ACADEMIC RESOURCE GUIDE

[ARG-584]【再送】連載「愛の往復書簡」第2回「おへんじ。専門家の完全性とはなにか?」(後藤真)

【お詫び】連載第2回注記において人名の記載ミスがありましたので訂正し、
再送します。

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and ...

       2016-04-11発行   ‡No.584‡   4698部発行

          -新連載「愛の往復書簡」第2回-

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."

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  ◇ 目次 ◇
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○羅針盤
 連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
 【再掲】第1回第1回「僕に見えている世界と問題提起」(福島幸宏)
 【新規】第2回「おへんじ。専門家の完全性とはなにか?」(後藤真)

○お知らせ
 -カーリルが協力したLRG第2号と第7号を希望する図書館へ寄贈します!
  「カーリルUnitrad APIリリース記念LRG寄贈キャンペーン」

○【LRG情報】
 -最新第14号、刊行!!特集は「図書館100連発4」

○【特報】「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」
 -47都道府県ツアーの予定を更新中!
 -二刷も在庫僅少

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -新パートナースタッフのトレーニング
 -徳島市立図書館でスタッフ全体研修とマネジメント層研修の講師
 -年度初めの個別相談会とARGオープン花見2016を開催
                              など、7日分

○奥付

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           本誌編集長・岡本真の新刊!

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           (青弓社、2014年、2160円)

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          本誌編集長・岡本真の2冊目の単著!

         『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』
          (講談社現代新書、2012年、777円)

   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406288187X/arg-22/

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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
     【再掲】第1回「僕に見えている世界と問題提起」

      ※後藤さんの返信はこの後に掲載しています

                               福島幸宏

後藤真様

 たぶん改まってなにかメールなり書簡なり差し上げるのは、長い付き合いの
なかでもはじめてじゃないかと思います。また、それがいきなり公開の形にな
ったのにも、ふたりの指向性を象徴しているかのようで、一種のおかしみを感
じています。

 歴史資料をとりまく諸課題について、お互いの認識を披露し、そのズレを確
認し、すり合わせしながら新しい地平にたどり着いてみよう。そして、その先
に文化資源全体を見据えてみよう、というのが企画の趣旨だと思っています。

 その昔、歴史学のコアな学会ではじめてのネット中継を一緒に仕掛けたこと
がありましたが(註1)、今回は、いわばそれにも似た公開の討論の試みでもあ
ろうととらえています。

 普段、意見交換しているように、忌憚なく激烈に上品にやれればと。
 編集部からは往復3回の指示をいただいていますので、一ヶ月以上ありますが、
よろしくお付き合いください。


1.ことの発端~網野善彦『古文書返却の旅』をどう読むか

 さて、ARGの読者のためにも、こんなことになった発端をもう一度確認してお
きましょう。3月21日のOpenGLAMシンポジウム(註2)で、僕が網野善彦さんの
非常に有名な著書、『古文書返却の旅-戦後史学史の一齣』(1999、中公新書)
を枕に、歴史資料の公開状況について簡単にお話したところ、その様子をネッ
ト越しに見ていた後藤さんからご意見をいただきました。

 数名の方に心配いただくほど、互いに柄にもなくヒートアップし、しばらく
FacebookやTwitterでエアリプ合戦を繰り返しました。
 挙句に、じゃあ「出るところに出ようぜ」ということになって、気が付いた
ら「往復書簡」を交わすことになっていた、というところです。

 まず、この網野さんの新書について、考えているところを述べておきましょ
う。

   網野善彦

 今はどうかはわかりませんが、少し前までは、少しでも人文系の学問を志す
ものには燦然と輝いていたお名前です。真の意味でスター性があり社会的影響
力のある、最後の歴史学者のおひとりかもしれません(註3)。

 網野さんは、日本中世史を専攻され、非農業民の重要性を指摘し、天皇制と
賤民の関係を解き明かすなど、多くのお仕事を残されていますが、その背景に
は、知られていなかった多くの資料群を読み解かれたことがありました。

 そして、その資料群の一部は、戦後直後、当時の水産庁の事業としてはじま
った「漁業制度資料調査保存事業」によって、全国の村々から借用されたもの
だったのです。

 様々な経緯でこの事業が潰えるとともに、大量の資料も未整理のままの状態
で変転を繰り返し、網野さんがその環境を整え、自ら籍を移すことを背景に、
最終的に神奈川大学に受け継がれました。
 以降、多くの研究・教育の成果を上げながら、網野さんはこの資料群の整理
と返却を行い、「古文書返却の旅」を続けます。

 その過程のなかでの出会いを誠実に赤裸々に描いたのがこの書籍なのです。
『古文書返却の旅』は、刊行されると同時に各方面に多くの反響を巻き起こし
ました。その多くは偉大な仕事の裏にある、戦後史と重なる労苦や資料保存を
めぐる問題提起を読み取ったものでしょう(註4)。

 しかし、歴史学や資料保存の関係者の反応はいささか異なりました。大学・
研究所・博物館などの機関・施設ではどこにでもありうる話で、暗黙の共通認
識になっていたことがあらわに書かれたもの、というものでした。そのためか、
当時は書評などでこの点を明確に触れたものは少ないようにも思ったものでし
た。

 しかし、網野さんのこの著書は、どこにでも起こりうる事例、あるいはどこ
ででも抱えている問題を、歴史学や資料保存の関係者以外に、あえて広く知ら
れるように書かれたことにこそ意味があったのでしょう。

 そして、この問題提起は今も生きている、もしくはより深刻になっていると
思います。


2.「歴史資料」とは何か?どこから考えるか?

