ACADEMIC RESOURCE GUIDE

[ARG-518]2-1『地域ジャーナリズム-コミュニティとメディアを結びなおす』(畑仲哲雄)

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and ...

      2015-01-05発行   ‡No.518‡   4649部発行

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."

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  ◇ 目次 ◇
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○羅針盤『地域ジャーナリズム-コミュニティとメディアを結びなおす』
                             (畑仲哲雄)

○レビュー
 -埼玉医科大学附属図書館、サイトを公開(2014-12-22)
 -京都府立医科大学附属図書館、貴重書全文アーカイブに『醫斷』『續醫斷』
  『濟生備考』を追加(2014-09-29)
 -摂南大学図書館、デジタルアーカイブに攝津名所圖會第九巻を追加
  (2014-09-25)

○LRG編集日誌(嶋田綾子)
 -新年のご挨拶
 -【図書館100連発】階段に展示コーナーのお知らせを掲示

○【特報】「新共著『未来の図書館、はじめませんか』発売中」
 -47都道府県ツアーの予定を随時更新中/増刷間近!

○イベントカレンダー

○活動の予定と報告

○編集日誌
 -大掃除と忘年会
 -ゆるやかに仕事始め-日本の有人離島の図書館環境を悉皆調査
 -2015年・年頭の挨拶
  -仕事始めに2015年の業務展開をあらためて見直しつつ
                              など、7日分

○奥付

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           本誌編集長・岡本真の新刊!

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         『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』
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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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   『地域ジャーナリズム-コミュニティとメディアを結びなおす』
          (勁草書房、2014年、税込5184円)
      http://www.amazon.co.jp/gp/product/4326602724/

                  畑仲哲雄(龍谷大学社会学部准教授)

◆1.はじめに

 「地域」と「ジャーナリズム」。この2つの言葉を組み合わせた本書のタイト
ルに違和感を覚えた人は多いと思います。国家権力を監視するのがジャーナリ
ズムの使命だと考える人からすれば「地域」はいかにもミスマッチ。逆に、ま
ちづくりや地域活性化に関心を持つ人にとって「ジャーナリズム」は仰々しい。
でも、わたしは「ジャーナリズム」のよりよいあり方を「地域」から考えると
いう、本書の狙いに固執しました。

 本書の元になった博士論文の主タイトルは「ジャーナリズムにおける〈地域
〉という立脚点」です。でも、こんな説明調のタイトルは単行本に不向きです。
悩みに悩んだすえ、主タイトルを「地域ジャーナリズム」とし、表紙に小さな
文字で「Communitarian Journalism」という英語を添えることにしました。こ
の本で「地域」というのは地理的な区画や領域を指すのではなく、もっと哲学
的な意味を付与するためです。つまり、思想としての「地域」からジャーナリ
ズムを再検討しているんですよ、ということを表現したかったのです。


◆2.事例の概略

 ケーススタディの対象地域に選んだのは、「平成の大合併」で注目を集めた
新潟県西部の上越市です。若年層の流出、上昇する高齢化率、人口減少と過疎
……。上越市は、10年前に周辺13町村を編入合併しました。その数は全国最多。
思い切った決断は話題を呼びましたが、合併は地域の生き残りのための方策で
した。

 そこに赤字を抱えた小さな新聞社がありました。その新聞社がNPOの力を借り
て協働プロジェクトに取り組み、結果的に発行部数を3倍以上に伸ばし、経営再
建に成功しました。NPOもこの地域におけるNPO数を県内屈指のレベルに高めた
ことで全国のNPO関係者から注目を集めてきました。

 もう少し詳しく述べましょう。新聞社は、新潟県上越市でタブロイド判の地
域紙を発行する上越タイムス社(以下、タイムス社)。日本新聞協会にも加盟
していない小規模な地域紙を発行する会社です。NPOは新聞社とほぼ同じ領域を
カバーする中間支援型の特定非営利活動法人・くびき野NPOサポートセンター
(くびき野SC)です。

