言葉の森 オンラインマガジン

言葉の森新聞2018年3月4週号■低学年の作文と高学年の作文■もっと字を丁寧に書かなきゃ、と言うよりも


カテゴリー: 2018年03月22日
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇創造性を育てる作文・読解・国語◇◆◇◆◇
                              
    毎週担当の先生から電話の指導がある続けやすい通信講座
    自宅で無料体験学習を受けられます
    お申し込みはこちらからどうぞ
	    https://www.mori7.com/

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


■■子供の勉強は、やらせることよりも、やらせないことを先に考える 
 幼児のころから、勉強も、スポーツも、音楽もといろいろなことをやって、どれも優秀な成績を収めている子がいました。 

 しかし、その子が、高学年になったころ、どれもほどほどにやるようになっていたのです。 
 どれも、一応合格点ぎりぎりのところまでやるが、決してそれ以上はやろうとしない、つまり熱中するような取り組みなどはなく、言われたことを言われた範囲できちんとこなすというやり方になっていたのです。 

 こういう子と反対の子もいました。
 大人が見て、いかにも無駄で無意味だと思われるようなことに熱中する子です。 
 しかし、その子が学年が上がり、入試に取り組むようになると、その集中力であっという間に実力をつけていきました。 

 小学校時代の子供の生活で大事なことは、今の成績を上げることではありません。 
 能率は悪くてもいいから、自分の意志でやることと、何かに熱中できる生活をすることです。 

 親は、子供の生活をコントロールする前に、まず自分が子供のころ、どういうことがうれしかったかを考えてみることです。 
 そして、自分にないものを子供に求めるのではなく、自分の今につながっていることと同じことを子供にも認めてあげることです。
 今の自分を形成しているものの中には、当時は無駄だと思われていたようなこともたくさんあったはずです。

 そうすれば、さまざまな勉強や習い事で子供の時間を埋めるのではなく、もっと役に立たないように見える時間を大切にすることができるのではないかと思います。 

▽昔の関連記事 
「勉強をコントールする力をつける――そのための親の勉強観」 
 https://www.mori7.com/as/2921.html  

■■低学年の作文、高学年の作文は頭の使い方が180度違う 
 低学年の作文と高学年の作文の最も大きな違いは、低学年の作文が題材中心であるのに対して、高学年の作文は主題中心であることです。  
 だから、よく出す例ですが、「私の友達」という題名で作文を書く場合、低学年のうちは友達とのさまざまな交流の出来事を書いていけばいいのですが、高学年になったら、「友情とは何か」ということを考えながら書いていくようになるのです。 
 そして、更に言えば、その主題に合わせて実例を選び直すという書き方をします。 

 同じ題名で書いていても、低学年と高学年では、頭の使い方が180度違うことが要求されるのです。 
 しかし、厳密にそういう評価をしたら、小学6年生の子でその要求に沿って書ける子はほとんどいなくなります。 
 だから、構成の形だけ指示して、その構成に合わせる勉強をする中で、学年が上がるにつれて次第に主題中心に書く書き方ができるようにしていくのです。 

▽関連記事 
「高学年になって作文が得意になるには、低学年のときからの作文指導が大事」 
https://www.mori7.com/as/2890.html  

■■すぐに書き出せる作文――そして密度濃く、楽しい授業 
 オンラインの作文の少人数クラスでは、開始の合図とともに、みんなが一斉に作文を書き出します。 
 通信指導や家庭学習で作文を書く場合、書き出す前にはエネルギーがかなり必要ですが、オンラインを少人数クラスではみんなが書き出すので自然にすぐに書き始める雰囲気ができあがります。 
 オンラインの少人数クラスのいいところは、このように他の人と一緒に交流することが勉強の励みになることです。 
 また、個別に説明が必要な場合は、ブレイクアウトセッションという分科会の会場に移動してもらい、その生徒だけに詳しく説明することができます。 
 これは、リアルな教室よりも優れている点です。 

 リアルな教室では、みんなが静かに書いている中で一人ひとりに個別の話をすると、中にはその声が気になって集中しにくいという子も出てきます。 
 作文の勉強は、他の勉強と違って人の声が聞こえるところではかなり書きにくくなるからです。 
 オンライン少人数クラスの場合は、静かな部屋は静かなままで書き続けることができます。 

 このオンラインの教室のもう一ついいところは、授業の様子をあとでお父さんやお母さんが見ることができるという点です。 
 先生がどんなことを説明して、子供がどんな風に勉強したかということが分かるのです。 
 また、授業のあとの保護者懇談なども、すぐに行うことができます。 

 オンラインの作文の少人数クラスは、先生にとっても利点があります。 
 それは赤ペン添削のような時間のかかることを大幅に省略して、口頭での説明を中心にできるからです。 
 口頭説明とは、作文の該当する箇所に番号をつけて、その番号のところを詳しく説明するのです。 
 ですから、同じ時間内に伝えられる内容はかなり多くなります。 

