ロシア政治経済ジャーナル

【RPE】★ソロスは、トランプをどう見ているか?

【RPE】★ソロスは、トランプをどう見ているか?

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        ロシア政治経済ジャーナル No.1494 


                                2017/1/27

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「予言者」ソロスは、トランプ新大統領をどう見ているの
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★ソロスは、トランプをどう見ているか?


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


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では、本題。

私は、いつもジョージ・ソロスの発言に注目しています。

世界で23番目の金持ち(フォーブス誌2016年)であるソロス
の発言は、まず、よく当たります。

次に、彼の発言自体に、「事実をつくる力」がある。

つまり、ソロスが「○○国はヤバいよ」といえば、世界中の
投資家が、「ヤバいらしいよ」と考え、逃げはじめる。

それまで○○国はヤバくなかったかもしれませんが、ソロス
の一言が現実を創ってしまった。


そんなソロスは、トランプ新大統領について、なんといって
いるのでしょうか?



▼反ブッシュ(子)としてのソロス



その前に、ソロスが過去に何をいったか振り返ってみましょう。

まずソロスは、真正の「グローバリスト」で「ナショナリズム」
を嫌悪しています。


それで、「アメリカ一極支配体制構築」を目指したブッシュ(子)
政権を嫌悪していました。

彼は、イラク戦争がはじまった翌04年、「ブッシュへの宣戦布告」
という本を出版しています。

この本の中で、ソロスは、「アメリカの没落」を明確に予測して
いました。


<先制軍事行動を唱えるブッシュ・ドクトリンを私は有害だと思
っている。>(1p)

<アメリカの単独覇権というブッシュの夢は、達成不可能である
ばかりか、アメリカがその伝統として唱えてきた理念と矛盾する
ものである。>(同前2p)

<アメリカは今日の世界で、他のどの国家も、またどの国家連合
も、当分は対抗できそうもない支配的な地位を占めている。

アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの誤りに
よってだろう。

ところが、アメリカは今まさに、そうした誤りを犯しているので
ある。>(同前)


どうですか、これ?


「アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの誤り
によってだろう。」

「アメリカは今まさに、そうした誤りを犯している」


つまりソロスは、「イラク戦争は誤りで、それによってアメリカ
は、自らの地位(=覇権国家の地位)を失う」といっている。 

これは、まさにその後起こったことです。

では、なぜアメリカは、大きな間違いを犯してしまったのでしょ
うか?


<それは、この国が、「確実なものが存在する」という間違った
考えと強い使命感を持つ過激派グループに牛耳られているためだ。
>(同前)


ソロスの意見では、ブッシュ(子)政権(=ネオコン政権)は、

「過激派グループ」だそうです。


そして、08年1月、ソロスはダボス会議でこんな発言をし、世界
を震撼させました。


「現在の危機は、ドルを国際通貨とする時代の終焉を意味する!」


皆さんご存知のように、「リーマン・ショック」から世界的危
機が起こったのは、その8カ月後、08年9月です。

ソロスは、「予言者」としての地位を確固たるものにしました。



▼ソロスは、「親中」だった



次に、ソロスの中国に関する発言をみてみましょう。

知らない人は、かなり驚くと思います。

彼は、06年に出版された本「世界秩序の崩壊~「自分さえよけ
れば社会」への警鐘」の中で、アメリカと中国についての考え
を明らかにしています。


<ところが、ここに、皮肉にも愚かな事態が起きた。

近隣の大国・中国が基本的に多極主義を受け入れ始めた矢先、
アメリカ合衆国が正反対な方向へと動き、国際的な諸制度への
疑念を強め、最近の国家安全保障面での難題に対して大幅に一
極主義的な治療策を遂行したのである。

日本は、この両国の板挟みになった。

かたや最大のパトロンかつ保護国ながら、昨今益々世界の多く
の国々との折り合いが悪くなってきたアメリカ。

かたやその経済的繁栄を持続させ確保すべく国際的システムに
おいて安定と現状維持を志向しつつある中国。>(9p)