 さて、あらためて「歴史資料」とは何か、について僕の考えを述べておきま
しょう。

 一般に、歴史学・民俗学・考古学などの検討対象になる資料、というとらえ
られ方があると思います。信長や秀吉など、歴史上の有名人の署名がある古文
書などのイメージも強いのだと思います。

 しかし、後藤さんはよくご存じのようにその対象はより広大です。たとえば、
重要文化財指定の拡大を参照しても明らかです。指定文化財制度における「歴
史資料」は一括のアーカイブ資料・古写真・科学技術資料などを対象としてい
ますが、指定分野として1975年に新設され、まずは中世・近世資料から始まり
ました。

 その後、僕がこの世界に飛び込むきっかけとなった2002年の京都府行政文書
の指定から20世紀の紙資料が対象となり、今年の指定では、はじめて量産の工
業製品、233号蒸気機関車が対象になるところまで来ました。

 他の資料群でも同様なのでしょうが、歴史資料は特にそのカテゴリーの組み
替え、変更が行われやすい分野です。
ひるがえせば、どこにでもあって、誰かが「歴史資料だ!」と宣言し、そして
社会的合意が取れれば、そのカタマリは歴史資料となるといえます。

 僕たちはそういう不定形なものを対象に議論しているのだと自覚したいと思
います。

 また、歴史資料と観念されうるカタマリの所在は、寺社や個人宅にあるもの
と、博物館・文書館・図書館・大学・役所などの公共機関が所蔵しているもの
とに大別できます。

 そして、多くの寺社などがかえって斬新なアプローチで歴史資料を拓く試み
を行っている昨今にあっても(註5)、歴史資料の未来を考えていくとっかかり
としては、まずは公共機関でしょう。宗教法人や個人が所有する資料では、話
を詰めていったときに財産権との兼ね合いでむつかしい局面が出てくる可能性
があるからです(註6)。

 しかし、公共機関においても安穏と構えてられる状況ではないのはご承知の
通りです。
 それは、お互いに取り組もうとしている公開や利用の問題の前提にある、資
料自体の保存について、公共機関においても危険な状態、あるいは滅失の危機
があるからです。

 1995年の阪神淡路大震災によって、歴史資料も被災しうるし、それは地域社
会の復興のためにもレスキューの対象にならなければならない、ということが
知られるようになってきました。しかし、その後、状況が整理されるなかで、
民間資料は災害時の滅失よりも、その存在が公になっていた歴史資料であって
も、平時にひとしれず流出している、あるいは破棄されている事例が多くある
ことが共有されてきました(註7)。

 しかし、組織が一見の永続しているように見える公共機関においても、こと
資料管理については、割かれるリソースが削られていっている結果、心もとな
い状況が近年散見されます。

 以前ならば「この機関・組織は永続するし資源にも余裕があるから未整理の
資料はおいおい、納得する状況まで整理し注釈をつけて公開しよう」というこ
とが許容されていたのでしょうが、今後、各組織の改廃と変動が予想される中
で、この状況が続けば公共機関が集約していた資料や情報が滅失する恐れがあ
ります。まさに網野さんが60年前に体験したことが大規模に再現されるのです。

 われわれが指向している資料のデジタル化と公開、また利用・再利用の議論
はその足元が非常に心もとない状況です。


3.問題提起

 さて、少し焦点が定まりませんが、まず、問題提起を。

 結局、資料と情報は、個人の尊厳を侵害しない限り、広く公開されなくては
いけません。その公開のあり方にいろいろあり得るでしょうが、まずは存在を
告知すること、状態を知らせることです。原則はここから出発しなければなり
ません。

 僕自身もそのきらいがあるのですが、「専門家」の意見はこの点ではあまり
考慮に入れてはいけないのでしょう。この点、歴史学や資料保存の関係者は、
冒頭の網野さんの新書とともに、もうみんな忘れたい/忘れようとしている、
高松塚古墳の壁画の劣化をめぐる専門家集団の情報の独占とそれによる不手際
によって、取り返しのつかない事態を招いたことを拳拳服膺すべきです。

 ようするに、今の僕たちには、歴史資料に対する愛が足りないのではないか
と思います。
 大事な資料をいろんな場に出していろんな人に接してもらって知ってもらう。
愛してもらう。それをもって資料の保全をはかる。

 これが、これからの資料保存にかかわる公共機関や専門家の基礎条件であっ
て、まずこの、だめな状態でもともかく出しておく、ご批判はお受けする、隠
すより、また意図的に宣伝しないよりはまし、と考える、露出狂に近い指向性
がないと関わってはいけないのではないか、とも考えます。

 膨大な歴史資料は各人の関わる範囲のものに一生専念しても使い切れるもの
ではないのです。存在を告知し、他分野の専門家や市民にすこしでも関心を持
ってもらって、使ってもらう可能性を高め、万一の滅失の危機も想定しておく。
だからこそ、メタデータが不ぞろいでも、残念な管理状況でも公開しておく。

