Cinemaの王国

[Cinemaの王国 vol.175]

★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・

 =週刊「Cinemaの王国」= vol.175(2003. 5. 2)

                 http://homepage1.nifty.com/pochie/
★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・★…・・・
━<CM>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 アトム生誕記念特別企画DVD 鉄腕アトム ベスト・セレクション3枚組!
http://www.emzshop.com/pochieshop/index.asp?mode=51&s=117&i=3648
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
==================================================================
【INDEX】
■1.今週のこの1本!
  ―『ベッカムに恋して』―
■2.今週のもう1本!
  ―『アイ・スパイ』
■3.今週のニュースあれこれ
■4.メールちょうだいッ!!
■5.おわびと訂正
■6.ぽちのひとりごと
==================================================================

■1.今週のこの1本!■

あまり期待しなかった映画が、予想もしないおもしろさだったりすると感激す
るもの。そんな映画に出会いました。イギリス映画『ベッカムに恋して』!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
●『ベッカムに恋して』(BEND IT LIKE BECHAM)
(2002年 イギリス)(上映時間1時間52分)
監督:グリンダ・チャーダ
出演:パーミンダ・ナーグラ、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・リース・マ
イヤーズ、アヌパム・カー、アーチー・パンジャビ、シャズネ・ルイス
*シネスイッチ銀座、テアトル新宿ほかにて全国公開中
ホームページ http://www.albatros-film.com/movie/beckham/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<ストーリー>
サッカーとベッカムを愛するインド系の少女ジェス(パーミンダ・ナーグラ)
は、地元の女子サッカーチームのエース・ストライカーに誘われてチームに加
わることになる。だが、保守的な両親に猛反対され、内緒で練習に参加するこ
とに。さらに、その後も数々の問題が持ち上がってきて……。

<レビュー>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
爽やかでエネルギッシュな青春映画。元気になれること間違いなし!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
んー、爽快!!! (*^_^*)
こんなに爽やかで気持のよい青春映画に出会ったのは久しぶり。
タイトルに「ベッカム」とつくので、「ベッカム人気に便乗したチャチな映画
か?」な〜んて思ったりもしたのですが、とんでもない。笑いと涙がタップリ
詰まった、実にまっとうな青春映画なのだ。
(ちなみに、ホンモノのベッカムが出ているかどうかは、観てのお楽しみ。)

「ベッカムのようになりたい!」と思うサッカー大好き少女が、地元の女子チ
ームに加入し、保守的な両親の反対に悩みながらも、サッカーに、そして恋に
と奮闘する……。

てなストーリーを聞くと、「別にどうってことのない話じゃん」と思うことで
しょう。確かに、話の流れはごくフツーです。とりたてて意外なことも起きな
いので、先の展開がだいたい読めちゃいます。なのに、なのに、これがちっと
も飽きないんだなぁ〜。

なんたって、明るくて元気な雰囲気がスクリーンいっぱいに広がっているんで
す。
主人公の女のコときたら前向きバリバリ全開!! サッカーに反対する家族を
はじめ、いろんな悩みやトラブルが襲ってきて、途中で何度もめげそうになる
けれど、それでも夢をあきらめずに前に進んでいくんです。そのひたむきさが
伝わってきて、こちらも元気になれるんだよねぇ〜。 (^o^)/

チームメイトとの友情、監督との恋、それをめぐる対立など、登場するエピソ
ードはどれも青春映画につきものの定番の要素。それでも生き生きとした人物
描写で、魅力的に映し出してくれます。

ドラマ的な組み立て方もなかなかのもの。
主人公の女の子がイングランド在住のインド系という設定が効果的です。いま
どき女子サッカーに反対する親なんかいないヨ〜〜、と思うところですが、イ
ンド系の人たちが伝統を重んじるという背景があるから、納得することができ
ました。

おまけに、そこに人種差別も絡んできます。主人公の父親がかつて人種差別に
よって挫折したことがあり、それが娘に対する態度への伏線になっている。こ
ういうふうにドラマ的に納得できるように組み立てられているところも、この
映画の特徴。細かな伏線がキッチリ張られた映画です。

