ACADEMIC RESOURCE GUIDE

[ARG-417]

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
         Science, Internet, Computer and ...

      2010-03-09発行   ‡No.417‡   4968部発行

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ◇ 目次 ◇
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

○羅針盤「Code4Lib 2010の紹介とCode4Lib 2010報告会への招待」(江草由佳)

○連載企画:国立国会図書館若手連続インタビュー(5)
          「立場を踏まえ怖がらないで外部発信-大貫朋恵さん」

○お知らせ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)協賛
  東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念 日本の古本屋 シンポジウム
  「滅亡か、復権か-大規模デジタル化時代と本の可能性」への招待

○イベントカレンダー

○活動予定と活動報告

○サイト更新情報

○編集日誌
 -国際子ども図書館説明聴取会で講演&第3回ウェブプロデューサー勉強会
  を開催
 -質問募集-ニューヨーク公共図書館(NYPL)と米国国立公文書館・記録管
  理庁(NARA)のウェブ担当者に聞きたいこと
 -Twitterを使っている方々にお願い-3月10日(水)にご協力を
                             など、7日分

○奥付

~~~<注目の催し>~~~~~~~~~~~~~~~<注目の催し>~~~

        一般申込、本日開始! 2010-04-14(Wed):
     東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念シンポジウム
     「滅亡か、復権か-大規模デジタル化時代と本の可能性」
          (於・東京都/一橋記念講堂)
         http://www.kosho.ne.jp/symposium/

~~~<注目の催し>~~~~~~~~~~~~~~~<注目の催し>~~~

===================================
 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

    「Code4Lib 2010の紹介とCode4Lib 2010報告会への招待」

                    江草由佳(国立教育政策研究所)

2/22~2/25にアメリカのノースカロライナ州アッシュビルで開催されたCode4
Lib 2010 カンファレンス < http://code4lib.org/conference/2010/ > に私
と高久雅生さんと2人で参加してきました。Code4Libってなんだ?という方も
多いかと思いますので、まず、Code4Libの紹介をします。Code4Libのホームペ
ージ < http://www.code4lib.org/ > のタイトルに「code4lib | coders for
libraries, libraries for coders」とあるように、Code4Libは図書館におい
てシステムやソフトウェアを開発している人達のコミュニティです。2003年
にメーリングリスト < http://dewey.library.nd.edu/mailing-lists/code4lib/ >
が開設されたのを皮切りに、すぐにIRCチャット (#code4lib)も開設され、以
降どんどん大きくなってきたコミュニティです。また、2006年からは毎年カン
ファレンスも開かれるようになり、今回のCode4Lib 2010 カンファレンス(以
降は、Code4Lib 2010と呼びます)は4回目のカンファレンスで、参加者は約250
人でした。

Code4Libの特徴として、Have a fun! 楽しもうぜ!をモットーにしていること
があります。もちろん、情報交換ができたらいいし、共有したい情報を持って
いたらそれに越したことはないけど、持ってなくたっていいじゃないか、参加
したならまずは楽しもうぜという具合です。

Code4Lib 2010は、シングルセッションで行われています。全員が同じ場にい
て発表を聞き、議論して、情報共有する。これは譲れないこだわりなのだそう
です。プログラムは、初日にプレカンファレンスとしていくつかのシステムに
ついてのチュートリアルがありました。本会議として、つづく三日間で、基調
講演や、一般発表セッション、ライトニングトーク(飛び入り発表といった感
じで、その場で希望者を募って発表順などを決めて5分間のライトニングトー
クを行う)、ブレイクアウトセッション(大会当日に、話し合いたい内容があ
る参加者がその内容を挙げて、その場でグループごとに分かれて議論する)が
ありました。発表や議論の具体的な内容については、会議中のTwitterのつぶ
やき(主に@yegusaと@tmasao)をまとめたもの < http://togetter.com/li/7472 >
を読んでいただいたほうがよいと思いますので省略しますが、どの発表も内容
はもちろんのこと、ユーモアがあり、ウイットに富んでいて、大変興味深かっ
たです。

なんと高久さんは初日に参加した「OCLC Web Services and Lightning Talk
Demos」で、WorldCat APIのチュートリアルを聞いてすぐに、なにやらプログ
ラムを書き始めたと思ったら、30分程度でWorldCatのAPIを使ったデモシステ
ム < http://fuwat.to/worldcat > を作り、その場で発表してしまいました。
次の日の本会議ではそのデモシステムのライトニングトークもやりました。
すごいです。

この会議で特徴的だったのは、とにかく、ほぼ全員が会議中にノートPCを開い
ていること。会場であるホテルはすべての場所で無線LANが使え、全員に電源
が用意されている。そんな環境ですから、お知らせやライトニングトークへの
希望者リストへの登録、夕食イベントへの参加意思表示などはほとんどWikiや
IRCでやってしまうのです。会議の最初の連絡事項も、WikiやIRC、Twitterの
ハッシュタグ#c4l10のアナウンスから始まったのですよ。びっくりしました。

とにかく、Code4Lib 2010は大成功だったようで、多くの参加者が大満足!と
いった雰囲気で終了しました。

Code4Lib 2010については、3/20(土)に国立教育政策研究所で報告会も行い
ます < http://kaede.nier.go.jp/wiki/?code4lib2010 > 。興味のある方は
ぜひお越しください。この報告会では、Code4Lib 2010の会議全体の様子や発
表内容のダイジェストを報告する予定です。また、Code4Lib 2010を真似て、
飛び入り発表もできるようにしたいと思っています。多くの方のご参加をお待
ちしております。

             2010-03-20(Sat):
            Code4Lib 2010報告会
         (於・東京都/国立教育政策研究所)
       http://kaede.nier.go.jp/wiki/?code4lib2010

Copyright (C) EGUSA Yuka 2010- All Rights Reserved.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