 この往復書簡を通じて、僕が申したいことは以下につきます。

  資料を独占するものに禍あれ

  資料を公開するものに幸あれ

 この言葉、一ヶ月後にはその意味が深まっていると期待しています。しかし、
この標語を下ろすことはないでしょう。

 ともかくもキックオフしないと何も始まらないので、つらつらと想いを書き
連ねました。
 「忌憚なく激烈に上品に」、runを左右に出したり、passをアンダーニースに
でもディープにでも投げたりして、攻め込んできてください。

 Texansの#99のように、ゲームプラン自体を全力で壊しにかかります。

 まずは。

                               福島幸宏

註1 日本史研究会の例会、「地域歴史資料と歴史研究」(2010年4月17日開催)
 に、福島は報告者として、後藤さんは企画側として関わりました。
註2 このシンポジウムについては、
  https://www.facebook.com/events/1696765597233333/
  http://magazine-k.jp/2016/03/31/museum-open-to-public/
 などを参照のこと。
註3 死後10年たった2014年にも『現代思想』で特集が組まれている。そしてそ
 の執筆陣は非常に多様である(『総特集 網野善彦 現代思想2月臨時増刊号』
 (42-19))。
註4 今回確認していて、たとえば、御厨貴2000「「古文書返却の旅」網野善彦」
 (『文学界』 54(1))が刊行直後に出されていたことに驚いたりした。
註5 直近ですと、刀剣ブームに乗った神社で積極的な展示を行い、あわせて、
 資料の撮影も許可していることに注目できます。
  http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160203000043
 などを参照。
註6 このあたりはご存じ「歴史資料ネットワーク」 http://siryo-net.jp/ の
 サイトを参照ください。
註7 この点、地方公共団体の新たな取り組みとして、鳥取県が地域の歴史資料
 に対する収集権を設定しようと検討していることが報じられていますね。
  https://www.nnn.co.jp/news/160316/20160316003.html

[筆者の横顔]

福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ)。京都都府立図書館企画総務部企画調整課。
専門は公文書館/図書館/歴史学。これまで近代行政文書の文化財的修理、
昭和戦前期資料の公開、京都市明細図の活用、東寺百合文書の記憶遺産登録と
CC BYでのWeb公開を担当。京都府立図書館ではサービス計画の策定・システム
構築・企画・調整・広報などを担当
http://researchmap.jp/fukusima-y/

以上、ARG-583より再掲。

*

連載:「愛の往復書簡-『歴史資料』のオープン化とデジタル化をめぐって」
        第2回「おへんじ。専門家の完全性とはなにか?」

                                後藤真


福島幸宏様

 書簡をいただき、誠にありがとうございます。

 私の至らぬところから、このような事態になりまして、ご意見をいただくこ
とになりましたこと、恐縮しております。

 たしかに、私たち、もうすぐ20年になろうかという付き合いですが、公開の
場で討論をしたことはないですね。

 さて、いきなり本論に入ることとなりますが、いただきました前提といいま
すか、目的意識の部分については、私も大きく変わるところはありません。多
様な資料を広く社会にひらき、多くの人々に触れる機会をもうけることについ
ては、なんらの変わるところはありません。網野氏の著書は極めて衝撃を受け
ましたし、それらの前提の中で、いくつかの活動を共にした部分はあると思っ
ております。

 その前提を共有したうえで、今回の議論の大きな原因となった部分に話を移
したいと思います。


 私たちがこのような危機意識を持ったのはすでにだいぶ前ではあり、さまざ
まな活動をしてきましたが、それらについて具体的に議論をし、文章で世に問
うことになったのは、2010年前後なのではないかと思います。

 例えば、福島さんが書かれました「地域拠点の形成と意義」※1は、大変示唆
に富むものでありました。そこからは5年が経過し、なかなか実現できていない
部分も多いのですが、一方で議論が進んできた部分もあると理解しています。

 特にデジタル化に関する問題は、オープンデータがまさに社会で議論され、
多くの人にその重要性が知られるようになったと同時に、デジタル化という行
為について、何に気を付けなければならないのか、ということも特に意識され
るようになってきたと考えています。近年、10年前ほどのレガシーなデータベ
ースのリプレイス等が進みつつありますが、不完全なデータベースの転換が進
まないなどの問題に直面しています。

 そして、国際的な競争に一挙にさらされてしまう状況になった結果、日本の
情報をいかにして発信するかも重要な課題になってきました。これはすでに江
上敏哲さんが明瞭な整理をしておられ※2、この議論がすべてのスタートライン
であることは、すでに了解されている部分でしょう。ここで問題となっている
のは「本はたくさんあるみたいだけど、デジタル化が進まない」という部分で
もありました。私としては現時点では「資料に関しても、書籍での情報提示は
大量にあり、それは現在進行形でもある。しかし、その情報にアクセスできな
い、つながらない」というあたりに課題がありそうだという認識を最近は持っ
ています。日々出てくる書籍や雑誌では、資料の紹介が多々なされています。
また、博物館では常に新収資料の紹介は行われています。もちろん、日々生ま
れてくる資料の量にどこまで追いつけるのかという問題はあるのですが、それ
でも資料の情報は増え続けているのはたしかなのです。しかし、それらの多く
は可視化されない、少なくともデジタルデータでは追いついていないのではな
いかという危機感は常に持っています。


 そのような認識の中、私としては、福島さんのご意見をもう少し深められれ
ばと考えており、質問をすることとしました。

 まず、「専門家」とは誰なのでしょう。

 歴史系の専門家でかつ史料保存機関に勤務するものの場合、資料を公開する
という点においては根本的に反対する人はむしろ少数派であると思っています。
それは前述の通り、紙媒体や現地での紹介などの努力の存在が前提となってい
ます。

