KISARAGI

KISARAGI vol.699

カテゴリー: 2013年04月14日
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K I S A R A G I vol.699                            2013/04/14
                        編集/発行:みやこたまち
                      E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
                   http://mgkisaragi.web.fc2.com/wkh/index.html
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◆古典へのいざない【491】     春雨物語[2]   作者 たまさん

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  血かたびら[1]

 天推国高彦《あめのおしくにたかひこ》こと平城《へいぜい》天皇は、国
初より五十一代目の天皇として天下を治めた。五畿七道《ごきななどう》に
洪水や旱魃《かんばつ》が起きず、民は腹鼓《はらつづみ》を打って豊作を
喜び、天皇のもとに賢臣《けんしん》が集まり、紀伝博士《きでんのはかせ》
が佳運《かうん》に相応しい字として選んだ「大同《だいどう》」が年号と
なった。
 平城天皇は即位後すぐに弟の神野《かみの》親王を東宮《とうぐう》に立
てたが、これは先代の桓武《かんむ》天皇が寵愛していたためであった。こ
の神野親王の聡明さは君として先例がなく、和漢の典籍に通じ、草書・隷書
《れいしょ》が素晴らしく、唐人《とうじん》が請い押し戴くほどであった。
 当時の唐は憲宗《けんそう》の代であったが、「徳孤ならず、必ず隣有り
(徳のあるものは孤立せず、必ず協力者が現れる)」という諺の通り、新羅
《しらぎ》の哀荘王《あいそうおう》がいにしえの例にならって数十隻の舟
で貢物を贈ってきた。

(続く)
                                  ★

 今回から「春雨物語」の本文に入ります。最初に断っておきますが、「春
雨物語」は様々なジャンルの作品から構成されており、最初の「血かたびら」
は歴史小説です。主人公は平城《へいぜい》天皇で、彼の時代に起きたある
騒乱がテーマとなっています。
 それではまた。
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中庭と三階 2
                           みやこたまち
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3 入出力補完の諸問題と、中嶋かえのへの手紙(4月~8月)
3-4
 そして、大学からは視覚補助装置が届いた。これに習熟し、モニターしな
ければならない。
 メガネにはCCDカメラが仕込んであって、その情報はスマートホンほど
の端末で処理をされる。カメラの精度は、おどろくほど高く、これをかけて
視力検査を受けたら、5.0以上の認識が可能だった。眼球の動きと自身の
身体とのマッピングは正常だから、自分が知りたい方向へ眼球を向け、なお
かつ遠方の情報が欲しいのか、近距離なのかについては、かつて無意識に
行っていた焦点調節を意識して行えばよい。技術が進めば脳波と意識をリン
クさせられるだろう。
 突発的な移動事象にたいする警戒は、エコー機能と、広角レンズの画像走
査常が常時働いている。それは、身体を中心とした半径50メートルのドー
ム型にカバーし、近づいてくる物体の速度、加速度、方向に応じてアラート
を最優先で伝えてくれる。アメリカの少年のように、常時舌打ちをし続ける
必要も、そのエコーを解析できる耳を持つ必用もない。身体能力さえ十分な
らば、野球でも、サッカーでも、健常者以上にできるだろう。
 本を読むときは、文字認識から読み上げ機能が働く。自動翻訳もできる。
耳を邪魔されたくなければ、点字モードにも切り替わる。点字をうちだす仕
組みはスマートホンの裏面にある。
 風景を楽しみたい場合は、カメラが捕らえている風景を構成する物を、前
方にタチアオイがある、とか、○○社の××という車が時速何キロで通過し
ていったなどと教えてくれる。。顔を登録すれば、手を上げてかけよってく
る人がいて、それがどこの誰であるのかも知らせてもらえる。ナビ機能もつ
いているから、道に迷うことも無い。
 僕は視覚を一切つかわずに、肉眼よりも高い精度で、有用な情報を付加し
た形で、この世界の視覚情報を活用することができる。(20130414)
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発行周期: 週刊 最新号:  2018/12/09 部数:  49部

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