[筆者の横顔]
江草由佳(えぐさ・ゆか)。1976年生まれ、広島県出身。1998年に図書館情報
大学 卒業、2000年に図書館情報大学大学院 図書館情報学研究科 修士課程 修
了の後、2004年に筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 博士後期課程を
修了。博士(情報学)。修了後、2005年4月から現在にいたるまで、国立教育
政策研究所 教育研究情報センターにおいて、教育図書館担当の研究員として
従事する。また、鶴見大学文学部において司書資格科目の非常勤講師も努めて
おり、『三訂 情報検索演習』(樹村房、2006年)の分担執筆者でもある。専門
は情報検索、情報探索行動であり、これまでに行ってきた研究には、情報検索
プロトコルZ39.50システム開発研究、利用者のWWW上の情報探索行動研究など
がある。

===================================
 ◆ 連載企画 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

        国立国会図書館若手連続インタビュー(5)

     「立場を踏まえ怖がらないで外部発信-大貫朋恵さん」

*

◇-岡本:
まずは自己紹介から、お願いします!

◆-大貫:
はい。私は、2000年4月1日に国立国会図書館に入館しました。最初は国内資料
の収集業務を担当していましたが、2004年7月からレファレンス業務に携わり、
その後、2006年10月から関西館の図書館協力課に勤務しています。現在は、レ
ファレンス協同データベース事業 < http://crd.ndl.go.jp/ > を担当してい
ます。このレファレンス協同データベースというのは、公式的な言い方をすれ
ば、国立国会図書館が、全国の公共図書館、大学図書館、専門図書館などと協
同で行っている事業で、図書館員のレファレンスや一般の方々の情報探索に役
立つような情報をデータベースに蓄積し、インターネットで提供するものです。

◇-岡本:
2000年入館ですか。ミレニアムイヤーですね。2000年問題とかを思い出します。
最初は東京本館勤務でしょうか。

◆-大貫:
はい、最初は東京本館勤務でした。館内では「ミレニアム新人」と自称してい
ました。関西館はまだ建設中で、新人研修の際に見学に行きましたが、まだ書
庫のための穴を掘っているところでした。そのときはまだ、関西館で働くとい
う具体的なイメージは沸いていませんでしたね。

◇-岡本:
そうか、関西館は1998年10月着工、2002年10月開館だから、まだ存在していな
かったのですね。

◆-大貫:
そうなんです。ただ、入館のタイミングから、いずれは関西館に勤務すること
になるだろうとは想像していました。

◇-岡本:
なるほど。そもそも国立国会図書館で働こう!と思った理由は?

◆-大貫:
もともと、公務員になることを志望していました。学生時代にボランティアの
サークルに入り、「人のために何かをする」ことが自分に合っていると感じて
いたためです。また、公務員はよく「お役所仕事」と批判されますが、批判す
るだけの側にいたくないなぁと漠然と思っていたので。

◇-岡本:
「その意気やよし」ですね。公務員の中で国立国会図書館を選んだのはなぜ?

◆-大貫:
一言で言うと、資料を保存し続けるという役割に魅力を感じたからです。

◇-岡本:
資料保存への関心が学生の頃から強かったというのは、結構珍しい気もします
が、大学ではどういう勉強をされていました?

◆-大貫:
言語学を専攻していました。

◇-岡本:
ほー。言語学ですか。それは特定言語ではなく、言語学全般ですか?

◆-大貫:
卒業論文で取り上げたのは日本語(アクセント)でしたが、選択していたのは
言語学専攻の中の「一般言語学」というコースで、特に言語を特定せずに研究
する分野でした。ラテン語やヘブライ語などの授業も受けましたね~。
そんな中、ある授業で、古い時代の文献に書いてある「なぞなぞ」から、当時
の日本語の発音を推測できたというエピソードを聞いたことから、資料を保存
し続けることに関心を持ちました。

◇-岡本:
そういうバックグラウンドがあればこそ、言葉や言葉によって表現された知識
・情報に関心があったということですかね。

◆-大貫:
そうですね。現在はあたりまえに読み捨てている新聞や雑誌でも、後世に伝わ
れば意味が変わるのではないかと感じたんです。録音機材も存在しない時代の
発音が、文献をひもとくことでわかるなんて!という衝撃は、結構大きかった
ようで……。

◇-岡本:
資料の力ですねえ。確かに人文系の学問を知ると、資料の力を身をもって知り
ますよね。
そうこうして、入った国立国会図書館での暮らしも、もう10年ですね。振り返
ってみて、いかがですか?存分にできて満足していることや、もうちょっと頑
張りたかったと思っていることには、どんなことがあります?

◆-大貫:
気がついたら10年経っていた、という印象です。
どちらかというと、何か一仕事終えると「あれが足りなかったかもしれない」
「ここもこうすれば良かったなぁ」と思ってしまうタイプなので、充分満足!
というところまでは、まだ到達できていないように思います。
ただ、いままで経験してきた業務では、「前の部署で身につけたことが、次の
部署で生かせる」という場面が多かったように思います。

◇-岡本:
確かに、レファレンス業務から、さらに図書館協力課でのレファレンス協同デ
ータベースの運用という流れは、非常に連続性・関連性がありますよね。

◆-大貫:
はい。実は、最初の資料収集業務も、レファレンス業務に大いに役立っている
んです。

◇-岡本:
それはどんな感じに?