 資料が公開できない理由の多くは、メタデータを作る時間や予算が不足して
いるなどの状況に起因している、もしくは、専門家以外の組織内の抵抗をどの
ように処理するかなどが主要な課題であることはご存知の通りです。もちろん、
これらの障害を取り除くことは資料保存にかかわる組織人の重要な仕事です。
これができているかできていないかが、公開状況の成否と大きくかかわってい
る現状があります。しかし、これは「専門家である」という属性の問題なので
しょうか。専門家の中でもできる人がいて、できない人がいる。かつ、組織の
問題である場合には、それは「専門家」の意見を入れないという問題なのか?
という疑問を持ちます。このあたりをもう少し深めてお話をいただくことで、
よりクリアになる部分があるのではないかと思います。どういう専門家の、ど
のような意見が課題なのかというあたりについてのお話になろうかと思います。


 次に、不完全とはどのような状態を指すのでしょう。

 SNSが広まった昨今にいたり、また、大量のデータを処理しなければならなく
なった昨今にいたり、そのデータが目に留まるためには相当の工夫をする必要
があります。大量の歴史資料の中でその価値を見出し、コンテキストをつけて、
説明するのは専門家の仕事です。それがないデータは、あっても見つけられな
い。「無限に続く完成への道のり」を揚棄してもらうことは極めて重要であり、
それだけを続けている人については、批判されてしかるべきです。一方で、
「見つかった瞬間に公開」は反対側に振り切った状態になりますが、さすがに
そうでもないと理解しています。モノによるのですが、個人の尊厳や財産にか
かわる恐れはないか、偽物ではないかなどの確認は必要でしょう。

 私たちが、2011年以降、また、特に小保方氏の問題でよりクリアになってき
たことに、多数の専門家によるレビューのない(特に理系の)データは、使い
勝手がわからなくなり、結果的に混乱をもたらしたという事実ではないかと思
います。ここで求められているのは、専門家同士のレビューと、社会の監視の
目であり、専門家から資料やデータを無条件に解き放つことではないと理解し
ています。高松塚の議論も、資料そのものを解き放つことではなく、専門家同
士の目であり、専門家の仕事の仕方に対する社会の目という方向性であったと
理解しています。

 だとしたら、その「不完全の程度」はどこに設定されるべきなのか、ある程
度の線引きを示すことで、「だめでも出す」がより明確になるのではないでし
ょうか。


 不完全という文脈で、もう少しだけ私の問題意識を述べておきます。

 最近、特に私が気にしていることに、「レガシーデータベースの課題」があ
ります。私は、最近総合資料学という、博物館の情報や研究資料の情報をデジ
タルネットワークでつなぐための仕組みづくりの検討を行っています※3。その
中で、しっかりとした資源として、長期的にアクセスできる博物館情報のしく
みを検討しています。その文脈の中で、過去のデータベースの事例を調べてい
ます。その中で、いくつか傾向をざっくりと述べますとまさに福島さんの指摘
にあてはまるようなこともあります。

・公的機関だから信頼できるわけではない(特に予算年限の切られたプロジェ
 クト型はあっさり消える)
・データは独立できるように作らなければならない(データベースシステムに
 データがくっつくと、システムの寿命とともにデータが消える)

一方で、下記のような点もあります。

・データはポインタ(ピンポイントのリンクでも検索ででてくるのでもよいが)
 がないとアクセスが著しく困難となる。本体と遊離したデータがあるのは
 「ないよりまし」ではあるが、もう少し良い策を検討すべきではある。

 私は、コンテキストを過剰に重視するものでもないですが、一方で必要なデ
ータをつける作業を軽視できないとも考えています。そのあたりの議論は、す
でに「アーカイブズからデジタル・アーカイブへ」の中で述べた通りであり※4、
アーカイブズが持つ資料への底堅い分析と、デジタルアーカイブが持っていた
発信力のバランスを常に意識するべきだと思っています。そこがない発信は
2000年代初頭のデジタルアーカイブの問題を、優品から大量の資源に広げただ
けであり、やはり10年後に何が残るのかを強く危惧しています。

 これは、資料そのものではないのですが、デジタル化・オープン化の文脈の
中では、意識せざるを得ないのではないでしょうか。


 さて、最後になりますが。

>資料を公開するものに幸あれ
 ここには私も深く同意するものです。これは、すでに最初に述べた部分なの
で、今さら申し上げるべきことではないところだと思います。


>資料を独占するものに禍あれ
 しかし、私はこの前半の言葉に同意する気にはなれません。あまり生産的で
はないので、深く触れるつもりはないのですが(実はこの部分が議論の発端で
ある部分もありますが)、やはりはっきりと言っておく必要があると思います。
私は、いかなる人に対しても「禍あれ」というつもりはありません。そのよう
な二項対立による分断は私たちの目指した市民社会の姿だったでしょうか。も
ちろん、資料に対するさまざまな状況の中で、わかってもらえないことは多く
あり、いろんな思いは強くありますが、それでもそのような表現を選択するこ
と自体が、私たちひとりひとりが公平に、文化を享受するという目指す社会か
ら遠いものであると考えています。