テンポもバツグンにリズムカル。音楽のノリも良くて、元気いっぱいフィール
ドを駆け巡る少女たちのサッカーシーンもテンコ盛りだから、観ているこちら
もワクワクしてきます。
イングランドに住むインド系の人たちの生活ぶりや風習、歌や踊りなんかも、
スッゴク楽しそう。 O(^−^)O

ユーモア度もかなり高くて、キャラの濃い脇役をうまく使って、笑えるシーン
をたくさんつくり出しています。
特に楽しいのが、主人公のチームメートの母親。こちらも主人公の親と同じで
娘がサッカーをすることに大反対なんだけど、同時にとんでもない早とちりの
お母さんなんです。で、娘について信じられないような誤解をしたりする。そ
れが爆笑のシーンを生み出すんですヨ。
主人公の両親やお姉さん、叔母さん、友人などもみんなナイスなキャラをして
いますねぇ〜。

インド式結婚式のドンチャン騒ぎと、サッカーの試合を交互に描いたクライマ
ックスも楽しい。両者の熱気とリズムが見事なハーモニーをつくり出していま
す。

監督は、自身もインド系の女性監督グリンダ・チャーダ。インド人の生態をう
まく捉えているのは当然だけど、それに加えて観客に見せる工夫をきちんと心
得た監督さんだと思いました。これだけエネルギッシュで爽やかなタッチを出
せるのはスゴイこと。

主人公の女の子役のパーミンダ・ナーグラもなかなかのもの。少女と大人の女
性の境目を瑞々しく演じていましたね。

ベッカムを夢見る少女の爽やかでエネルギッシュな物語を観たら、あなたも元
気が出るのは間違いナシ。サッカーなんか知らなくても大丈夫。元気になりた
い人には絶対にオススメの映画です。青春映画はこうでなくっちゃ!!!
 (^-^)

《ぽちのオススメ度》
★★★★☆【絶対にオススメ! みんな観てねぇ〜】
(まあ、実際はここまではいかない感じだけれど、爽やかさと元気のよさに押
されて、大甘の採点をしてしまいました。ええ〜い、この際、出血大サービス
だぁ〜! とにかく気楽に観れば、かなり楽しめます。)
                             <ぽち>
〔鑑賞データ〕
2003年4月28日(月)シネスイッチ銀座にて。午後2時50分の回。
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜

■2.今週のもう1本!■

続いては、エディ・マーフィ主演の『アイ・スパイ』。マーフィが異業種スパ
イ(?)に挑戦です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
●『アイ・スパイ』(I SPY)
(2002年 アメリカ)(上映時間1時間36分)
監督:ベティ・トーマス
出演:エディ・マーフィ、オーウェン・ウィルソン、ファムケ・ヤンセン、マ
ルコム・マクダウェル、ゲアリー・コール、フィル・ルイス
*日比谷みゆき座ほか東宝洋画系にて全国公開中
ホームページ http://www.ispy.jp/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<ストーリー>
米国が極秘に開発した最新型ステルス戦闘機が盗まれ、武器商人に渡る。国家
保安局のスペシャル・エージェント、アレックス・スコット(オーウェン・ウ
ィルソン)は、大統領から直々に任命された無敵のボクサー、ケリー・ロビン
ソン(エディ・マーフィ)を相棒に戦闘機の行方を追う。だが、ケリーは目立
ちたがりで自分勝手、そのため2人は反発し合うが……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それなりに楽しめるバディー・ムービー。ただし、ハジケ方はかなり足りない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エディ・マーフィとくれば"しゃべくり"。軽薄なマシンガントークが持ち味で
す。そして、それは相棒によってなおさら引き立つ。かつての『48時間』のニ
ック・ノルティあたりは、まさに名コンビといった感じでした。

