安心!?食べ物情報

安心!?食べ物情報 Food Review 965

カテゴリー: 2018年05月20日
安心!?食べ物情報965号
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--安心!?食べ物情報--Food-Review-----------------------------
-------------------------------------965号--2018.05.20------
--〔今週の内容〕--------------------------------------------

「ニュースから」「HPVワクチンの論文撤回」

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--〔話題〕--------------------------------------------------

 いつものように「鶏肉の生食」での食中毒ですが、このところ報
道に疑問があります。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■鶏肉の刺し身食べ…居酒屋で4人食中毒 高知

 高知市は15日、市内の居酒屋「飲み食い処 せい和」で食事を
した20~40代の男性4人が下痢や発熱などの症状を訴え、全員
から食中毒菌のカンピロバクターを検出したと発表した。うち1人
が入院したが、4人とも快方に向かっている。

 市によると、加熱用の鶏肉を生食用に提供したことが原因とみら
れる。4人は同じグループで、4月28日に鳥の刺し身などを食べ
た後、4月30日~5月1日に発症した。市は15日から4日間、
営業停止処分とした。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180515/wst1805150070-s1.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 「加熱用の鶏肉を生食用に提供した」という記事を読めば、普通
の人は鶏肉には「加熱用」と「生食用」の二種類があると思います。

 というより、この記事からはそうとしか読めません。

 これに対して、事実関係は以下のようになっています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■生食用の肉に法規制等があるのですか?

 生食用の牛肉には、加工の際に加熱殺菌して食中毒菌がなくなる
ようにするといった調理・加工の基準や、生食用であることを表示
する表示の基準が定められています。

 牛レバーは、内部まで食中毒菌がいるため、生食用として販売・
提供できません。

 豚肉や豚レバー等豚の内臓も、生で食べるとE型肝炎ウイルスや
食中毒菌、寄生虫による重い食中毒が発生する危険性があるため、
生食用として販売・提供することが法律で禁止されています。

 馬肉・馬レバーには、生食できるような加工方法等を定めた衛生
基準があります。

 鶏肉には、生食用の基準はありませんが、加熱調理が前提です。

 肉の生食には、食中毒のリスクがあります。たとえ生食用であっ
ても、子供やお年寄り、食中毒に対する抵抗力の弱い方は、生食を
控えてください。

https://food-faq.jp.net/modules/faq/?action=Detail&faqid=49
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 当たり前の話ですが、鶏肉はすべて加熱が前提で、生食用鶏肉と
いうものは存在しません。

 したがって、上記記事の

「加熱用の鶏肉を生食用に提供した」

は

「一般に加熱が必要な鶏肉を生で提供した」

と訂正すべきだ、という話です。

 次は宇都宮での学校給食の事件です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

ノロウイルスによる食中毒と断定 学校給食原因は市内初
宇都宮・西原小

 宇都宮市西原小(300人)で児童と教職員193人が下痢や嘔
吐、発熱などの症状を訴えていた問題で、同市保健所は15日、ノロ
ウイルスが原因の食中毒だったと断定した。15日午前9時までの発
症者は、前日から児童7人が増えて計200人になった。同市教委
によると、市内学校で給食を原因とする食中毒は初めてという。

 同校は16日も学校休業とし、17、18の両日を4時間授業、給食な
しの特別日課とする。同市保健所は15~17日、同校の給食施設を使
用停止とし、洗浄消毒の徹底を指示した。

 同校の給食調理は民間業者に委託しており、栄養士を含む調理従
事者6人のうち、5人からもノロウイルスが検出された。重症化し
た子どもや教職員はおらず、7割以上が快方に向かっているという。

 同市教委では「全市立小中学校に衛生管理の周知と、全委託事業
者に再発防止へ向けた指導を徹底する」などとしている。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20180516/3057627
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今年は暑くなってきてもノロウィルスがはびこっています。

 次は「フグ」です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■80代の男性がフグ食中毒 熊本県氷川町