 まさに、この書簡を書いているさなかにカーリルと京都府立図書館との提携
と横断検索のリリースが飛び込んでまいりました。早速実際に検索をしまして、
その速さを実感したところです。すばらしいお仕事だと思います。私は、即座
にこのしくみをどのように実現しているのかの情報等を確認し、現在、ともに
システムを構築している人々と情報を共有しました。なるべく反映させていけ
ればと考えています。「資料を公開する幸」は、ほかの多くの人へ幸せの材料
を運ぶこともあります。その幸せが理解されることで、独占している人に対し
て何らかの影響があることはあるのです。それは時間がかかるかもしれません。
間に合わないこともあるかもしれません。甘いかもしれません。でも、私は幸
せの伝播で、禍なく、分断なく社会を変えることを目指したいのです。私の
「資料への愛」には結果としての禍を望む世界はないのです。

 すいません、最後は感情的な部分であり、あまり生産的ではないかもしれま
せん。お考えをもう少し詳しく教えていただければ幸いです。

                                後藤真

※1 福島幸宏「地域拠点の形成と意義-デジタル文化資源の「資源」はどう調
 達されるのか?」(『デジタル文化資源の活用-地域の記憶とアーカイブ』、
 勉誠出版2011年7月)
※2 江上敏哲『本棚の中のニッポン―海外の日本図書館と日本研究』(笠間書
 院、2012年6月)
※3 総合資料学については
https://www.rekihaku.ac.jp/education_research/research/list/news/r160227.html
 などを参照のこと
※4 後藤真「:アーカイブズからデジタル・アーカイブへ:「デジタルアーカ
 イブ」とアーカイブズの邂逅(『アーカイブのつくりかた:構築と活用入門』
 勉誠出版、2012年」

[筆者の横顔]

後藤真(ごとう・まこと)国立歴史民俗博物館 准教授 専門は人文情報学・情
報歴史学・日本古代史。正倉院文書のデータベース化などを進め、歴史資料の
デジタル化に関する研究を行っている。現在は、国立歴史民俗博物館が進める
ミッション「総合資料学の創生」に関し、博物館情報や歴史系研究情報のデジ
タルネットワークの構築を開始。
http://www.rekihaku.ac.jp/education_research/research/researcher/goto_makoto/


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 【カーリルが協力したLRG第2号と第7号を希望する図書館へ寄贈します!
      「カーリルUnitrad APIリリース記念LRG寄贈キャンペーン」】

2016年4月7日、カーリルが開発した新しい横断検索API「UnitradAPI」がリリ
ースされました。

・カーリルのプレスリリース
-「カーリル Unitrad API」の運用を開始します
http://blog.calil.jp/2016/04/unitrad.html

このリリースを発表した、株式会社カーリルの吉本龍司さんからメッセージを
いただきました。

*

「すべての責任はカーリルにあります。私たちには、問題を解決できる技術力
があるにもかかわらず、業務に対応できるAPIを提供することに真剣に取り組
んではこなかったのです。」

とプレスリリースに書きました。

都道府県立図書館が提供する横断検索システムは遅くて使いにくいものでした
が、カーリルにはない図書館員が求めるニーズを満たしていました。
結局のところ、これらのシステムの存在は、カーリルにとって技術力を見せる
ためにはとても心地よいものでした。

これからは、私たちが批判されることになります。
何故こんなに精度が低いんだ?何故こんなに検索ノイズが多いんだ?
そもそも書誌情報にはどんな問題が?

使われることでようやく、こうした次の問題に気が付くことになると思います。
必ず2年以内にこのプロジェクトは完了させたいと思っています。
どうぞ批判してください。そして先に進んでいきましょう。

                      株式会社カーリル
                     代表取締役・エンジニア 吉本龍司

*

カーリルのプロジェクトを応援する気持ちで、これまでカーリルの協力を得て
制作したライブラリー・リソース・ガイド第2号と第7号を希望する図書館へ寄
贈します。なお、第2号については残部が少ないため先着順で受付し、枠が埋
まり次第締め切ります。

館種は問いませんが、個人や内部の資料としてではなく、図書館の蔵書とす
るよう検討する意思があることが条件です(最終的には各館の選書基準に照ら
してご判断ください)。

・参考
「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 」第2号
 ・特集「図書館システムの現在」
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044011/
「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 」第7号
 ・特別座談会「未来の図書館をつくる」(吉本龍司ほか)
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044016/

・申込方法:次の要領でメールでお申し込みください
・送付先メールアドレス:lrg@arg-corp.jp
・メール件名:LRG寄贈希望
メール本文に寄贈を希望する号(第2号、第7号/いずれか、あるいは、両方で
も可)、図書館名、担当者氏名、送付先住所、送付先電話番号を記載。なお、
配送費は弊社が負担。また、都道府県立図書館に同社から送付のうえ、都道府
県立図書館の配送ルートで各図書館に届けることが可能な場合は、その旨をお
書き添えください。


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 ◆ LRG情報 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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           LRG最新第14号、好評発売中!
            特集は「図書館100連発4」

LRG第14号が無事に出来上がりました。今回は、同志社大学の岡部晋典さん
による書き下ろし論考「図書館は『利用者の秘密を守る』その原点と変遷」と、
ほぼ1年ぶりとなる特集「図書館100連発4」をお届けします。

また、嶋田学さんの連載第1回となる「図書館資料の選び方・私論~その1~」
や、第10回目となる司書名鑑では図書館総合展運営委員長の佐藤潔さんのイン
タビューと盛りだくさんの内容となっています。

http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/new/
お求めはFujisanマガジンサービスにご予約いただくのが一番スピーディに対応
できます。

図書館などの機関向け定期購読や書店からのご注文は以下のメールにて、
直接お問い合わせください。

            お問い合わせ: lrg@arg-corp.jp (担当:ふじた)


*

なお、バックナンバーのうち、みわよしこさんの特別寄稿「『知』の機会不平
等を解消するために-何から始めればよいのか」と「図書館システムの現在」
をテーマに特集した第2号の在庫が100部を切り、少なくなってきました。お求
めはお早めに!