◆-大貫:
国内で刊行された資料は納本制度で収集されますが、それに加えて、レファレ
ンス担当部署が「これは利用頻度が高い」「レファレンス業務に必要だ」と判
断して購入する資料があります。私は、その資料購入の仕事をしていたので、
どんな資料がレファレンスに使われているのか、という知識を、少ないながら
も身につけることができていたんです。

◇-岡本:
なるほど。見事につながっていますね。
しかし、10年で満足できるものはない、というのは謙譲にも思えますが、言い
方を変えて、すでに大貫さんの下には10年分の後輩がいると思いますが、彼ら
・彼女らに、これは楽しかった!と言える経験は何かないですか?国立国会図
書館えのお仕事に直接関係する、しないに関わらず。ライブラリアンとして。

◆-大貫:
楽しい経験はたくさんありますね!国立国会図書館内の業務では、資料の収集
業務で古典籍などの珍しい資料を見る機会があったことや、レファレンス業務
で、リクエストにぴったりの資料を探し当てられたことは、とても嬉しい経験
でした。そしてやっぱり、いまのレファ協担当になってからの出会いの多さ!
外部でお話をさせていただく機会をたくさんいただけたので、その分、本当に
多くの人に出会えましたし、国立国会図書館がどう見られているのかを直接う
かがうこともできました。

◇-岡本:
資料との様々な出会いと、人との様々な出会いですね。
特にレファレンス協同データベースは、国立国会図書館の業務の中でも、様々
な図書館との接点が多いですよね。

◆-大貫:
本当にそうですね。まだまだ新しく、外に向かってアピールする必要がある事
業なので……。また、館種を限定していない事業なので、公共図書館から大学
図書館、企業の中にある専門図書館など、いろいろな立場の方との接点があり
ます。

◇-岡本:
私も一度、もう1昨年ですかね、第4回レファレンス協同データベース事業参加
館フォーラムで話をさせていただきましたが、公共図書館と大学図書館、そし
て専門図書館の方々が一堂に会しているのが印象的でした。
このフォーラム、今年も開催されましたが、以前は、「レファレンス協同デー
タベース事業参加館フォーラム」でしたが、昨年から「レファレンス協同デー
タベース事業フォーラム」となり、参加館限定の催しから、さらに開かれてき
た印象がありますね。今年は、初めての東京開催でしたし。

◆-大貫:
そうですね、参加館の方だけでなく、図書館情報学などの研究をされている先
生や、学生さんも参加してくださっています。未来のライブラリアンにも興味
を持ってもらえる催しなのかと思うと嬉しいですね!

◇-岡本:
今回は、ウェブ中継もありました。もともと、国立国会図書館のほうで東京本
館の映像を関西館の会場にも流すという計画があり、そこに国立情報学研究所
の大向一輝先生からより多くの人が視聴可能なUstreamでの配信を提案して、
認めていただいたわけですよね。協力した立場からも、正直、こんなにあっさ
り認めてもらえるとは思っていなかったのです。以前にインタビューした堤恵
さんも、関西館が主体となって進めているTwitter利用も提案から実施まで早
かったとおっしゃってましたが、こういったスピード感はどうやて生まれてい
るのでしょう?

◆-大貫:
ウェブ中継の件は、国立国会図書館の主催するイベントについては、外部公開
を積極的に進めていることもあり、その流れに上手く合致したのではないかと
思っています。それと、関西館は比較的若手職員が多いため、自然と「新しい
ことをしてみよう」という雰囲気が作られているのかもしれません。
関西「館」ではありますが、一つの「部署」でもあり、普段から上司との距離
が近いことも、いろいろ提案しやすい状況を生み出しているのでしょうね。

◇-岡本:
ああ、それはありそうですね。関西館という建物ではありますが、組織上は、
一つの部局扱いなんですよね。そして、関西館の管理職の方々に組織一体で動
いていこうという意識を感じますし、東京本館の方々にも関西館による試行を
肯定的にみる雰囲気があるのでしょうね。
さて、大貫さんと言うと、私の印象としては、昨秋実施した全国図書館大会
U40プレミアセッションの事務局に積極的にご参加されていたという印象があ
ります。ああいう、言ってみれば公務ではない活動も、国立国会図書館では積
極的に推奨されている感じなのでしょうか。

・全国図書館大会U40プレミアセッション
http://futurelibrarian.g.hatena.ne.jp/

◆-大貫:
U40プレミアセッションでは本当にお世話になりました。もともと、レファレ
ンス協同データベース事業を通じて知り合った福井県立図書館の宮川陽子さん
から「一緒にやってみない?」と誘っていただいたことがきっかけで、事務局
として参加することになったんです。
参加してみると、普段の業務では決して知り合えないような方々と一緒に活動
することができました。
あのように外部でお話するような活動も、止められることはないですね。国立
国会図書館の職員という立場を踏まえた上で、外部に発信していくことが、こ
れからさらに求められていくのではないかと感じています。待っているだけで
はダメなんだなあ、と。

◇-岡本:
国立国会図書館と言うと、最近は長尾館長が非常に対外的にもアクティブです
が、たとえば、私が学生の頃の印象として、現在は、収集書誌部長を務めてい
る田屋裕之さんが非常に活躍していたように思います。
もちろん、田屋さんはいまも活躍していますが、田屋さんが単著『電子メディ
アと図書館』を出したのが1989年、共著の『電子図書館』を出したのが1999年、
まだ田屋さんが30代、40代の頃だと思いますが、華々しく活躍しており、現在
に至る電子図書館の流れの一方をリードしていました。
そういう方が、もっと国立国会図書館から出てきてほしいなあ、と思います。
言動や行動という形で、一人のライブラリアンとして、図書館の可能性を論じ
ていくというところで、国立国会図書館の方々はまだまだ役割があるように思
いますが、大貫さん自身は、これからどんな役割を果たしていきたいですか。
業務としても、あるいは個人としても。