ソロスによると06年当時のアメリカは、

「昨今益々世界の多くの国々との折り合いが悪くなってきた」

国である。


一方、中国については、

「経済的繁栄を持続させ確保すべく国際的システムにおいて
安定と現状維持を志向しつつある」国。


06年時点のソロスの、「米中観」は明確です。

つまり、彼は、「アメリカ=悪」「中国=善」と考えていた。

この評価は、2010年時点でも変わっていません。

彼は2010年11月16日の「フォーリン・ポリシー」で、


<アメリカから中国への、パワーと影響力の本当に驚くべき、
急速な遷移があり、それはちょうど第二次世界大戦後の英国
の衰退とアメリカへの覇権の移行に喩えられる>

<今日、中国は活発な経済のみならず、実際に、アメリカよ
りもより機能的な政府を持っている」という議論を呼ぶであ
ろう>


と語りました。


つまり、彼は当時、「イギリスからアメリカに覇権が移った
ように、今は、アメリカから中国に覇権が移動している」と
考えていた。

さらに、中国は「アメリカよりも機能的な政府を持っている」
と。

これも、本当に驚きです。

というのは、ソロスは、「オープン・ソサイエティ」、つま
り「開かれた社会」をつくりたいのでしょう?

だから、彼の財団は、世界各地で独裁国の民主化勢力を支援
している。

ところが、共産党の一党独裁国家、基本的人権の存在しない、
「開かれていない社会」である中国だけは、完全に例外扱い。

それどころか、大絶賛している。



▼反中に転じたソロス



「アメリカから中国に覇権が移っている」

「それは悪いことではない」


と考えていたソロス。

しかし、彼の中国への「期待」は裏切られます。

08年9月からの危機で、中国は「一人勝ち」状態になった。

それで増長し、傲慢にふるまうようになってきた。


2012年、習近平がトップになり、「中国の夢」とかいいはじめ
たとき、ソロスは、「うわ~~~、こりゃダメだ!」と思った
ことでしょう。

これまで見てきたように、ソロスは、一党独裁でも「グローバ
リズム」にさからわない限り寛容である。

しかし、「中国の夢」とか、ナショナリズム全開のスローガン
には我慢できないのです。


2016年1月、世界的投機家ジョージ・ソロスは、また爆弾発言
をし、世界を仰天させました。


<ソロス氏:中国のハードランディングは不可避、株投資は
時期尚早(2)

Bloomberg 1月22日(金)9時54分配信

(ブルームバーグ):著名投資家ジョージ・ソロス氏は21日、
中国経済がハードランディングに直面しており、こうした状
況は世界的なデフレ圧力の一因になるだろうと述べた。

同氏はまた、中国情勢を考慮して、自分は米株の下落を見込
んだ取引をしていると説明した。

ソロス氏はスイス・ダボスでのブルームバーグテレビジョン
とのインタビューで、

「ハードランディングは事実上不可避だ」と指摘。


「私は予想しているのではなく、実際に目にしている」

と語った。>


これで世界の投資家は、「嗚呼、ソロスは、中国を見捨て
たのだ」と判断しました。



▼ソロスは、トランプをどう見ているか?



さて、ソロスは、トランプをどう見ているのでしょうか?

ここまで読まれた皆さんには、想像がつくことでしょう。
↓


<トランプ氏で市場は低迷へ、政策は失敗すると確信=ソロス氏

ロイター 1/20(金) 8:42配信  

[19日 ロイター] - 

著名投資家ジョージ・ソロス氏は19日、ドナルド・トランプ次
期米大統領の政策が不透明な点を考えると、世界の金融市場は今
後低迷するとの見通しを示した。

ソロス氏はブルームバーグに対して「現段階で不確実性の度合い
は最高潮に達しており、こうした不確実性は長期的な投資家の敵
だ。

だから市場が順風満帆な局面を迎えられるとは思わない」と語っ
た。>



トランプの政策が不透明なので、金融市場は低迷するそうです。


<トランプ氏の政策についてソロス氏は、規制緩和や減税といっ
た市場の希望がかなった半面、国境税や環太平洋連携協定(TP
P)脱退などの提案が米国の経済成長にどういった影響を及ぼす
のかが不明だと指摘。「トランプ氏が実際にどう動くかを正確に
予測するのは無理だ」と言い切った。>(同前)



ソロスによると、トランプの政策のうち

・規制緩和、減税 = 善

・TPP脱退、国境税 = 悪

だそうです。


<米大統領選では民主党のクリントン候補を応援して多額の選挙
資金を提供したソロス氏は

「個人的にはトランプ氏は失敗すると確信している。

それはわたしのように失敗を望む人がいるからではなく、彼の考
えが本質的に自己矛盾をきたし、そうした矛盾が既に周囲のアド
バイザーや閣僚候補によって体現されているからだ」

