ACADEMIC RESOURCE GUIDE

[ARG-363]2-1

1998-07-11創刊                     ISSN 1881-381X
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      ◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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         Science, Internet, Computer and ...

      2009-02-24発行   ‡No.363‡   4737部発行

 "Ask not what the net can do for you
                 -ask what you can do for the net."
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  ◇ 目次 ◇
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○羅針盤「「図書館としての文学館」試論
          −文学館研究の確立とウェブの活用構想」(岡野裕行)

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 ◆ 羅針盤 ◆ - Science, Internet, Computer and ...
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 「「図書館としての文学館」試論−文学館研究の確立とウェブの活用構想」

                    岡野裕行(文学館研究会 代表)

___________
 ◆ 1. はじめに ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
文学館とは一般に博物館の一形態に相当する施設と考えられているが、文学を
資料収集の中心的主題として活動を行っている点に大きな特徴がある。一方で
図書資料、雑誌・新聞などの逐次刊行物、直筆原稿や書簡などの手稿資料を積
極的に収集している点で、文学研究者に対する図書館としての役割も担ってい
る。あるいは手稿資料の収集については、文書館としての機能を有すると表現
することもできるだろう。すなわち文学館は、博物館、図書館、文書館のよう
なすでに広く社会的に認識されている施設の性質を併せ持った活動を行ってい
るものと見なすことができる。

独立した建物を有する文学館や記念館はもとより、図書館内に設置された展示
室や文庫、また、作家の住居や生家などをそのまま保存・公開している施設を
含めるなど、規模の大小を問わなければ、その数は2009年2月現在で日本全国
592館に及んでいる(註1)。

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 ◆ 2. 文学館研究の位置づけ ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ◇ 2.1 博物館学と文学館 ◇
前述したように、今日における文学館は博物館の一形態と見なされており、博
物館学の領域で研究が行われている傾向にある。例えば学術雑誌『博物館研究』
を発行するなど、日本の博物館研究の中心的な存在である日本博物館協会
< http://www.j-muse.jp/ > でも文学館の事例研究が取り上げられている。同
協会ではその活動の一環として定期的な研修会を催しており、それは大きく、
歴史、美術、自然史、理工、動水植というような館種別5部門に分けて行われ
ている(註2)。しかし、主に近代文学を対象とする文学館については歴史部
門に含まれる形となっており、それのみが単独で大きく注目されているわけで
はない。すなわち文学館研究は、博物館学の対象領域を細分化したさらにその
片隅で行われているという状況なのである。

しかし文学館は博物館としての側面のみならず、図書館としての役割も考慮に
入れなければならない。1995年には、そのような文学館一般に関わる諸問題を
様々な観点から検討するための場として、全国の文学館職員同士が集まる形で
全国文学館協議会 < http://www.bungakukan.or.jp/kyougikai/ > という研究
団体が発足している(註3)。同協議会では、活動の初期の時点から文学館の
有する機能を博物館的なものと図書館的なものとに分けて考えており、その両
者を統合・発展させる形で「文学館学」の確立を図るため、長年にわたって議
論を続けている。これはつまり文学館職員の間では、単純に博物館という枠組
みだけで文学館を論じるべきではないという見方が共通認識となっているのだ
ろう。

 ◇ 2.2 図書館情報学と文学館 ◇
筆者はそのような文学館という施設について、図書館情報学の観点から研究を
行っている。図書館情報学は戦前から脈々と続く図書館学の系譜に位置づけら
れるが、しかしそのような歴史のある学問において、研究対象として文学館が
取り上げられるのは稀なことである。現状ではおそらく、筆者一人が積極的に
取り上げている状態と言い切っても差し支えないだろう。

図書館情報学の研究史上、文学館をその研究対象に取り上げた最初の事例は、
おそらく2005年に筆者が発表した文学館と書誌作成に関する論文である(註4)。
翌2006年にはその論考が筆者の博士論文の一部となるのだが、博士論文の中心
的な主題として文学館を研究対象に取り上げたのも拙稿が本邦初である(註5)。
文学館という施設は、すでに戦後間もない頃には初期の事例が誕生しているの
だが、図書館情報学の研究対象としては比較的新しい主題に位置づけられるだ
ろう。例えば日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編『図書館情報学用語辞
典』(丸善)には、2007年末に刊行された第3版に至っても文学館という用語
が見出し語として取り上げられていない(註6)。これはつまり、図書館情報
学の範疇において文学館という主題を俎上に載せる以前の問題であり、いまだ
にその存在自体が図書館情報学者の間で明確に意識化されていない状況といえ
るだろう。

 ◇ 2.3 個人的な研究対象の変遷 ◇
ではなぜ筆者はその存在に気がつき、図書館情報学に関する問題として取り上
げるようになったのか。そのあたりを説明するために、個人的な研究対象の変
遷について簡単に触れておきたい。

 ◇ 2.3.1 図書館情報学の観点から文学研究へ ◇
筆者は当初、図書館司書になるために図書館情報大学(現・筑波大学)へと入
学したが、在学中に文学の面白さに強く興味を覚えたことで日本近代文学研究
を志すようになった(併願で受験していた私立大学は文学部を選択していたた
め、大学入学以前から文学への興味は持っていたともいえる)。卒業論文の主
題もやや文学研究寄りの内容を選んでいるが、卒業後には同大学大学院情報メ
ディア研究科博士前期課程(現・筑波大学大学院)へと進み、さらに筑波大学
大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程を修了するまで同一のキャンパ
スで学んでいるため、個人的な学問的基盤は一貫して学んできた図書館情報学
にあると思っている。公共図書館や大学図書館を研究対象とするような伝統的
な図書館情報学とは毛色の変わった道を歩んでいるようにも思えるが、個人的
にはそのようなあらゆる学問領域を包括する学際的な研究を許容するところが
図書館情報学の特徴であり、強みでもあると思っている。

もちろん日本近代文学研究を行うとはいっても単純に他大学の一般的な文学部
と同様のことをするわけにはいかず、そこには図書館情報学と何らかの関連性
を持たせる必要があった。そこで注目したのは、図書館情報学がその研究手法
として確立していた書誌学の考え方を応用することであった。特に日本近代文
学研究において個人書誌が重要視されていたことも相俟って、書誌学は図書館
情報学と日本近代文学研究とを繋ぐ位置づけにあるものということが見えてき
たのである。そこで修士論文では、それまで決定版と評価しうる個人書誌が作
成されていなかった三浦綾子を研究対象に取り上げ、書誌作成を行った上で作
家研究に取り組むことになった。論文執筆の際には、旭川にある三浦綾子記念
文学館 < http://www.hyouten.com/ > に全面的なご協力をいただいた。同館
の所蔵資料をもとにした現物確認を行えたため、修士論文の基礎資料となる書
誌作成を円滑に進めることができたのである。

 ◇ 2.3.2 図書館情報学と文学研究の両観点から文学館研究へ ◇
その後、日本近代文学研究をさらに進めるために博士後期課程に進むことにな
るが、修士論文を書き上げた後にも強く心に残っていたのは三浦綾子記念文学
館の存在であった。修士論文に取り組む以前にも個人的な興味からいくつかの
文学館を訪れていたこともあり、日本には同館以外にも数多くの文学館が存在
することは何となく理解していたのだが、文学研究を行う目的で三浦綾子記念
文学館を訪れた経験を振り返ってみると、文学館が文学研究者にとって図書館
としての役割を果たしているのではないかという考えが浮かぶようになったの
である。博士論文の構想を描いていた頃にその疑問について調べてみたくなり、
当初は論文にするつもりもなく、軽い気持で調査を始めた。だが驚くことに、
長年にわたる図書館情報学の蓄積をもってしても、そのような疑問に答えられ
る研究成果がまったく存在していないことが分かったのである。修士論文の執
筆やその調査の経験から、文学館の存在によって文学研究者が個人書誌作成や
作家研究を円滑に進めることができることを強く肌で感じた筆者は、文学館と
いう主題がまったく注目されていないようでは、図書館情報学のあり方として
は不充分なのではないかと思うようになった。そこで学問的基盤の原点に立ち
帰るつもりで再び視点を図書館寄りにしようと決意し、博士論文の中心的な主
題として文学館を選ぶことにしたのである。

これまで図書館情報学は文学館という施設を研究対象とすることはなかったの
だが、その要因はおそらく、文学館を図書館のように利用する文学研究者の視
点が欠けていたためと考えられる。つまり利用者(文学研究者)の存在に気が
つかない限り、文学館を図書館と見なすという考え方は決して出てこないだろ
う。そうだとすると、図書館情報学と文学研究の両分野を視野に入れるような
研究者でなければ、文学館という研究主題を見出すことは難しいことになる。
そしてそれは、図書館情報学を基盤としながら文学研究に取り組んだ経験を持
つ自分だからこそ気づいたことだと思うに至ったのである。そのような変遷を
経たことによって文学館という新しい研究主題を得ることができたと考えれば、
一見すると遠回りのようであっても、積極的に文学研究の世界に足を踏み入れ
たことは結果として有意義なことだったと考えている。

_____________
 ◆ 3. 文学館の課題 ◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、今日考えられる文学館の課題にはどのようなものがあるだろうか。以下、
三つの観点からそれについて指摘してみたい。

 ◇ 3.1 博物館なのか図書館なのかが曖昧 ◇
さて、前述した筆者のような研究視点の変遷を経験していない、あるいはその
変化の背景を理解していない他の図書館情報学者は、文学館という施設をどの
ように眺めているのだろうか。それに関しては実に印象深いコメントをいただ
いたことがあるので、それを紹介する形で一つ目の課題を指摘してみたい。

2008年12月に筆者は、図書館情報学の観点から文学館の検索システムの現状を
まとめた1編の論文を発表した(註7)。その草稿を書き終えて学会に投稿した
のは2008年3月上旬であるが、3ヶ月ほど後にご返却いただいた査読者からのコ
メントの中に、「文学館は博物館の一形態と見なすのが妥当であり、わざわざ
図書館の一形態として捉えることは無理があるように思える」という根本的な
問題意識を問うものが見られた。修士論文において文学館を文学研究のための
図書館として利用し、そこで膨大な文献調査を行った経験を持つ筆者は、この
ご指摘を実に興味深く眺めていた。なぜならこのコメントは、文学研究の体験
を持つ・持たない図書館情報学者間の認識のずれを如実に反映しているように
思えたからである。

確かに筆者以前には文学館を図書館情報学に関わる問題として捉えていこうと
する視点がなかったため、文学館という主題を持ち出されたことに査読者も戸
惑われたのかもしれない。しかし、論文投稿からわずかに3週間ほど後の2008
年3月下旬、時をほぼ同じくして大阪府立国際児童文学館
< http://www.iiclo.or.jp/  > の統合問題が引き起こされたのである。そし
て橋下大阪府知事がその統合先として検討していたのは、査読者のご指摘に沿
う博物館に相当する施設ではなく、筆者が念頭に置いていた図書館(大阪府立
中之島図書館 < http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/ > )だったので
ある。もちろん一般的には文学館を博物館の一形態と見なすほうが妥当である
し、大阪府の事例のみで図書館としての側面を強調するわけにはいかないこと
も重々承知している。とはいえ、このような現実の動向を無視することはでき
ないと考えた筆者は、その出来事を論文の改訂稿に反映させることで、文学館
の問題は図書館情報学の問題でもあるということを強調したのである(それを
強調するための根拠が文学館消滅の危機というタイミングだったのは、何とも
皮肉なことだと感じている)。

この論文の査読を待つ間に、筆者は大阪府の事態を研究者の立場からフォロー
できるようなアイデアはないかと思案し、すぐさま別の論文を同時並行する形
で書き進め、それを2008年5月に投稿した(註8)。こちらも2008年12月に発表
できる形となっており、その中で文学館研究がいかに立ち後れている領域なの
かを明らかにすると同時に、図書館情報学者がどれだけ自分たちの問題として
認識してこなかったのかをも指摘する内容に仕上げている。大阪府の出来事の
影響もあり、いずれの論文も文学館という主題は図書館情報学からも積極的に
関わっていかなければならないことを暗に主張する形になっているが、それに
対して個人的に寄せられた感想や反応をうかがう限り、これまでの図書館情報
学がいかに文学館という存在に気づいてこなかったかという問題提起は充分に
行えたと感じている。

 ◇ 3.2 情報提供のガイドラインがない ◇
文学館の抱える課題の二つ目として、実体験をもとに印象深い事例を挙げてみ
たい。話は博士論文の調査を行っていた2004〜2005年頃に遡る。

 ◇ 3.2.1 文学館によるレファレンスの拒否 ◇
筆者は博士論文において、全国の76の文学館について、その発行物を網羅的に
調査して書誌にまとめ、それをもとに文学館の出版事業を論じるという研究を
行った(註9)。調査段階では、必要に応じて研究対象に取り上げた各文学館
に直接問い合わせを行った。これは文学館の発行物には一般的な出版流通ルー
トに乗らない灰色文献も多く含まれているため、出版元である文学館自身に事
実確認いただくことが必要と考えたためである。幸いにもほとんどの文学館は
図書館情報学の立場から文学館自体を研究対象とする視点の新しさをご理解く
ださり、非常に協力的なご対応をいただいたことで調査を滞りなく進めること
ができた。全76館で6,283点に及ぶ発行物を確認することができたのは、各文
学館職員の方々のご協力の賜物であると思っている。ところが、ある1館のみ
「館長の指示で大学院生に対しては何も回答することができません。文学館に
頼らずにご自分で調査してください」といった門前払いの対応をされてしまい、
調査が難航したのである。筆者の研究は文学館の発行物を調査するという内容
であったため、他の図書館のOPACを用いることである程度その館の出版事業の
概要を掴むことはできたのだが、残念ながらその1館のみ、最後まで筆者の要
望に応えていただくことはできなかった。

もちろん、貴重な所蔵資料を見ず知らずの無名の大学院生に安易に公開するこ
とはできないということならば、まだ話は分からなくもない(とはいえ、閲覧
に職員が立ち会ったり、現物を見せずに複製や複写物で対応したりするなど、
情報提供の方法を模索すれば絶対に見せられない資料などは存在しないだろう
し、そもそも資料は保存のために保存するものではなく、利用のために保存し
ているのではないのだろうか)。しかし、筆者が知りたかった情報は現存する
ものが1点のみの直筆原稿や書簡などの貴重な所蔵資料ではなく、文学館が自
分たちの研究成果を世に問うべく数百部から数千部ほど印刷し、世の中に普及
させてきた発行物に関するものである。文学館が自らの活動の成果を広く世の
中に広めようとした発行物について、その出版情報を調査している研究者には
なぜか一切公開しないという方針を採ったことは不思議なことである。研究者
からの情報要求(しかもその内容が単なる出版情報の事実確認という至って単
純な情報要求)に対し、文学館側が「さあ、いったい私たちはどれだけの発行
物をこれまで出してきたのでしょうか? それについては他館のOPACを使って
お調べください。ただし正解は一切教えません」と言わんばかりのクイズまが
いの回答を示してどうするのだ、という思いは博士論文を仕上げた後になって
も拭えなかった。それは率直に言って研究者に無駄な時間の浪費を強いるもの
であり、同館のレファレンス回答能力の質の低さを嘆かずにはいられなかった。
あるいはその館は、自らの出版事業を簡単に振り返ることすらできないほどに
情報の管理が杜撰だったのかもしれないが、他館と比べてあまりにもお粗末な
対応だという印象を抱いたことは確かである。

筆者は博士論文の中で「文学館は出版者としての役割を担っている」という趣
旨の意見を述べている。あえて「出版者」という誤解を招きかねない表現を用
いたのは、研究者をはじめとする利用者側に「現状として文学館はこれだけ膨
大な数の発行物を出すほどの出版事業を行っている」という事実を知らせると
同時に、文学館側に対して自分たちの出版事業の重要性を明確に意識してほし
いという意図をも含んでいたものであるが、その思惑は果たして同館にも伝わ
っただろうか。

 ◇ 3.2.2 館長の権限と資料の囲い込み ◇
さらに検討してみたいのは、電話で応対いただいた同館職員の方が「館長の指
示」と述べていたように、利用者である研究者からの情報要求に対し、館長の
独断によってその情報提供の賛否が決定されてしまったことである。おそらく
そのような発言をしたご本人にとっては、記憶にも残らないような些細な出来
事だろう。だがそのような返答からは、同館には情報提供方針の明確なガイド
ラインが欠如しているために職員レベルの意思決定ができず、館長の一存のみ
によって外部からの情報要求に対処している状態にあることが推測できるだろ
う。

筆者はさらに「大学院生に対して」という言い方にも引っかかっているのだが、
それではきちんとした所属先を持つ研究者ならば、同じ問い合わせ内容でも情
報提供を許可していただけたのだろうか。しかし、たとえば館長と意見の分か
れる研究者が問い合わせた場合、やはり情報の公開が許可されない可能性は充
分に残るのではないだろうか(同館の館長自身も某大学に身を置いていた名の
通った文学研究者である)。あるいは研究機関に所属していない在野の研究者
の場合も、やはり「文学館に頼らずにご自分で調べてください」と無下に断る
ことになるのだろうか。同館館長が情報提供の許可・不許可を判断する根拠は、
いったいどこにあるのだろうか。あくまで推測になるが、おそらくどのような
名の通った人物であっても、館長がひと言「許可しない」と言ってしまえばそ
れまでの話だろう。

