やまのい和則の「軽老の国」から「敬老の国」へ

[やまのい和則メールマガジン 第737号]

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     やまのい和則の
       「軽老の国」から「敬老の国」へ
       - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -
            第737号(2005/12/01)
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 メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
 やっと帰国しました。
 当初の予定では、29日に帰国する予定でしたが、なんとスペイン
 からドイツへの帰りの飛行機がエンジントラブルで2時間遅れ、
 その結果、ドイツから成田に向う飛行機に間に合わず、まる1日、
 ドイツのフランクフルトで待つことになり、帰国が30日になり
 ました。

 帰りの飛行機の中で、1週間のイギリス・スペイン・ドイツの
 視察報告のメールマガジンを書いたら、合計7回になりました。
 近日中に順番に視察報告のメールマガジンを発行します。

 充実した視察でした。イギリスでは、サッチャーが医療費を大幅に
 切り詰めた結果、病院や医師が不足し、手術の待機期間が3ヶ月や
 半年になり、海外で手術を受ける患者も増えました。
 それをブレア首相が過去5年間に年間医療費を1.5倍に増やし、
 立て直そうとしていました。また、医師や看護師が大幅に足りない
 ので、外国人の医師や看護師を受け入れる施策を進めています。
 医療費を削りすぎると悲惨なことになることを痛感し、日本の医療
 にも問題は多いですが、全体的には、すぐに医療を受けられる日本の
 現状のほうがイギリスよりはまだマシだと感じました。

 また、イギリスでは「ソーシャル・イクスクルージョン」、つまり、
 「社会的排除」が深刻な問題になっています。
 簡単に言えば、貧困な方々や移民の方々が、なかなか正規雇用に
 就き、中流階級になれないという問題。
 貧困な家庭に生まれた子どもがいくら努力しようが、十分な教育が
 受けられず、十分な就職ができず、社会から排除されることが
 問題になっているのです。
 日本でも「勝ち組と負け組み」の格差が広がりつつありますが、
 日本の将来を見るようでした。

 スペインも、イギリスと同様に医療は無料。
 日本のような医療保険でなく、税金でまかなわれていています。
 しかし、イギリスと同様に手術の待機期間が長いのが問題でした。
 日本の問題点とイギリス・スペインの問題点は正反対と感じました。

 また、日産のスペイン工場も訪問し、労働者の生活を守りつつ、
 東欧や中国の安い労働力とスペインが競争する必死の姿を見ました。
 
 また、ドイツはゆったりした生活の先進国。しかし、ここでも
 人件費が高く、労働者の権利も強く、その結果、東欧や中国の
 工場とは、国際競争力で太刀打ちできなくなりつつあります。
 日曜日はほとんどお店が閉まり、家庭生活を大事にするドイツ。
 しかし、グローバル化の流れの中、モノやヒトの移動が簡単に
 なった今日、労働者のより良い生活や労働条件の確保、家庭の
 時間の確保、社会保障の充実は、ともすれば、企業や産業の
 国際競争力の足かせとなりかねないという悩みを感じました。
 この3つの国では、いずれも若者の失業率が一般の失業率の2倍
 であり、若年者の失業問題が深刻でした。
 詳しくは、明日以降のメールマガジンで報告します。

 ちなみに、今は11月30日の深夜3時半。時差ぼけでまだ起きて
 いますが、もう寝ます。
 1週間、海外を視察し、少しは視野がグローバルになったように
 思いますが、グロバール化した今日、社会保障や雇用の充実と、
 国際競争力をいかに両立させるかが課題と感じた視察でした。
 高付加価値産業の育成や時代に対応した人材養成が日本でも
 急務だと感じました。

 なお、先日メールマガジンで告知した「この国のカイカク 
 −自立支援という名の法律ー」が24日深夜にTV放映され
 (近畿地方のみ)、そのビデオをいま見ました。
 私の国会での活動も報道されていましたが、改めて障害者自立
 支援法の問題点の深さを痛感しました。
 番組の中で、私が青山宿舎で夜、布団の上に座り、ジャージ姿で
 パソコンを打っていた姿も放映され、「かっこ悪い」とお叱りを
 受けましたが、まあ、毎晩、そんな姿でこのメールマガジンも
 書いています。

 年の瀬が迫ってきました。あと1ヶ月、少しでも住み良い日本に
 なるように働かせていただきます。
 とにかく、おかげさまで元気に帰国しました。
 これからも宜しくお願い申し上げます。合掌 山井和則 

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   (2005/12/01 読者数 3229 [同内容のメルマガ合計 3865])

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発行周期: 不定期 最新号:  2018/12/11 部数:  2,986部

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