キリスト教読み物マガジン

キリスト教読み物マガジンNo.204

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◆◆◆ 「キリスト教読み物マガジン」 No.204
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              エントロピーと化石が
                創造論を支持する

         確率的にタンパク質一つも偶然に生まれないのに・・・
              ――創造論の立場――

 盧 煕天(ノー・ヒチョン):韓国科学技術院・核工学科教授
 (この翻訳文は、韓国創造科学会・日本支部(仮称)の提供により掲載するものです)
 翻訳者:李 賢珠(イー・ヒョウンジュ)・同支部会員


オリオン座大星雲

 人間はどこからきて、動植物はどのようにして誕生したのか。地球、太陽、星等からなる宇宙の究極的
な起源は何か――ほとんどの人が、一生に一度は直面する問題でしょう。
 生物の起源に関して、二つのモデルがあります。一つは、無生物から生命がただ一度自然発生し、長
い歳月の間、自然的に進化、高等動物に発展したという進化論。
 もう一つは、創造主の設計によって、世の初めに「種類にしたがって」各生命体が造られたとみる、創造
論です。
 科学は、ある現象や物事を観測することから始まります。そして理論を提示し、これを証明するために、
実験を行ないます。
 もしその実験の反復を通して、同じ結果が得られれば、その理論は科学的事実、または法則とみなさ
れます。
 しかし、生命の起源の問題は扱いが非常にむずかしいものです。誰もその瞬間を見られなかったし、起
こった事柄をそのまま再現し実験することが、できないからです。
 進化論は、生命体が数十億年を経るなかで、偶然に発生したと仮定します。ですから、人為的に行なっ
た実験を通して、たとえある進化の事実をつくり出せたとしても、その実験自体が、進化論をそのまま証
明するものではありません。
 一方、創造論は、創造主の設計と知恵によって、超自然的に各種の生命体が完成されたとみるため、
同じく、その過程を反復実験し証明することができません。
 進化論や創造論はこのように、共に、科学的な方法では証明し得ない理論です。
 しかし、既存の科学法則と科学的事実に照らしてみれば、生命の起源に関して、進化論あるいは創造
論のどちらから見ることが、より科学的に、妥当な説明となるかを考察することは、できるのです。

生命体の合成には近道がなければならない

 周知のように、生命体の最小単位は細胞です。また細胞の基本構成物質は、タンパク質や核酸(DNA
とRNA)等です。
 生命体のタンパク質は、20余種類のアミノ酸が、数百個から数万個集まって一定の配列を持つことで、
生命体としての機能を現わします。
 簡単なタンパク質一つが、偶然にできる可能性――たとえば、百個のアミノ酸が偶然に特定な順序に
並べられてタンパク質になる確率は、10の130乗分の1という小さなものです。
 そこで、進化論を確率的に研究するカプラン(Kaplan)は、
 「生命体形成の確率が10の130乗分の1しかないのであれば、生命は生命を与える者なしには生じ得
ない」
 と述べました。また、生化学者のレニンガー(Lehninger)も、彼の代表的著書『生化学』で、
 「百個のアミノ酸で構成されたタンパク質は、生体内ではただ5秒で合成される。しかし、生体の外で自
然に合成されるには、10の50乗年かかる」
 と述べました。ですから、
 「生命体の合成には近道がなければならない」
 と彼は記したのです。
 進化論で主張される地球の年齢は、約45億年です。大変長いように思われますが、4.5×10の9乗年に
過ぎません。

生命は生命を与える者なしには生じ得ない。

 つまり私たちは、タンパク質の一つも自然に生成されるのは不可能だ、という結論に至ります。
 生命は、生命体の構成物質によって定義されるものではありません。その機能によって定義されます。
生命体の機能の特徴は、繁殖、すなわち子孫を残す能力です。
 大部分のウイルスは、バクテリアのような細胞内に、共に存在せずには繁殖できません。
 進化論者はしばしば、ウイルスのような塊が単細胞形成の先駆者だった、と主張します。しかし、ウイ
ルスは他の生命体より先に存在したり、自分だけで繁殖したりはできません。
 ですから、そのような説は成り立たない、と言えます。
 かわりに、創造論は、創造主の知恵と設計とによって生命体が生まれた、とみます。ですからもし、
 "生命は、設計なしに自然に発生することは不可能"
 というのが科学的結論であるなら、生命体が超自然的創造主の設計によって造られた作品である、と
認めるのは妥当な結論です。
 生命体のDNA(遺伝子)には、数多い情報が組み込まれています。それによって、生命体の機能が現
わされます。
 その情報は、決して自然には生じ得ないものです。これもまた、創造主の作品であるという間接的な証
拠です。

