言葉の森 オンラインマガジン

言葉の森新聞2018年12月2週号■引っ越し完了、電話はまだ使えず■親子作文は、楽しい実験や工作が出発点

カテゴリー: 2018年12月08日
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■■言葉の森の引っ越し完了。12月8日現在、電話はまだ使えず
 新しい住所は、234-0054 横浜市港南区港南台4-21-15です。(JR港南台駅より徒歩4分)

●12月8日現在、電話はまだ使えません
 転送の設定が正しく行われていないために、教室の電話はまだ使えるようになっていません。
 これまでの電話番号をかろうじて代表個人の携帯電話に転送しているので、そこだけつながりますが、複数の通話を同時に受け付けることはできない状態です。 
 したがって、なかなかつながらないことが多いと思います。
 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

●12月から港南台教室とオンライン教室の生徒募集
 11月は初めに引っ越しが決まり、11月中に引っ越し作業を行い、12月になってやっと荷物がほとんど新しい教室に収まりました。
 倉庫に入れていたものもすべて引っ越したので、新教室の中はまだダンボールの山です。  
 これまでの教室はJR根岸線港南台駅から南に徒歩3分でしたが、今度の教室は北に徒歩4分になります。
 まだ看板はありませんが、Googleマップには表示されていますので、来られる方は地図を参考にしてください。
 12月からは、新しい教室の生徒募集、講師募集も含めて、通学教室を兼ねたオンライン教室を広げていく予定です。
 また、これからは更にネットを活用し、保護者とのコミュニケーションも、独自SNSなどを利用していつでも連絡が取れるようにしていきたいと思います。

●受験作文コースの生徒のための直前アドバイス
 受験作文コースの人は、今の時期が最後の仕上げの段階になります。
 これまでに書かれた作文を中根(森川林)が直接見て、試験直前アドバイスをする機会を作っていきたいと思います。

●受験作文対策は小学校低学年から
 今年は、中学入試だけでなく高校入試でも作文小論文試験が増え、中学3年生の受験作文コースの参加者が増えました。
 作文試験の課題のテーマはさまざまですが、基本的な書く力があれば、少しのアドバイスで合格作文を書くことができるようになります。
 受験作文は、小学5年生以降の考える作文感想文からが本格的な勉強になりますが、書く力の土台を作っておくためには、小学校低学年から子供を読書好きにさせ、親子の会話を楽しむ家庭文化を作っておく必要があります。

●小1から始められる家庭での作文学習はオンラインと結びつけて
 言葉の森では、幼稚園年長・小学1年生からの親子作文も取り組んでいます。
 作文の勉強は、家庭学習が最も向いていますが、親子だけで勉強しているとやる気が続かなかったり、親子喧嘩になったりしてしまう場合も出てきます。
 したがって、オンラインの少人数クラスで、友達と作文を発表し合いながら行う形の家庭学習が最も理想的な作文の勉強の形態になると思います。

●森林プロジェクトの講師育成講座をインターンシップ制で
 言葉の森では、今後オンラインの少人数クラスをできるだけ学年別の発表や交流ができるような形に細分化していきたいと思っています。
 そのために、現在森林プロジェクトの講師育成講座を行っています。
 この育成講座は、講座受講料の負担が少なくなるように、インターンシップ制を導入していく予定です。
 また曜日や時間が限定されていると受講しにくい面があるので、ビデオ講座を基本とした受講時間の自由度のある講座にしていきたいと思っています。
 詳細は、近い内にホームページでお知らせしますのでしばらくお待ちください。


 さて、また話は大きく変わりますが、今回の電話トラブルの最中に、私は、こういういろいろな経験をするために人間は生まれてきたのだろうなあという感覚がずっとしていました。 

 本当はそんな悠長なこと言っていられる状況ではないのですが(笑)、宇宙の果てから見たら、こういう地球上のさまざまなトラブルは、小さな微笑ましいエピソードのように見えるだろうという感じがしていたのです。
 物事がスムーズにうまくいくに越したことはありません。 
 しかし、たとえうまくいかなかったとしても、それはそれで価値のある経験なのです。 

 ひるがえって今の受験生の立場を考えてみると、志望校への合格不合格は、そのことによって自分の人生が天と地ほども変わるような感覚を持っていると思います。 
 そして、そのぐらいの感覚で取り組まなければ、本当には身につくものはないのです。 

 しかしそういうときでも、心の中に、合格もいい経験だし、不合格もいい経験だし、どちらであっても自分が真剣に取り組んだものは、自分自身の価値ある経験として残ると思っていくとよいのだと思います。

 引っ越しそのものはやっと落ち着いたので、文鳥のサクを約2週間ぶりにカゴから出してやったら大喜びでした。  
 それまでは不安だったのか、大好きな水浴びも全然しなかったようです。
 いつもは少なくなっている水入れが全く減っていませんでした。 
 今日は、今もちょうど水浴びをしています。 
 鳥でも、やはりコミュニケーションが必要なのだと思いました。 

 このことに関連して、上の子が受験中だと、下の子にいろいろ小さな問題が起こることがあります。 
 お母さんが、受験中の子ばかりに関わってしまうので、それがやむを得ないこととはわかってはいても、下の子は不安をうまくコントロールできなくなるのです。 
 ちょうど、今回の引っ越し中のサクと同じだと思いました。  

■■勉強を楽しむ子供たち 
 発表学習クラスというオンラインの少人数クラスがあります。 
 そこで参加している子供たちの自由研究の発表のレベルがかなり高いのです。 
 特に、小学校高学年の生徒は、毎回、作文の構想図とともに、個性的な独自の研究成果を発表しています。 

 今、2021年から始まる新しい大学入学共通テストの試行調査が行われていますが、高校3年生の学力をペーパーテストだけで測るというのはそもそも無理があります。 
 そのテストに合わせた受験勉強を1年間やれば、誰でもできるようになるのですから、それは学力のテストというよりも、1年間の勉強の仕方のテストのようなものでしかありません。 
 本当の学力は、ペーパーテストではそもそも測りようがないのです。 

 では、どういう学力測定があてになるかというと、それは、第一に複数の小論文、第二に長時間の面接、そして、第三にその生徒がそれまで行ってきた自由な研究の蓄積です。 

 私がもし入試の合否を決める役であったら、今、発表学習クラスで研究発表をしている子供たちの中には、何人も無条件で合格の太鼓判を押せる子がいます。 
 この子たちは、普通の勉強でも学校ではかなりよくできていると思います。 
 そして、それとともに、よく本を読み、しっかりした文章を書き、受験には直接結びつかない自由研究に時間をかけ、それをみんなの前で発表し、互いに感想を述べ合うという、学力も、創造性も、コミュニケーション力もある勉強生活を送っているのです。 

 日本の大学入試は、ペーパーテストに偏りすぎている面があります。 
 それは、受験のために1年間猛勉強するという点で、日本の高校生の学力の底上げを図ってきたプラスの面があります。 
 しかし、そのペーパーテストで測定できるものは、ほとんどが1年間の勉強の結果だけで、その生徒の本当の学力の可能性ではありません。 

 私が特に評価したいのは、言われたことをきちんとやる能力だけでなく、自分の好きなことを創造的に行う能力です。 
 これからの日本が求めているのが、まさにその個性と創造性だからです。 
 その意味で、今発表学習クラスに参加している、勉強を楽しめる子供たちには、大いに期待しているのです。

 これからの日本に必要なのは、創造的な学問のできる子供たちです。 
「千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず」と言います。 
 現代の日本で伯楽の役割を果たしているものは、重箱の隅をつつくようなペーパーテストです。 
 それが千里の馬をふるい落とす役割を果たしている面があります。

 入試の選抜には、もっと時間をかけ、人間が関与する必要があるのです。  

■■SNSはどれも一長一短なので自分で作ることに 
 前の記事でも触れていますが、寺子屋オンラインの毎週の授業と発表と交流の場の話です。  
 google+、facebook、workplace、chatwork、slackなどいろいろ検討してきましたが、どれも一長一短なので、当面は自作SNSでやっていくことにしました。 
 それをこれから作ります。 

 ただ、社長がそんなのを作る仕事をやっていていいのかという声はあります(笑)。 
 本当は、第一に経営をしなければいけないのですが、自分の傾向として足元を見るよりも、つい遠くの方を見てしまうのです。 
 そして、その遠くの目標に合わせてシステムを作ってくれる人がまだいないのです。 

 幸い、言葉の森の事務局のメンバーは、毎日の仕事を確実にやっていてくれて、言葉の森の講師は親身に生徒の指導をしているので、何とか回っています。 
 しかし、いずれ、遠いビジョンと、足元の経営が結びつくようになる日が来ます。 
 だから、遠いビジョンの方が優先です。 

 言葉の森と同じ分野で作文指導をうたっている作文講座というのもありますが、いちばんの違いはこの目標の違いです。 
 言葉の森は、日本をよりよい国にするために、子供たちによりよい教育をしたいと思っています。 
 他の通信教育や学習塾は、その子の(他人と比べての)成績が上がったとか下がったとかいうことを目標に教育を行っています。 

 しかし、そういう他人との比較はどうでもいいのです。 
 自分の教えている子がよくできるようになって、自分の教えていない子よりも成績が上がるというのは、視野の狭い目標です。 
 すべての子ができるようになることが本当の目標で、他人との比較は参考にする程度の話です。 

 すべての子ができるようになるということは、つまり、すべての子が創造的であるということで、そこでは他人に勝つとか負けるとかいう低レベルの話はありません。 

 私は、やがてそういう時代が来ると思っています。 
 競争は、ゲームとしては面白いのでこれからも残ると思いますが、もともと人間社会には、創造だけが本当に必要なもので、競争は必要ないのです。 

 向上のために競争が必要だというのは、まだその人が未熟だからです。 
 真に成熟した人は、競争なしでも日々向上していけます。 
 教育とは、そういう成熟した人間を育てる場なのです。  

■■親子作文は、楽しい実験や工作が出発点 
 未就学から低学年の生徒対象の、日曜朝の親子作文の課題として、「しぜんとかがくのはっけん366」という本を見て、親子でブーメランを作ってみるということをやりました。 
 作文の時間というよりも、工作の時間です(笑)。

 こういう工作や実験を通して、親子で構想図を書き、お母さんが作文を代筆するというのが、親子作文です。
 そして、お母さんが書いた作文に、そのときの写真を貼ったり家族のコメントを入れたりしてひとつの作品とし、それを読み聞かせの本のひとつとして読んであげるのです。 

 小学校低学年のころの学力は、読書と対話によって育ちます。 
 その読書と対話のきっかけになるのが、親子で楽しみながらできる知的な課題に取り組むことなのです。

 作文のような苦しい勉強をどう続けさせるかというと、小学1年生のうちに、作文は楽しい勉強だと自然に思わせるようにしてしまうことなのです。 
 何事も最初の印象が大事です。
 子供に作文を書かせて、間違いを直して、書き直しをさせるような勉強をしていたのでは、決して楽しい勉強にはなりません。 
 お母さんと一緒に作文を書くから、楽しいだけで負担のない勉強になるのです。  

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