◆-大貫:
まさに、いまおっしゃっていただいたような役割を果たしていくべきなのでし
ょうね。そのためにも、もっと怖がらず外部に発信できるようになりたいと考
えています。そして、図書館の可能性、ということで言えば、図書館協力業務
を通して意識するようになりましたが、国立国会図書館は様々な機関と連携で
きる可能性があると思うんです。その可能性を生かすためにも、国立国会図書
館をもっと客観的に、外部から見た時の存在感も意識しながら働いていきたい
と思っています。
国立国会図書館に対して様々にご協力いただいている方々や機関のご意見や、
内部からの発信を合わせれば、これから進むべき道がよりくっきりと見えてく
るのではないかな、と。

◇-岡本:
あと、レファレンス協同データベースで言えば、図書館に閉じない方向に進む
と面白いですね。昨年の秋に大阪で開催された大阪府公共図書館大会で、大阪
市自然史博物館の方が、レファレンス協同データベースの可能性と課題を指摘
されていたのが印象的でした。
自然史博物館にも図書館で言うところのレファレンスにあたるような様々な質
問が寄せられる。レファレンス協同データベースは博物館も参加できていいの
ではないか、と。

◆-大貫:
なるほど、現在は、博物館図書室の参加もありますが、あくまで「図書館」と
しての参加ですね。
先日、外部の有識者の方から、レファレンス協同データベースに収録されてい
る「特別コレクション」(各図書館で所蔵している貴重書や個人文庫などに関
する情報)をもっと見直すべきかもしれない、というご意見をいただいたので
すが、たとえばそんなところでも連携ができると面白いのかもしれません。

◇-岡本:
うんうん、広がりを持たせていくと楽しいですね。可能性が広がります。国立
国会図書館は中央図書館であるわけですが、ここで図書館を狭くとらえる必要
はなくて、知識・情報全般に広げてとらえると、もっと可能性が広がりますね。
そういう大きな役割を果たせる国立国会図書館ですが、大貫さんとしては、資
料保存が最初の注目点だったのでしょうが、10年を経て、国立国会図書館の魅
力は何でしょうか。

◆-大貫:
扱うことのできる情報の多さ、大きさでしょうか。
入館の時に意識していたのは「(後世のための)保存」だったのですが、いま
現在、その資料(情報)を使いたい方も当然多いはずですよね。そういった方
たちに求める情報を提供できるように、たとえば資料の電子化だったり、その
情報を持っている他機関との連携だったりと、様々な方策を講じられるところ
が魅力であり、求められる役割、責任なのかなと思います。

◇-岡本:
図書館の役割は、一般に収集・整理・提供・保存とあるわけですが、大貫さん
の場合は、保存に始まり、収集を業務として経て、ただ、そこにレファレンス
との関わりから当然整理という視点も入り、提供に至る感じですかね。そして、
いま出た「連携」が実は一番大切なのかもしれませんね。利用者との連携、他
機関との連携。

◆-大貫:
確かに、連携していくという視点を除いては、現在やこれからの業務は成り立
たなくなってきていますね。国立国会図書館は資料を多く所蔵していますが、
それだけでは、求められる様々な情報提供にはとても追いつきません。

◇-岡本:
そういう意味では、これからの国立国会図書館には、どういう方向での進化を
求めたい、?そして、大貫さん自身その実現に向けて何をしていきたい?

◆-大貫:
そうですね……様々な利用の可能性があることを、もっとアピールしていく必
要があると思っています。まだまだ、国立国会図書館の存在は知られていない
し、知っている方にも遠い存在なのではないでしょうか。
情報を探す手段の一つとして、当たり前のように選択肢に加えられるような存
在になること。明確に「国立国会図書館で調べる」という発想でなくても、
「そういえば、こんな情報がインターネットで提供されていたような気がする
な」と思い浮かべてもらえるようになりたいです。

◇-岡本:
国立国会図書館のポテンシャルと現実との間の差があるのかも知れませんね。
その乖離を詰めていく上では何ができると思います?

◆-大貫:
臆せずに外に出て行かなければと思っています。長尾館長がいろいろな場所に
出て行かれて、認知度がアップしてきているとは思うのですが、具体的な業務
やサービスの話はまだまだ伝わっていない。職員も、外部の人の目に触れると
ころで、もっと国立国会図書館について語っていく必要があると感じています。
今回のインタビューのように(笑)。

◇-岡本:
プレゼンスの向上ですね。
そういう意味では、今年は一つ大きなチャンスがあるのかなと思っています。
恒例の全国図書館大会が今年は遷都1300年の奈良で開催ですよね。関西館から
は至近の距離。全国図書館大会というと、どうしても公共図書館の方が多い印
象がありますが、関西館にも100名くらいの職員がいるはずですから、みんな
で奈良の町に出ていくといいのかも。

◆-大貫:
なるほど!確かに、これほど近い距離での開催には、なかなか巡り会えないで
すね。滅多にない交流の機会です。

◇-岡本:
ぜひ、なんか企画しましょうよ!
別に国立国会図書館の公式行事でなくてもいいし。関西館有志でのおいでませ、
ならホスピタリティを発揮しましょう。

◆-大貫:
大会自体には、さすがに関西館職員全員での出席はできないので、U40プレミ
アセッションのようなプレイベント、あるいは後夜祭でも良いかもしれません
ね。いろいろと想像が膨らみます!