熱力学第2法則は進化を否定する

 熱力学は、宇宙のすべての物質反応における、エネルギーの量や形態、および質の変化を扱う学問
です。
 熱力学第1法則は、「エネルギー保存の法則」と呼ばれています。これは、エネルギーは自然に生成
されるとか消滅することはない、とするものです。エネルギーは、形態は変わることがあっても、その総
量は不変なのです。
 熱力学第1法則が、エネルギーの定量的な保存を扱うものであるのに対し、熱力学第2法則すなわち
「エントロピーの法則」は、エネルギーの定性的な質的衰退現象を扱うものです。
 この第2法則によると、外部と孤立した閉鎖系(closed system)では、系(system)の自由エネルギーが
最小となる方向に、反応が進行します。一言でいえば、秩序から無秩序へと進み、エントロピー(無秩序
度)が増加するのです。
 まず、熱力学第1法則から生命の起源の問題を考えてみましょう。
 生命とは、構成物質によって定義されるのではなく、その構成物質が現わす機能によって定義される
と、述べました。
 言いかえると、物質それ自体が生命なのではなく、タンパク質等が巧妙に結合された組織体として、生
命体の機能が現わされるのです。
 生命体を構成する主な元素は、炭素、水素、窒素等です。ですから生命の起源の問題は、
 "それらの物質(すなわちエネルギー)は、どこから来たのか"
 という問題を提起することになります。
 ある人々は、物質は永遠から始まったと主張します。しかし科学の因果率から考えれば、永遠から存
在したとすると、因果率に矛盾します。
 世界に物質を存在させた根本原因は、はたして何でしょうか。進化論は、理論を物質から展開していく
ので、物質(エネルギー)の起源に関して回答を与えられません。
 世界には、現に物質が存在します。つまり、無から有を生み出す原因(神の創造)が存在していたはず
なのです。
 次に、生命の起源を、熱力学第2法則との関連で見てみると、どうなるでしょうか。 
 化学進化の仮説では、窒素、炭素、水素等が自然に、特定な配列で結合し、まず秩序度の高いアミノ
酸になったとします。
 次には、秩序度のさらに高いタンパク質や、核酸(DNA)ができ、ついには繁殖と自己複製の可能な、
最小単位の生命細胞が生まれたとしています。
 しかし、この仮説は、
 "自然的な反応は、時間の流れによって秩序から無秩序へ向かう"
 という熱力学第2法則に、反しているのです。

大進化は不可能

 地球上にある150万種にものぼる様々な生物は、一体どのようにして存在するようになったのでしょうか。
 "最初の生命が、簡単な物質から自然発生し、その後数十億年の過ぎる間に、アメーバに化学進化した"
 という説は、事実でしょうか。あるいは生物進化の結果、アメーバからやがて高等生物が生まれたとする
主張には、どんな科学的根拠があるでしょうか。
 1953年にユレイ(Urei)とミラー(Miller)は、メタン、アンモニア、水素等でできている還元型大気を用い、
電気放電の中でアミノ酸の合成に成功しました。
 またフォックス(Fox)は、適切なアミノ酸を選び、加熱。タンパク質と類似の物質(protenoid)をつくり、実
験を通して生命の自然発生に近づいた、とされて有名になりました。
 しかし、放電エネルギーを利用してメタン、アンモニア、水素等から、人工的に有機物質を合成したのは
事実ですが、その結果が、原始地球の自然条件で、生命が自然発生したことを証明するものではありま
せん。海の中で、この重合(じゅうごう)反応は起こり得ないからです。
 今日、科学者たちは、細胞内の遺伝情報を分子的に読むことができ、また解釈できるようになりました。
その遺伝情報が、偶然に分子に入力されたとは、到底考えられません。
 したがってそれを入力した支配者(神)を思うことは、自然な科学的結論と言えるでしょう。
 進化論では、一つの種(しゅ)の内で起こる小さい変異を、小進化(microevolution)と呼んでいます。
 一方、一つの種から別の新しい種が生まれ、一段上の高等生物に発展することを、大進化(macroevolution)
と呼んでいます。
 進化論者は、小進化が積み重なって大進化が起こったのだ、と主張しているのです。 
 進化論者は、大進化が起こったことをただ「事実」として信じ、その過程、すなわち進化のメカニズムに
関する提案だけを、ダーウィン以後約100年に渡って、数えきれないほど提出してきました。
 たとえばダーウィン以後、新ダーウィン論、集団遺伝学で大進化を説明したハクスレイ(Haxley)の現代
重合理論(1942年)が、過去40年において支配的理論でした。また最近、グルド(Gould)教授は、新しい
理論(Punctuated equilibrium)を提示 
しました。
 では、大進化が起こったことを、既定事実と見る根拠は一体何でしょうか。それは科学的に証明された
のでしょうか。それとも、ただそう信じているだけなのでしょうか。
 大進化は、観察されたことがなく、証明されたこともありません。それが既定事実化されたことに、創造
論者は強く意義を申し立てます。
 創造論者は、生物群の基本種類が、初めから遺伝情報と共に完全な形態で造られ、遺伝学的な種(しゅ)
の限界内で様々に繁殖した、と見ます。
 この見解をもって、私たちが生物の生態、遺伝、代謝(たいしゃ)等の生命現象を見るならば、それは遺
伝学、分子生物学、熱力学法則などの既存の実験科学的事実に、矛盾していません。そればかりか、
化石資料ともよく一致しています。
 大進化が起こるためには、必ず遺伝子変異が起こらなければなりません。またその中から新しい形質
が選ばれて、より複雑で秩序ある高等生物に発展しなければなりません。
 ところが実際は、細胞は驚くほど正確に、秩序正しく、遺伝情報を次の世代に伝えます。
 自然的に発生する変異(へんい)は、非常に希(まれ)です。また、もし万一突然変異が起こった場合で
も、すべての生命体は自らを治すための酵素(こうそ)系を持っています。
 変異は、ほとんどすべての生命体に、重大なな害をもたらすのです。突然変異の生物は結局のところ、
生き残るのは困難です。
 それなのに、この方法で地球上に150万種にものぼる様々な生物が存在するようになったというなら、
それは納得に苦しみます。
 いわゆる生命の"自然発生"と、漸進(ぜんしん)的な進化に伴う"種(しゅ)の多様化"の仮説は、生命
現象を分子レベルで理解できなかった過去に提起されたものです。それは直感と偏見から出発したもの
であって、今日において、当然再検討されなければなりません。