今回相棒を務めるのはオーウェン・ウィルソン。
最新型ステルス戦闘機の行方を追って、ウィルソン演じる国家保安局のアレッ
クスは、カムフラージュのために、マーフィ演じるボクシングの世界チャンピ
オン、ケリーとコンビを組む。

この2人のコンビはそんなに悪くありません。生意気で単細胞のケリーと、有
能だがちょっとマヌケなアレックスというキャラクターの対比がおもしろい。
特に、アレックスが好意を持つ女スパイ(ファムケ・ヤンセンが妖しい魅力)
に迫るときに、ケリーが相手の視界を共有できる秘密兵器を使って指導するシ
ーンは、文句ナシの爆笑シーン。両者の持ち味がうまく生きています。
(*^_^*)

アクションシーンもまずまずよくできています。舞台になるのはハンガリーの
ブタペストなので、そのロケーションを生かして迫力あるアクションを展開し
ています。

誰が味方で誰が敵なのかさっぱりわからないクライマックスも、かなりおもし
ろい展開。

でもねぇ、なんかちょっと物足りないのよねぇ〜。んー、なんだろう?
全体的にモタっている感じがするんですよねぇ〜。イマイチ、メリハリが足り
ないんじゃないのかなぁ〜。

それに今のままじゃ、コメディなのにあんまり笑えません!
とにかく、もっとたくさん笑えるネタを詰め込んで欲しかったヨ〜〜〜!

せっかくユーモラスなシーンが多いんだから、そういうシーンはもっと徹底的
におバカになって、マジメなシーンやアクションシーンとの区別をクッキリつ
けた方がよかった気がします。ボクシングのチャンピオンがスパイの相棒にな
るなんて、どう考えたって荒唐無稽な設定なんだから、もっともっとハジケて
しまった方がよかったのでは? (・_・?)

そうすれば、反発していたアレックスとケリーが仲良くなるようなマジなシー
ンも、説得力が出てくると思うんですよねぇ。今のままじゃあまりにもお手軽
すぎて、ちょっとねぇ〜。

それにやっぱりマーフィに比べれば、ウィルソンのトークは負けているよねぇ
〜。キャラクターも、途中からなんだか曖昧になってきて中途半端。そのへん
も、なんとかして欲しかったッス。 (´ヘ`;)

それでも、全然楽しくないわけじゃありません。このテのバディー・ムービー
としては、ソコソコの出来だとは思う。観たからといって、別にどうというこ
ともない映画ですが、ヒマつぶし程度には充分でしょう。

それにしても、よくしゃべるなぁ、この2人。字幕を追うだけでくたびれちゃ
いますぜ。字幕担当の方、ご苦労さまデス! m(._.)m

《ぽちのオススメ度》
★★☆☆☆【わざわざ劇場で観なくても!? 他にやることがなければどうぞ】
(全体として安定した出来のアクションコメディ。ただし、肝心の笑える度が
低い。もっともっと笑わせて欲しかったです。)
                           <ぽち>
〔鑑賞データ〕
2003年5月1日(木)テアトルダイヤにて。午後1時40分の回。
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜

■3.今週のニュースあれこれ■

◎キャメロン・ディアスと、ジャレッド・レトが破局!
◎05年公開の『スター・ウォーズ エピソード3』に、ハン・ソロの相棒チュ
ーバッカが登場!
◎チャールトン・ヘストンが全米ライフル協会の会長を辞任。
◎『エイリアン5』製作開始?
◎ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ、オープン!

てな感じの今週。
『エイリアン5』製作開始?ですか。絶対にやると思ってました。(笑)
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜

■4.メールちょうだいッ!!■

「Cinemaの王国」は皆さんからのメールを活力に発行を続けておりまッす。

◆今週は(キャプテンマック)さんからの『シカゴ』の感想を一部ご紹介。
<全編アコーステイックな音楽で、まずこれで大感激。50年くらい前に観たモ
ンローとガードナーのコンビの再来みたいで、アメリカではこのコンビネーシ
ョンが受けるんでしょうね。アメリカは1920年代後半がいいんでしょうね。ち
ょうど日本での最近のバブル崩壊以前の雰囲気で、アメリカの戻りたい時代は
どうもこのあたりのようで。久し振りにちょっとばかし感激した良い映画でし
た。>