◇-岡本:
ぜひぜひ。大貫さんの本務的には、そこでレファレンス協同データベースの参
加館をガツンと獲得できるかもしれませんしね。

◆-大貫:
はい、機会は逃さずに。

◇-岡本:
関西館は地の利が悪いと思われがちかもしれませんが、考えようによっては
「けいはんな」という地名がまさに示すように、京都・大阪・奈良の中核でも
あり、どこにも行きやすく、どこにも出やすい。その地の利を生かすと、実は
とんでもないポテンシャルがあるのかもしれません。ぜひ、今秋、その地の利
を生かしましょう!私も多分秋には奈良に行くので、当日の模様を楽しみにし
ています。


[プロフィール]
大貫朋恵(おおぬき・ともえ)。1976年7月7日生まれ。栃木県出身。京都の地
で、U字工事と「とちおとめ(栃木県原産のいちご)」の普及に努める日々。
関西館勤務となってから日本酒が呑めるようになったため、飲み会のたびに京
都のお酒の偉大さを実感している。
本人近影:http://f.hatena.ne.jp/arg/20100209194015

Copyright (C) ONUKI Tomoe, OKAMOTO Makoto 2010- All Rights Reserved.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

[インタビュアー注記]

このインタビューは、Yahoo!メッセンジャーを用いて行われ、その記録をもと
に編集したものです。文責はすべて編集部にあります。

インタビューを受けてくださる方々は常時募集しています。ご希望の方は、ま
ずは岡本(arg.editor@gmail.com)までお知らせください。国立国会図書館内
での調整等は基本的に当方にて行いますので、お気軽にご連絡ください。また、
この方にぜひインタビューをというご推薦も歓迎です。なお、連絡にあたって
は本人確認のために@ndl.go.jpのメールアドレスからのご連絡をお願いします。


===================================
 ◆ お知らせ ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

         ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)協賛

 東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念 日本の古本屋 シンポジウム

  「滅亡か、復権か-大規模デジタル化時代と本の可能性」への招待

          (於・東京都/一橋記念講堂)

         http://www.kosho.ne.jp/symposium/

      日時:2010年4月14日(水)14:00~17:45
      会場:東京都/一橋記念講堂
      費用:無料(事前登録制)
      申込:2月22日(月)10時開始予定(3月15日〆切)
         ※一般参加の募集人数は200名限定。

     <講演者>
         ・長尾真・国立国会図書館 館長
         ・森野鉄治・大日本印刷株式会社 常務取締役
         ・高野明彦・国立情報学研究所 教授

    <プログラム>

      14:00~14:15
        開会の挨拶
         東京都古書籍商業協同組合 理事長 小沼良成
      14:15~15:45
        基調講演
        ・長尾真・国立国会図書館 館長
        ・森野鉄治・大日本印刷株式会社 常務取締役
        ・高野明彦・国立情報学研究所 教授
      15:45~16:00
        休憩
      16:00~17:00
        パネル討論会
      17:00~17:30
        質疑応答
      17:30~17:45
        閉会の挨拶

ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)が協賛し、企画に参画しているシンポジウム
の一般参加申込が始まりますので、メールマガジン読者の方々にお知らせしま
す。長尾真さん(国立国会図書館)や高野明彦さん(国立情報学研究所)に加
えて、森野鉄治さん(大日本印刷)のお話を聴ける機会です。ふるってご参加
ください。


===================================
 ◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

<凡例>
◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載

◆2009-03-08(Mon)~2009-03-12(Fri):
言語処理学会第16回年次大会(NLP2010)
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://nlp2010.anlp.jp/

◆2010-03-09(Tue)~2010-03-11(Thu):
情報処理学会創立50周年記念全国大会(第72回全国大会)
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/taikai/72kai/

◆2010-03-11(Thu):
ソフトウェアジャパン2010「サスティナブル社会を実現するIT」
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/forum/software-j2010/

◆2010-03-11(Thu):
ミュージアムラボ - コミュニケーション技術展
「デジタルアーカイブで変わる図書館」
(於・東京都/DNP五反田ビル)
http://www.dnp.co.jp/seminar/ml/

◆2010-03-12(Fri):
平成21年度科研特定領域「情報爆発IT基盤」プロジェクトシンポジウム
「情報爆発プロジェクトの最終成果に向けて」
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://www.infoplosion.nii.ac.jp/info-plosion/html/houkokukai-h21/

◆2010-03-12(Fri):
UPKIシンポジウム2010
(於・東京都/一橋記念講堂)
http://upki-portal.nii.ac.jp/docs/news/upki/20100312

◆2010-03-15(Mon)~2010-03-16(Tue):
電子情報通信学会 第17回Webインテリジェンスとインタラクション研究会
(於・大阪府/大阪大学中之島センター)
http://www.ieice.org/~wi2/

◆2010-03-15(Mon)~2010-03-16(Tue):
NHK放送文化研究所 2010年春の研究発表とシンポジウム
(於・東京都/千代田放送会館)
http://www.nhk.or.jp/bunken/symposium2010/

◆2010-03-16(Tue)~2010-03-19(Fri):
電子情報通信学会 2010年総合大会
(於・宮城県/東北大学)
http://www.toyoag.co.jp/ieice/G_top/g_top.html

◆2010-03-18(Thu):
フレッシュマンのための人工知能研究交流会
(於・東京都/東京工業大学 大岡山キャンパス)
http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/sympo/freashmans-100318.html

◆2010-03-19(Fri):
東洋学へのコンピュータ利用 第21回研究セミナー
(於・京都府/京都大学人文科学研究所 本館)
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/seminars/oricom/2010.html

 ______________
  ■ 掲載希望の送り方 ■
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 連絡先:zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
 きまり:自薦他薦不問。添付ファイル禁止。募集者によるサイト必須。
 その他:掲載可否は編集部判断。上記書式に整形した上での連絡歓迎。
    :掲載するイベントは、本カレンダーから傾向をご理解ください。

===================================
 ◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし

[講義・講演](予定)

◇2010-03-25(Thu):
The 2010 annual meetings of the Council on East Asian Libraries (CEAL)
のCommittee on Japanese MaterialsとJapanese Company Histories Interest
Group Meetingで講演します。
http://www.eastasianlib.org/CEAL/AnnualMeeting/CEALMeetingSchedule/CEAL2010.htm

[開催・協力](予定)

◇2010-03-10(Wed):
情報処理学会創立50周年記念全国大会(第72回全国大会)「改正著作権法とIT」
で司会をします。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100208/1265591778