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http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/list/

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<媒体情報>
・誌名:『ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)』
・発行頻度:年4回(季刊)
・ISSN:2187-4115
・発行:アカデミック・リソース・ガイド株式会社
・定価:2500円(税別)
・入手先: http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/

【随時更新】LRG公式アカウント
・Facebookページ
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・Twitter
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なお、図書館等で直販や書店経由での購入を希望する機関は、
            以下の問い合わせ先へメールにてご連絡ください。

            お問い合わせ: lrg@arg-corp.jp (担当:ふじた)


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 ◆ 特報 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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      「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」

            岡本真、森旭彦著
     『未来の図書館、はじめませんか』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

*
          <直近の著者イベント情報>

各都道府県の講演会、読書会等の開催予定です。本書に関するセミナーの開催
等、随時承っています。本書の販売機会を設けていただける場合は、謝金は不
要です(旅費別途相談)。お気軽にご相談ください。

*

最新の情報は下記ページにて更新しています。ぜひご覧ください。
http://www.arg.ne.jp/node/7659

*

目次
まえがき-図書館は知の番人だ

第1章 図面から生まれる図書館は正しいのか
 1 市民に盲目な、「図面から生まれる図書館」
 2 図書館デザインの行方
 3 消えた“図書館職人”の時代
 4 図面から生まれる“効率図書館”の実情
 5 出来合いの公共施設には、“しなやかさ”が宿らない
 6 市民から生まれる図書館
 7 信じることからはじめよう、市民のちから
 8 本当の、市民の声の聞き方

第2章 図書館の“周辺”にある、進化のチャンス
 1 ゲーム機がある図書館
 2 メディア利用から見る「静かな図書館」
 3 市民利用に見る騒がしい「シェアオフィス」のニーズ
 4 図書館ウェブサイトは本当に公共性があるのか
 5 日本の公共空間の捉え方

第3章 図書館の原風景を見つめる
 1 ひとつとして同じ図書館はない
 2 多様な歴史から生まれた図書館の原風景
 3 輸入された原風景「無料図書館」
 4 二冊目の『市民の図書館』を探して

第4章 「足で見る」図書館
 1 いろいろな図書館を知ることが“ライブラリーリテラシー”を上げる
 2 質は量から生まれる
 3 すべてがすばらしい図書館なんて存在しない
 4 「アポなし訪問」の壁と図書館の閉鎖性

第5章 「まち」から生まれる図書館、図書館から生まれる「まち」
 1 「まち」から生まれる図書館
 2 都市総合計画は、図書館のあり方を考えるうえでの必須資料
 3 土地を知り、まちを立体的に理解する
 4 まちの課題はフィールドワークでしか見えてこない
 5 図書館から生まれる「まち」

第6章 さあ、図書館をつくろう
 1 新設だけが「図書館づくり」ではない
 2 ビジョンがない「基本構想」への違和感
 3 図書館のためのビジョン・メイキング
 4 フィールドワークを経たうえで基本構想をまとめる
 5 基本構想は未来から見た未来を、いまからつくること
 6 図書館を形に-「基本計画」「整備計画」
 7 ハード面とソフト面は切り分けて外注すべき

第7章 「発信型図書館」のためのアイデアのつくり方
 1 ワークショップの罠
 2 図書館で見つけるアイデア「百連発」
 3 アイデア+マラソン=「アイデアソン」
 4 書くブレインストーミング「ブレインライティング」
 5 「聞きたいこと」と「発表したいこと」を最大にする会議
   「アンカンファレンス」そして「ライブラリーキャンプ」
 6 図書館を発信-「メディアリレーションとロビイング」
 7 見せるから伝わる-「アドボカシー」
 8 自分の“財布”をもつ強み「ファンドレイジング」

第8章 図書館の拡張
 1 「図書館で起業」は可能か?-「産業支援」
 2 図書館の役割は知の総合コンサルタント-「議会支援」と「行政支援」
 3 図書館のサードプレイス、どう生かす?-「市民活動支援」と「市民協働」
   のあり方
 4 魅力再発見は図書館の「観光支援」で
 5 新しいことが起こり続ける「デジタルアーカイブ」
 6 図書館は「オープンデータ」の守護神になるのか?
 7 「MOOC」で学習の地域間格差を、ゼロに

図書館をつくるための本棚

図書館系業務実績一覧

あとがき


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 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

◇2016-04-15(Fri):
専門図書館協議会 イブニングセミナー(関東地区)
「気付きを上げる実践型接遇研修
-図書館職員のマナー・ コミュニケーション講座3」(加納尚樹)
(於・東京都/日本図書館協会会館)
http://www.jsla.or.jp/evening-seminar-h280415/