 熊本県健康危機管理課は8日、氷川町の80代男性が自宅で調理
したフグを食べ、フグ毒による食中毒を起こしたと発表した。県内
でのフグ毒による食中毒は今年初めて。

 同課によると、男性は6日に知人からコモンフグ6匹を譲り受け、
同日夕、自宅で煮付けにして食べた。その後、呼吸困難などの症状
が出たため、熊本市内の医療機関に搬送された。八代保健所が食べ
残しなどを調査した結果、フグ毒のテトロドトキシンが検出された。
男性は調理免許を持っていなかった。

 県内では、過去10年間に10件のフグ毒による食中毒が発生し
ている。

https://this.kiji.is/366752899701261409?c=92619697908483575
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 今はフグ毒も早めに病院で対処すれば何とか助かるようです。そ
れにしても80歳を越えて何をやっているのだか…。

 最後はちょっと私事にわたるのですが、まず解説をごらんくださ
い。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■室内で熱中症をおこしやすいケース

 熱中症では、気温が上昇した外界から身体に取り込まれる熱と運
動などにより身体が作り出す熱の両方の影響で体に種々の不調が現
れてくるといわれています。ですから、熱中症といえば、夏場のよ
く晴れた日に屋外で強い日差しを受けたことが原因となって発症す
るというイメージを抱きがちです。ところが、屋内のさほど気温も
高くない場所でも、熱中症を発症するケースがあるとされています。

 このケースとして考えられるのは、患者が高齢者や子供で体温調
整の機能が不十分だったり、壮年者でも腎臓病や糖尿病などの持病
を患っていたりした場合であり、たとえ、高温多湿の厳しい環境下
にはなくても熱中症を発症し得ると考えられます。ですから、壮年
者で普段は健康体であっても、寝不足が続いたり、二日酔いをした
りなど体調不良の状態のときには、だれでも熱中症を発症する可能
性があるので要注意です。

http://www.skincare-univ.com/article/036949/
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 この「室内での熱中症」を発症しかけて、ちょっと危ない経験を
しました。

 抗ガン剤の持続点滴といって、丸二日ほど小さなボトルからの点
滴を続けるのですが、それが終るころに抗ガン剤の体内濃度が最大
になり、一番つらい時期になります。

 ちょうどそのとき、ブルッと寒けがしたので、風邪の始まりかも
と思って暖かくして寝ていました。

 あとは寝ているうちに体温の上昇が始まり、ちょっと危なかった
のです。幸い早いうちに自分で気がついて、クーラーを入れ、体温
を下げる工夫をして無事に乗り切れました。

 「高齢者」でしかも病人ですので、家の中でも熱中症のことを忘
れてはいけない、と反省しています。

--〔Q&A〕------------------------------------------------

 「安心!?食べ物情報」では、みなさんからの質問を常時受け付け
ています。質問の宛先は

why@kenji.ne.jp

です。いつでもどうぞ。

------------------------------------------------------------

今週は休みます。

-〔食べ物情報〕---------------------------------------------
「HPVワクチンの論文撤回」
------------------------------------------------------------

 フェイクニュースにはこんなやり方もあるのだ、というのが下の
記事です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■HPVワクチンの論文撤回 英科学誌「不適切な方法」

 英科学誌サイエンティフィック・リポーツは11日、子宮頸がん
の原因ウイルスの感染を防ぐ「ヒトパピローマウイルス(HPV)
ワクチン」に関する、東京医科大などのチームの論文を撤回した。

 論文は2016年11月に掲載された。HPVワクチン接種後に
脳や神経に異常が起きるかを解明するため、ワクチンと百日ぜき毒
素を注射したマウスと対照群を比較する試験を実施。脳の異常など
を確認したとする結果をまとめた。

 試験では、脳に入る物質を選別する血液脳関門を薬物が通りやす
くするため、百日ぜき毒素を使用。ワクチンは0・1ミリリットル
を5回の計0・5ミリリットルを注射した。これは人に接種する3
回のうちの1回分の量にあたる。

