KISARAGI

KISARAGI vol.974

カテゴリー: 2018年07月22日
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K I S A R A G I vol.974                              2018/07/22
                                       編集/発行:みやこたまち
                       E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                                 http://mmkisaragi.blogspot.jp/

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通信欄:狐はどうやって化けるか、知ってましたか?

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今週のお話

◆ "古典へのいざない" [744]
    伽婢子《おとぎぼうこ》[53]  狐の妖怪 [1]
    作者 たまさん

◆ 大学ノート狂詩曲 宇祖田都子の話
    第三十八回 博士 5
    作者 宇祖田都子

● KISARAGIについて

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古典へのいざない [744]
伽婢子《おとぎぼうこ》[53] 狐の妖怪 [1]
作者:たまさん

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 近江《おうみ》国の武佐宿《むさのしゅく》に割竹《わりたけ》小弥太
《こやた》という男がいた。甲賀《こうが》の出身で相撲をたしなみ、力が
強く豪胆な心の持ち主だった。武佐宿に移ってからは旅人に宿を貸す旅籠
《はたご》を営んでいた。
 あるとき、小弥太は所用があって篠原堤《しのはらつつみ》を歩いていた。
日は既に暮れかかり、前にも後ろにも人の姿はない。ただ一人で道を急いで
いると傍らから一匹の狐が飛び出した。
 見ると頭に人の髑髏《しゃれこうべ》を載せている。狐は立ち上がって北
に向かって礼拝すると、髑髏は地面に落ちた。すると狐はまた髑髏を頭に載
せて礼拝し、また落とした。落としたり載せたりを七、八度繰り返すとよう
やく落ちなくなって動きが軽快になり、百度ほど北に向かって拝んだ。
 小弥太は不思議に思いながら立ち止まって見ていると突然、狐は十七、八
歳の女になった。その美しさは国中で並ぶ者がいないほどである。日は既に
暮れ果てて辺りは暗く、女は小弥太の前に立つと声を上げ、悲しげに泣きな
がら歩き始めた。
(続く)
                                  ★

 今回から新しいエピソード「狐の妖怪」をお届けします。
 人の姿に化けた狐の妖怪が主人公の前に現れましたが、どうやら化けてい
るところを見られていたのに気づいていないようです。
 この狐が化ける時の描写は他の書物にも記されていて、江戸時代の人々の
間では有名だったようです。あと、後ほど時代設定が出て来ますが、戦国時
代の話です。
 続きは次回にお届けします。それではまた。

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ウェブサイト:
 かたかご http://yamanekoya.jp/
 山猫屋本舗 http://yamanekoya.net/

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大学ノート狂詩曲 -宇祖田都子のはなし
第三十八回 博士 5
作者:宇祖田都子

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第三十八回 博士5

 ずいぶんと日が伸びました。仕事を終えた人々が薄いシャツを輝かせてビル
から排出されてきます。すれ違うとき、彼らはみなニコニコとしていました。
金曜日の夜、つまり週末が始まったのです。
 市子のマンションまでは夕日を背負って歩きます。私の影もどことなくス
キップしているように見えました。

 見える、といえば今朝になってあの「ぼい~~ん」は形を潜めていました。
やはりひと時の残像のようなものだったのでしょう。

 街の中央に滴る緑。その奥にエントランスがあります。フランクロイド・ラ
イト風の門構えの上にはミース・ファンデレル・ローエ風の無骨な骨格がそび
えています。
 チャイムを鳴らすと、すこし時間をおいて市子が顔を覗かせました。
 
「お待たせ。みやこ。ご機嫌だね。鳥が焼けたとこだから。あがっといで」

 市子は料理も上手です。人がくるとなると、かならず食事の時間に引っ掛け
て、時間をかけが凝った料理を作ります。

「一人で食べるのも味気ないから」

 展望エレベーターが、ゆるやかに夕日を追い越しました。扉が開くと、目の
前が市子の部屋です。

「いらっしゃい。これから夕焼けだよ」

 市子は半身を扉からのぞかせてそう言うと、さっさと部屋へ引っ込みました。
私はオートロックの扉が閉まる直前に、体をねじ込みました。

 弱めの空調の部屋に、馥郁たる香草。テリも鮮やかな鳥のグリルが鎮座する
テーブルの前面には、南から西へつらなるガラス窓。遥かなる三本の柱も次第
に色を変えて頭を夜に突っ込みかけていました。

「じゃ、食べよう」
「いただきます」

 私達は、近況を語り合いながら、そして私が昨日した電話の内容については
たくみに避けつつ、ゆっくりと夕食をとり、ワインを飲みました。その内容に
ついては、大人の女の話、ということで……

(20180722)

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星空文庫 過去作品上げていきます https://slib.net/a/20077/

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発行周期: 週刊 最新号:  2018/12/16 部数:  49部

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