ほぼ日刊日々是映画

[ほぼ日刊日々是映画] vol.753 ★ しとやかな獣

===================================================2002/10/16==
                          --vol.753--
  ほぼ日刊 日々是映画           発行:cinema-today
                    http://cinema-today.net/
                http://cinema-today.hoops.ne.jp/
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753号です。

休んでしまった…
忙しい時期というのはたまに必ずおとづれるもので、あと数日のあいだ私は
眠れないかもしれません。昨日も、というか今朝も明け方まで起きていたん
ですが、そろそろ寝ようかと思ってTVをつけたら、『しとやかな獣』をやっ
ていたので、ついつい見てしまいました。なぜ5時半から映画を見ているん
じゃ?

というわけで『しとやかな獣』

プレゼントも大募集中!


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しとやかな獣
                   1962年,日本,96分
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<キャスト&クルー>

監督 川島雄三
原作 新藤兼人
脚本 新藤兼人
撮影 宗川信夫
音楽 池野成

キャスト 若尾文子
     川畑愛光
     伊藤雄之助
     山岡久乃
     浜田ゆう子
     高松英郎
     船越英二


<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 息子が会社の金を着服し、娘は作家の妾に納まって優雅な生活を送っている
岡田家。息子の会社の社長が殴りこんでくるというので、普段の豪勢な内装を
みすぼらしいものにかえ、そ知らぬ顔で社長を迎える。そこには会計係の美し
い女がついてきたが、実は彼女こそが…
 川島雄三がアパートの一室を舞台に、作り上げた一風変わったドラマ。サス
ペンスというかなんというか、とにかく川島雄三の天分と自由さがいかんなく
発揮された作品。登場する人たちもはまり役ばかり。特に若尾文子はすごいで
すね。



<レビュー>

 川島雄三は自由である。その自由が許されるのはやはり才能ゆえなのであろ
う。ゴダールも自由だが、彼もまた天才であるからこそ自由でありえる。
 最初のシーンから、窓から2つの部屋を同時に見るというショットである。
2つの部屋を同時に撮ること自体はそれほど新しいことではない。しかし、こ
の仕掛けが映画を通して繰り返され、窓からにとどまらず、上から下からのぞ
き穴から、区切られた二つの空間をさまざまな形で同時に移しているのを見る
と、この監督がいかに空間というものから自由であるかがわかる。ひとつの部
屋をひとつの空間としてとらえることは容易だけれど、複数の部屋をひとつの
空間と考えて、それが作り出すさまざまな空間構成を操作することは難しい。
そこに必要なのは自由な発想である。天井があるはずのところにカメラをおく、
ありえないようなのぞき窓を作ってしまう。そのようなことができる自由さが
保障されるのは、やはりそこから出来上がるものがあってこそ。それが自由と
才能を結びつけるものだと思う。
 しかし、天才というのは理解できないからこそ天才であるという面もある。
この川島雄三の映画も、そんな空間の扱い方にとどまらず、やたらと画面の中
に人物を詰め込むやり方などを見ても、「すごい」とは思うけれど、そのそれ
ぞれにどのような意味や効果がこめられているのかを理解することは(私には)
できない。それらのつながりが見えてこず、ばらばらな印象を受けることもあ
る。だから手放しにその才能を賛美することはできないが、どの作品を見ても
感じられる自由な感覚には酔うことができる。
 川島雄三はすごい画面を作り、なかなか理解しがたい仕掛けを映画に仕込む。
それは天才であるということかもしれないし、人とは違う感性を持った理解で
きない人間であるだけかもしれない。重要なのはそのどちらであるのかという
判断は、川島雄三という映画監督にかかわることに過ぎず、それが個々の映画
の見方を縛るわけではないということだ。川島雄三という名に固執して映画を
見ること彼が最も重要視していたと推測できる「自由」に反することだ。川島
雄三が撮った自由な映画を見るとき、見る側もまた自由でなければならないと
思う。この映画で言えば、すべてのドラマが展開されるアパートの一室を中空
に浮いたひとつの透明な箱ととらえたい。見るものはその透明な箱の周りを自
由に飛び回ることのできる翼を持った存在だ。そのような自由な存在にわれわ
れをしてくれるのが川島雄三だ。
 川島雄三はこのように、閉じられた空間をとらえることによって自由な感覚
を生み出したけれど、それができたのは、彼が誰にもまして自由だったからだ
ろう。





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!!!!!!!!  750号よ! プレゼントのコーナー !!!!!!!!

750号となりました。

で、プレゼントはそろそろ作ってもいいだろオリジナルグッズ。
んーと、映画鑑賞のお役に立つかもしれないグッズを作ります。
内容未定。
きっとかわいい(予定)。
どしどしご応募ください。
応募が少ないとぐれます。

ご応募は、
present@cinema-today.net まで。
当選者は2・3名くらいを予定しています(決めろよ!)。

ハンドル名とメールアドレスをお書きの上、
その他書きたいことは何でも書いて、
送ってください。
締め切りは。10月20日(日)にしておきます。
どうぞよろしく。

以上地味な告知でした。
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                             日々是映画第753号
                            2002年10月16日発行
                            発行:cinema-today
                          マガジンID:0000032940
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