キリスト教読み物マガジン

キリスト教読み物マガジンNo.205

無料メールマガジン (レムナント出版)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 「キリスト教読み物マガジン」 No.205
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

いつもお読みくださりありがとうございます。



●月刊レムナント(わかる聖書学習誌 紙の本)を復刊いたします!

 8年間ほど休刊しておりましたが、今年10月はじめ(キリスト教書店は10月10日くらい)
発売の号(11月号)より、さらに興味深い話題を加えて復刊いたします。
 ぜひお手にとってお読みいただければ感謝です。
 予約購読も便利です。
 http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/


*************************************


            茶道の起源とキリシタン
       茶道はもともとキリシタンの聖餐式だった!


 仏教の寺でもよく、茶道が行なわれる。禅と茶道が結びつけて語られることもある。茶道
は仏教が起源、と思っているかたも多いのではないか。しかし、いわゆる茶道の本当の起
源は、キリシタンにある。
 茶道は、16世紀に「千利休(せんのりきゅう)」(1522~1591年)によって、「わび茶」(侘
茶)として大成された。一般的には千利休は禅宗だったと言われるが、一方で、彼はキリシ
タンだったとの説が大正時代から唱えられてきた。
 山本秀煌の『西教史談』、長富雅二らの『ザベリヨと山口』、また最近では山田無庵の『キ
リシタン千利休』(河出書房)などが、千利休=キリシタン説を唱えている。千利休という名
前自体、「セント・ルカ」(聖ルカ)という洗礼名ではないか、とも言われるのだ。
 千利休によって確立された茶道の作法自体、よくみるとキリスト教の聖餐式にそっくりで
ある。聖餐式では、同信の者たちの間でぶどう酒を回して飲み、また裂かれたパンを食べる。
茶道でも、限られた者たちの間でうやうやしくお茶を回して飲み、また菓子をいただく。
 また、晩年に洗礼を受けたキリシタン大名・大友宗麟(おおともそうりん)がかつて寄進した
禅寺が、千利休の庵に隣接していたという事実もある。それで、その庵で厳粛なミサ(聖餐
式)が行なわれていたとも言われるのだ。
千利休が豊臣秀吉に切腹を命じられたのも、キリシタンであることがわかってしまったから
ではないかと。
 ただし、千利休については謎が多い。しかし彼の後継者たち、また茶道の発展者たちの
多くがキリシタンだったことは、はっきりしている。たとえば、西村貞著『キリシタンと茶道』
(全国書房)は、千利休の弟子・古田織部はキリシタンであったと明言している。というの
は、古田織部は、キリシタン大名・高山(たかやま)右近(うこん)の妹をめとっているのだ。
 キリシタンの倫理からすれば、同信の間柄でなければ姻戚関係を結ぶことはできない
だろう。また高山右近は、茶道をきわめ「利休七哲」に数えられるほどの人で、きわめて篤
信なキリシタン大名だった。他のキリシタン大名の間でも、茶道は盛んであった。

茶道は聖餐式だった

 キリシタン禁止令が出たあとは、キリシタンたちは、茶道をキリスト教の「聖餐式(せいさ
んしき)」として執り行っていた。というのはキリシタンたちは、定期的に聖餐式を行なわな
ければならない。そのときブドウ酒とパンを使っていたのでは、すぐキリシタンとわかって
しまう。しかし茶道として行なっていれば、誰かに踏み込まれても、
「お茶をしております」
 で済む。茶道におけるお茶はキリストの御血を、お茶菓子はキリストの御体を表してい
た。また茶室の小窓から、庭の、
「キリシタン灯籠」(ふつうの灯籠のように見せかけて、下部に草にかくれたキリスト像や
十字架がある)
 を見て、礼拝をしていた。あの有名な京都の「桂離宮」(皇族の別荘)の庭にも、「キリシ
タン織部灯籠」がある。桂離宮のパンフレットにもそう書いてある。桂離宮は、豊臣秀吉が
、自分の養子とした八条宮智仁親王のために山荘を贈ったことが起こりである。この智仁
親王の妃は、キリシタン大名の娘だった。そして桂離宮の中心に茶室がある。茶道とキリ
シタンは深く関わってきたのだ。
 こうしたことについて、裏千家の第15代家元、千宗室(せんのそうしつ)氏はこう語ってい
る。
「茶道は禅と結びつけられて言われることが多いのですが……じつは茶道は、禅とか仏
教の影響だけを受けているのではないのです。じつは西暦1500年代に『茶道』として成
立した茶の湯は、キリスト教(カトリック)の影響も受けているのです」
 千宗室氏はまた、茶室の入口近くにある「蹲踞(つくばい)」(手と口を洗う手水鉢)につい
ても、これは禊ぎ、清めのためであってキリスト教会にある聖水と同じだと、述べている。
 また、茶室の入口は本当に小さい。どんな人も、深くかがまなければ、決して入れない。
武士も、刀をさしたままでは中に入れない。これは、武器を捨て、また頭を深くかがめる、
へりくだった態度を教えるためであるという。聖書にはイエスの言葉として、
「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこか
らはいって行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだ
す者はまれです」(マタイの福音書7章13~14節)
 と記されている。これについて千氏は、
「イエスの『狭き門』の言葉と、茶室の狭き入口は、同じ教えを語っていると私は考えてい
るのです」
 と述べている。お茶と菓子の「茶道」が、もともとキリスト教の聖餐式だったというのは、
多くの人には驚きかも知れない。しかし、長崎県の五島列島に行くと、かつて隠れキリシ
タンたちの間で行なわれ、今もキリシタンの間で行なわれているという聖餐式を見ること
ができる。その聖餐式では、日本酒と魚を用いるのだ。
 つまり、単なる食事のように見せかける。たとえ誰かが踏み込んできても「食事をして
いる」と言えるようにしていたわけだ。茶道もそうだった。「お茶をしています」と言えるもの
にしていたが、じつはキリシタンたちの聖餐式だったのである。
      


◎「日本を愛するキリスト者の会」会員募集
http://www.nihon-ai.com/
◎聖書と日本フォーラム会員募集
http://biblejapan.info/modules/activity/
◎日本民族総福音化運動協議会(民福協)会員募集
http://www.nihonminzoku-soufukuinka.com/

●いろいろキリスト教の読み物が読めます――キリスト教読み物サイト
http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/yomu.htm
(聖書を解説したわかりやすい読み物が満載!)
==================================================================
レムナント出版ホームページ http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/
キリスト教読み物マガジンバックナンバー
http://archive.mag2.com/0000014836/index.html

===================キリスト教読み物マガジン==========================
不定期日発行 発行:レムナント出版 主筆:久保有政
e-mail: remnant@remnant-p.com TEL(FAX共)049-265-3567
『まぐまぐ』通じ発行( http://www.mag2.com/ ) マガジンID:0000014836
読者登録/解除は http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/remtsuu.htm
====================================================================

ついでに読みたい

キリスト教読み物マガジン

発行周期:  不定期 最新号:  2017/06/20 部数:  1,102部

他のメルマガを読む