 プロジェクトは、タイムス社が紙面の一部をくびき野SCに無償提供するとい
うもので、くびき野SCは企画・取材から編集・版下づくりまですべて独力でお
こない、印刷データをタイムス社に持ち込みます。タイムス社はそれをそのま
ま印刷機にかけ、内容についてノーチェック・ノータッチです。1999年夏には
じまり、すくなくとも本書発売の2014年末まで15年以上にわたって継続中です。
事業として安定しており、よほどのことがない限りこのプロジェクトが終わる
ことはないでしょう。

 タイムス社がくびきSCに紙面づくりを提案した理由は人件費の節減でした。
「お金は支払えないが、紙面の一部を自由に使っていい」。そんな提案に対し、
くびき野SCは「私たちが制作する紙面の内容に干渉しないこと」という条件を
提示しました。くびき野SCは地元地域のNPOとつながっていくためのメディアが
ほしかった。互いが互いを利用するかたちでスタートしました。

 当初、タイムスの記者たちは大手新聞の記者たちから「手抜き」「堕落」な
どと痛罵され、くびき野SCも「新聞社に利用されている」と陰口されていまし
た。両者の関係も当初、良好ではありませんでした。しかし、この事業を続け
ていくうちに、タイムスの記者たちとくびき野SCのスタッフたちは、相手がじ
ぶんたちの弱点を補完することを理解し、疲弊する地元地域を少しでも良くし
たいという目標を共有するようになっていいます。

 この協働事業に関して、くびき野SCはマスメディアをフル活用して情報発信
したとしてNPO関係者から高く評価されました。タイムス社も市民社会に紙面を
無償した新聞社として市民メディアや地域メディアの研究者たちから称賛され
ました。しかし、この事例はジャーナリズムの世界では歯牙にもかけられず、
マスメディアや関係者からはほとんど相手にされてきませんでした。

 わたしは知人の地方紙記者からタイムス社のことを教えてもらいました。NPO
に紙面の一部を丸投げした新聞社が発行部数を3倍に伸ばしたなどという話は、
眉唾に思えました。きっとなにかウラがある。そんな猜疑心を払しょくできな
いままタイムス社とくびき野SCにインタビューを申し込んだときのことを、い
まもはっきり覚えています。


◆3.本書の構成

 本書は第4部で構成され、序章に続いて10の章からなっています。くわしくは
文末の目次をご覧いただくとして、ごく簡単に内容を説明します。

 第1部は、いわば理論編です。ジャーナリズムの規範論が、国家や市場との緊
張のなかで論じられたり、市民社会との関係性を求められたりすることが多か
ったことをあとづけ、「地域」との関係が忘れられがちであったことを指摘し
ました(第1章)。そして社会学が「地域」を検討する際、思想的な実践として
のジャーナリズムを十分に扱いきれていなかったことを論じ(第2章)、「地域」
と「ジャーナリズム」を結ぶための方法をイデオロギーに求めました(第3章)。

 第2部では、上越の新聞社とNPOによる協働プロジェクトを検討した市民メデ
ィア論者やNPO研究者の先行文献をレビューし、ジャーナリズム研究における
「編集権」概念を批判的に検討しました。さらに、本書の事例を検討する際の
鍵概念である「協働」や「地域」概念を整除し、「地域ジャーナリズム論」と
いう枠組みを提示しました(第4章)。それらを踏まえたうえで、研究設問を列
記しました(第5章)。

 第3部は事例分析に費やしました。まず、上越後(かみえちご)という地域の
輪郭や来歴を明確にしたうえで(第6章)、新聞社からみた協働紙面の実践(第
7章)と、NPOからみた協働紙面の実践(第8章)を詳しく考察しました。第7~8
章は、インタビューをもとにして事実を再構成しており、筆者自身が見聞きし
たわけではありませんが、経営難に陥っていた新聞社がNPOに紙面の一部を作っ
てもらうようになった経緯や、紙面の一部とはいえ外部に制作を委譲すること
の是非について、厚く記述したつもりです。