「同一過程説」対「激変説」

 生命の起源は進化か創造か、の問題に対する直接的な科学的証拠資料は、化石です。化石は、生物
が地球上に現われてからの痕跡(こんせき)を、克明に見せてくれるからです。
 そこで最後に、化石に見られる生物の痕跡や根拠をもとに、生命の起源に関する二つの見解――進化
論と創造論の、どちらが妥当であるかということについて考察してみましょう。
 地層と、化石を解釈するには、二つのモデルがあります。一つは、地層が長い時間にわたって漸進的
に形成されたと仮定する、進化論的立場の"同一過程説"(または斉一(さいいつ)説 Uniformitarianism)です。
 もう一つは、地層が大洪水のような天災地変によって急速に形成されたとみる、創造論的"激変説"
(Catastrophism)です。
 18世紀にイギリスのライエル(Lyell)と、ハットン(Hutton)が提案した同一過程説では、すべての生物は
共通の先祖に発し、数億年をかけて、徐々に有機物の中から生まれて単細胞生物となり、やがて単細
胞から多細胞、無脊椎(せきつい)、脊椎動物になったとしています。
 また、地層柱(geological column)を仮定し、そこに簡単な生物化石から複雑な高等動物の化石までの、
すべてが見られるのを期待しています。
 また一つの生命体から他の生命体に連続的に進化したと見る彼らは、中間形態の化石が、地層の順
に無数に存在すると推測しています。
 しかし実際は、古生代から新生代までの12の地層の全部を垂直に見せてくれる地層柱は、現在に至
るまで地球のどこにも発見されていません。
 地層断面を最も広範囲に見せているアメリカのグランド・キャニオンでさえ、見られるのは5つの地層だ
けです。しかも、進化論者が「古生代」と呼んでいる地層において、魚の化石が発見されています。
 150万余種の生物が、進化によって出現するには、種(しゅ)(species)と種の間を結ぶ中間形態の化
石が、少なくとも150万以上存在したはずです。つまり地層内に、中間形態の化石が無数に発見されな
ければなりません。
 ところが、そうしたものは現在まで、ただの一つも発見されていません。つまり実際に発見されている
化石は、大進化の仮説を否定しているのです。
 一方、創造論者の主張する通り、生物が種類にしたがって創造されたのだとすれば、中間形態の化石
は、無くて当然です。
 進化論者が、中間形態の化石の代表的な例としてあげている「始祖鳥(しそちょう)」は、ドイツのソルン
ホテン(Sornhoten)地方の石灰岩に発見されたものです。これは、爬虫類(はちゅうるい)と鳥類の中間動
物と主張されました。
 始祖鳥が、爬虫類に似ているとされた根拠は、翼の先に爪(つめ)があるということです。しかし、翼の
先の爪は、中間形態の証拠にはなり得ません。
 現存する一部の鳥(ホエチン・トレコ・駝鳥(だちょう))にも、翼の先に爪があるからです。また、歯の有
無も、爬虫類と鳥類の判断基準にはなりません。実際、爬虫類に属する亀には歯がありません。
 猿と人間の中間として主張された"猿人(えんじん)"は、どうでしょうか。"猿人"は、ごく少数の、下あご、
歯、頭蓋骨等を根拠に、想像で組み立てられた(例、ジャワ人)ものです。
 アメリカの科学専門誌『サイエンティフィック・アメリカン』の1987年版にも、これらは猿類でなければ人
間であって、決して中間動物ではない、と述べられています。また人類の起源についても、まだ解答はな
いと書かれています。
 現在、学校では進化論だけが教えられており、人々はあたかも進化論が科学的に確立され、証明された
理論であるかのように教え込まれています。
 しかし、確率的に見るとき、タンパク質の一つも偶然に生じる可能性はありません。また熱力学の法則も、
化学進化の仮説を否定します。
 もちろん、種(しゅ)(species)の範囲内において変異があるのは、事実です。しかし大進化は不可能であ
り、化石資料も、進化のモデルよりは、それぞれの種類にしたがって創造されたという創造のモデルを、支
持しているのです。



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