エニアグラム アソシエイツ 通信

エニアグラム アソシエイツ 通信

カテゴリー: 2001年02月15日
====EA Network=====================

  エニアグラムアソシエイツ通信
   Enneagram Associates  Communication Network
                                              2001 02/15

=====================Vol.31=======
 昨年ある集まりに顔を出したとき、以前は親しげに話し掛けてくださり、年賀状な
ども送ってくれたある人が、挨拶すらしたくないといった顔つきでわたくしの前を通り
過ぎて行かれました。そういった態度の変化はどのようにして起こったのだろうか
と、そこはかとなく、こころを痛めながら、その人の心の中を想像してみましたが、
ほんとうのところはわかりません。
 こちらが預かり知らぬところで起こる人の心の変化が少し怖いと感じられるきょう
このごろです。望むらくはお互いに直接顔を合わせる時がまれであろうとそうでなか
ろうと、今度会ったときにも、フレンドリーな笑顔を交わせる関係でありたいもの。
誠実な人々と長くつきあって行けたらと思います。
エニアグラム通信31号をお届けします。(中嶋)
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 目 次
 [ 1 ]エニアグラム雑感
     ○性格の表現について 内向型ー外向型
     ○ハーモニックグループ
 [ 2 ]2月、3月初旬の勉強会・ワークショップのご案内
 [ 3 ]読書会のご案内
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[ 1 ]エニアグラム雑感 by 中嶋真澄

○性格の表現について  内向型ー外向型

 自己診断は当たるか当たらないか。つねづね性格の自己診断はどこまで有効なのだ
ろうかと疑問に思っている。それでいながら、いやそれだからこそ、できるだけ有効
な自己診断テストを作ってみたいとも思うものだ。自己診断テストというものは、た
しかに自分のタイプを知るための、いちばん最初の入り口としては有効だと思うから
だ。それはこれから内面の探求を行っていこうとするときの、軽いウオーミングアッ
プというか、”性格ほぐし”というか、ふだんはあまり意識していない自分の性格に
ついて、あらためて言葉でもって考えるというか、言葉の光に当てるというか。それ
で気がつくことも少なくはないはずだ。また、タイプについての理解がある程度進ん
でからも、また自己診断テストをやってみると、以前にはチェックが入らなかったと
ころにチェックが入ったり、その逆のことがあったりして違った結果が生じるかもし
れないので面白い。タイプは変化することがなくても、心の状態というのはそのとき
どきで揺れ動き変化する。わたしたちはエニアグラムを知ってからと、エニアグラム
を知る前では、自分のタイプが変化したということはないだろうけれど、明らかに何
かが違ってきているはずだ。

 性格の特徴をあらわすのに、内向ー外向という尺度がある。内向的・外向的はほ
とんど日常語になっているが、この言葉の意味をあなたはどうとらえておられるだろ
うか。わたしは長いこと自分は内向的と思っていた。いやじつはいまでもそう思って
いるところがないでもない。わたしがそういうと、わたしのことを知っていると、
「ご冗談を」という顔をする。わたしはまるで内向的とは反対の印象を人には与える
らしい。じつはこのことがずっと、こころの隅にひっかかっていたのだが、『性格の
理論』(ブレーン社のシリーズ・人間と性格第一巻)という本の中の「性格と表現」
と題された青木孝悦氏の論文から大きなヒントを得ることができた。内向ー外向とい
う言葉ひとつとっても、それがどういう意味で使われているか、言葉の用い方の約束
事のようなものがわからなければ混乱するということだ。この本のなかで例にあがっ
ているのは、まさしく内向ー外向という言葉の意味についてなのだが、ユングとアイ
ゼンクではその言葉が意味しているものが同じではない。アイゼンクのいう外向型の
描写はいわゆる「社交的で、パーテイを好み、多くの友人を持ち、ひとりで読書し
たり研究したりを好まない」といったエニアグラムのタイプで言えば、タイプ7やタ
イプ2を思わせる。他方、ユングの外向型というのは、外的な事象や客観的な世界を
重視し、そちらの方向に心的エネルギーを振り向けていく態度といったものを示して
いる。内向型に関してはアイゼンクでは、いわゆる物静かで、内省的、引きこもりが
ちで、人とはあまり打ち解けず・・・といった感じで、エニアタイプ5を思わせるよ
うな描写だ。ユングの内向型は自分自身の内にある主観的な世界を大切にし、内面に
心的エネルギーを向けていくタイプということになる。これはタイプ4やタイプ9を
思わせる。
 わたしがずっと自分を内向的と思っていたのは、アイゼンクの言葉の意味において
だ。職業適性を調べるテストや一般に用いられている内向ー外向といった言葉の意味
は、アイゼンクの意味合いにおいて使われているのではないだろうか。