 同誌は撤回の理由を「HPVワクチンだけで起こる神経系の損傷
を明らかにするため、多量のHPVワクチンと百日ぜき毒素を使う
のは不適切な方法」とする。これに対し論文の責任著者、東京医科
大の中島利博教授は「撤回は一方的」とコメント。撤回された理由
について中島さんは「ワクチンの投与量は薬の安全性の試験の基準
に基づいている。百日ぜき毒素も血液脳関門を一過性で開くために
使っているだけ。残念だ」と話している。

https://www.asahi.com/articles/ASL5D7J3ZL5DULBJ00D.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 事情に詳しい人なら説明の必要もないのですが、一般にはこの取
り下げられた論文がどういう主張のものかを説明しないと意味をな
しません。

 以下はこの記事に対する批判です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■朝日新聞、「HPVワクチンによる薬害を示した論文が撤回」を
「HPVワクチンの論文撤回」と報じる

 詐欺ニュース

 朝日新聞が『HPVワクチンの論文撤回』とのタイトルの記事を5月
13日付で報じています。

 この見出しでは「HPV ワクチン(の有効性を示した)論文が撤回
された」との誤解を与えるものであり、実際の研究内容とは真逆で
すのでフェイクニュースと言えるでしょう。

http://vox.hatenablog.com/entry/2018/05/14/203917
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 実は朝日新聞以外でも、毎日新聞がコピーしてきたのかと思うほ
どそっくりの記事を書いています。見出しも同様です。

 ウソつきは事実を語ってウソをつく、ということです。

 さて、こうした「反ワクチン」と長年闘ってきた村中さんがこの
件に関して書いています。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■速報【子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文「撤回」】

 速報です。2016年11月に”Scientific Reports”に掲載された日
本人グループの論文「子宮頸がんワクチンと百日咳毒素を同時接種
したマウスの視床下部破壊」が撤回されました。

Scientific Reportのコメントは次のとおり。

「私たちは論文の目的と手段が一致していないことを理由に論文を
撤回する。このスタディは、HPVワクチンの中枢神経系に対する影
響を明らかにすることを目的とするとしながらも、HPVワクチンと
同時に高濃度の百日咳毒素を投与しており、HPVワクチンそのもの
の中枢神経系に対する障害を示すデザインになっていない。論文著
者たちは撤回に応じないとしている」

 この論文に関しては、発表当初から何通も撤回要求(私の知る限
りでは少なくとも3つのグループから)論文撤回の申し入れがあり
ました。なぜ1年半もかかったのかは不明ですが、日本発のこうし
た恥ずかしい論文が撤回されたのは本当に喜ぶべきことです。

https://note.mu/rikomuranaka/n/ne185b9bf06c3
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 おまけはこの「撤回された論文」に国費が使われていた、という
指摘です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■撤回されたHPVワクチン薬害論文に「文科省科研費」国は責任を
どう取る?

 Scientific Reportsから、論文を撤回された子宮頸がんワクチン
の薬害を主張する内容のマウス実験研究には、昨年4月1日より3年
の文科省の科研費がついている。2018年5月15日午前7時現在、この
問題について指摘したメディアはない。

新規HPVワクチン関連神経免疫異常症候群モデルマウスを用いた病
態発症機構の解析

研究代表者:荒谷 聡子, 研究期間 (年度):2017-04-01 ~
 2020-03-31, 研究種目:基盤研究(C),

合計   4,810千円 (直接経費3,700千円、間接経費1,110千円)
2019年度 1,560千円 (直接経費1,200千円、間接経費360千円)
2018年度 1,820千円 (直接経費1,400千円、間接経費420千円)
2017年度 1,430千円 (直接経費1,100千円、間接経費330千円)

 国民に誤解を与え、「不適切な手法」として論文撤回されるよう
な研究に、国民の税金を使って研究を続けさせることに対し、国の
責任は問われないのだろうか。

 メディアやアカデミアは研究採択のシステムを問い直し、研究費
の返還や、研究費助成の打ち切りを求めるべきだろう。

 厚労省科研費を受けて研究を行い、「HPV」と示された脳切片だ
けが緑に光るスライドを示しながら、HPVワクチンを打ったマウス
の脳だけに「異常な自己抗体が沈着した」という虚偽の発表を行っ
た(実際にはワクチンを打っていないマウスの脳切片に、自己抗体
の入った血清を振りかけて撮った写真だった)信州大学元教授で元
副学長の池田修一氏らのグループと合わせ責任を問いたい。こちら
も科研費が減額となっただけで、あと2年の研究費助成期間を残し
ている。

