KISARAGI

KISARAGI vol.792


カテゴリー: 2015年01月25日
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K I S A R A G I vol.792                                 2015/01/25
                                              編集/発行:みやこたまち
                         E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                                   http://mmkisaragi.blogspot.jp/
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通信欄:今年の個人計画が盛りだくさんすぎて、途方にくれたりする。
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今週のお話

◆ "古典へのいざない" [568]
   春雨物語 [80] 死首《しくび》の咲顔《えがお》 [1]     
   作者 たまさん

◆ 近況報告 カリグラフィー展で円に酔った話 5
   作者 宇祖田都子さん


● KISARAGIについて

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古典へのいざない [568]

 春雨物語 [80] 死首《しくび》の咲顔《えがお》 [1]         作者:たまさん

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 津国《つのくに》の兎原郡《うばらのこおり》にある宇奈五《うなご》の
丘は、古くから人が多くの住み着いていたが、鯖江《さばえ》姓の人が特に
多かった。酒造を生業とする人が多かった中で、五曾次《ごそうじ》という
家が特に繁盛し、秋になると米つき歌の声が目の前の海に響き、海の神を驚
かすほどであった。
 この家に五蔵《ごぞう》という名の一人息子がいた。父親に似ず生まれつ
きの風流人で、筆跡が美しく、歌や書物を好んで習んだが、一方で弓を取っ
ては鳥の翼を射落とし、見かけによらぬ猛々しい心の持ち主だった。普段か
ら人のためになることを考え、人とのつき合いも丁重で礼儀正しく、貧しい
者を憐れみ、力を貸すことが自分の使命だと考えていた。
 父親の曾次が無慈悲な性格から「鬼曾次《おにそうじ》」と陰口を叩かれ
ていた一方、五蔵は「仏蔵《ぶつぞう》殿」と呼ばれて人々から親しまれ、
この家に行く者は、まず五蔵のところに立ち寄って休むことをよしとし、曾
次のところには寄りつかなくなった。曾次はこれに怒り、「無用の者には茶
も飲まさない」と書いた張り紙を門の壁に貼り、いつも眼を光らせ、来客を
制しては言い争いをしていた。
(続く)
                                  ★

 今回から「死首《しくび》の咲顔《えがお》」をお届けします。死んだ首
の笑顔という物々しいタイトルですが、その意味は後半で明らかになります。
 鬼のように無慈悲な父親の曾次と、文武両道で仏のように心優しい五蔵、
そして二人を取り巻く里人たちが描かれていました。
 それではまた。今週はお休みします。次回をお楽しみに

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近況報告 カリグラフィー展で円に酔った話 5
                           宇祖田都子さん
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 ようやく、西の壁にたどりつくと、そこには過去の作品や、短冊状の小品が展示
してありました。筆文字のような書体で描かれたサンスクリット文字だったり、カ
レンダーを生徒さんみんなで合作したものだったり。一つ一つみていくと文字の全
てに表情が感じられ、このように美しく生まれることのできた喜びに満ち溢れてい
るようにも見えてきます。
 そうした展示の真ん中あたりに、文字が見えない官製はがきほどの短冊が数枚見
つかりました。
 いえ、文字は書かれているのです。髪の毛のような細いラインで。それは英語で、
"It's only a paper moon"の歌詞だと思います。
 これまで見てきたどの書体とも違って、たいへんに幾何学的なもので、おそらく
カリグラフィーの伝統的な書体ではないのでしょう。この教室の展示作品を見てい
ると、カリグラフィー、というものを通じて、「描く」という喜びを感じたい、と
いう姿勢が感じられましたので、お手本どおりでなければ駄目、という堅苦しさは
ないのだと思います。
 ただ、それにしては、その書体は、なんと言うか、不自由なのです。
 線に強弱はなく、CADで書かれたかのように均一です。曲線は必ず円周の一部
であり、角度は数学的規則性に則って、厳密に決定されているようです。所々に使
用されている赤と青の描線に、そこはかとないリズムが感じ取れるのですが、モン
ドリアンのとも、カンデンスキーのとも違う、どこか工業的デザイン的で冷たいの
です。(20150125)
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HP:ああ。一ヶ月がすぎてしまいます。メルマガジャック状態ですね……
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