と述べた。>(同前)


ソロスがいうに、トランプは「自己矛盾しているので失敗する」
そうです。

「自己矛盾」が何かは、わかりませんが。

ソロスは、「トランプは、自己矛盾している」と考えている。

いずれにして、トランプが、ソロスや、彼の属する「国際金融
資本サークル」に嫌われているのは確かなようです。

こうした動きを見て、習近平が、ダボスで「グローバリズム絶
対支持!」演説をしたことは、既にお伝えしました。


トランプ大統領誕生で落胆したソロスは、また中国の方になび
きはじめています。


<ソロス氏は、中国が重要な輸出市場である欧州の統合に関心
を持っていると指摘。

習近平国家主席は中国を社会的にもっと開かれた状態にするこ
とも、もっと閉じられた状態にすることも可能だが、中国自体
はより持続的な経済成長モデルに向かうだろうと語った。>

(同前)


「おい!ハードランディングの件はどうなってるんだ!」

と思うのですが。


世界で起こっていることを簡潔に書くと以下のようになります。


ナショナリスト・トランプは、国際金融資本家に嫌われている。

そのことを知った習近平は、ナショナリストをやめて、グロー
バリストになる「フリ」をはじめた。

国際金融資本は、悩んでいる。


日本政府はこうした世界の動きを知り、トランプとも国際金融
資本ともうまくやっていくべきです。

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しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。


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<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)


「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!

今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)

2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利
権獲得を目指す。

ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコ
ス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。

プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカ
に渡さない決意を示した。

しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコン
の首領チェイニー米副大統領が・・ 。(証拠つき)

こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦い
が開始された。

08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。

なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?

プーチンとメドベージェフの対立。

そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?

大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを
刺す」のか?

豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。

「洗脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、
決して読まないでください。危険です。



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●Sさまからのメール


中国共産党一党独裁軍国主義ファシズム専制統治国家の中華人民
共和国は馬鹿な一つ覚えで「孫子の兵法」を又もや持ち出しまし
たね!

NHKの昨年の大河ドラマ「真田丸」でも「この手」有りましたね!

徳川家康が「真田丸の堀埋めを条件に和睦を持ち掛けた」。

誰もが平和な世の中を希求するので敵対する相手との和睦は誰も
が賛同。

しかしその裏には「邪悪な策略:相手を弱体化した後、無理難題
な問題を持ち掛け、従わない場合は相手を蹂躙する」。

盾が無ければギブアップするしかない。

「孫子の兵法」の1つです。

相手を弱体化させた後に隠し持った武器「核兵器」を使用。

中国共産党には「約束」は「相手を蹂躙する為の手段」を意味する
言葉が有ります。

従って「約束を反故」にして自分の物にする。

習近平頭目は相手を丸裸にして隠し持った武器で相手を蹂躙し従わ
させる。


これが「孫子の兵法」なのです!

従って残念ながら中国共産党が存在する限り「核兵器」無き世界は
無しです。



↓●編集後記へ
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【無料】

●世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】


RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一
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「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」
「リーマン・ショック」

等、一般的な説明ではありません。


「アメリカは、ドイツ、フランス、ロシア、中国等 『多極主 義陣営』

に『意図的』に『没落させられた』」


山盛り資料 ・証拠つきで、真実を暴露していきます。

おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。

第10回、11回Eブック大賞・優秀賞連続受賞。

第12回Eブック大賞・最優秀賞受賞。

まだ読んでいない方、いますぐ歴史の真実を知ってください。


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ダウンロードは↓  
http://tinyurl.com/pnx6e2m





↓●編集後記へ
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★編集後記


マイナス25度まで下がりました。


RPEジャーナル
北野幸伯


●北野への応援・激励・新刊感想メールは
こちら→ tjkitanojp●yahoo.co.jp 


▲迷惑メール対策のために真ん中が●になっています。
これを@にかえてお送りください。



▼メールを書くまえに必ずご一読ください。

1、メール多数で、ほとんどお返事できませんが、すいません。
しかし感謝して読ませていただいております。

2、いただいたメールは掲載させていただくことがあります。匿名
希望の方はその旨必ずお書きください。

3、広告に関するクレームにはお返事できません。広告主さんに
直接連絡するようお願いします。

4 、RPEの広告は、北野が実際に購入した製品とは限りません。
必ず★HPを熟読され、★
自己責任で決定を下してください。



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