 池田氏は月刊「ウェッジ」への寄稿で不正を指摘した私に対し名
誉棄損で裁判も起こしている。

https://note.mu/rikomuranaka/n/n3fe2e784e61e
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 撤回された論文には一文の価値もありませんので、誰かが責任を
とらなければいけないでしょうね。

 それより、こういう怪しげな「研究」で世におもねろうとした人
たちはやはり「曲学阿世」の徒ですので、まともな研究機関にいる
資格があるのだろうか…。

 以下はHPVワクチンに関するWHOの見解です。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

■HPVワクチンに関するWHOポジションペーパー 2017

 ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus: HPV)は感染
しても70~90%が無症状で1~2年以内に自然消退する。一般人口で
HPVが検出される割合は, 正常子宮頚部11.7%, 男性の陰茎・睾丸
・会陰部21.0%と報告されている。しかしHPVは持続感染により20
年以上経て浸潤性子宮頸癌の原因となると考えられており, 肛門癌
や尖圭コンジローマの原因にもなり得る。HPV関連子宮頚癌は, 20
12年には53万例が発生し, 26.6万例が死亡したと見積られている。
癌に関連する12の型がハイリスクとされており, 特にHPV-16とHPV-
18は子宮頸癌全体の71%に関与していた(HPV-16: 60.6%, HPV-18: 
10.2%)。

 HPVワクチンは2価(HPV-16, 18: 2007年承認), 4価(加えてHPV
-6, 11: 同2006年), 9価(加えて31, 33, 45, 52, 58: 同2014年)
が市場に出ている。ワクチンは生きている生物由来成分, ウイルス
DNAを含まないため感染性がなく, また抗菌薬, 保存剤を含まない。

 三角筋部への3回の筋肉内注射で100%陽転化し, その抗体価は, 
2価と4価では最低ほぼ10年, 9価では最低5年は持続する。3種のワ
クチンとも高い子宮頸癌予防効果があると考えられており(4価ワ
クチンによる型特異的CIN2+予防効果98.2%, 等), 性的デビュー
前の接種が最も効果的とされている。若年者では2回接種も3回接種
に劣らない効果があるとされている。

 安全性に関しては, 副反応の多くが局所反応で, 9価ワクチンで
は僅かに多く(90.7% vs 84.9%: 4価), また9~15歳では男性は
女性より少なかった。複合性局所疼痛症候群・体位性頻脈症候群は, 
承認前後の報告でワクチン接種との直接の関連を認めなかった。HP
Vワクチンは接種率が40%程度でも集団免疫が期待でき, 女性で80
%以上の接種率があると男性でのHPV感染のリスクも下げる。男女
の区別のない接種は女性のみの接種に比べ費用対効果が低く, 女性
の接種率が50%以上ある場合, 男女の区別のない接種は費用対効果
に見合わない。2017年3月末現在, 女児に対し71カ国(37%), う
ち男児に対しても11カ国(6%)がHPVワクチンを国の予防接種とし
て導入している。

 子宮頸癌や他のHPV関連疾患は重要な公衆衛生上の課題であり, 
HPVワクチンは各国の定期予防接種プログラムに取り入れられるべ
きである。第一次接種対象は9~14歳の女児であり, 次いで実施可
能で費用対効果が良く第一次接種対象の接種や子宮頸癌スクリーニ
ングの活動が妨げられない場合にのみ, 二次接種対象として男性や
15歳以上の女性を考慮する。使用ワクチンの決定には, 地域のHPV
関連疾患の負荷, 接種対象人口, 価格, プログラム実施上の問題を
考慮する。ワクチン間の相互使用は有効性や安全性が不明であり, 
できる限り同一の種類を用いるべきである。接種スケジュールは9
~14歳では6か月間隔で2回接種, 15歳以上および免疫不全者では3
回接種(0, 1~2か月, 6か月)が推奨される。