 第4部では、事例分析からみえてきた「地域ジャーナリズム」を理論的に彫琢
しようと試みました。分析概念として用いたのは「(権力を監視する)番犬=
Watchdog」と「善き隣人=Good Neighbor」です。さらに、NPO研究におけるア
ドボカシー(advocacy)に関する理論を、ジャーナリズムの規範論に援用して
みました。そこから導出した仮説は、地域ジャーナリズムには、主流ジャーナ
リズムの掲げる自由主義的なジャーナリズムの限界を超える芽をもつというこ
とです。

 なお、本書の「はしがき」「序章」と「あとがき」では、わたし自身の世界
観や立ち位置の変遷(転向)について記しました。いわば「ワタクシ語リ」の
ような文章になっています。とくに「あとがき」では、無意識のうちに中央主
権的な社会に埋め込まれ、在京の全国メディアの階層意識におぼれていたこと
を、地域に根付いたメディアで働く仲間によって気づかされたことを反省的に
つづりました。


◆4.「番犬」と「善き隣人」

 本書の担当編集者である勁草書房の橋本晶子さんが、帯の言葉として、以下
の文句を考えてくださいました。すこし気恥ずかしいですが、プロの編み手に
よって凝縮された表現なので以下に引用します。

  「番犬」か、「善き隣人」か。
  新聞不況のなか、発行部数を3倍に伸ばした過疎地の新聞社上越タイムス。
  彼ら彼女らが示したジャーナリズムとは。NPO論やコミュニタリアニズム
  哲学を駆使し、これまでのジャーナリズムの規範に修正を迫る。

 アメリカの主流メディアの記者たちは、自らが「番犬」であるべきだという
使命感をつよく抱いているとされています。そうした意識の背景には古典的自
由主義ないし自由原理主義の影響があります。近代ジャーナリズムは市民階級
が自由を獲得する思想的な実践でした。なので、とりわけ英米のジャーナリス
トは、プレスは国家から自立すべきであり、国家はプレスに干渉すべきではな
いという関係を理想視します。アメリカ型のジャーナリズムをお手本に再出発
した戦後日本のジャーナリストもそうした考え方を尊重してきました。

 ただし、番犬ジャーナリストたちの政治観は、「客観的」な「事実」を報道
してさえいれば、人々は正しい選択をするという信念で貫かれています。番犬
ジャーナリストたちは事実を提示するだけ。じぶんたちが国家の提示する価値
観から自由であるのと同じように、じぶんたちも価値観をオーディエンスに押
し付けない。ニュース報道は往々にして賛否両論で、価値にコミットしない。
日本の全国紙やNHKのジャーナリストも、(論説は別にして)ニュース報道にお
いては、バイアスなき観察者かつ価値中立的な報告者の立場にとどまるべきと
いう規範を守ってきたといえましょう(細かいところでは異論はありますが)。

 ここで考えておきたいのは、「バイアスなき価値中立的な観察・報告者」は、
場合によっては「傍観的な観察・報告者」になりかねないということです。と
くに地域社会の一員である地元メディアのジャーナリストや編集者にとって、
地元の利益を度外視した「中立的」報道など原理的に不可能といってよいでし
ょう。(もっともよくわかる例としては、基地をめぐる沖縄2紙と本土メディア
の差異がありますが、文字数の関係で割愛します)

 しかし、地方紙や地域紙のジャーナリズムは「地域」との関係抜きに考えら
れません。ローカルなメディアのジャーナリズムは、ナショナルな規模のジャ
ーナリズムよりも視野が狭く、ワンランク劣っているかのような見方をする人
がいます。残念ながら、「大手」マスメディアの「一流」ジャーナリストから
も、こうした発言がたびたび見られてきました。

 しかし逆からみれば、地域メディアのジャーナリストは地元社会の一員とし
て、地域に直接働きかけることができるという強みを持つと考えることができ
ます。「地域」は、国家の一部分を指すわけではありません。わたしは本書で、
「地域」の概念を「人間にとって身近な秩序と福祉を創出する自律的な自治の
ための社会的な空間」と定義してみました。そこに求められるジャーナリスト
像は、地元の人たちと同じ目線で生活し、痛みや喜びを分かち合う隣人です。

