KISARAGI

KISARAGI vol.996

カテゴリー: 2018年12月23日
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K I S A R A G I vol.996                              2018/12/23
                                       編集/発行:みやこたまち
                       E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                                 http://mmkisaragi.blogspot.jp/

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通信欄:たまさん。の、新しいお話が始まりますよ。

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今週のお話

◆  古典へのいざない  [765]
    伽婢子《おとぎぼうこ》[74]  梅花屏風 [1]
    作者 たまさん

◆ 大学ノート狂詩曲 宇祖田都子の話
    第六十回 小坂頼藻 4 
    作者 宇祖田都子

● KISARAGIについて

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古典へのいざない [765]
伽婢子《おとぎぼうこ》[74] 梅花屏風 [1]
作者:たまさん

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 天文年間の末、京都では兵乱が続き、三好家と細川家の合戦は数年に及ん
でいた。時の公方《くぼう》・光源院《こうげんいん》足利義輝《よしてる》
は、しばしば事態沈静化の策を立てたものの、権威が失墜していたため、こ
れに従う者はいなかった。
 その頃、周防《すおう》国山口の城主である太宰《だざい》大弐《だいに》
大内義隆《よしたか》は従二位《じゅにい》の侍従《じじゅう》に任じられ、
兵部卿《ひょうぶきょう》を兼任することになった。その権威は高く、威光
が西海《さいかい》に輝いていたため、多くの公卿《くぎょう》や殿上人
《てんじょうびと》たちは大内義隆を頼って周防国に下り、山口城に身を隠
して、世の争乱から逃れ、京の騒乱から免れた。
 しかし、大内義隆は久しく武道を忘れ、詩歌や諷詠《ふうえい》の遊びに
興じ、佞臣《ねいしん》を重用して国政をないがしろにし、ものの上手とい
えば諸芸の達人を多く集め、昼夜、栄耀《えいよう》をほしいままにしてい
た。これに反発した家老の陶《すえ》尾張守晴賢《はるかた》は謀反を起こ
して義隆を城から追放し、長門《ながと》の大亭《だいてい》寺(大寧《だ
いねい》寺)に押し込めて自害させると、豊後《ぶんご》の国主・大友《お
おとも》入道宗麟《そうりん》の弟である三郎義長《よしなが》を山口城に
迎えて主君とし、政治を行った。
(続く)
                                  ★

 今回から新エピソード「梅花屏風《ばいかのびょうぶ》」をお届けします。
 物語の舞台は「妻の夢を夫面に見る」と同じ、戦国時代の周防《すおう》
国山口(山口県)で、大内義隆《よしたか》の文治政治と、その後に発生し
た陶《すえ》晴賢《はるかた》の謀反(大寧《だいねい》寺の変)について
語られています。

 続きは次回にお届けします。それではまた。

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ウェブサイト:
 かたかご http://yamanekoya.jp/
 山猫屋本舗 http://yamanekoya.net/

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大学ノート狂詩曲 -宇祖田都子の話
第六十回 古坂頼藻 4 
作者:宇祖田都子

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第六十回 古坂頼藻 4

 ぽっかりと空いた時間。空を流れていく雲の向こうの三本の柱は、今日も鮮
明に渦を巻いている。調子はいい。でも、せっかくの空いた時間を、私はもて
あまして、なんだか居心地が悪く感じている。

 私はノートパソコンの「博士」というフォルダを開いて、ずらりと並んだ
ファイル名に目を走らせた。そこにはさまざまな「気分」を名前としたファイ
ルと、単に番号の振られたファイルとがあります。

 手藻蔓さんから託された並木さんのノート73冊と、スタジオの事務所で発
見したボロボロの3冊の計76冊のノートを、「旋律」にする作業はだいぶ進ん
でいて、その成果がこのフォルダには収められています。

 私にとって、並木さんの大学ノートは、市子の推察通り、「博士」だったの
だと思うのです。それは、マントラの楽譜でした。私を悩ませていた「鼻歌」
は、私が楽譜を読むことで、体が勝手に共鳴して音楽を発していたのだと
思っています。
 人体を歌う機械にするノート。それは、演奏する者の気分を支配します。気
分を支配するということは、おそらく、アドレナリン、ノルアドレナリン、エ
ンドルフィン、そのほか、胆汁や消化液、ホルモン系であったり、神経系の伝
達物質など、人体のあらゆる器官に働きかけて、相応の気分=体調を調整する、
漢方薬のような働きを持つのです。
 「持つのです」と言い切れるのは、ノートが奏でる音楽を聞き続けている私
の気分の変調を、記録し、照合する作業を行ったデータによるのです。

 今では、人前で無意識の鼻歌を歌うこともなくなりましたし、疲れや眠気、
集中力不足や、解放、など必要に応じた「マントラ」を選んで聴くこともでき
ます。ファイル名になっている「気分」は、そのためのインデックスなのでし
た。
 そして、番号だけのファイル。
 これはまだ、実証実験データにばらつきがあったり、「気分」以外の何かに
作用している漠然した感覚があって、名指すことのできない旋律でした。

 1から70までの番号が振られていた大学ノートの取り込みは、ほぼ終了し
ています。あとは、古い三冊の美刷堂のノートと、スタジオで発見したボロボ
ロの三冊の同じく美刷堂のノートの補修と、取り込みを残すのみです。

 もちろん、市子が作成したアプリによる音楽変換が、正解だという保証はあ
りませんし、気分が変わる、というのも、私個人の感想にすぎないのです。
 でも、私はもともと、並木さんのスーツケースの中身に興味があっただけで、
中身の中身がさらに興味をそそるものであったからといって、その正体や真贋
を鑑定しなければならない義務は負っていませんでした。

 私は「正解」を求めているのでありませんでした。
 私はただ、それが私にとって、どのように在るのか、だけに関心があったの
です。
 そしてそれは多分、人に対しても、そうなのでした。(20181223)

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星空文庫 過去作品上げていきます https://slib.net/a/20077/

ショートショートガーデン https://short-short.garden/author/808354
(400文字以内のショートショートばかりです)

ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ

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発行周期:  週刊 最新号:  2019/03/24 部数:  50部

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