[講義・講演](終了)

◆2010-03-04(Thu):
国際子ども図書館説明聴取会で講演しました。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086835

[開催・協力](終了)

◆2010-03-04(Thu):
第3回ウェブプロデューサー勉強会を開催しました。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086835

⇒執筆・講演のご依頼をお考えの方、お早めにお知らせください。
 私の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。
 なお、来年度は関東と関西の2つの大学で非常勤講師を務めます。

[参考]執筆・講演一覧
    http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/help.html

※執筆・講演等、お気軽にご相談ください。


~<PR>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   品切れ間近!『これからホームページをつくる研究者のために
            -ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』
       (岡本真著、築地書館、2006年、2940円)
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480671335X/arg-22/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<PR>~

===================================
 ◆ サイト更新情報 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

・ブログ版、随時更新中 http://d.hatena.ne.jp/arg/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 配信の解除・送信先の変更は、
    http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/subscribe.html
                          でお願いします。
~<おすすめメルマガ>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   「サイエンス・メール」 http://www.moriyama.com/sciencemail/
       ‐ARGが唯一有料講読するメールマガジン‐
    ‐研究者のインタビューを中心とした科学コンテンツを配信‐

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<おすすめメルマガ>~

===================================
 ◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
===================================

◆2010-03-01(Mon): 『図書館』の未来を探る勉強会
               -マイニング探検会(マイタン)を始めます

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100301/1267415096

2010年4月から、清田陽司(東京大学情報基盤センター)と岡本真(アカデミ
ック・リソース・ガイド)の両名を発起人に、『図書館』の未来を探る勉強会
「マイニング探検会」(マイタン)を始めます。比較的少人数での開始を考え
ており、本日から参加希望の申込受付を開始します。

そこで、まずは、なぜいまマイニング探検会を始めるのか、我々の趣意を記し
ておきます。

*

私たちが日々の生活で享受している便利なWebサービスの裏側には、いったい
どのような仕掛けが動いているのでしょうか? サーチエンジンに思いついた
キーワードを入力すると、世界中のWebページの検索結果が一瞬で得られます。
オンライン書店で本を買うと、あまりにも的確なお薦めが来て驚かされること
があります。

このようなWebサービスは、膨大なデータから必要な情報を効率的にマイニン
グする技術の数々によって支えられています。これらの要素技術をサービス開
発者の視点から理解していくと、「こんなサービスが実現できるかもしれない」
といったアイディアが次々に浮かんできます。まさに世界を相手にした知的ゲ
ームです。こんな面白いゲームをWeb業界の人々だけに独占させておくのはあ
まりにもったいない!

このゲームを支えている知識を身につけて、プレーヤーとして参加してみませ
んか? 「マイニング技術探検会」、略して「マイタン」は、参加者ひとりひ
とりが新たな情報サービスのプロデューサーとして活躍されることを目指し、
情報マイニング技術の広大なフィールドを皆さんと一緒に探検していきます。
図書館業界、出版業界といった枠を一歩飛び出して、新たなアイディアを熱く
語り合い、お互いに刺激を与え合っていきましょう!

新たな情報サービスを創り出すというゲームに参加するには、どんなテクニッ
ク(要素技術)が使えるのかを知っておくことはもちろん大事です。しかしな
がら、個々の要素技術がどのような背景で登場してきたのか、社会にどのよう
なインパクトを与えているのか、利用者はいったい何を期待しているのかとい
う「マクロな視点」を身につけることで、ゲームはさらに面白くなっていきま
す。マイタンでは、情報マイニング技術をひとつひとつ理解していく過程で、
次のようなトピックについても皆さんとともに考えていきます。

【マイニング技術の背景】

・膨大なデータのマイニングを可能にしたコンピューター技術の発展を支えて
 いるものは何か? 今後のコンピューター技術はどう発展していくのか?

・データ量が生み出す価値とは? 膨大なデータを相手にすることで初めて見
 えてくるものは何か?

・専門家によって生み出される専門知(紙の百科事典、目録など)と、多数の
 参加者によって生み出される集合知(Wikipedia、フォークソノミーなど)
 の違いは? 集合知から有用な情報を発見する技術の現状は? 両者の知識
 を融合していくにはどうすればよいか?

【社会とのかかわり】

・情報環境が激変していく中で、図書館の掲げるミッションを引き続き遂行し
 ていくには、どのような情報サービスが必要とされるか?

・電子書籍プラットフォームの普及はどんな影響を与えるのか?

・利用者の履歴データを活用することは、利用者のプライバシーにどんな影響
 を与えるのか? 悪影響を克服するためにはどんな技術が使えるのか?

・魅力あるWebサービスを提供するには、システムベンダーやコンテンツプロ
 バイダーなど、外部のプレーヤーとの協力が欠かせない。これからの情報環
 境に適応するには、どのような形で協力していけばいいのか?

・オープンソースソフトウェアをWebサービスに活用する上での課題は?

【サービス利用者とのかかわり】

・Webサービスの爆発的な普及は、図書館や出版社に対する利用者のニーズに
 どんな影響を与えているのか?

・図書館や出版社がもつコンテンツの魅力をさらに引き出していくにはどうし
 たらよいか?

・Webサービスの利用者がすでにもっているさまざまなノウハウをうまく活用
 してもらえるWebサービスを提供するには、どんなポイントを押さえておけ
 ばよいのか?