 他のワクチン(生および不活化)との同時接種も可能である。接
種に伴う有害事象は軽微である。妊娠中の接種は有効性と安全性が
不明であり, 妊娠中の接種開始は避け, 追加接種は分娩後に延期す
べきである。性的活動年齢の若年女性におけるHPV型別の検出割合
の監視がワクチンの早期効果判定に重要であるが, 最低5~10年の
継続が必要なため, すべての国で実施が必要というわけではない。
また, 長期の臨床上の効果, 予防可能期間, 1回接種の有効性, 9歳
未満の小児に対する接種の有効性と安全性についてはさらなる研究
が必要である。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/std/1477-idsc/iasr-out/7389-449f02.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 文句があるなら、事実をもってこの見解を覆せばよいのですが、
力不足で馬鹿にされるような論文を書いてしまったというところで
しょう。

 さて、「反ワクチン」とか「反原発」から始まって、今の社会で
はある特定の見解に乗っかって自己の正当化を図る人が増えている
ように思います。

 何にでも正義の味方を気取ってクビを突っ込んできますが、流行
が変るとあっちへ行ってしまう人たちです。

 最近では「LGBT」などという層を持ち上げようとして、当人
たちから拒絶されたという失敗もありました。

 そんな中、19日(土)の毎日新聞夕刊に、大阪市立大学のマルク
ス主義学者の書いた駄文の中で「気候正義」という言葉をみつけま
した。

 政治的正義と同じように、とうとう気候変動対策にも「正義」を
持ち出したのか?

 それにしても聞いたことがないな、と思って調べてみたら、本当
に気候正義を主張している団体があるのですね。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

 みなさんは、気候正義(climate justice)という言葉を耳にし
たことがありますでしょうか?日本ではまだ聞き慣れない言葉です
が、今回はこれを解説します。

 主として先進国(や新興国)に暮らす人々が石油や石炭などの化
石燃料を大量消費してきたことにより、地球が温暖化し、さまざま
な気候変動が起きています。

 しかし、皮肉にも地球温暖化による異常気象や自然災害でより大
きな被害を受けるのは、化石燃料をこれまであまり使ってこなかっ
た途上国の人たちやこの問題に責任がない将来世代です。

 他方、現実問題として、地球温暖化により異常気象や自然災害が
多発すると、農業や漁業など天候や自然に頼った生活を営む途上国
の貧困層は、深刻な影響を受けてしまいます。化石燃料の消費によ
りインフラ等が充実してきた先進国に比べて、途上国は気候変動に
適応する能力、資金、技術も十分ではないからです。

 こうした不公平さを背景に、「気候変動問題は(因果関係を踏ま
えた加害者と被害者が存在する)国際的な人権問題であって、この
不正義を正して温暖化を止めなければならない」という認識が気候
正義です。先進国が地球温暖化対策への責任を先頭に立って果たし、
すべての人々の暮らしと健全な生態系を持続可能なものにする取り
組みを行うことによって、問題を解決すべきだという社会的な運動
が世界各地で起きています。

 たとえば、アフリカ大陸は気候変動による最も深刻な影響を受け
ている地域の一つです。2008年に設立されたアフリカの1000を超す
団体やネットワークから構成される「パンアフリカ気候正義連盟」
は、気候変動対策が進むよう政府や国際機関に政策提言等を行って
います。

 世界で起きている気候正義を求める強い動きについて、残念なが
ら日本ではあまり知られていません。

http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201804/328006.html
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 まあ、気候はLGBTと違って拒絶したりしませんし、結果も長
期にわたるあいまいなものになります。

 今、この時を正義の味方として過ごしたい人たちにはぴったりの
ネタです。

--〔後記〕--------------------------------------------------

 熱中症は改善しましたが、その後の体調不良で、気がつけば食べ
物とは関係のない話題を集めてしまいました。

 妻が買物に行って、近所のスーパーで孫にばったり出会ったそう
です。これからワクチン接種に行くので、ご褒美のお菓子をあらか
じめ買っていたのだとか。幸い孫たちは順調にワクチン接種をこな
しているようです。

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発行周期: 週刊 最新号:  2018/07/15 部数:  3,313部

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