 ナショナルナ規模のメディアやそのジャーナリストが、「国家」と一体化す
れば、たちまちのうちに全体主義を招きますが、地域メディアのジャーナリス
トは決して脱地域化してはなりません。ときに地元権力の「番犬」となる必要
もありますが、むしろ多くの場合、地域住民の「善き隣人」であることが求め
られます。地域ジャーナリズムは決して小さなジャーナリズムではなく、国境
を越えてトランスナショナルなネットワークを形成する可能性さえ秘めていま
す。

 地域ジャーナリズムの使命は、うまくいっている地域(Wellbeing Community)
を作り出すことです。わたしもジャーナリズムの番犬性を否定するわけではあ
りませんが、「善き隣人」として、ときに善悪や徳などの価値にコミットし、
「客観中立」的な観察者*以上*の存在になることに躊躇すべきではないと思い
ます。そうした行動原理に思想的な養分をあたえてくれるのが、政治哲学のコ
ミュニタリアニズム(Communitarianism)が重視する共通善(Common Good)や
NPO研究者がいうアドボカシーではないか、というのがわたしなりの結論です。

◆5.おわりに

 本書はわたしにとってひとつの「けじめ」でした。くわしくは「あとがき」
をお読みいただきたいのですが、じぶん自身の反省の弁と、今後について記し
ておきたいと思います。

 わたしは関西大学を卒業後、毎日新聞社に入社し、記者として訓練されまし
た。上司にも先輩に恵まれたと思いますが、日本のメディア産業全体を覆うヒ
エラルキーに疑いを持つ契機には恵まれませんでした。メディア界の最上位に
はナショナルな規模の全国紙やNHKとキー局が君臨し、次いで県単位の地方メデ
ィアがある。ここまでを主流ジャーナリズム/伝統メディアと呼ぶ。それより
小さな規模メディアは取るに足りない存在であり、ジャーナリズムを実践する
力量などない。わたしはそのように考えていました。なんとも差別的で醜悪な
メディア観です。

 もっとも、全国規模のメディア企業内部にもヒエラルキーがあり、東京本社
には「エリート」が配置され、地方支局には「ドサ回り」の地方記者が配置さ
れています。つまり、全国規模のメディア企業はきわめて階層的・集権的・差
別的な小宇宙です。全国メディアのジャーナリストのなかには日本の中央集権
的なシステムを批判し、分権化を推奨する人もいますが、全国メディア自体が
東京に権限を集中させているわけですし、マスメディアの産業構造自体が、統
治システムの分権化抜きに変われない構造をしているのです。

 マスメディアは、統治構造に適応することで、市場における安定的な地位を
得てきたといえます。しかし、人口が減少に転じ、「地方消滅」という予測が
まことしやかに語られる時代にあって、地域社会のボス然としているようなジ
ャーナリストやメディア関係者たちは反省を迫られるはずです。これまでは
「ジャーナリズム」の看板を掲げ、業界団体に加盟していれば、行政機構から
独占的に情報を得ることができたり、市場で優位な立場を守ることができたり
したかもしれません。でも、メディア企業が政財界の力を頼んだりして延命で
きたとしても、そのことになんの意味があるでしょうか。

 タイムス社の執行役員として改革に取り組んだ大島誠さんは、わたしのイン
タビューに対して以下のように語ってくれました。

  新聞社だけなんとかうまく生き残れても、地域が元気を失っていたら意味
  がない。地域がだめになったら、その地域の新聞社だって生存できないん
  ですよね。そういう感覚は、東京ではどうか知らないけど、こういう地域
  の中小零細企業の経営者なら、みんな感じてるんじゃないかな。あえて極
  論をいえばね、東京が、日本が、世界がどうなろうと、上越という地域が
  元気なら、それでいいんだ、と。

 日本社会の人口減少は避けられそうにありません。今後、全国の「地域」は
生き残りのため、よりいっそう知恵を絞らなければなりません。それは上越の
ような地域だけが取り組むべき問題ではなく、東京以外のすべての地域が直面
する(すでにしている)難問ですし、多くの先進諸国の都市にも共通するもの
でしょう。

