言葉の森 オンラインマガジン

言葉の森新聞2018年2月4週号■オンライン学習の紹介ページ■スマホやインターネットに熱中する子供をどうするか


カテゴリー: 2018年02月22日
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■■言葉の森のオンライン学習の紹介ページができました 
 言葉の森は、この3月からオンライン学習として、新たに「寺オン作文クラス」と「寺オン自主学習クラス」を開始します。 
 このオンライン学習について紹介するページができましたので、ご覧ください。 
https://www.mori7.net/teraon/syoukai/ 

 新しくスタートするオンライン学習の特徴は、5~6人の少人数クラスで行うことです。 
 参加する生徒が全員たっぷり話ができるような形で、生徒と先生の交流を深めながら勉強を進めていきます。 
 今は、時差の関係で、日本国内とアジアの生徒が参加しやすい時間設定をしていますが、今後、森林プロジェクトを海外で受講される方が増えれば、それらの人が講師としてオンラインクラスを担当できるようになります。 
 できるだけ早くアメリカやヨーロッパ在住の日本人の子供たちも、これらのオンライン学習に参加できるようにしたいと思っています。  

■■スマホやインターネットに熱中する子供をどうするか 
 中学生や高校生がスマホを持つと、年中YouTubeを見ていたり、Lineで友達とやりとりをしたりするようになると思います。 
 イギリスの中学生がfacebookをやりだしてから、途端に読書量が減った調査結果も出ています。 

 この問題に対して、多くのお母さん方はスマホを禁止するということを考えるようです。 
 しかし、その「禁止する」という方法では、問題は何も解決しません。  
 むしろ、親の管理がなくなったときに、子供が自分でコントロールできなくなるというマイナスの方が大きいのです。 

 では、どうしたらいいかというと、一つは本人がいろいろな誘惑に負ける経験を通して、その誘惑とうまく折り合いをつけてコントロールする方法を自分自身で身につけていくことです。 
 だから、親には、多少の脱線を大目に見てあげるような余裕が必要です。 

 しかし、もう一つのもっと根本的な対策は、スマホとインターネットによる受け身の娯楽ではない、より主体的な娯楽を作っていくことです。 

 その主体的な娯楽が勉強です。 
 と言っても、学校や塾で先生の授業を聞くような勉強ではなく、勉強の成果を他の人に発表したり新しい勉強を考え出したりするような創造的な勉強なのです。 

 例えば、思考発表クラブで子供たちが取り組んでいるような勉強は、スマホとインターネットによる娯楽よりもずっと面白いはずです。 
 そういう子供たちは、スマホとインターネットによる娯楽を楽しみながらも、それらとうまく折り合いをつけて自分の勉強を進めていくことができます。 

 似た例として、読書と漫画の関係を考えるとわかりやすいと思います。 
 漫画ばかり読んでいて本を読まない子がいた場合、漫画を禁止すれば本を読むようになるかというと、そういうことはありません。 

 読書の好きな子は、漫画も好きです。 
 どちらもたっぷり読むことが大事なのです。 

 遊びと勉強の関係も同じです。 
 遊んでばかりいて勉強しない子がいた場合、遊びを禁止すれば勉強するようになるかというとそういうことはありません。 

 勉強のできる子は、遊びも好きです。 
 よく遊び、よく学べが、最も健康的な過ごし方なのです。 

 大事なことは、子供が主体的に取り組みたいと思うものを見つけることです。 
 大人の役割は、マイナスを禁止することではなく、プラスを用意してあげることなのです。  

■■消える競争、育つ共創 
 これまでの社会は、競争によって発展してきました。 
 相手に負けない品質とコストによって競争に勝つということが、供給する側にとってもそれを消費する側にとっても利益のあることでした。 

 競争がなければ、かつての社会主義の悪しき平等のように、改善する意欲がなくなるということが言われていました。 

 今のスポーツや音楽のような人間的な活動においても、それに携わる喜びの多くは、スポーツや音楽そのものの喜びではなく競争に勝つことの喜びに結びついています。 
 しかし、この競争の元になっている哲学は何かといえば、それは欧米の個人主義だったのです。 

 個人の利益に立脚している限り、競争は個人と社会の両方の利益をつなぐ見えざる手と考えられます。  
 しかし、人間は個人で生きるのではなく集団で生きるのだという日本的な人間観に基づけば、この競争優位の考え方とはまた別の考え方が生まれてきます。 

 日本の文化の中には、個人ではなく集団で利益を分かち合うという考え方が根付いていました。 
 その一つの例が、運動会の赤組と白組の競争や、紅白歌合戦のようなグループに分かれた競争です。 

 この集団がひとつの単位となる競争においては、優れた個人と劣った個人は、競争の関係ではなく助け合う関係になります。 
 強い者が弱い者から奪うのではなく、強い者がその集団の中での弱い者を助けるという関係が生まれるのです。
 それによって弱い者が成長し強くなり、集団全体の強さが増すというのが、集団を単位とする他の集団の競争との利点でした。 

 今日の社会では、競争はますます速く激しくなっています。 
 それはインターネットの時代には、情報が瞬く間に広がり、情報の差による競争優位は瞬時に解消してしまうからです。
 このような時代に生き残るためには、競争から共創へと考え方を変えていく必要があります。 

 競争に勝つことを動機とするのではなく、強者が弱者を助け互いに成長することを動機とするような時代がやってきつつあるのです。 
 そういう形の文化を、教育の分野においても実現していきたいと思っています。  

■■究極の国語は理系 
 昔、学習院大学の学長だった木下是雄さんが、「理科系の作文技術」という本を書いていました。(1981年)

 私もちょうどそのころ、理詰めに書く文章が大事だと思っていたので、その内容を共感を持って読みました。 
 国語というと、文章表現の巧みさのようなところで評価されることが多いようですが、生活に役立つ国語は理屈で成り立つ国語です。 

 当時行われていた国語を教える学習塾では、学年が上がるにつれて古文や漢文の世界に進んでいくようでしたが、それは国語の本来の方向とは違う気がしました。 

 そこで考えたのは、国語の究極の目標は哲学であり、それはまた理系の頭脳を必要とするということでした。 

 今の国語の先生の多くは、文系の教科として国語を考えているので、子供たちにも理屈で説明しきれない心情や表情などを過大に評価する傾向があるように思います。 

 また表現の上でも、川がさらさらと流れているか、とうとうと流れているかというようなニュアンスの違いをやはり過剰に重視する傾向あるように思います。 

 さらさらか、とうとうかということは、文化の問題であって国語の問題ではありません。 
 国語の本質で大事なことは、流れているかどうかということと、更に詳しく説明するのであれば、その流量や速度や川幅や透明度がわかるように表現することです。 
 そして、それを単なる自然の記述だけに終わらせないために、そこにより抽象的な思考が入ってくるのです。 

 抽象的な思考とは、なぜそこにそう流れているのかとか、それをどう生かせるのかというような、今の川の現象面を超えた思考です。 

 だから、国語の好きな人は、国語でとどまらずに理系の勉強を進める必要があり、逆に、理系の人は国語の文章力を伸ばすようにしていくことが大切で、その両者の共通点は、哲学的な深い思考にあると思ったのです。  

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