◆2016-04-15(Fri):
神奈川県資料室研究会 神資研 4月例会 講演会
「改めて、図書館システムについて考えてみよう」(関乃里子)
(於・神奈川県/神奈川県立川崎図書館)
https://saas01.netcommons.net/shinshiken/htdocs/index.php?key=jo5j0cy8s-359#_359

◇2016-04-21(Thu):
第201回 ku-librarians勉強会「障がい学生への学生生活サポートについて
-大谷大学図書館の取り組み」(小原紗貴)
(於・京都府/京都大学附属図書館)
http://kulibrarians.g.hatena.ne.jp/kulibrarians/20160421

◇2016-04-23(Sat):
日本図書館研究会 情報組織化研究グループ 2016年4月月例研究会
「美術分野における制作者データベースの構築と課題」(丸川雄三)
(於・大阪府/大阪学院大学)
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#201604

◇2016-04-23(Sat):
講演会「図書館は開かれている-いつでも、どこでも、だれにでも
-ケルン市立図書館の取組」(ハンネローレ・フォークト)
(於・神奈川県/横浜市中央図書館)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/event/kouen-goethe-institut.html

◇2016-04-23(Sat)~2016-04-24(Sun):
日本アーカイブズ学会2016年度大会
(於・東京都/東京外国語大学 府中キャンパス)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=258

◇2016-04-26(Tue):
専門図書館協議会 イブニングセミナー(関東地区)
「Facebookを活用しよう!!」(加藤徳義)
(於・東京都/日本図書館協会会館)
http://www.jsla.or.jp/evening-seminar-h280426/

◇2016-05-14(Sat):
情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
第110回研究発表会
(於・茨城県/筑波大学 春日エリア)
http://www.jinmoncom.jp/

◇2016-05-14(Sat)~2016-05-15(Sun):
情報知識学会 第24回(2016年度)年次大会(研究報告会・総会)
(於・茨城県/筑波大学 春日エリア)
http://www.jsik.jp/?kenkyu

◇2016-05-18(Wed)~2016-05-20(Fri):
第7回 教育ITソリューションEXPO EDIX
(於・東京都/東京ビッグサイト)
http://www.edix-expo.jp/

◇2016-05-28(Sat):
日本図書館情報学会 2016年度春季研究集会
(於・東京都/白百合女子大学)
http://www.jslis.jp/conference/2016Spring.html

◇2016-05-28(Sat):
日本図書館研究会 第320回研究例会
「図書館史料の間歇に関する一検討」(園田俊介)
(於・大阪府/大阪府立中之島図書館 別館)
http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2016/320invit.html

これ以前のバックナンバーやご登録はこちらからどうぞ。
http://archive.mag2.com/0001260410/


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 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

◇2016-05-28(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第1回「りぶらの未来」
神代浩(文部科学省科学技術・学術総括官兼政策課長)×戸松恵美
(りぶらサポータークラブ副代表)×岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2016-07-09(土):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第2回「仕事と図書館」
秋元祥治(岡崎ビジネスサポート センターOKa-Bizセンター長)× 岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2016-10-02(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第4回「市民活動と図書館」
三矢勝司(岡崎まち育てセンター・りた事務局次長)× 岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html

◇2017-02-19(日):
『困ったときには図書館へ』連続講演会 第6回「図書館の未来」
神代浩×水越克彦(岡崎市立中央図書館館長)×岡本真
http://www.libra-sc.jp/project/2016040410074058.html
講義・講演のご依頼をお考えの方、お気軽にご相談ください。


弊社の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。

なお、弊社代表の岡本真は総務省の委嘱を受け、地域情報化アドバイザーを
務めています。
http://www.applic.or.jp/prom/chiiki_adviser/
本制度の利用を申請する場合、申請元に経済的負担がかかりません。
ご活用ください。
※本年度の申請は〆切られています。

[参考]基本プロフィール
     http://www.arg.ne.jp/user/3

法人としての活動は、

https://www.facebook.com/ARGjp

をご参照ください。業務発注、歓迎です。各種ご相談に対応いたします。

◇最近の主要業務:
 1.公共施設・商業施設の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
 2.ウェブ技術を中心とした産官学連携のコーディネート
 3.共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
 4.ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
 5.ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援

また、当面の間、

             岡本真、森旭彦著
     『未来の図書館、はじめませんか』(青弓社、2014年)
    http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-0053-2
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787200534/arg-22/

の販促にかなう限りは、講演謝金不要で講演依頼を受け付けます。お気軽にご
相談ください。

~<弊社編集誌>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ~図書館の未来がわかる、新しいライブラリーマガジン~
      ライブラリー・リソース・ガイド(編集・発行:ARG)
       http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/
          https://www.facebook.com/LRGjp
           https://twitter.com/LRGjp

   ~曲がり角を迎えている図書館における今後の学習環境を考える~
    ラーコモラボ通信(編集・発行:ラーニングコモンズラボラトリ)
        http://archive.mag2.com/0001260410/

       ~デジタルヒューマニティーズのいまを探る~
      人文情報学月報(編集:人文情報学研究所&ARG)
        http://archive.mag2.com/0001316391/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<弊社編集誌>~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 配信の解除・送信先の変更は、
           http://www.arg.ne.jp/registration
                          でお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<ご協力ください>~~

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 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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◆2016-04-04(Mon): 新パートナースタッフのトレーニング

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8316

・「2016年度の始まりにあたって-新たなパートナースタッフ・岡崎有彩より
の挨拶」(アカデミック・リソース・ガイド株式会社Facebookページ、
2016-04-01)
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/1049870975058524