 オンライン少人数クラスの作文指導というのは、全く新しい授業形態なのでまだどこでも行われていないと思います。 
 しかし、これから作文指導の理想的な形として広がっていくと思います。 

 ところで、今、電話通信で作文の授業を受けている生徒は、今の先生のまま授業を続けたいと思っている人も多いと思います。 
 その場合は、今の電話通信の先生が、オンラインの作文の少人数クラスを担当するまで待っていただくといいと思います。 
 電話通信から、オンライン少人数クラスへの移行は、意外に早く進むのではないかと思っています。  

■■もっと字を丁寧に書かなきゃ、と言うよりも 
 子供の作文を見て、よく「もっと字をていねいに書かなきゃ」と言うお母さんがいます。 
 そう言いたい気持ちはわかりますが、問題は子供の字にあるのではなく、つい先に欠点を見て指摘しまうお母さんの方にあるのです。 

 そう考えれば、世の中は簡単です。 
 悪いことがあるのではなく、もちろんあることにはあるのですが、その悪い方を先に見てしまう心の姿勢の方にあるのです。 

 このことで思い出すのは、中村天風の話です。 
 あるとき、師のカリアッパ氏が天風に質問をしました。
 後ろから虎が追いかけてくる。やっと木に登ったら、その木の上から大蛇が近づいてくる。急いで枝から出ている蔦(つた)につかまったら、その蔦の根元をリスがかじっている。下は千尋(せんじん)の谷だ。どうする。 
 天風は、すかさず答えました。なあに、落ちてから考えりゃいい。 

 困ったことは、それが起きてから考えればいいという姿勢でいれば、どんなときでもたくましく生きていけます。 
 困ったことを先回りして考えれば考えるほど、人間は小さくなっていくのです。 

 真面目な人ほど、「○○しなかったら、○○しなくなるよ」というような言い方をします。 
 強調するために、二重に否定語を使ってしまうのです。 
 同じことを、「○○したら、○○するよ」と言うだけで、子供の受け取る感じは全く違ってきます。 
 聞いていて明るくなるのです。 

 あれも直して、これも直してと、直すだけで一生終わってしまうような生き方をするのではなく、まず最初に今あるいいところを生かしてそれを伸ばす工夫をすることです。 

 よいところを伸ばしているうちに、直すつもりだったところは単なる小さなエピソードになってしまうことがほとんどなのです。  

■■新しいコンセプトの勉強 
 今、新しいコンセプトの勉強を考えています。 

 第一は、先生の授業を聞くことよりも、生徒が自分で考えて発表することを大事にする勉強です。 
 第二は、みんなと同じ正しい答えを出すことよりも、自分らしい問題を作ることを大事にする勉強です。 
 第三は、子供だけにさせる勉強ではなく、お父さんお母さんと協力して行う過程を大事にする勉強です。 
 第四は、すぐ役に立つことばかりでなく、今は役に立つかどうかわからないようなことでも本人の好きなものをやることを大事にする勉強です。 

 これからの世の中は、ますます創造性が必要とされるようになります。 
 正しいことをきちんとこなす仕事は、人工知能が代替していきます。 

 答えのある勉強は学力の基礎ですが、その基礎は勉強の目的ではなく創造性を発揮するという勉強の手段です。
 だから、学校で教わる勉強以上のことをするのが、寺子屋オンラインの勉強です。 

 今度、寺子屋オンラインでは、理科、社会の勉強も取り入れる予定です。 
 テスト勉強という目から離れると、理科も社会も面白い創造的な勉強になるのです。  

----------------------------------------------------

■MagMagからのメールマガジンの登録と削除は下記のページで
(▼ダイジェスト版 マガジンID:0000000226)
https://tinyurl.com/ybkrlw5b
(▼完全版 マガジンID:0000132951)
https://tinyurl.com/yakxr3w3
 ■これまでの言葉の森新聞は下記のページで
https://www.mori7.net/mori/
 ■ホームページ
https://www.mori7.com/
 ■メール
mori@mori7.com

言葉の森 オンラインマガジン

RSSを登録する
発行周期 週刊
最新号 2018/07/23
部数 1,942部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

言葉の森 オンラインマガジン

RSSを登録する
発行周期 週刊
最新号 2018/07/23
部数 1,942部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

親鸞に学ぶ幸福論
【あなたを幸せにさせない理由はただ一つの心にあった。その心がなくなった瞬間に人生は一変する】と親鸞は解き明かします。 「本当の幸福とは何か」はっきり示す親鸞の教えを、初めての方にもわかるよう、身近な切り口から仏教講師が語ります。登録者にもれなく『あなたを幸せにさせない5つの間違った常識』小冊子プレゼント中。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン
サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

アーカイブ

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング