Webook of the Day

★【Webook 2016.6.22】米軍式 人を動かすマネジメント ~ 田中靖浩 + 舛添問題

カテゴリー: 2016年06月22日
─[内緒]─────────────────────────────────

 ジェイカレッジ No.93 「ロンドン五輪から東京五輪を考える」

   6月30日(木)半蔵門にて

   山崎一也さんをお迎えして、東京オリンピックを考えます。
   そして、働き方を見直します。
   山崎さんは、ロンドン五輪で競技場建設に関わった日本人建築士で
   その経験談には、日本人が見落としている大切なものに気づかせて
   くれるエピソードがいっぱい。
   オリンピック関連で、様々なメディアで意見を求められる若き
   重鎮なのです。新著発行を記念して、お話を伺います。

   → http://kokucheese.com/event/index/401654/


─────────────────────────────────[内緒]─

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■■   Webook of the Day             あじさい便り
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■■   Shinnosuke Matsuyama
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       PDCAの終わり、OODAの始まり?!


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■■【今日の一冊】~ 米軍式 人を動かすマネジメント 

    先の見えない戦いを勝ち抜く D-OODA経営

    --------------------------------------------
   |田中靖浩/著
   |日本経済新聞社|2016年5月
   |ISBN:4532320852|1728円|256P
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__《 この本のツボは? 》_________

本書を読んだらかなりショックを感じる人が多いのではないでしょうか。製造
業でもサービス業でも、経営の中にPDCAという言葉を埋め込んでいる企業は、
とても多いはずだから。
かくいう私も、会社の訓練資料にPDCAを回そう・・なんて説明を入れこんで
いたりします。w

それが、本書を読んでみると、「過剰計画、過剰管理は、やばくね?」という
問いかけがある。おそらくどなた様も、自分のやってることが、なんだかちょ
っと・・・いいのかな〜これで・・・と思う部分があろうかと思います。

そういう空気をまさにとらえて、本書は、行き過ぎたマネジメントの方向を正
そうという、とても大胆なそして、気分爽快なコンセプトが紹介されています。

米軍、うん?なぜ? といぶかしく思ったけれど、米軍もどうやら内部的には
ずいぶん変貌しているという。
軍隊と聞けば、作戦をもとに命令は絶対、上のいうことを聞かないと規律がた
もてない・・というイメージが強い。しかし、実際の戦場では、想定外のこと
がいっぱい起きるし、そもそも想定した前提での作戦がまったく的外れのこと
もありうる。そこに命令は絶対・・なんて、意味はなくなる。
実際、そういう事例がイラン戦争であり、米軍は、以来、作戦の取り方を変更
しているという。変われないのが、部下を信用していないソ連軍や、イラク軍
というわけです。

場所をビジネスフィールドに移すと、事業計画を立て、それに従い実施し、
PDCAを回して、成果をあげるという図式に、多くの企業は慣れ親しんできま
した。
しかし、中期計画も年度計画も思い通りに進んだことはなかった・・・なんて
いうケースも多い。それでもPDCAだ、なんだと、一旦決めたことを必死に進め
るビジネスパーソンは、時に不毛な努力を強いられたりします。
そこで、そもそもPDCAって、ほんまにいいの?という疑問が浮かんじゃいます。

もっと柔軟で、機動的な動きができる組織が、本当はいいのではないか。
働く人が、大きなビジョンを認識し、価値観と判断基準を共有して、臨機応変
に動く事ができたなら、さぞ、面白いことでしょう。
そのことに目を開かせてくれる本です。

そのやり方は、OODA (Observe,Orient,Do,Act )
まず、観察することが大事。これは、ビジネスも恋も戦争も同じ。
恋の作戦まで出てきちゃうのは、田中さんの本ならではなのです。w

各章のはじめに、二項対立の格言TNK(たなか)が書かれています。とても含蓄
があるので、メモっておきましょう。

 先が見えない環境だから、日本の企業は計画と管理を強めた
 先が見えない環境だから、米国の軍隊は計画と管理を緩めた

 計画中心、自分中心、トップダウンで戦う会社は疲れる
 臨機応変、相手中心、現場中心で戦う会社は勢いを増す

 ミッションを持たないチームは、「選択と集中」で無理に動かされる
 ミッションが明らかなチームは、「選択と分散」で自主的に動く

 インフォメーション重心の会社は、大量の情報に埋もれて動きが鈍る
 インテリジェンス重視の会社は、少ない情報を活用して機敏に動く

 任せられないボスは、PDCAで自由を奪う
 任せるボスは、D-OODAで働きがいをつくる

二項対立は、ものごとをシンプルにしてわかりよいのですが、世の中は、
白黒ハッキリできるのは、かけごととスポーツくらいで、実際は、グレー
ゾーンがいっぱいです。PDCAは、もうだめで、OODAがいいんだ・・・
という論調から、本書の最後で、OODAがさらに一段と進化します。

PDCAとOODAは、対立概念なの?という疑問から、田中さんは、新たに
P-OODAや、D-OODAを思いつくのです。PはプランのP。
Dは、デザインのDで、大筋のデザインを決めて、あとは任せる。責任は
オレがとる。という流れ。

なんだか、いろいろスカッとしたなぁ。w

詳細は、ぜひ、本書を読みながら"お楽しみ"ください。
いろいろ考えることがあり、学ぶことがあり、とても面白い本です。

すでに重版出来!となり、しかもなんと、防衛大学のリーダーシップ教育
のサブテキストに採用だそうです。こりゃま、なんと素晴らしい。



__《 おすすめ度は? 》___________


   ★★★★★+OODA


__《 知りたい? 》_______

   ・PDCAってどうよという方
   ・SOPやマニュアルだけでいいのかよという方
   ・いきすぎた管理主義に疑問を持つ方


__《 買いたい? 》_______534/→


   ・アマゾン   → http://bit.ly/PDCAOODA


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■■今日のおまけ:( 舛添問題 )

 マスゾエ問題の本質は、何?
 それは “LCだけどMCじゃない”。
 (Legally correct but Morally not correct) ってことでした。
 結局舛添さんは遂に退任に追い込まれました。裏で、えぐいやりとりがあったので
 しょうね。襟を正す・・・という意味では、他にもいっぱいいるでしょうけれど
 マスコミが騒がないのはな〜ぜ?
 マスゾエのマキゾエを食わない賢い人たちの多くは、マスコミに影響を与える
 力をもっているからでしょうか。
 
 さて、ロゴや、競技場、知事といろいろミソをつけてきた五輪ですが
 6月30日、山崎一也さんの講演とともに、考えてみませんか?

 ジェイカレッジ93回 は
 【山崎一也さんとロンドン五輪から東京五輪を考える会】です。

 山崎さんの新著「イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方」出版記念を
 かねた講演です。ぜひ、お運びくださいませ。
 ロンドン五輪の競技場建築に関わってこられた山嵜さんの視点から、 
 2020年を一緒に考えてみましょう。 

  詳細・申込 → http://kokucheese.com/event/index/401654/

 半蔵門駅から徒歩1分の会場です。


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■■ 新刊応援!(こんな本もお勧め!)

▼「勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法」〜鈴木信貴さん

  一言で言えば、習慣化するということですね。
  Aをやる、
  Bを行う、
  C:A、Bを繰り返す。
  TOEI500点台だった著者が、915点をとるに至るそのシンプルな習慣を
  あなたにも・・・
  → http://amzn.to/1YyLiyR

▼「東大と野球部と私」〜 桑田真澄さん

 甲子園経験者も150キロの速球もいりません。
 東大野球部の特別コーチとして2年間、何を伝えたのか??
 興味ある方、ぜひこの本で。

 → http://bit.ly/MKuwata


▼「おもてなし日和」〜高野登さん

 高野さんのおもてなし日和がつまっています。
 なぜ、日和なのか・・・その意味を先日のジェイカレッジで知りました。

 → http://bit.ly/OmotenashiBiyori


▼「わら一本の革命」〜 福岡正信さん

 奇跡のリンゴ > 木村秋則 > 福岡正信 こういう流れの本です。

 草一本、人間が作ってるんじゃない。自然が作ってるんだ。
 
 → http://amzn.to/1ZosT6a


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■■ 臨機応援!(勝手に応援しちゃうよ)

○ 高野さんつながりの山田さんからのご案内です。

 メディカルコンソーシアム 第271回 定例研究会
 『がんとなったがん治療医からの提言』~患者となって見えたもの、考えたこと~

 今回がん患者となってみると医療者と患者さんの間に考えている以上に
 “ズレ”があることを実感しています。
 今までのがん治療医としての経験と、がん患者となった経験を活かし、
 医療者ならびに患者さんそれぞれに対していろいろ情報を発信すること
 により“ズレ”を少しでも減らし、よりよいがん治療環境につないで
 いただければと思っています。(西村講師)


 日時:平成28年8月9日(火)受付開始18:00 講演:18:30~20:30
 場所;NTT東日本関東病院(五反田) 4Fカンファレンス
 講師:西村元一氏(金沢赤十字病院・副院長)
 定員:100名
 参加費:3,000円 学生:1,000円
 申込先:http://medicalconsortium.jp/


○ ★プレム・ラワットさんと薮原秀樹さんによる文屋座セミナー

 * 10月23日(日)14時30分から17時30分
 * 東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
  * http://www.e-denen.net/index.php/bunyaza19

 ラワットさんのご著書『Pot with the Hole 穴のあいた桶』
   http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=27

 幸せは、穏やかな心に宿る。

 一つのメッセージを8歳のころから50年間、世界中から招かれて
 講演しづつけているラワットさん。
 今年は、「講演活動50周年記念」のワールドツアーが展開されます。

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●今日の鍛錬: ( 懸垂0回 )       目標12回

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 発行者 : Webook of the Day 松山真之助 ( hello@webook.tv )
 発 行 : まぐまぐ ID= 969
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発行周期: 日刊 最新号:  2018/09/30 部数:  12,382部

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