これがもし、文学館の出版事業を調査対象とする筆者のような研究(他館の
OPACでもある程度の調査は可能)ではなく、文学館の所蔵する直筆原稿や書簡
などの貴重資料に興味を持つ文学研究者の卵である大学院生だった場合、その
時点で研究が頓挫してしまった可能性は高いだろう。そう考えると、同館館長
の発した「大学院生に対して」という言葉はあまりにも無責任であり、館長と
いう自らの権威を笠に着た不遜な態度に思える。筆者はこのような実体験に基
づくことで、館長が過剰なまでに強い権限を持つことは、利用者差別へと容易
に繋がる可能性を孕むものであるという考えに至っている。博士論文の調査を
行っていた2004〜2005年頃は、そもそも文学館外部の図書館情報学者による
「文学館研究」という視点が珍しかったため、「文学研究」と「文学館研究」
の根本的な趣旨の違いを同館館長が理解できなかったのかもしれない。しかし、
もしそれが単に「文学研究」で問い合わせてきた無名の大学院生ならば適当に
あしらっても構わないと考えた上での対応ならば、同館館長の態度は強く非難
されてしかるべきだろう。

このことが筆者だけが味わうことになった笑い話程度で済めば良いのだが、し
かし今後もそのような人物が館長の座に居座り続けるならば、多くの文学研究
者が無駄な足止めを食らう可能性が残るだろう。情報提供について何のガイド
ラインもないままに、館長の恣意的な方針で文学館活動が行われるとすると、
館長と懇意にしている一部の研究者のみが特権に与るだけという事態に陥るお
それがある。筆者は図書館情報学に携わる者として、そのようなガイドライン
未整備の無秩序な状態を放っておくことはできないと考えている。

館長をはじめとする一部の文学館関係者のみが所蔵資料を囲い込むことで独占
利用し、その他の研究者を文学館から排除するような状態が続くようならば、
文学研究の世界を大きな視点で眺めたときに、その将来が確実に狭まることに
なるだろうと筆者は危惧している。文学研究者というのは、その作家に対する
思い入れが人一倍強いファンの一つのあり方ではないだろうか。そうだとする
ならば、彼ら・彼女らを文学館から排除する理由がいったいどこにあるという
のだろうか。さまざまな文学研究者と直に向き合い、彼ら・彼女らの研究を支
援し、その研究成果を文学館に還元していくことなしに、文学や文学館の未来
が明るくなるとは到底思えない。筆者が願うのは、そのような偏屈で狭量な考
え方を持つ館長をいさめ、積極的に文学館側からの情報提供を行うような体制
が文学館界全体の傾向となることである(以上のような発言を行った具体的な
文学館名や館長名を本稿中に出すことは差し控えるが、同館の閉鎖的な体質に
ついては、時期をうかがいながらいずれ稿を改めて批判的に検討するつもりで
ある)。

 ◇ 3.3 情報提供の意義が理解されない ◇
三つ目の課題である。これについては、折に触れて文学館の状況を筆者に知ら
せてくださっている、現在ある地方の文学館の現場で活躍されている職員の叫
びを代弁する形で問題提起を行ってみたい。

その文学館の大きな悩みは、設置・管理している地方自治体が文学研究者に対
する文学館の情報提供の意義を理解していないため、OPACの整備やウェブ上で
の所蔵資料情報の公開を行うどころか、簡易的な冊子体所蔵目録を作成するこ
とすらもままならないということである。そこにはお決まりの台詞のように、
予算不足の問題とそれに伴う人手不足が絡んでいる。現場の職員としては積極
的に文学研究者に情報を出していきたいという理想を持ちながら、専門職であ
る学芸員が一人の体制では利用者からのレファレンス質問に回答することが容
易には行えず、ましてOPACや所蔵目録の整備・公開などには逆立ちしても手が
回らない状態だそうである。

文学館という施設の理想的な到達点は、その作家に関する情報を網羅的に集積
した研究センターへと発展していくことではないかと筆者は考えている。その
ためには、あらゆる情報を一般に公開できるような体制を築いていくことが必
要だとも考えている。文学館の発行物や出版事業を具体例としながら博士論文
の中で展開していた内容も、大筋ではそのような意見を主張する意図で執筆し
ている。そして文学館側から積極的な情報提供をしていくためには、文学館の
設置・管理者(地方自治体や財団法人など)による予算的な援助がどうしても
必要であるように思われる。それは現場の文学館職員の努力などではどうにも
ならないレベルの問題であり、設置・管理者へ働きかけることで協力を要請す
るほかないだろう。

しばしば言われているように、情報というものはそれを発信するところに集ま
るものである。文学に関する情報を集め、研究センターとして発展させようと
するならば、文学館という施設はその集積地として最もふさわしい場所になる
と考えられる。ならばその活動を安定的に支えるためには、現場の文学館職員
レベルだけではなく、設置・管理者レベルにおいても積極的な情報提供の意識
を高めなくてはならないだろう。