マイタンでは、狭義のマイニング技術(データマイニング、テキストマイニン
グ)だけでなく、マイニングを「利用者と膨大なデータを結びつけること」と
広くとらえ、Webサービスをプロデュースするのに必要となるさまざまな要素
技術についても押さえていきます。以下のような要素技術を、参加者の皆さん
の要望を踏まえて扱っていく予定です。

・サービス間連携を実現するAPI: Amazon、CiNii、PORTA、J-Globalなど

・検索技術: Google、Yahoo!、GETAssoc、TSUBAKIなど

・レコメンド技術: 協調フィルタリング、プロファイル推定など

・テキスト処理技術: 形態素解析、構文解析、固有表現抽出、クラスタリング
 など

・Webインタフェースを支える技術: Ajax、Flash、HTML5など

・大規模システムを構築するための技術: Hadoop、Amazon EC2、Amazon S3、
 Google App Engine、Windows Azureなど

・コンピューターシステムの信頼性を高める技術: HDFS、ZooKeeperなど

*

第1回は2010年4月9日(金)の19時から21時までで開催予定です。

以上の趣旨にご賛同いただけ、ご参加いただける方は、

http://bit.ly/d0PQq6

より参加申込をお願いします。申込の〆切は3月12日(金)です。なお、参加
者全員で創り上げていく勉強会を目指す関係上、当初は参加者数を限定します。
基本的には【20名】、多くても【30名】程度で開始します。申込者多数の場合
は、当方にて選考させていただくことがあります。この点、あらかじめご了承
ください。また、参加者には基本的にノートパソコンの持参をお願いすること
になります。この点もあらかじめご了承・ご準備ください。

-主催:アカデミック・リソース・ガイド株式会社

-協力:株式会社リッテル、東京大学情報基盤センター学術情報研究部門、
 同 中川研究室

-対象:ライブラリアン。自治体の情報政策・システム担当者。図書館情報学
 専攻の学生・院生。図書館システムベンダーの社員。出版関係者など。

-会場:東京大学 本郷キャンパス

-期間:2010年4月~2011年3月
(試験的に1年間継続し、以降は要望を踏まえて検討)

-予定:
・2010年3月1日(月):
 第一次参加申込の開始
・2010年3月12日(金):
 第一次参加募集の〆切、参加者の確定
・2010年3月15日(月):
 申込者への通知、メーリングリスト開設
・2010年4月9日(金):
 第1回開催、第2回以降の日程・内容確定


◆2010-03-02(Tue): デジタル情報資源ラウンドテーブル発足記念講演会
             「知的資産を繋ぐ-ヨーロッパの実践」に参加、
          またはデジタル情報資源ラウンドテーブル本会議のこと

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086837

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173450

>>
2010-03-02(Tue):
デジタル情報資源ラウンドテーブル発足記念講演会
「知的資産を繋ぐ-ヨーロッパの実践」
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/mlalecture.html
<<

に参加。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173455
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173458
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173506
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173511

まず、エルランド・コールディング・ニールセンさん(デンマーク王立図書館
長)による講演「デンマークのデジタルコンテンツポータル“KulturPerler
(文化の真珠)”の現状と展望-MLA連携の視点から」と、ジル・カズンズさ
んによる講演(欧州デジタル図書館事務局長)「Europeana:その過去、現在、
未来と真のMLA連携」があり、その後、田窪直規さん(近畿大学短期大学部教
授)、長尾真さん(国立国会図書館長)が加わったパネルディスカッション
「MLA連携の意義について」となった。

・Digitaliseret kulturarv
http://www.kb.dk/da/materialer/kulturarv/
・Europeana
http://www.europeana.eu/

流れとしては、前日にデジタル情報資源ラウンドテーブル本会議というものが
開催されており、イベント名にあるようにこの講演会はその発足記念となって
いる。先日の公共図書館におけるデジタルアーカイブ推進会議も、デジタル情
報資源ラウンドテーブルのワーキンググループの1つという位置づけらしい。
ちなみに、私もこの本会議のメンバーになっている。メンバーは、以下の通り
(敬称略)。

・安達文夫(国立歴史民俗博物館)
・岡本真(アカデミック・リソース・ガイド)
・笠羽晴夫(元デジタルアーカイブ推進協議会)
・菅野育子(愛知淑徳大学)
・杉本重雄(筑波大学)
・田窪直規(近畿大学短期大学部)
・田良島哲(東京国立博物館)
・常世田良(日本図書館協会)
・保坂裕興(学習院大学)
・水嶋英治(常盤大学)
・水谷長志(東京国立近代美術館)
・八重樫純樹(静岡大学)
・八日市谷哲生(国立公文書館)

しかし、前日の本会議にも、この日の講演会にも思うのだが、「MLA連携」と
いう言葉は難しい。それは決して目的ではなく、あくまで手段に過ぎず、かつ
代替可能な選択肢であることをきちんと覚えておこう。


◆2010-03-03(Wed): 最終案内-情報処理学会創立50周年記念全国大会

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086836

これまで何度か話題にしていますが、約1週間後に、

>>
2010-03-09(Tue)~2010-03-11(Thu):
情報処理学会創立50周年記念全国大会(第72回全国大会)
(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/taikai/72kai/
<<

が開催されます。

私は1日しか参加できませんが、

>>
情報処理学会創立50周年記念全国大会(第72回全国大会)「改正著作権法とIT」

(於・東京都/東京大学 本郷キャンパス)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100208/1265591778
<<

で司会をします。50周年の記念大会につき、今回はどなたも無料でご参加いた
だけます。ぜひご参加ください。


◆2010-03-04(Thu): 国際子ども図書館説明聴取会で講演&
                第3回ウェブプロデューサー勉強会を開催

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086835

朝から上野にある国立国会図書館国際子ども図書館を訪ね、「国際子ども図書
館に求められる役割-「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く」ためにでき
ること」と題して講演。

・国際子ども図書館に求められる役割
 -「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く」ためにできること
http://www.slideshare.net/arg_editor/il-cl20100304

