbs3.otd.co.jp/309529/bbs_plain 


{magclick}


--cinema755-------------------------------------------
6IXTYNIN9 シックスティナイン
69                 1999年,タイ,115分
------------------------------------------------------

<キャスト&クルー>

監督 ペンエーグ・ラッタナルアーン
脚本 ペンエーグ・ラッタナルアーン
撮影 チャンキット・チャムニヴィカイポーン
音楽 

キャスト ラリータ・パンヨーパート
     ブラック・ポムトーン
     タサナーワライ・オンアーティットティシャイ
     

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 不況で人員削減を余儀なくされた会社、くじ引きで解雇者を選んだ結果くじに当
たって首になってしまったトゥムは沈んだ顔で家に帰る。その夜、さまざまな洗剤
をがぶ飲みし、拳銃で頭を打ち抜くという夢を見、次の日には万引きまでしてしま
う。そんなトゥムの家の前に100万バーツがおかれたダンボールが置かれていた…
 タイでヒットし“タイのタランティーノ”と称された若手監督ラッタナルアーン
のスタイリッシュなアクション作品。いわゆるタイ映画から創造するものとはかけ
離れた洗練された作風が新鮮。欧米でもヒットするのに十分なでき。



<レビュー>

 冒頭のくじ引きのシーンの妙な緊張感。確かに本人たちにとっては一大事だろう
けれど、はたから見ればただのくじ引き、それをスローモーションを織り交ぜ、音
声にも細工をして、ジョン・ウーばりの(?)アクションシーンにしてしまうあた
り、冒頭からセンスを感じさせる。この部分は一種のパロディという感じで笑いを
誘う場面だけれど、スローモーションや静寂(音を極端に小さくする)は映画の中
でたびたび使われる。このあたりは最近の日本のアクション映画(たとえば三池崇
史)とも近しいものを感じさせる。
 展開としては古典的というか、ある種の悪運からどんどん引き返せないところに
入り込んでいってしまうというものではあるけれど、わかりやすい伏線というか、
あからさまに思わせぶりなシーンやカットやものが出てくるところがなかなかうま
い。たとえば、ムエタイではないほうのボスの顔がランプシェードで隠されていた
り、箱をあけるときに包丁を使ったり、特に必要なさそうな小便のカットを使った
り、「それがあとでなんかかかわってくるんだろうな」とわかるように使う。この
方法は意外性は少ないけれど、複雑なストーリーを展開させるときには有効な手段
となる。そのあたりが洗練されている部分だと思います。
 ほかにも細かくしゃれたシーンが結構あり、細部まで楽しめるし、気を使って作っ
ているという気がします。ちょっと全体的にできすぎている気はしますが、完全に
作り話だという意識で見れば、すべてのシーンや話がパズルのピースのようにぴた
りとはまって気持ちいい。ある意味偶然を積極的に取り入れて、話を盛り上げて行
こうという方法なわけですが、これはタランティーノなど映画をひとつのファンタ
ジーというか夢物語ととらえる作家に近しいものを感じさせます。

 あとは、主人公の心理の動きも物語の展開とあわせてうまくいじられている感じ。
ラストの終わりかたも悪くない。ハリウッド映画の単純さとはちょっとちがう味の
ある終わり方。主人公を中心とした関係性の展開も紋切り型の仲間/敵、善/悪、
などの二分法からちょっとずらした展開の仕方がなかなかうまい。
 ついでに、あまりわからないタイの事情のようなものをなんとなくわかってくる。
ムエタイが盛んなのはわかっているけれど、それが暴力団と結びついているという
のもいわれてみればそうだろうという感じ。そしてタイ人がビザを取りにくいとい
うのも言われてみればわかる。日本なんかは到底無理なんだろうと思う。
 そのような事情がわかるように、つまり世界を意識して作られているのかどうか
はわかりませんが、うまく作られていることは確か。もっとヒットしてもよかった
んじゃないでしょうか。




{magclick}





*購読解除や、アドレス変更の際はお手数ですが、まぐまぐまたは下記アドレス
 で手続きをしてください。こちらでは対処しきれない場合もございますので。
 まぐまぐ http://www.mag2.co.jp マガジンID:0000032940
 ティアラオンライン http://www.tiaraonline.com マガジンID:m100519
 メルマガページ http://cinema-today.net/magazine.html




                   ====================================
                             日々是映画第761号
                            2002年10月25日発行
                            発行:cinema-today
                          マガジンID:0000032940
                    Mail to: webmaster@cinema-today.net
                   ====================================
                                  掲示板
                  http://bbs3.otd.co.jp/309529/bbs_plain
                   ====================================
                           購読解除はこちらから
                   http://cinema-today.net/magazine.html
                   ====================================

▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲_▲


{magclick}


このメルマガは現在休刊中です

このメルマガは
現在休刊中です

ついでに読みたい

このメルマガは
現在休刊中です

他のメルマガを読む