 地域社会に根を張るジャーナリストは、国家からの自由を唱えていればとり
あえず恰好がつく主流メディアのジャーナリストとは異なった実践倫理と目標
を設定する必要があります。わたしは今後、他地域とつながりをもちにくい各
地のジャーナリストのネットワーク作りやノウハウ共有を支援していくような
研究に取り掛かりたいと考えています。どうかご支援・ご助力ください。

◆6.本書の目次と著者連絡先

『地域ジャーナリズム--コミュニティとメディアを結びなおす』

目次

[はじめに]
[序章]
 第1節 研究の発端
 第2節 規範をめぐる議論
 第3節 前著からの接続
 第4節 事例の概要
 第5節 事例への戸惑いと疑問
 第6節 地域という立脚点
 第7節 本書の構成

[第1部]
第1章 ジャーナリズムの規範論
 第1節 国家との関係性
 第2節 市場との関係性
 第3節 市民社会との関係性

第2章 地域の概念と自治のかたち
 第1節 「地方」と「地域」の区別
 第2節 初期の地域社会をめぐる研究
 第3節 理念型としてのゲマインシャフトとコミュニティ
 第4節 地域からみた自治の論理
 第5節 地域情報化政策の問題
 第6節 共同体の再評価
 第7節 ガバナンスと補完性原理
 第8節 政府・市場・コミュニティの区別

第3章 地域とジャーナリズム
 第1節 統治構造とメディア・システム
 第2節 新聞産業の「二重構造」
 第3節 地方報道と地域報道
 第4節 ジャーナリズムのヒエラルキー
 第5節 地域紙の産業的特徴
 第6節 地域自治と地域ジャーナリズム
 第7節 新聞の集権と分権
 第8節 自由の哲学
 第9節 コミュニティの哲学

[第2部]
第4章 市民メディアからの問い
 第1節 市民メディア研究からの先行文献
 第2節 社会運動としてのパブリック・アクセス
 第3節 「新聞編集権」をめぐる概論
  1 読売争議とCIEの指導
  2 「編集権声明」の法的検討
  3 ドイツで発展した「内部的自由」論
 第4節 NPO論からの先行文献
 第5節 「協働」をめぐる議論と定義
 第6節 地域メディア論から地域ジャーナリズム論へ

第5章 問いと方法
 第1節 研究設問
 第2節 ケーススタディ

[第3部]
第6章 新潟と上越後の相克
 第1節 日本における北陸・新潟
 第2節 上越地域のメディア環境

第7章 新聞社からみた協働紙面の実践
 第1節 協働開始までのあゆみ
 第2節 所有者とジャーナリストの対立
 第3節 NPO紙面による意識改革

第8章 NPOからみた協働紙面の実践
 第1節 中間支援型NPOの役割
 第2節 手段としてのメディア
 第3節 新聞社との距離感

[第4部]
第9章 〈地域〉という立脚点
 第1節 先行研究の再検討
 第2節 研究上の問いに対する結論
 第3節 得られた知見
 第4節 学問的貢献と今後の課題

第10章 善いジャーナリズムを求めて
 第1節 上越モデルの伝播と今後の展開
 第2節 善き隣人としてのジャーナリスト
 第3節 ジャーナリストと研究者の協働

[注]
[あとがき]
[文献一覧]
[人名索引]
[事項索引]

【著者連絡先】
畑仲哲雄(はたなか・てつお)
〒520-2194 滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5 龍谷大学社会学部
研究室直通 077-543-7621 メール hatanaka.tetsuo@gmail.com
http://homepage3.nifty.com/hatanaka/
https://www.facebook.com/Hatanaka.Tetsuo


[筆者の横顔]
畑仲哲雄(はたなか・てつお)。1961年大阪市生まれ。博士(社会情報学)。
毎日新聞・日経トレンディ・共同通信で記者として働いた後、東京大学で学位
取得。専門分野はジャーナリズム。著書に『新聞再生-コミュニティからの挑
戦』(平凡社)、『スレイヴ-パソコン音痴のカメイ課長が電脳作家になる物
語』(ポット出版)ほか。
http://www.ryukoku.ac.jp/who/detail/594420/