学校図書館や児童サービスいは、これまであまり縁がなかったので、文字通り
有り難いお誘いだ。

その後、夕方には言いだしっぺになっているウェブプロデューサー勉強会の
第3回に顔を出す等、目の回るような一日。


◆2010-03-05(Fri): 株式会社しずくラボを見学し、
             書店をネットカフェにする!を考える会議に参加

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086834

別件の用事で朝から筑波に行き、その用件の終了後、昨年、同時期にめでたく
起業した株式会社しずくラボのオフィスを訪ねてみた。

・しずくラボ
http://www.szk.co.jp/

しずくラボが入っているのは、

・筑波大学産学リエゾン共同研究センター
http://www.ilc.tsukuba.ac.jp/rehp/jp/index-jp.htm

1階のホールには、会社設立に至る経緯となった提案をまとめたポスターが展
示されている。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100305140800
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100305160332

入口付近からなにやら楽しげ。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173709
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173708

ディスプレーは当然、1人2台、3台。

なぜか、こういうものもあれば、

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100305142034
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100305141029

寝泊まりできるようにもなっている。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173702
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173701

さて、しばし打ち合わせをした後、本当に終わり掛けに、

>>
2010-03-05(Fri):
筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター 公開シンポジウム2010
「現代出版研究の視座-情報メディアの電子化と出版流通の変容」
(於・茨城県/筑波大学 春日エリア 情報メディアユニオン)
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/symposium/symp2010.html
<<

に顔を出し、その後は東京に引き返して、書店をネットカフェにする!を考え
る会議に参加。少人数でのブレインストーミングのような場で、最近考えてい
ることに近い話題でもあり、非常に刺激を受けた。参加者のみなさんに感謝。

http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173922
http://f.hatena.ne.jp/arg/20100308173921


◆2010-03-06(Sat): 質問募集-ニューヨーク公共図書館(NYPL)と米国国立
       公文書館・記録管理庁(NARA)のウェブ担当者に聞きたいこと

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086833

昨年の終わりに、

・「東海岸ツアーに向けて情報提供のお願い-東海岸で行くべきところは?」
(編集日誌、2009-12-28)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091231/1262256674

と書いたが、今月は、

>>
2010-03-25(Thu):
The 2010 annual meetings of the Council on East Asian Libraries (CEAL)
http://www.eastasianlib.org/CEAL/AnnualMeeting/CEALMeetingSchedule/CEAL2010.htm
<<

に参加するため渡米する。

さて、せっかくなので、ニューヨークとワシントンにも寄ることにしたのだが、

・ニューヨーク公共図書館(NYPL)
http://www.nypl.org/
・米国国立公文書館・記録管理庁(NARA)
http://www.archives.gov/

のご担当者にお目にかかれることになった。NYPLでは先日行われたサイトリニ
ューアルのご担当に、NARAではソーシャルメディアのご担当に、それぞれお目
にかかり、インタビューする。

・Social Media and Web 2.0 at the National Archives
http://www.archives.gov/social-media/

さて、せっかくの機会だ。こういう質問をしたいという声があれば、極力イン
タビューに反映しようと思うので、ぜひ声をお寄せいただきたい。

なお、

・米国議会図書館(LC)
http://www.loc.gov/

も訪問する予定なのだが、こちらはまだ調整中だ。


◆2010-03-07(Sun): Twitterを使っている方々にお願い
                      -3月10日(水)にご協力を

      ⇒ 元記事:http://d.hatena.ne.jp/arg/20100309/1268086832

・Twitter
http://twitter.com/

を使っている方々にお願いです。

来る3月10日(水)に、日本の産官学の大先輩たちにTwitterを紹介する機会を
いただきました。

Twitterをはじめ様々なソーシャルメディアのサービスが日本でも人気を博し
てはいますが、まだまだその範囲は限られています。私はその理由の一つが、
日本ではまだエスタブリッシュメント層にソーシャルメディアが普及していな
いためと考えています。

確かにソフトバンクや、楽天、果ては総理大臣の鳩山由紀夫さんまでがTwitter
を使うようになりました。しかし、何万人、何十万人という規模で社員を抱え、
歴史のある企業にまで、Twitterが普及しているわけではありません。もちろ
ん、ソーシャルメディアはTwitterに限りませんが、比較的とっつきやすいサ
ービスであることは確かです。様々なソーシャルメディアがもたらす可能性へ
の入り口としては、Twitterは現時点では最適なメディアです。

さて、ここからお願いです。私がプレゼンテーションとデモンストレーション
をするのは、3月10日(水)の14時から15時の間です。この間におそらく幾つ
かの質問をTwitterに書き込みますので、もしその時間、Twitterをご覧になっ
ていて、かつ答えてもいいと思える質問であれば、反応していただけないでし
ょうか。やらせ的に盛り上がりを見せたいわけではないので、ごく自然にで構
いません。よろしくお願いいたします。

ちなみに、私のTwitterアカウントは、argです。

・makoto okamoto (arg) on Twitter
http://twitter.com/arg

             岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) [ARG-417] 2010年3月9日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】横浜市中区太田町2-23横浜メディア・ビジネスセンター6F-A
【 ISSN 】1881-381X
【E-Mail】zd2m-okmt@asahi-net.or.jp
【サイト】http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/
【ブログ】http://d.hatena.ne.jp/arg/
【今号のウェブ版】http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/417.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌掲載記事の取り扱いは、著作権法に則って行ってください。本誌の許可を
得ていない記事の転載は違法です。引用は著作権法の範囲内で。記事を情報源
として二次的に利用する際には、情報源としての本誌の存在を明記してくださ
るようお願いします。悪質な例に対しては、法的手段を含め相応の対応をしま
す。なおメーリングリストなど、複数による閲覧が可能なアドレスでの登録は
ご遠慮下さい。

Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ついでに読みたい

ACADEMIC RESOURCE GUIDE

発行周期:  週刊 最新号:  2019/03/25 部数:  4,160部

他のメルマガを読む