に掲載したように、今年度から新たなスタッフが加わりました。1月に1名、2月
に1名、4月に1名と2016年は経営者としては体制の確立に心血を注いでいます。

ということで、今日は新たなスタッフである岡崎有彩さんに集中的にトレーニ
ングを行いました。弊社での業務はクラウド環境を使いこなすことが強く求め
られるので、毎回、新規スタッフには、

・Gmailの使い方
・Googleカレンダーの使い方

を集中的にレクチャーします。GmailやGoogleカレンダーに特別な使い方がある
のか?と思うかもしれません。しかし、あるのです。特別ということでもあり
ませんが、毎日顔をあわせるわけではないスタッフ同士で円滑にコミュニケー
ションし、迅速にタスクをこなすには一定のやり方があり、これを身につけな
いと先に進めません。

詳しく言えば、要するに単なるツールの使い方ではなく、工数管理と業務管理
の考え方とその実践の考え方ということになるでしょうか。この方法はかねて
から書籍化するという話があるのですが、なかなか手が回りません。

ともあれ、岡崎さんが一日も早くこの考え方と方法を身につけますように。


◆2016-04-05(Tue): 徳島市立図書館でスタッフ全体研修とマネジメント層研修
         の講師

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8317

昨年の6月に引き続き、本年度も

・徳島市立図書館
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/toshokan/
・Flickr-徳島市立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157664515613023/

に職員研修の講師としてお招きいただきました。

・「徳島市立図書館で講演」(編集日誌、2015-06-01)
http://www.arg.ne.jp/node/7916
・「徳島市立図書館でスタッフ向けワークショップを実施」(編集日誌、
 2015-06-02)
http://www.arg.ne.jp/node/7917

今回はスタッフ全体研修とマネジメント層研修の2つを1日で実施したのですが、
この1年間のみなさんの努力の結晶を感じることができる内容でした。よい図書
館というものは、こうやって日々の努力によって備えられていくことを実感し
ます。

なお、研修会まで時間があったので、

・松茂町立図書館
http://matsushige-toshokan.jp/
・Flickr-松茂町立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157664500322304/

も見学しました。


◆2016-04-06(Wed): 神山町を周遊

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8318

知人のご厚意で車を出していただき、かねてから訪問したかった

・神山町
http://www.town.kamiyama.lg.jp/

をめぐりました。

まず、

・Flickr-隠された図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666771154536/

を外からながめ、

・Flickr-神山町農村環境改善センター
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666729565631/
・神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス
http://www.in-kamiyama.jp/kvsoc/
・Flickr-神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666844565985/
・WEEK神山
http://www.week-kamiyama.jp/
・Flickr-WEEK神山
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666772442576/
・Flickr-神山町鬼籠野公民館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666299665630/

といった施設をみてまわりました。NPO法人グリンバレー、ならびに神山町役場
のみなさまにはたいへんお世話になりました。御礼申し上げます。

神山町を出た後は、飛行機の時間まで少し余裕があったので、

・藍住町立図書館
https://lib.town.aizumi.tokushima.jp/
・Flickr-藍住町立図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666696722722/
・北島町立図書館・創世ホール
http://www.town.kitajima.lg.jp/library/
・Flickr-北島町立図書館・創世ホール
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666730084381/

の2館を見学しました。そして帰京。徳島、また行きます!


◆2016-04-08(Fri): 多摩方面の図書館見学

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8319

武蔵野プレイスで会議があるので、少し早めに出て、

・調布市立中央図書館
https://www.lib.city.chofu.tokyo.jp/libguide0001.shtml
・Flickr-調布市立中央図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666835854866/

を見学しました。小池館長、ご多忙のところありがとうございました。

その後、

・武蔵野プレイス
http://www.musashino.or.jp/place.html
・Flickr-武蔵野プレイス
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666361562180/

での打ち合わせを経て、

・杉並区立中央図書館
https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/facilities/chuou.html
・Flickr-杉並区立中央図書館
https://www.flickr.com/photos/argeditor/sets/72157666361476750/

を見学して帰宅。


◆2016-04-09(Sat): 第18回 図書館サポートフォーラム賞の受賞者決定

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8320

・図書館サポートフォーラム-第18回 図書館サポートフォーラム賞表彰決定
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

とのことです。受賞者は埼玉県立久喜図書館、田川浩之さん、手代木俊一さん。
特に埼玉県立久喜図書館の受賞はその理由も含めて画期的なことです。

といったニュースを横身にしながら、稼ぎではない仕事に精を出す土曜の一日。


◆2016-04-10(Sun): 年度初めの個別相談会とARGオープン花見2016を開催

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/8321

年度初めなので、在京の全スタッフと個別面談を行いました。当面のことだけ
でなく、中長期的にそれぞれが考えていることを把握するためには大事な一日
です。

そして、夕刻から

・ARGオープン花見2016
https://www.facebook.com/events/234017150283755/

を開催。30名以上の方々にお越しいただきました。感謝。

             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)[ARG-584]2016年04月11日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル さくらWORKS<関内>408
【 ISSN 】1881-381X
【E-Mail】info [&] arg-corp.jp [&] を@に置き換えてください。
【サイト】http://www.arg.ne.jp/
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ACADEMIC RESOURCE GUIDE

発行周期: 週刊 最新号:  2019/03/18 部数:  4,164部

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