◆続いては、(うめこ)さんから同じく『シカゴ』の感想を。
<日本ではミュージカル映画ってあまり見かけなくて、ミュージカル映画は初
めて観たのですが、けっこう好きかも。ミュージカル部分の入れ方(編集って
いうのかな)が上手だなと思いました。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがすば
らしかったです。リチャード・ギア、がんばって踊ってましたね(笑)。>

◆(cathy)さんからは、同じメルマガ発行者として励ましのメールをい
ただきました。
<昨年10月から週刊でメルマガ発行人をやっています。発行する側になってみ
て、発行の裏の苦労がよりわかるようになりました。以前は何気なく読んでい
ましたが、ホント頭が下がります。どうぞこれからもずっと頑張ってください
ね。>

◆『シカゴ』はさすがにみなさん反響が多いですね。井筒監督は『虎の門』ス
ペシャル(テレ朝)で、「唐突に歌いだすのがミュージカルの良さじゃないか
ッ! それなのになんだあれは!! (▼、▼メ) 」と怒りまくっていました
が、まあいいでしょう。相手にしてないし(誰が?)。

励ましのメールもありがとうございます。どこまで続くかわかりませんが、で
きるだけ頑張りたいと思いますッ!!

メールをくださったみなさん、ありがとうございました。 m(._.)m

みなさんも「Cinemaの王国」へのメッセージや「こんな作品を取り上げて欲し
い」といったリクエスト、自分が観た映画の感想、映画に関する疑問・質問な
ど、気軽に下記までメールをくださいネ。できれば名前(ハンドルネーム可)
を本文中に明記してください。(メールは誌面で紹介する場合もあります。載
せて欲しくない方は、その旨を明記してください。)
・メールはこちらまで fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜

■5.お詫びと訂正■

「vol.173」の『ボイス』のレビュー中の(呪いの)携帯電話の番号が間
違っておりました。お詫びして訂正します。ご指摘くださった読者の方、あり
がとうございました。
(誤)011−9988−6644 → (正)011−9998−6644
〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜

■6.ぽちのひとりごと■

*みなさん、どんなゴールデン・ウィークをお過ごしでしょうか。ボクはいつ
もと変わらない毎日。たまったビデオを観たり、CDを聴いたりして過ごそう
かと考えているのですが、どうなりますやら。そうそうホームページの更新作
業もせねば。一応、コソッとリニューアルしちゃったりしているのだが、思い
つきでやったのでリンクがメチャメチャ。修正作業が大変だよぉ〜! (T^T)

*「まぐまぐ」さんから連絡があり、今週からメルマガの最後に「まぐまぐか
らのお知らせ」が入るそうです。
                            (ぽち)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆このメールマガジンは
・『まぐまぐ』  http://www.mag2.com/  ID:0000021508
を利用して発行しています。
====================================================================
■週刊「Cinemaの王国」  vol.175  2003. 5. 2
●編集発行人:ぽち
●登録・解除はこちらからお願いします。
   http://homepage1.nifty.com/pochie/moushikomi.htm
 (発行者自身による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません。ご面
  倒でもホームページまたは上記システムからお願いします。)
☆本誌に掲載されている評価、感想等はあくまでも個人のものであり、特定の
団体、個人等を中傷する意図はありません。掲載された内容に起因するトラブ
ルには一切関知いたしません。また、記事の無断転載はお断りします。
●Copyright(c)1999-2003  ぽち  fwkg4052@mb.infoweb.ne.jp
====================================================================

Cinemaの王国

発行周期: 週刊(毎週金曜+不定期の水曜) 最新号:  2019/03/19 部数:  1,005部

ついでに読みたい

Cinemaの王国

発行周期:  週刊(毎週金曜+不定期の水曜) 最新号:  2019/03/19 部数:  1,005部

他のメルマガを読む