そしてまた、文学館を研究センターとして発展させていくためには、単に研究
資料の収集業務を文学館側に任せるままにするだけでは不充分であり、文学研
究者側からも積極的に研究成果を文学館側に還元し、文学館職員と力を併せて
文学研究のためのコレクションを築いていく必要があるだろう。また、そうい
った文学研究者側の情報要求の実態や研究利用の効果などを強調し、それを含
めた文学館利用者の存在を目に見える形にすることは、設置・管理者に対して、
文学館による情報提供の意義を説得するための材料や根拠にもなるだろう。こ
れは今日の図書館情報学において、図書館という組織が一般に、図書館職員、
コレクション、施設・設備、図書館利用者という4種類の構成要素から形作ら
れるものと見なす考え方と重なり合うものではないだろうか。その概念が文学
館にもそのまま適用できると考えるならば、文学館利用者(文学研究者)の存
在を今後さらに強調していく必要があるだろう。

 ◇ 3.4 三つの課題 ◇
ここまでに述べたことをまとめてみると、文学館という施設は大まかに以下の
三つの課題を抱えていることがわかる。

(1) 図書館情報学者が文学館を自分たちの学問領域も関わるべき問題として認
  識しておらず、有効な議論を進めることができていない。これは図書館情
  報学が無視することができない機能を文学館も含んでいることに、長年に
  わたって気づかれなかったためである。

(2) 文学館職員(館長を含む)の一部に、情報提供に消極的な考えが存在して
  いる。これは文学館の活動や業務のガイドラインが未整備の状態にあり、
  文学館運営の理想的なモデルが確立されていないためと考えられる。

(3) 文学館の設置・管理者の一部に、所蔵資料の情報提供や文学研究に寄与し
  ようとすることに消極的な姿勢が存在している。これは文学館を図書館の
  ように利用する者(文学研究者)の存在が軽視されており、彼ら・彼女ら
  に情報提供を行うことも文学館に期待されている活動の一つであると設置
  ・管理者が認識していないためである。

これらの課題はいずれも所蔵資料の積極的な研究利用を念頭に置いたものだが、
その解決策を探る際には、ややもすれば資料展示の側面が強調されがちな博物
館という用語ではなく、所蔵資料の利用を連想させてくれる図書館という用語
を意識的に前面へ押し出していくことが有効となるだろう。

__________________
 ◆ 4. 文学館研究の課題と展望 ◆
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 ◇ 4.1 文学館研究の課題 ◇
以上のような問題意識により、今後はより積極的に文学館が図書館として利用
されるべきだと筆者は考えている。そしてそのためには、以下の四つの項目に
関して学問的に考察を深め、文学館研究を「文学館学」として洗練していく過
程が必要であるとも考えている。

(1) 文学館という施設は図書館情報学が積極的に関わるべき領域に含まれるこ
  とを、図書館情報学者が自覚していくこと。そして図書館情報学が培って
  きた理論を文学館にも応用する形で、文学館研究を後押ししていくこと。

(2) 文学館が文学研究者に対して積極的に情報提供すべき立場にあることに関
  して、館長をはじめとする文学館職員が自覚すること。そしてそれを実現
  化するための具体策やガイドラインを検討し、文学館運営の理想的なモデ
  ルを確立すること。

(3) 文学館が文学研究者に対して積極的に情報提供すべき立場にあることに関
  して、地方自治体や財団法人などの文学館の設置・管理者が自覚すること。
  そしてそれを実現化するための具体策やガイドライン作りに協力し、文学
  館経営の理想的なモデルを確立すること。

(4) 文学館が図書館として利用できることを文学研究者自身が理解し、また、
  そういった情報要求を抱えている文学館利用者の存在を文学館職員や設置
  ・管理者に伝えるため、文学研究のための情報提供を文学館側に要求して
  いくこと。ただし、その際には文学館に対して安易に情報要求するのでは
  なく、文学館側になるべく負担をかけないという配慮が必要である。また、
  研究者側からも文学館活動への協力や援助を行い、さらにはその研究成果
  をきちんと文学館側に還元することで、文学館を研究センターとして発展
  させていくように努めなければならない。

すなわち、今日において文学館に関する諸問題について考えようとする際には、
単に博物館学の領域内のみで文学館研究の議論を進めるのではなく、図書館情
報学や文学研究の方向からも積極的に問題提起を行い、相互に協力しながら研
究の方向性を模索していくことが必要となるだろう。また、これまで以上に文
学館活動を活発化させるためには、文学研究を後押しするような体制構築やそ
れを実現するための具体策を、文学館職員や設置・管理者の立場からも検討し、
その取り組みを継続していく絶え間ない努力が求められるだろう。