Copyright (C) HATANAKA Tetsuo 2014- All Rights Reserved.
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 ◆ レビュー ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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◆埼玉医科大学附属図書館、サイトを公開(2014-12-22)

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/7678

埼玉医科大学附属図書館がサイトを公開した(2014-12-22)。

・埼玉医科大学附属図書館
http://www.saitama-med.ac.jp/smulibrary/

サイトからわかる限りでは遅くとも2007年には学内公開されていたようだが、
今回、学外向けに全面的に公開するようになったようだ。

なお、日本には大学校である防衛医科大学校を含め、医学系単科大学は22大学
あるが、図書館のサイト学外公開は他の全大学が実施しており、埼玉医科大学
が最後の学外公開となる。ただし、防衛医科大学校図書館は概要のみの公開に
とどまっている。

・愛知医科大学医学情報センター(図書館)
http://www.aichi-med-u.ac.jp/micl/
・関西医科大学附属図書館
http://www.kmu.ac.jp/library/
・岩手医科大学附属図書館
http://www.lib.iwate-med.ac.jp/
・京都府立医科大学附属図書館
http://www.kpu-m.ac.jp/k/library/
・金沢医科大学図書館
http://www.kanazawa-med.ac.jp/lib/
・埼玉医科大学図書館
http://www.saitama-med.ac.jp/smulibrary/
・札幌医科大学附属総合情報センター
https://infonavi.sapmed.ac.jp/jpn/
・産業医科大学図書館
http://www.lib.uoeh-u.ac.jp/
・自治医科大学図書館
http://lib.jichi.ac.jp/
・聖マリアンナ医科大学医学情報センター
http://mic.marianna-u.ac.jp/
・川崎医科大学附属図書館
http://www.kawasaki-m.ac.jp/med/library/
・大阪医科大学図書館
http://www.osaka-med.ac.jp/~tosho/
・東京医科大学図書館
http://library.tokyo-med.ac.jp/
・東京慈恵会医科大学学術情報センター図書館
http://www.jikei.ac.jp/academic/micer/toshokan.htm
・東京女子医科大学図書館
http://www.twmu.ac.jp/library/
・奈良県立医科大学附属図書館
http://www.naramed-u.ac.jp/lib/
・日本医科大学図書館
http://libserve.nms.ac.jp/
・福島県立医科大学附属学術情報センター図書館
http://www-lib.fmu.ac.jp/lib/
・兵庫医科大学図書館
http://www.hyo-med.ac.jp/department/lbry/libindex.html
・和歌山県立医科大学図書館
http://opac.wakayama-med.ac.jp/
・獨協医科大学図書館
http://lib.dokkyomed.ac.jp/
・防衛医科大学校図書館
http://www.ndmc.ac.jp/tosyokan/


◆京都府立医科大学附属図書館、貴重書全文アーカイブに『醫斷』『續醫斷』
                   『濟生備考』を追加(2014-09-29)

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/7679

京都府立医科大学附属図書館が貴重書全文アーカイブに『醫斷』『續醫斷』
『濟生備考』を追加した(2014-09-29)。

・京都府立医科大学附属図書館貴重書全文アーカイブ
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/denshi/kichosho/kichosho2014.htm
・京都府立医科大学附属図書館デジタルアーカイブT
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/denshi/
・京都府立医科大学附属図書館
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/

『醫斷』(1759年)、『續醫斷』(1811年)、『濟生備考』(1850年)は刊行
年からわかるように、いずれも江戸時代の医学書であり、いずれも日本語で記
述されている。このうち、杉田玄白の孫である杉田成郷の『濟生備考』は、

・東京大学医学図書館デジタル史料室
http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/digital/

でも、

・『濟生備考』
http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/digital/HR160/

として公開されているが、『醫斷』(1759年)、『續醫斷』(1811年)は日本
国内でも所蔵している図書館が少なく、今回のデジタル化公開は大きな意義を
持っているのだろう。