○ハーモニックグループ
 さて、性格の表現ということに関連して、以前久原美樹さんからいただいていた自
己診断テストの結果についてのご質問に、ここでお答えしておきたいと思います。
久原さんはご自分はタイプ4だが自己診断テストをやってみるとタイプ8という結果
が出ると言っておられた。とくに「こういうときあなたはどう感じ、どう考え、
どう行動するか」といったようなシュミレーションテストではタイプ8の方がぴった
りくると。これはなぜかということですね。これは自己診断テストの結果がそうなる
という、その結果からみての解釈なのですが、リソ&ハドソンの新しい理論「ハーモ
ニックグループ」の理論で説明できるような気がしました(”The Wisdom of the
Enneagram”ではハーモニックグループについて紹介されている)。ハーモニックグ
ループというのは、簡単に説明すると、問題処理の仕方について、タイプによる違い
があり、それが三つの組に分けられるというもの。
 タイプ7、タイプ9、タイプ2は肯定的なグループ、タイプ1、タイプ3、タイプ
5は合理的なグループ、そしてタイプ4、タイプ6、タイプ8は反応的なグループと
呼ばれています。肯定的なグループは何か問題が起きても、OKだ、何も問題はない
とする楽観的な態度を持つ。その問題自体を見ようとしないタイプであるともいえま
す。(そのなかでもタイプによる違いはあるのですが、これは省略します)。合理的
なグループは何か問題が起きると、自分の感情はひとまずわきにどけておいて、合理
的に物事を解決しようとします。それゆえ、自分のほんとうの感情のところがおろそ
かになるということがあります。これに対し、反応的なグループは何か問題が生じる
と、感情的に反応し、他人からも反応を引き出そうとします。そして、自分の感情を
吐き出したら、問題そのものは解決しなくてもそれでおさまりがついてしまうような
ところがあります。
 タイプ4とタイプ8は反応的なグループに属していますね。シュミレーションテス
トなどは、こういうときどう反応しますかと聞いているので、それでテーマによって
は同じような反応を起こすということがあるのではないでしょうか。そこで、同じ反
応的なグループでもタイプによってどういう違いがあるかというところまで、表現で
きていないと、自己診断テストをしても、違ったところに答えが行ってしまうという
ことがあるのかもしれません。
 それから、タイプ4は激しさという点ではタイプ8よりも激しい部分があるかもし
れませんね。それは感情的な激しさで、たしかナランホだったと思いますが、「タイ
プ4は感情が過剰に発達しているタイプ」であり、「タイプ8は感情が未成熟なタイ
プ」という意味で対称的と言えるというふうに説明されていたのを記憶しています。
タイプ8の激しさはタイプ4のような感情の嵐に駆り立てられるものではありませ
ん。本能的に身体が動くと言うか、駆り立てているのは原始的な怒りのエネルギーで
しょうね。
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[ 2 ]2月3月初旬の勉強会・ワークショップのご案内

●エニアグラム・サロン 2月21日(水) 19:00〜21:30 
●「さなぎの学校」 2月28日(水) 19:00〜21:00 
●「仕事に活かすエニアグラム」 3月2日(金)  19:00〜21:00   
      
   いずれも、初台区民会館(京王新線初台駅下車)にて。
    参加費:2000円:  あらかじめお申し込みください。
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[ 3 ]読書会のご案内

 昨年、”Wisdom”邦訳の発刊に先駆け、C+Fとアソシエイツ協賛で読書会を開
催しましたが、今年も引き続続き、リソ&ハドソンの著作をテキストに読書会を開
きます。テキストは"Understanding theEnneagram : The Practical Guide to
PersonalityTypes(改訂版)"を使います。年間スケジュールをお知らせしますの
で、詳細についてお知りになりたい方、また傘下ご希望の方は、C+Fないしはアソ
シエイツまでご連絡ください。この読書会は今年の11月に開催されるリソ&ハドソン
の東京でのセミナー・ワークショップの準備のためにも、役に立つと思います。

 ●とき&テーマ(予定):
    (1)2/24  伝統的なエニアグラムの考え
    (2)3/24  センター
    (3)4/21 レベル
    (4)5/19 心理学・精神医学との関連、対象関係
    (5)6/23 タイプの誤認
    (6)7/28 本能センターのタイプ
    (7)8/25 フィーリング・センターのタイプ
    (8)9/29 思考センターのタイプ
    (9)10/27「分裂の方向」から学ぶ
    (10)12/8  性格、本質、スピリチュアリティ

       *いずれも土曜日10:00〜12:30 

 ●ところ:アレクサンダー・アソシエイツ(目白) *7/28のみ、別

 ○講師:テイム・マクリーン、高岡よし子

  C+Fワークショップ連絡先: 
  TEL&FAX0557-54-7522
  cf@izu.co.jp
  http://www.transpersonal.co.jp

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エニアグラム・アソシエイツ連絡先:
Tel: 03-5333-3464    Fax: 03-5333-3769
E−mail: enneagram@being-net.com
http://www.being-net.com/ea/eaindex.html





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発行周期:  不定期 最新号:  2018/11/14 部数:  180部

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