 ◇ 4.2 文学館研究の展望 ◇
冒頭で述べたように、これまでの文学館研究は主に博物館学の領域で行われて
きている。しかしそのような現状は、決して「文学館の抱える諸問題は博物館
学者だけが取り組むべき課題である」ということを意味するわけではない。そ
のような短絡的な認識は、文学館研究のすべてを一方的に博物館学に押しつけ
るような責任逃れの態度に繋がるものである。これまでの文学館研究を振り返
ってみたとき、「博物館学が積極的に文学館研究を進めてきた」という認識で
も確かに間違いとは言い切れないのだが、もう一歩進めて考えてみれば、「博
物館学しかまともに文学館について研究してこなかった」と表現したほうが、
より実態を捉えているようにも思える。とすれば、これまで多かれ少なかれ文
学館という施設に関わりながらも、それについてほとんど考察の対象としてこ
なかった図書館情報学者や文学研究者は大いに反省し、その認識を改める時が
来ているのではないだろうか。

今後の展望としては、まずは図書館情報学者、文学館職員、設置・管理者らが
それぞれの立場から文学館の図書館としての利用法について検討していくこと
が必要となるだろう。あるいはまた、そこに利用者である文学研究者の視点を
交えることで、効果的かつ実用的な研究センターへと発展させていくための検
討もできるだろう。そしていずれは、すでに資料展示などの観点から文学館研
究を推し進めてきた博物館学者とも共同することで、その学問的成果を共有し、
「文学館学」として洗練していくことも求められるようになるだろう。

_________________________
 ◆ 5. 文学館研究会の設立とウェブの活用構想 ◆
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さて、筆者は2008年7月から「Literary Museum Studies」
< http://d.hatena.ne.jp/literarymuseum/ > という文学館を主題としたブロ
グを書き続けている(註10)。これは第1回「ARGカフェ」
< http://d.hatena.ne.jp/arg/20080713/1215960266 > において、岡本氏をは
じめとする多くの方々のご意見を拝聴し、それに深く共感を覚えたことで、な
らば筆者も自らの研究主題についてウェブ上での情報発信を行ったほうが良い
のではないかという思いに駆られて始めたことである。同ブログの主要な内容
として、ここ半年ほどの時間をかけて「文学館一覧」という内容を更新し続け
てきている。これは日本全国に文学館が現状としてどれくらい存在するのかを
個人的に確認しようとするものであり、そしてまた、その情報を広く一般に利
用してもらおうとする意図も含むものである。これは2009年1月25日に全都道
府県のデータ入力が終了し、その全貌を明らかにすることができたのだが、こ
れによって文学館研究の基礎資料の一つがととのったのではないかと思ってい
る。

そして2008年の年末頃から、前述の「文学館一覧」が全国の都道府県について
整備し終わった段階で、「文学館研究会」という研究団体を立ち上げることを
構想していた。その構想は無事に実現に至り、2009年1月15日にひっそりと設
立することになった。団体という表現を用いたが、現状では会員が筆者一人の
みという個人的な活動であり、先の予定はまったく白紙の状態である。また、
1月26日には研究会の公式サイト < http://www.literarymuseum.net/ > につ
いても一般公開を開始した(註11)。現状では「文学館一覧」「文学賞一覧」
など、ブログで書き綴ってきた内容を再編集してまとめただけに過ぎないが、
インターネット上で目にすることができる文学館の一覧の中では、筆者の作成
したものが最も網羅的かつ詳細なものになっていると自負している。いずれは
本研究会のサイトを、「文学館に関する情報は文学館研究会のサイトを見れば
何でも分かる」という状態にまで発展させていければ理想的なものになると考
えている。また、研究団体である以上は自らの研究成果を発表することも重要
と考えているため、『文学館研究』といった学術雑誌を発行することも構想し
ている。ただし、本研究会はあくまで筆者が一人で行っている個人的な活動で
あるため、データ整備などになかなか手が回らない部分も多く、学術雑誌を出
すほどになるまでには長い時間が必要となるだろう。活動の歩みはゆっくりと
したものになると予想されるが、少しずつ成果を積み重ねる形で研究会を発展
させていきたいと考えている。そして何より、研究成果は同じような問題意識
を抱える研究者に公開し、広く利用されてこそ価値が出てくるものであるため、
ウェブ上での情報公開を積極的に行うことを心がけ、研究者はもとより文学館
職員などの関係者にとっても利益になるような活動を目指したいと考えている。

先日発表した論文で明らかにしたのだが、文学館研究の萌芽は1995年頃であり、
今日においてもまだそれほどの発展は見せていない(註12)。冒頭で言及した
ように、図書館情報学の立場からの文学館研究はまだ始まったばかりであるし、
そしてまた、博物館学の立場からもそれほど進んでいない状況にあるだろう。
文学研究者も文学館の所蔵資料を研究対象に取り上げることは多いが、文学館
という施設そのものを研究対象とすることは稀である。結果として文学館は既
存のどの学問領域からも積極的に研究対象とされることはなく、遅々として研
究が進まない状態にある。そのため、まずは文学館活動そのものを研究すると
いう視点を広く普及させていくことが当面の目標となるだろう。それを踏まえ
た上で、本研究会の活動が「文学館学」確立のための一助となれば幸いである。

図書館情報学や博物館学ほどの歴史的な蓄積を持たない現時点では、「文学館
学」という呼称はすでに学問として確立されている先例に倣っただけの造語と
しか見なされないだろうが、近い将来にそのような評価を覆せるくらいの独自
の学問体系を築ける日が来ることを筆者は信じている。

___________
 ◆ 6. おわりに ◆
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以上、長々と書き連ねてしまったが、文学館研究会の活動はまだ始めたばかり
であり、方向性の模索や活動内容の試行錯誤を行っている段階である。研究会
の看板を掲げ、それを運営していくというのは個人的に初めてのことであるた
め、戸惑いを感じる部分も大きいのだが、活動内容に関して大方のご意見やご
批判をいただけると幸いである。
(2009年2月22日)

註
1) 岡野裕行.“文学館一覧”.文学館研究会.2009-01-26
http://www.literarymuseum.net/lm-list.html,(参照2009-02-22).
2) 日本博物館協会.“事業概要”.日本博物館協会.
http://www.j-muse.or.jp/jams/jamjigyo.html,(参照2009-02-22).
3) 全国文学館協議会事務局.全国文学館協議会.
http://www.bungakukan.or.jp/kyougikai/side.htm,(参照2009-02-22).
4) 岡野裕行.個人書誌作成における文学館の役割:三浦綾子記念文学館を事
例として.図書館情報メディア研究.2005,vol.3,no.1,p.77-87.
ウェブ版は以下のサイトから入手可能.
http://hdl.handle.net/2241/11446
5) 岡野裕行.日本近代文学研究における文学館の役割:「全国文学館協議会」
加盟文学館の発行物を中心に.筑波大学,2006,博士論文.
ウェブ版は以下のサイトから入手可能.
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/dl/e_thesis/thesis_phd.html
6) 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編.図書館情報学用語辞典.第3版,
丸善,2007,vii,286p.
7) 岡野裕行.文学館の検索システムの現状と課題.情報メディア研究.2009,
vol.7,no.1,p.41-61.
ウェブ版は以下のサイトから入手可能.
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jims/7/1/7_41/_article/-char/ja/
8) 岡野裕行.文学館研究の転換期:全国文学館協議会の発足と文献数・文献
内容の変化.日本図書館情報学会誌.2008,vol.54,no.4,p.270-287.
ウェブ版は以下のサイトから入手可能.
http://www.literarymuseum.net/paper/jslis-54-4.pdf
9) 前掲5.
10) 岡野裕行.Literary Museum Studies.
http://d.hatena.ne.jp/literarymuseum/,(参照2009-02-22).
11) 岡野裕行.文学館研究会.http://www.literarymuseum.net/,
(参照2009-02-22).
12) 前掲8.


[筆者の横顔]
岡野裕行(おかの・ひろゆき)。1977年、茨城県生まれ。2000年に図書館情報
大学(現・筑波大学)卒業、2003年に図書館情報大学大学院情報メディア研究
科博士前期課程(現・筑波大学大学院)修了の後、2006年に筑波大学大学院図
書館情報メディア研究科博士後期課程を修了。博士(学術)。博士後期課程修
了後、2006年10月から2007年12月まで、スロヴェニア共和国リュブリャナ大学
文学部アジア・アフリカ研究科日本研究講座の専任講師として日本文学・日本
文化教育に携わる。帰国後の2008年から現在に至るまでは、二松學舎大学文学
部と相模女子大学文芸学部において、司書資格科目の非常勤講師を務めている。
図書館情報学を基盤としながら日本近代文学研究に取り組んだ延長として、現
在の研究テーマである文学館研究へ視野を広げている。主要業績には、本稿中
に記した文学館研究の論文のほかに、『三浦綾子書誌』(黒古一夫監修、勉誠
出版、2003)、『三浦綾子:人と文学』(勉誠出版、2005)などの文学研究の
著書がある。

Copyright (C) OKANO Hiroyuki 2009- All Rights Reserved.
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[ARG-363]2-2 へつづく

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