・「京都府立医科大学附属図書館、古医書コレクションにデータを追加」
 (レビュー、2008-08-26)
http://www.arg.ne.jp/node/4428
・「京都府立医科大学附属図書館、貴重書全文アーカイブを公開」
 (レビュー、2009-11-18)
http://www.arg.ne.jp/node/6124
・「京都府立医科大学附属図書館、デジタルアーカイブで大学史・記念誌を
 公開」(レビュー、2009-01-19)
http://www.arg.ne.jp/node/5080


◆摂南大学図書館、デジタルアーカイブに攝津名所圖會第九巻を追加
                            (2014-09-25)

              ⇒ 元記事: http://www.arg.ne.jp/node/7660

摂南大学図書館がデジタルアーカイブに攝津名所圖會 第九巻を追加した
(2014-09-25)。

・摂南大学図書館デジタルアーカイブ 攝津名所圖會 第九巻
http://www.setsunan.ac.jp/~tosho/settsumeishozue/settsu9/settsu9_01.html
・摂南大学図書館デジタルアーカイブ 攝津名所圖會
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/setsunan/?page_id=896
・摂南大学図書館デジタルアーカイブ
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/setsunan/?page_id=897
・摂南大学図書館
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/setsunan/

摂南大学図書館デジタルアーカイブは公開されて以降(2013-09-13~)、順次
データを追加しており、これまでにも西洋古版日本関係地図コレクション
(2013-09-13)、攝津名所圖會 第1巻から第8巻(2014-03-04)等が公開されて
いる。


Copyright (C) OKAMOTO Makoto 2014- All Rights Reserved.
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 ◆ LRG編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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          嶋田綾子(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)

アカデミック・リソース・ガイドが編集・発行しているライブラリーマガジン
「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)」の近況を、Facebookページでご紹
介している図書館の話題も交えながらお届けします。


◆2015-01-01(Thu): 新年のご挨拶

    ⇒元記事: https://www.facebook.com/LRGjp/posts/632617170175824

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2015年もライブラリー・リソース・ガイドをどうぞよろしくお願いいたします。

12月末に第9号を刊行したばかりではありますが、3月末の第10号刊行に向けて、
制作進行中です。

今年は、

・3月 第10号
・6月 第11号
・9月 第12号
・12月 第13号

と刊行していく予定です。

昨年は、

・2月 第6号
・7月 第7号
・9月 第8号
・12月 第9号

と刊行してきました。

その間に、7月と9月にはLRGフォーラムを開催し、2月、6月、9月、10月(3回)、
12月には図書館100連発をテーマとした研修を実施してきました。

今年は、刊行を継続していくのと同時に、販売機会と情報提供の拡大を目指し
ていきたいと思います。

販売OKなイベントへの参加や、勉強会の開催など、ぜひぜひお声がけください。

LRGに掲載したテーマでの勉強会や研修なども大歓迎です。

今年も、LRGをどうぞよろしくお願いいたします。


◆2015-01-01(Thu): 【図書館100連発】階段に展示コーナーのお知らせを掲示

    ⇒元記事: https://www.facebook.com/LRGjp/posts/633199960117545

嘉悦大学情報メディアセンター図書館では、階段に展示コーナーのお知らせを
掲示しています。

階段を上るときには、注意深く見る場所。そこにお知らせを掲示することで、
注目をしてもらおう、というものです。

ただ、立ち止まってじっくり見る場所ではないので、クイックに、必要な情報
が伝えられる簡潔なデザインが求められる難しい場所でもあります。そこをう
まく利用すれば、よい掲示場所になるのではないでしょうか。

階段広告ご存知ですか?
http://liss.kaetsu.ac.jp/archives/50739221.html

* * * *

嘉悦大学情報メディアセンター図書館
http://imc.kaetsu.ac.jp/

*

最新LRG第9号のご購入はこちらから
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/b/1044018/

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※図書館等で直販や書店経由の購入を希望する機関は、下記問い合わせ先へ
お問い合わせください。

問い合わせ: lrg@arg-corp.jp (担当:嶋田)

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[ARG-518]2-2 へつづく

ACADEMIC RESOURCE GUIDE

発行周期: 週刊 最新号:  2019/03/18 部数:  4,164部

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